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201.  ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ ウルトラマンガイア 超時空の大決戦 《ネタバレ》 
ウルトラマンがテレビ放送されているパラレルワールドの話。ウルトラマンが大好きな少年は、夢で赤い玉と廃墟に佇む少女の不思議な夢を見る。翌日、夢で見た少女が同じクラスに転向してくる。少年は少女にガリバーの本を見せると約束。どこからか赤い玉が出現する。この玉に願えば、何でも叶うという声が聞こえる。少年は疑いつつも、ガイアこと我夢を呼ぶことを願う。異世界へ呼び出されて驚く我夢。少年は不用意にも怪獣を呼び出してしまう。ガイアが倒す。少年は我夢にガリバーの本を渡し、サインをねだる。自然と元の世界に戻った我夢は記憶がない。が、ガリバーの本を見て記憶が戻る。そして玉をスキャンして調査したことを思い出し、結果を見る。玉は別世界の人類が作成した究極のマシンだった。心に描いたことを全て実現させる、物質文明の最終到達点。欲望のエネルギーを吸収して成長する。だが欲望に終わりはなく、世界の滅亡に導く。「わたしはいろんな世界の滅亡を見てきた。わたしは作られるべきではなかった」と玉の記憶は言う。少年の世界が危ないと知った我夢は、異次元移動装置で時空移動。そこでは悪ガキが赤い玉を盗み、最強の凶悪怪獣を出現させていた。破壊される町。我夢はガイアに変身して戦うが不利な状況に。少年は勇気をしぼって、危険な場所にある玉まで到着。そのとき怪獣の光線で建物が爆破。咄嗟に「ひかりを」と願う。するとウルトラマンティガとダイナが出現、少年は助かる。2ウルトラマンはガイアを助け怪獣を倒す。全てが終わったあと、少年は玉に「消えてなくなれ」と願う。玉は少女の元へ移動。玉と少女は一体のものだったのだ。少年はためらうが、我夢に促され、もう一度同じことを願う。玉と少女は消えた。翌日少女が転向してきた。それは全くの別人だった。少年は自分がこの世界の未来を守ったことを知った。少年は少女に我夢のサインのあるガリバーの本を見せる。という子供向けのお話。ツッコム気にはなれず。人は誰でも一人じゃない、勇気があれば何でもできる、という説教めいたサブテーマもある。小学校低学年がせんべいを食べながら安心して観ていられる映画。それ以上の年代には退屈。観どころ特になし。
[DVD(邦画)] 3点(2010-03-13 20:02:50)
202.  シベリア超特急 《ネタバレ》 
悲劇の連鎖を生む戦争を起こしてはいけないという反戦映画。それなのに主人公はB級戦犯の山下奉文陸軍中将(後に大将)という首をかしげる設定。山下が生き残るのはわかっているので、もともと少ないサスペンスがさらに半減する。致命的である。水野晴郎は山下奉文を尊敬するあまり、本名を「山下奉大」と改名していたそうである。このあたりで既に理解に苦しむ。それに2,3人の軍人を殺したからといって戦争が回避できるはずがないではないか。彼女達の殺人の動機は単純な憎しみであり、偶然の交換殺人である。戦争の悲劇を描いているとも思えない。冒頭の自殺シーンは、映画終了後の寸劇につながってるとは、あきれ果ててものがいえない。真面目な反戦映画ではなかったのか。車掌の死体が発見された時点で全車両中大騒ぎとなるはずだが、何事もなかったかのように物語が進むのがオカシイ。山下を殺しに来たリーランが何もかも話しすぎ。これから殺そうとうする相手に何もかも懇切丁寧に教えてやることないじゃん。あーあ、だからあんなことになっちゃった。書記官の恋人とリーランがウリ二つという設定は安直。リーランが一目見て書記官を好きになるのもへん。
