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1.  39 刑法第三十九条 《ネタバレ》 
もうずいぶん前にラスト10分くらいを観たことがあったんですけど、この度最初からじっくり鑑賞しました。  堤真一の演技には感服しちゃいます、そして当たり前だけどみんな若い。 しかし、検察官に弁護士、刑事、鑑定人、みんな何かどこかがヘンという人ばっかりで、ボソボソと何言ってんのかよくわからんというのがいちばんストレスな映画でした。時々流れて来るジャズぽい音楽があわないし、グルグル回るようなカット割りが見辛いのね。 遂に決行、となって部屋へ行ってみたらすでに奥さんが。 女鑑定人の登場と同じくらいの誤算じゃないかと思うんですよね。 私が想像するに、奥さんは凶悪な人物の唯一の目撃者になるはずだったんじゃないかと、わざと飲み屋で絡んでるし。 あの奥さん、自分の旦那の事どこまで知ってたんだろ?確実にどっかおかしいていう歩き方してたし。 工藤啓輔の事件現場での犯行は実にあっさりとしていて、積年の恨みをはらすっていうものはあんまり感じないのね、 目には目をという具合の復讐の是非よりも、刑法39条の問題点、そしてたった6か月で社会に戻り、またやったということなんだと思います。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-09-14 00:10:40)
2.  三度目の殺人 《ネタバレ》 
映画としてはつまらなくはないです。 どんなラストなのか引っ張られはするんですが、登場人物の描き込みが浅いから 納得させられる内容ではないのが残念です。 二転三転する三隅の話、その理由すら提示されないのがどうにもこうにもイライラ、モヤモヤするのです。  まるで操り人形のように三隅に振り回される弁護士。 最初から最後までそれを見せられて終わってしまったという感じ。 何気にテーマはわかるんですが、それを語るにしたって、あの司法関係者たちは無能過ぎやしないか? それに法廷シーンに緊張感がないのが物足りない  是枝監督はやっぱり日常のなんでもない毎日を描きながらいろんなことを気付かせてくれるという 映画の方がいいです。 実はこの作品、映画専門チャンネルで何か月か前から度々放送されていて三度観たけど 感慨に浸るまではいきませんでした。  重盛が山中家を訪問するシーンで玄関のドアを開けた咲江が前髪を止めてたヘアピンを外して 前髪を手で直すとこ、唯一是枝監督らしいなと思ったシーンでした。 私も家にいる時はよくやってることで玄関チャイムが鳴るとまずヘアピン外して玄関の鏡で 跳ね上がった前髪をささっと直すから。  役所広司の演技にプラス1
[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-10-14 23:57:04)
3.  サム・サフィ 《ネタバレ》 
コレ登録されたんですね、ありがとうございます。観たのはもうずっと前だけど5回は観てる、大好きです。 自由奔放に生きてきた女の子が普通の生活がしたいなんて思うわけで、市役所に勤めはじめて誰も着ようとしないダサい制服を珍しがって着るとこが可笑しい。 この主演の女優がすごく魅力的です、ふくよかでなんとなく「ベティ・ブルー」のベアトリス・ダルにタイプが似てる、ベティみたいにイタくないけど。 長方形の皮をくるっと腰に巻いてビニールテープ張り付けて皮のミニスカートにするとこなんてもうサイコー。金魚の水槽もかわいかった。 天然で無邪気で愛のあるエヴァ、自由奔放な生活に「もう、うんざり」して、普通に平凡に生きたいなんて、やっぱり人間自分には無いモノに憧れて求めるもんなんだと思った映画でありました。感動とまではいかないけどユーモラスで微笑ましいおふらんす映画でした。  
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-12 23:46:41)
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