1. リゾートバイト
《ネタバレ》 有名な都市伝説というかネットミームを映画化した作品。 前半は大学生のキラキラ青春映画と見紛う場面があり、観る作品間違えたかな?という感じでしたが、隠し階段を発見し謎の儀式部屋を派遣したあたりからちゃんと怖くなってきました。 打って変わって後半はもう色んな意味でやりたい放題、リゾートバイトの話のはずが八尺様の都市伝説に切り替わっていくのでまたまた「俺の観てるのは何なんだろう?」という感じなのですが、そこからは別の意味で楽しい展開になっていくので結果飽きずに観ることができましたし、オチはしっかりホラーでした。 純然たるホラー映画を期待するとなんか違う、となってしまうのですが、「そういう作品」と割り切ってみるととても面白い作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2023-11-09 01:39:40) |
2. 竜とそばかすの姫
《ネタバレ》 同じ仮想現実が舞台な作品では自分はサマー・ウォーズの方が断然好きですけど、じゃあ面白くなかったといえばそんなことはなく、ミュージカルになったりバトル漫画風になったりとコロコロ展開が変わるので観ていて面白かったです。 まあ、母親との死別が原因で歌えなくなり、それが結構なキーになるのにその母とのエピソードがずいぶんサラッとしすぎじゃね?とか、Uの世界に入り込む展開急すぎじゃね?とか、竜の正体が唐突すぎね?とかそもそも問題解決してなくね?とか色々と出てはくるのですが、ネットに登場した匿名のディーバの考察が勝手にされていたり、手のひら返したようにアンチが賛同してきたり、自称警察が登場して勝手に治安維持してたりとか、ネットの世界のアレやこれやをうまく皮肉っていて、それはサマー・ウォーズの時よりもより身近になっている気がします。 対する現実世界でも、あらぬ噂から目をつけられて大炎上、などは今の学生さんの抱える問題として非常にタイムリーだと思いました。 まあ、正直詰め込みすぎかな?とは思うのですが、じゃあどこを削るか、と言われると、肝腎要のライブシーン?くらいしか思いつきませんし、だからって削れるかと言われれば削れるわけでもないので、まあちょうど良いのかな、と。 キャラクターについては、アバターのベルについては好みではないのですが、現実世界のすずの方が(不器用さ含めて)好きなのと、青春アニメっぽいシーンがたくさん盛り込まれていて、アニメだからこそのデフォルメ(顔が赤くなったりギャグ顔になったり)、臭いセリフでも違和感なく耳に入ってきたりしたので、よかったです。 寓話としての美女と野獣なバーチャル、それに対する自己覚知のリアルといった二段構成の物語も見終わってみればなかなか見応えあり、ライブシーン共々なんだかんだ「観ていて楽しい」作品でした。 余談ですが、竜っていうタイトルなのでてっきり「ドラゴン」的なのが出てくるのかと思いきや、普通に獣人で「名前なのかよ!?」とツッコんでしまったのは内緒。 [映画館(邦画)] 7点(2021-07-24 18:58:39) |
3. 輪廻(2005)
《ネタバレ》 う~…ん、決して素材自体はそれほど悪いとは思わないのですが、やはりお決まりのびっくり描写、心霊描写等が多くてどうもいまいち、という感じがしました。 大体、亡霊(ということにしておこう)が何人と集まっても、どうしてもコメディに見えてしまって怖さが感じられないんですよね。まあこれは個人の感性の問題なんですけど。もっとこう、ここぞ、という時にとびっきりのものを見せてほしいと思います。 まあ、敢えて良いシーンを選ぶとしたら、冒頭の、人形の顔が崩れるところ、そして後半、人形がしゃべるとこと、でしょうか。 そして、あのオチ。 まあ、なんていうか、またそっち系?ということしか思えないんですよね。まあすべて悪いとは言いませんが。 呪怨のヒットで注目された人ですけど、あのOV版のなんとも言えない感じはたぶん、もう味わえないでしょうね。 [DVD(邦画)] 5点(2007-10-16 00:34:53) |
4. リンダ リンダ リンダ