[DVD(邦画)] 1点(2010-03-11 17:10:20)(良:2票)
203.  MW-ムウ- 《ネタバレ》 
米軍が秘密裏に島で殺人ガスを製作。ガスが漏れて島民多数死亡。発覚を恐れ米軍は残った島民を殺害。島を出ていた島民には秘密を守ることを条件に出世コースを用意。結城と賀来だけは奇跡的に島を脱出、生き残った。賀来は神父になる。ガスを吸って余命少ない結城は復讐を決意。復讐するとしたら普通は、MWの存在を明らかにして米軍と日本政府の陰謀を明らかにすることだが。彼の矛先は少し違う。まずMWの謎に迫った新聞記者を殺し、生存した島民も次々殺した。MWがあることを知ると、強奪してテロ組織に売るという。コイツはアホですか?余命ないはずですよね。どれもこれも行き当たりばったりでつまらない。刑事を呼び出して殺すのなんて愚の骨頂。賀来に罪の意識をきせる意図らしいが、意味をなしてない。悪を悪として描ききれてないので、復讐物語が成立していないのです。①娘をタイで誘拐して現金強奪するなど手の込んだことをする必要はなし。さっさと殺せばいい。自白させて情報を得ようとしないのは何故。②本部長に横領の罪をきせる理由がない。自白させ、さっさと殺せばいい。③結城は部屋に何故あんなに大金を持っているの?お金は政治家に渡したはず。④結城の部屋に指紋がひとつも無いのはありえない。⑤そもそも孤児の結城は大手銀行に就職できないと思う。⑥結城は政治家になかなか復讐しないのは何故?ザコばかり殺しても意味がない。⑦事件の真相に迫った川村記者を殺す必要なし。⑧事故死した川村記者は何故スクープの内容をデスクに話しておかなかったのか。⑨島の貯水池にはMWはなかった。なのに米軍のヘリがいきなり機銃掃射するのは不自然。⑩米軍基地であんなに簡単に秘密兵器を奪取できるはずがない。⑪神父さん、髪を切れや!⑫あの刑事は不自然にカンが働きすぎ。⑬煮え切らないラストがいや!結城は余命がなかった筈じゃないのか!
[DVD(邦画)] 4点(2010-03-10 22:54:49)
204.  感染列島 《ネタバレ》 
ある病院で新型インフルエンザが発生。病人を診察した松岡医師とWHOから派遣された栄子は元恋人同士という少女漫画的設定。松岡は病院をほっぽり出して、感染源の家族の家に聞き取りに行ったり、感染源を調べにミナス島に行ったり、恋人のいる長野へ行ったり、ありえない展開のオンパレード。■日本に病原菌を持ちこんだのは、立花(嶋田久作)医師だが、彼は日本にいる間に発症し、吐血していた。それなのに外国のミナス島に感染源を調べに行っている。発症したら二日も持たない筈だが。それにウイルスのことを誰にも知らせないのはどういうことだ。医者ならすぐに日本へ電話しなさい!というか、日本にいたときに診察を受けなさい!手記を残すならメールしなさい!■感染者が日本人だけなのはありえない。国国際社会なのだから。鉄道が止まって日本中の交通機関やさまざまなインフラ、経済活動がマヒしているそうだが、だったらその様子を詳しく描写すべきだった。恋愛に割く時間があれば、そのような描写に力を入れるべきだったと思う。それがテーマの映画なのだから。政治家などもだすべきだろう。■ウイルスはなかなか発見できなかったが、民間学者の竹中はすぐに発見できた。その理由を説明して欲しい。単純に電子顕微鏡で見つかるのなら国際機関ですぐに見つかっているはずだ。■感染、発病、死亡に至る経緯が詳しく説明されていない。ミナス島では何人かの人が血を吐きながらゾンビのように生きていた。■演技力や演出に問題がある。みんないつも髪の毛サラサラで、顔色もいい。疲労困憊の姿が見えてこないのだ。松岡と栄子の最後のシーン。