1. ぼくらの七日間戦争(1988)
《ネタバレ》 学校の対応だとか、先生に威厳がなくなったとか親の育て方だとかよく言われるようにになってしまった昨今ですので、そう云うことを余計に考えされられる内奥だと思いました。 確かに自分も先生に威厳がなくなったのでは?と思ったりしますし(すぐ体罰だとか言って問題にされますから)、親の育て方も「本当にこんなんで良いのかいな?」っていう人も時々見かけますが、威厳にしても、あまり押し付ければかえって反発も強くなりますし、そう云った対応の微妙な頃合がとても難しいと思いました。 そうした意味では、確かにあの対応だと(子どもたちにも多少なりとも非はあるとはいえ)反発も起きるなぁと思ったり。子どもたちはそれに対して反旗を翻すわけですが、学校の束縛から解放された彼らはとても生き生きと描かれてしましたし、後半の展開もなかなか面白かったです。 ただ、せっかく「大人なんて僕らの事なんて何にもわかっちゃいないんだッ!」と言うような主張があったにも拘らず、最後は憎い先生に仕返しして打ち上げ花火でド~ン!「次は国会だ~」で終了って、結局ただのドタバタコメディになっているようなのがちょっと惜しい(そう云うのりで作られてるのでしょうが…)。せめて、先生に自分たちの意見を主張したり、自分たちの起こした行動に対する“責任”というのも学んで欲しかったと思ったりしました。 …しかし、「学校の対応が悪い!」「いや、あんた等の育て方だ!」「一体何が不満なんだ!?」と言ってるようでは、こういう問題はなくなることはないでしょうね。 [DVD(邦画)] 6点(2006-11-27 03:57:05) |
2. 北斗の拳(1995)
平均点ワーストランキング堂々の1位に輝いてる本作。北斗の拳は好きですけど、元々小説を始め漫画、ゲーム等の映画化には微塵も期待してないのでそれが幸いしたのかなかなか楽しませてもらいましたよ。勿論突っ込みを入れればいくらでも入れられますけど、カンフーは今の似非カンフーよりはマシですし、↓わーるさんの仰るとおり、北斗の拳の元ネタがマッド・マックス2とわかればそれほどシドい物でもないと思います。それと、もし鑑賞する時はこの作品に至っては字幕より吹き替えをお薦めします。幾分かマシになってますよ(笑) 5点(2004-02-29 02:55:58)(笑:1票) (良:1票) |
3. ホワイトアウト(2000)
まあ、邦画にしては良く出来てると思うが、アクションにしては少し後半のテンポが遅いような気がする。 6点(2003-11-03 23:48:59) |
4. 火垂るの墓(1988)
スタジオジブリ作品の中で、唯一“大っ嫌い”な作品。 2点(2003-06-04 18:16:50) |
5. 鉄道員(ぽっぽや)(1999)
俺は広末涼子と大竹しのぶは嫌いなんですが、この映画は素晴らしく、好きな映画です。、雪国を舞台に、廃線が決まった駅で一人鉄道員として働く主人公。そして、幼くして亡くなった娘が、始めは子供、次は小学生、そして高校生の姿で現れる。その様子を、やさしい旋律と雪国の美しい景色とを織り交ぜて描く・・・その表現の仕方が、この映画にどことなく和やかな雰囲気を与えていると思います。俺は鉄っちゃん(鉄道マニア)ではないので、列車のことは良くわからないんですが、雪景色を背景にして走る鉄道車両は、どことなく偉大で、壮大なものを感じさせてくれます。この作品、志村けんも出てますが、相変わらずの演技でわれわれに笑い(の様なもの)を与えてくれます。これからも頑張ってください。 8点(2003-05-26 16:05:44) |
6. 仄暗い水の底から
いや~全体にどんよりとした雰囲気がある。雨が降っているということもあるんだけど、あのじめじめとした独特の感じは。日本ホラーでなきゃ表現できないでしょう。夫とは別居中、頼れる者は誰もいないという孤独から来る恐怖。上の部屋の状態なんて正に異世界に迷い込んでしまったような印象を受ける。そしてラスト、驚愕の事実が解り、…と、ここまでの展開は非常に良かった。しかし、あのエレベーターの後半シーン以降は何?前半の、少女の幽霊が襲い掛かってきた所で終わりにしておけばホラーとしては最高の終わり方だったのに、あそこで親子愛を描く必要があるんですか??これはホラーでしょ?人を怖がらせる映画でしょ?感動モノなら他でやって下さい。あそこまでが非常に良かったため、その後からが凄くガッカリです。点数は、エレベーター前半までで8点、後半以降で-3点で計5点という事で。 5点(2003-05-22 01:07:09) |