《ネタバレ》 「スクール・オブ・ロック」よりもスクール・オブ・ロックらしくて、「パッチギ」よりも不快感が少ない映画、といった感じでしょうか。 まあ、前者はある意味でロック魂の塊のような映画ですし、後者は男の友情の証のような喧嘩と、イムジン河にあらわされるような民族問題等の問題が含まれてますので、どれがどうというわけではありませんが。 この作品は、そうした強烈な主張もなければ、魂のようなものもあまりありませんが、現代的な高校時代というある一定の期間を描き出すというこについては、よく描けてるのではないでしょうか。 些細な事から起こる喧嘩や、恋愛模様、別に文化祭で演奏したからってどうということはないけど、そう云うある意味で“無意味”なことに情熱を傾ける。 ま、自分が近い年齢だから余計にそう感じるのでしょうけど、彼女たちには妙に共感しました。 あ、あとはロケ地が知ってる場所だったからってのもあるかも(笑)。 余談ですが、楽曲でTRAIN TRSINが入ってれば1点プラスしたかもしれません。 [DVD(邦画)] 8点(2006-03-17 03:20:17) |
5. リング0 バースデイ
完全に外伝的作品。貞子の生い立ちなどを描くのなんて1作目のあの説明だけで十分だし、1つの作品として映画化する必要全くなし。しかも、いまさら貞子は二人…なんていわれても、後設定いっぱいくっつけたみたいで説得力がまるでない。しかもまったく怖くない。 1点(2003-06-01 02:45:36) |
6. リング2
俺はこれより先に“死国”を見てしまった・・・正直、やってしまった。「リング2と2本立てで見た人は絶対面白いと感じたと思うけどな~」という死国のコメント、その意味がようやくわかった。確かにその通り。前作まではまだマシな方だったのに、この作品は何?まず第一に、こんな広い空間で恐怖を表現するのが無理な話。誰にも話せず、たった一人で死の恐怖に怯えるという持ち味がまったくといっていいほど失われている。しかも、心霊現象を科学的に解明しようなんてもってのほか!怖いもの正体を論理的に分析なんてしたら自分から“この映画怖くないよ”と宣伝してるようなもんじゃないか!ダメダメ、まったくの駄作!(個人的に死国は好きなので駄作とは思っていないが)これ見た後に死国見りゃよかった… 1点(2003-05-27 17:05:54) |
7. RETURNER リターナー
元々このタイプの日本映画にはあまり期待してなかったんですよ。いくらCGだけじゃいい映画は出来ないといっても、この手の映画はやはりある程度のCG技術などは必要なわけで、しかしハリウッドのように1本の映画に億の単位のお金はかけられるはずもないので、CM見た時も、主題歌をうたってるレニー・クラヴィッツ以外はあまり気にはしてませんでした。しかしこの前やっと見たんですが、結構頑張ってるじゃないですか。鈴木杏の、やけに男勝りなセリフには違和感を感じましたが、それ以外は結構イイ線いってるじゃないですか。皆さんのおっしゃる通り、マトリックスなどの映画のパクりという感じは否めないけれど、それはただ技術としてはそれらの映画を下敷きにしているけれど、本家のマトリックスは日本のアニメ(AKIRAなど)を土台にしているわけで、むしろ話の中に登場する“擬態宇宙船”や、“ソニックムーバー”(サイボーグ009にも同様のものが出てましたね。それに時間操作系といって忘れちゃいけないのがジョジョの奇妙な冒険)などといった小道具は、わが国特有のアニメ文化を象徴するものとして、オリジナリティにあふれているものだと思います。本場にはまだ劣るものの、日本映画でここまでやったことに対して6点、後は“マグネバン”のシーンでの金城さんの演技&表情に+1点という事で。 7点(2003-05-18 15:57:27)(良:1票) |
8. リング(1998)
公開された当初、友達は怖い怖いとみんな言ってました。「そんなわけない」と思い見て見たら……………やっぱり怖くなかった。むしろどこで怖がれと?残念ながら俺にはちと物足りなかったな。 5点(2003-04-27 01:27:35) |