自動車がガス欠⇒病院へ走る⇒栄子心拍停止⇒松岡がDC治療⇒栄子意識戻る⇒栄子死亡⇒松岡無医師村へ勤務、という流れ。脚本に作為がありすぎて好感が持てない。栄子は感染しているのち治療をするのにも問題あり。栄子の行った血清療法で、中学の女の子は助かるのに、栄子は失敗という矛盾。栄子が医者を目指した理由とか、「明日地球が滅びるとも、君はリンゴの木を植える」というマルチンルターの言葉にしても、きれいごと過ぎる。だからリアリティがないのだ。この種の映画ではリアリティがあるからこそ、恐怖を感じるのだ。■感染すれば目、鼻、口から吐血するという過激な演出をしていても、死亡者1200万人というパンデミックの悲惨さは伝わってこない。主人公に演技力がないせいもある。
[DVD(邦画)] 5点(2010-03-07 11:07:50)
205.  零戦燃ゆ 《ネタバレ》 
ゼロ戦を描きたかったのか、戦争を描きたかったのか、人間を描きたかったのか。どれも中途半端。薄っぺらいナレーション、戦争ドラマ、人間ドラマが展開する。戦争ものだが、午後の紅茶でも飲みながらゆっくりと時間を過ごしたいときに見る退屈映画にはぴったりです。途中であくびが出ること請け合いです。いまさら、おもちゃの戦闘機による空中戦を見せられても感動するわけもありません。演技もヘタですね。早見優はかわいかったです。それだけ。
[ビデオ(邦画)] 3点(2010-03-05 17:55:26)
206.  チーム・バチスタの栄光 《ネタバレ》 
医療事故に見せかけた連続殺人事件という重いテーマを扱っているが、コメディタッチというのはどういうことか。田口医師が手術を目撃して恐怖をまざまざと体験したり、垣谷医師がはじめてのバチスタ手術に成功して、緊張感から解放されて後ろに倒れこむという印象的な場面があった。命の重さを十分に表現できている。一方で、ソフトボールの試合に乱入したり、うどんをおかずにそばを食べたり、容疑者を動物でたとえてパズルにしたりしている。バランスが悪いのだ。■犯人の殺人動機が「娯楽」「カーニバル」ということらしいが、そういう心情に至る経緯が全く触れられていないのが最大の欠点。まじめに勤務していた医師がある時期から快楽殺人を実行するわけだが、その怪物のような人物像に全く迫らないというのはおかしい。仕事が忙しいくらいしか触れられないのは理解に苦しむ。人間を描く努力をしてほしい。忖度するに原作者は「うまい殺人方法」は考えついたものの「うまい動機」は考えつかなかったのだろう。社会はミステリとしては失格である。■半分しか見えない目で手術を行った桐生医師は無罪放免というのも納得がいかない。「お二人のやられたことは立派な殺人です」と白鳥が啖呵を切っていたが、その言葉はどうなった?それより田口と白鳥は桐生の目の下半分が見えてないとどうやって看破ったのだろうか?心臓の切開場所を人任せにしているからとのことだが、本当に見えなければ手術などできないではないか。それに患者は手術中にすでに死亡しているわけで、それなら体温低下などの何らかの異常が見つかるはずだ。手術の様子は映像に収められているので、犯人は人工心肺医師か麻薬医師とすぐに察しがつくと思うが、どうだろうか?■院長にしても、目立ちたがりやの医師にしても、ウソ泣きの看護師にしても、登場人物全員が薄っぺらい。■聞き取り調査が被疑者の人物像を浮き立たせる肝と思うが、あっさりしすぎていた。謎が謎を呼ぶような展開、雰囲気が欲しかった。謎解きの二段落ちは評価できる。いずれにせよ、このような病院で手術は受けたくないものである。
[DVD(邦画)] 5点(2010-03-05 08:16:03)
207.  劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー 《ネタバレ》 
背景となる世界観が把握できなかった。内容がダークすぎる。正義の味方とおもっていたら悪の首領だったとか、妹が唐突にショッカーの親玉になるとか。裏切りに次ぐ裏切り、ディケイドの態度もコロコロ変わってしまい、混乱させられる。ショッカーの隊員が砲弾のように空を飛び、ビルを破壊し、人々を殺戮するシーンはやりすぎ。こういった変身ヒーローものはスカっとした明るさが欲しい。白は白、黒は黒とはっきり区別することで安心して見ていられるのだ。ショッカーもライダーも巨大化してしまったら、まるでウルトラマンになってしまう。いくらなんでも暴走しすぎだろう。ヤケにならないで、真面目に脚本考えてほしい。■夢の仮面ライダー対決を実現させたのは手柄だ。だが、死んだはずのライダーがすぐに蘇って、大ショッカーと戦うのは強引すぎ。きちんと話の整合性をもたせよう。イカデビルの老人もしかり。子供向けだからといってテキトーな脚本でもいいと思っているのなら、原作者に失礼だ。■夏海は何の活躍もしないね。かわいそ。
[DVD(邦画)] 3点(2010-03-05 00:29:20)
208.  つみきのいえ 《ネタバレ》 
町全体が海に沈んでおり、海面がどんどん上昇しているようです。船で物資が届けられるので、人間社会は崩壊してなさそう。おじいさんは家族との思い出を大切にしながら余生を送りたいので、あの家を敢えて離れないのですね。というか町全体に愛着があるようです。子供時代から住んでいるふるさとだから。そして愛する妻との恋愛の思い出もある。幼馴染というところが泣かせますね。生涯一度の恋を貫いた理想的な人生だったのですが、老後は悲劇的です。それにしてもまあ、奇妙な生活ぶりで、悪くいえば偏執的傾向のあるご老人ですね。これは言い過ぎでしょうか。長年の孤独がご老人をそうさせたと解釈しましょう。■海面が上昇するに従って、上階に改築を重ねていったのでしょうか?であれば床下にドアがある奇妙な構造の説明がつきますが。しかし階下には家族の思い出が詰まっています。海面上昇に遭いながらも、何十年かは一緒に住んでいたのかもしれません。家族が水禍で亡くなってしまったと考えれば、老人の気持ちもさらに理解できようというものです。ご老人はあの家で死を迎えるつもりですね。心は家族との思い出に水没しながら。思い出にふけること以外に何の楽しみもないご老体を見るのはつらいです。最後は前向きに生きる姿を見たかったのは無いものねだりでしょうか。希望がないアニメに思えてしかたありません。■地球温暖化へのメッセージが込められいるという意見があります。たぶんそうでしょう。町全体が徐々に海底に沈むことは歴史上稀有なことですから。老人は人類を恨んでいるのかもしれません。それでさらに孤独が増した考えれば、よけい同情しますよ。■「汚れなき子供」向けのアニメを「汚れある大人」が鑑賞すればこんな感想が出てきます。ああ、わが心の中の汚れの海面も上昇しているようです。子供のときに観たかった。
[DVD(邦画)] 6点(2010-03-04 12:16:17)
209.  20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗 《ネタバレ》 
1章は謎が謎を呼ぶ展開でそこそこ楽しめました。でも2章で失速。1章の主人公がいなくなりますしね。「ともだち」教団が信者を増やしてゆく様子が描かれていません。ここが重要なところなんですがね。これが無いので、胡散臭さが目立ちます。普通あんな覆面の男のいうことなんて誰も信じないでしょう。リアリティがゼロですね。「世界が滅亡します。自分を信じる者だけが生き残る」なんてバカです。空中浮遊を舞台袖で手伝っていた人までが信じますが、どういうことなのか?「復活劇」は噴飯ものです。第3章は少しマシになります。筋道立てて伏線や謎が一応丁寧に説明・解決されています。■悪役の心の闇も描かれています。でも自殺志願の少年が、世界征服・人類滅亡を本気で実現しようとするでしょうか?それも子供の書いた「預言書」そのままの筋書きで。漫画だとバーチャル世界なのでいいんですが、実写でやられると違和感大ありです。カツマタ君は美人の恋人がいて子供もいます。大人になって幸せをつかみ取ったはずなのですが。オペラ座の怪人のように「異常な人間」にすれば相応しかったのですが。■70年代のテレビ、マンガ、アニメ、ときわ荘、万博などの小ネタが満載で、にやりとさせられます。遊び心満載ですが、これはシリアス映画なのでそぐわない気がします。おバカ映画なのか、シリアスものなのかはっきりして欲しいですね。世界征服、人類滅亡という壮大なテーマで、実際何億人もの人が死にます。世界中でパニックが起こっている筈なのに物語は東京ばかりで、とてもチープな印象。コンサートシーンもつまらない。巨悪に立ち向かう正義の味方の反抗がばからしいほどちゃちくて、うんざりします。もっと頭を使った頭脳戦を見たかったです。インターネットが出てこないのも不思議。■ところで最後、バーチャルアトラクションで主人公が犯人の子供に謝罪しますが、これに何の意味があるのか?
[DVD(邦画)] 5点(2010-03-03 23:25:01)
210.  ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン 《ネタバレ》 
ゲームを知らないで鑑賞。正直よくわかりませんでした。売りは何度も繰り広げられる超絶高速バトルなのでしょうが、リアリティーがなく、退屈でした。マトリックスのパクリにしか見えませんよ。キーであるセイコン(聖痕?)の意味があいまいなまま終了したのが残念。雨が降ってセイコンが治った理由も、それでも治らなかった人が最後の池に入ったら治った理由も不明。地球が怒っているからセイコンという病気が蔓延したと説明してましたけど、どういうことでしょうかね。最後地球の怒りはなくなったんでしょうか。地球は癒されたんでしょうか。クラウドの腕にもあるよね。でも服で腕が見えないよね。分かりづらいよね。敵役の銀髪三人組が、いい年こいて、「母さん、母さん」と連発するので幼稚に思えました。思念体+セイコン+母さんの細胞=セフィロス復活?それがリユニオン?むずかし~ですね。手下の獣が突然現れるのも不思議です。結局はただのザコキャラなんですね。空から出現した召還獣は正直大きすぎると思いました。ほどほどにしないとリアリティがなく、怖さを感じないですよ。母さんの細胞を探すのが目的にしちゃ、おおげさすぎませんか?そうそう、最初に出た「北の大空洞」って何ですかね?銃声がしてたけど、そこで何が起こったのか?「何もなかった」と社長が言ってたけど、どーいうこと?それと少女マリンは捕まっても簡単に逃げ出せましたね。甘いですね。そもそも銀髪三人組が子供たちに何をしたかったんでしょう?エネルギーを奪いたかったんですか?なぜ子供なのか?社長の神羅カンパニー復活計画はどうなったの?中途半端に終わってませんか?あと妙に気になったのは、雨にぬれても髪の毛サラサラのままだったこと。濡髪を見たかった。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-22 20:53:06)
211.  ファイナルファンタジー 《ネタバレ》 
いろんな意味で単調な映画。まず色が少ない。終始暗いモノトーンが続く。服も宇宙船も飛行機も壁もなにもかも無地。顔の表情も乏しい。悲しみや必死さという感情が表現できてない。だから全く感情移入できず、暗い気分になる。鬱の人には勧められない映画だ。キャラも目新しものがない。女博士は美人だが、かわいげがない。あとはエイリアン2のパクリ。悪役将軍がひどい。効果が無いと分かっているのにクレータを攻撃を強行、亡霊をわざと基地に入れる、限界を超えてゼウス砲を使用して宇宙船自爆。ただ愚かなだけで、魅力がない。敵が強いのなら面白いが、味方が足を引っ張るのはストレスになるだけ。人類はとりあえず安全な場所にいるのだから、あせる必要はないはず。敵の攻撃がすさまじく、人類絶滅まで時間があまり残されていないという設定なら納得できたのだが。SFにありがちだが、説明不足の部分が多い。①隕石に乗ってやってきた亡霊が地球を侵略してゆく映像がほとんどない。だから現在の危機的状況が把握しにくい。世界観を丁寧に描くべきだった。②アキはどうして夢で亡霊の星の出来事を知るのか?亡霊が体内にいるからと思うが説明はない。また亡霊が体内に入って助かった経緯も説明不足。③亡霊はバリア基地の通路では死ぬはずなのにどうして死なかったのか?④亡霊は見えない設定だが、帯電して見えるようになり、最後は帯電してないのに見えてる。⑤亡霊に銃を撃って効果がある説明がない。⑥人が亡霊に接触すると青い姿のものが取りだされる。あれは何?⑦亡霊の星はどうして爆発したのか?戦争が原因だろうか。⑧地球のガイア(精神体)と亡霊の星のガイアが合体して、何が起こったのか?亡霊の星のガイアが浄化されたと思うが、分かりづらい。⑨8つの生命体の説明が不足。どうして8つ必要なの?ドラゴンボール?⑩最初の囮作戦が失敗した理由は?将軍の陰謀?⑪亡霊が宇宙船を襲わないのはどうして?⑫あの鳥だけどうして生きてるの?餌は何?…とまあこんな風に疑問はどんどん出てきます。この手の映画では、見終わって、「地球が助かった、ああ嬉しい」というカタルシスが得られなければ失敗でしょう。「やっと映画が終わった。ああ嬉しい」という人が多かったので、ギネスに載るほどの赤字を生んだのでしょう。悲しい映画です。
[DVD(字幕)] 4点(2010-02-22 16:37:25)
212.  ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち 《ネタバレ》 
大ボスが悪賢くて、残忍で、強いというのが魅力です。国王に化けて人民を騙し、国王軍と反乱軍を対決させる。国を乗っ取ろうとしたのですが、本当の目的はある宝物を手に入れることでしたが、それが曖昧のまま終わったのは残念。触れたものに変身できる敵がいたのですが、たいした活躍もせずに終わりました。あんな登場の仕方をしたのですから、きっと伏線だろうと期待していたのに。中ボスの女は意味なく大ボスにやられておしまい。仲間割れはいけません。ルフィたちは不死身で、どんなに危機に陥っても最後は勝つというお約束があるので、いくらアクションが激しくても安心して見ていられる。自己犠牲が売り物ですが、死には至りません。そこらへんがちょっと欠点でしょうか?時限爆弾処理で一人犠牲になりましたが、あれがルフィーの仲間だったらどう思ったでしょうか。彼らは仲間意識が強く、友情に厚く、涙もろく、感情過多です。各々自分の夢の実現をめざして航海しているのですが、全員違う夢です。これほど友情を前面に押し出したアニメは他にないのではないでしょうか?ある意味ベタベタです。マンネリに陥りやすいので、サスペンスや恋愛の要素を加えるとよいのではないでしょうか。
[DVD(邦画)] 5点(2009-11-10 05:26:02)
213.  名探偵コナン 水平線上の陰謀 《ネタバレ》 
退屈でした。倒叙形式で、最初から犯人がわかっている。殺害方法やアリバイトリックは稚拙きわまりない。テープで通話中と見せかけるとか、「過去の秘密を知っているから」と呼び出すとか、ひどすぎる。実はこれが作者が観客に仕掛けたトリックで、真犯人は別にいたというのがオチなのだが、これがまた酷い。奥さんを殺したいがために、奥さんに変装し、仮犯人に殺したふりをし、そのあと自分で殺すとか、行動が意味不明。仮犯人と会長がもみ合っているのをナイフで刺しておきながら、仮犯人はそれに気づかないとか。噴飯ものだ。自分の設計した船を沈めて喜んでいるのもどうかと思う。毛利探偵の推理ショーもぐだぐだ。それに過去の事件の犯人の船長のこともきちんと片が付いていない。盛り上げようと意味無く真犯人と毛利探偵を闘わせたり、蘭が船に閉じ込められたりと強引な演出。おこちゃま向けですな。ただかくれんぼのエピソードや貝の金メダルの小ネタがきちんと絡んでくるところは見事。人間ドラマの部分では、無駄がないです。犯人がザコで、カリスマ性がないのが欠点。次回は超絶トリックを期待します。
[DVD(邦画)] 5点(2009-11-10 02:49:21)
214.  雲のむこう、約束の場所 《ネタバレ》 
日本が南北分断し、北海道が蝦夷と呼ばれる独立国。そこにそびえるユニオンの塔は平行宇宙により世界を書き換えるという超絶兵器。平行宇宙はどういうわけか緩やかにしか機能せず、ほとんどが佐由理という少女の夢の中に吸い込まれる。佐由理は原因不明で3年間眠り続けており、彼女が目覚めると世界が滅びる。浩紀は佐由理を目覚めさせるために、自作の飛行機で塔に侵入。佐由理は目覚め、直後爆弾を発射、塔は崩壊する。塔はかつて浩紀と拓也のあこがれの場所で、いつか飛行機で佐由理をそこに連れてゆくと約束していた。説明不足が目立つ作品だ。佐由理の特殊さは、塔の設計者が佐由理の祖父だからとしか説明がない。爆弾一発で崩壊するなら、いつでも簡単に攻撃できたはず。なんともあっけないラストだ。塔の開発者は登場しないし、あの塔が製作できたなら、もっとすごい兵器を持っていてもおかしくないはずだが、それもなし。しょぼい世界観。そもそも戦争だ、宣戦布告だと騒いでいるのに、登場人物の緊張感のないこと。拓也と研究員の女の恋愛は物語に絡まないのでカットすべき。全体に危機感がないので、だから観ていてのめり込めないのだ。また浩紀と拓也のバイト先の社長岡部がテロリストの親分であったり、拓也の通う研究室の室長と岡部が旧知の仲だったり、拓也が国家保護下の佐由理を研究室から簡単に連れ出せたり、中学生二人がジェットエンジン飛行機と製作できたりと、いい加減なご都合主義も目立つ。二人のうちどちらかが特殊能力を持っているとか、権力を利用できる立場にあるとかすればよかったのだ。浩紀と佐由理が夢でつながっているのは愛があるからと説明できるが、計画に反対だった拓也の態度が急に変わったのはどう説明できるのか?加えて、時間軸の違う断片を細切れに見せられるので、観ていて疲れる。もっと整理できたはず。ラストだが、戦争が始まってから飛行機が出るのでは遅いだろう。戦争を回避するために塔を爆破させるのなら理屈は通るし、感情移入しやすい。結局彼らは戦争に一役買っただけだ。青臭い学園恋愛映画としてのエッセンスは備えていて、そこが救いだ。回想シーンで始まるので郷愁を誘い、昔の約束を守るという主題が良い。バイオリンの小物も上手に使っている。恋愛メインで、SF戦争ものをスパイスに使うやりかたが間違っている。SF戦争メインで、恋愛を絡める程度でよかったのだ。 
[DVD(邦画)] 5点(2009-11-09 15:27:34)
215.  パプリカ(2006) 《ネタバレ》 
人間ドラマに注目してみた。粉川刑事は、不安神経症で悩み、サイコセラピーマシンによる治療を試みる。彼の夢は映画監督になること。友人がいて一緒に映画を作り、将来の夢を語り合った。だが友人は夭折し、彼も挫折、刑事になった。そのせいで映画が嫌いになる。犯人を取り逃がしたことと、夢を失ったことのトラウマがある。夢の中でパプリカを助ける英雄を演じたことでトラウマは消えた。犯人を捕らえ、映画も観れるようになった。これをサポートする千葉(パプリカ)、時田(天才)、所長、氷室はどうだろうか?彼らの人間ドラマはあまり描かれていない。千葉と時田が結ばれるのがオチだが、その伏線がほとんどないので唐突感がある。所長のキャラが定まらない。しっかりしているようで、しっかりしていない。いてもいなくてもいいのだ。氷室は抜け殻である。一方敵はどうか?大ボスの理事長のトラウマは何か?年老いて、歩けないだけしか描かれていない。大妄想の持ち主で、夢と現実の世界を支配しようという野望のある人物にはみえない。描きこみが足りない。アシスタントの小山内は、科学者として時田の足元に及ばないことと、好きな千葉から軽んじられていることがトラウマとなっている。それで理事長に操られるようになった。これは分かりやすい。DCミニのシステムが分かりにくいのは欠点だ。夢を他人と共有できるというのはいいが、アナフェラキシー効果で現実の中に夢が侵入してくるとか、ネットからも夢に入れるとか、複雑すぎないか?というか、やりすぎではないか?千葉とその分身であるパプリカが同時に存在するのをどう説明する?それに夢と現実の境界が曖昧になりすぎて、現在そこにある危機が認識できない。どうせ夢だろうと思うと引いてしまう。美しい夢ならしばらくの間浸っていたいと思うが、ビル街を人形やロボットがごちゃごちゃ行進するような殺伐とした夢では、早く終わってくれと願うだけ。オイディプス、人魚、孫悟空、ピノキオ、ターザン、みんな借りてきたキャラで薄っぺらい。だから映画として重みに欠ける。現実世界で、理事長と小山内はどうなったのか?粉川はどうやって犯人を逮捕したのか?千葉と時田の恋愛の成就する瞬間は?意識不明だった氷室は?多くがおいてきぼりのまま残される。これでは夢オチにも等しい内容。描き込みが凄いのは評価できる。
[DVD(邦画)] 6点(2009-11-09 07:51:33)
216.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
松子の家庭環境は決して最悪ではない。経済的には中流で、妹弟もいて、両親の愛情もそこそこ受けている。松子は父を愛しているが、父の愛情が病気の妹に注がれるのを妬んでいる。父の愛情を自分に向けるためにコミカルな表情をする。愛の飢えの始まりである。松子の不幸を描いているが、本当に不幸なのは他にいる。筆頭は妹で、寝たきりの人生で終る。次は作家志望の男で、自分の才能に絶望して自殺した。もう一人は龍で、家族の愛情は一切知らなかったと言っている。松子は美しく成長し、中学の先生となるが、修学旅行の盗難事件をきっかけにで転落人生に転じる。彼女が家出した心痛で父が死亡、弟から家族の絆と断たれる。家族と故郷を失った松子は、男性に頼るしかなかった。というか、自分を必要とする男性と共依存関係になる。必要とされることでしか、自己の存在意義を感じられない。だから暴力を振るわれても、相手に尽してあげたいと願う。トルコ嬢も厭わない。これが龍をして松子を神と呼ばしめた。不幸な形の自己犠牲。暴力は時にこじれ。殺人に発展する。松子は理容院の男と同棲を始めたばかりのときに逮捕される。タイミングが悪い。刑務所でめぐみという親友を得たのは最大の幸福。出所後は理容院の男と暮らそうと美容師の資格を取るが、出所すると男には妻子がいた。そして愛を知らない男、龍と再会。龍がお金を盗んだのが転落のきっかけだったので、皮肉なめぐり合わせだ。またまた不幸に。松子は足を悪くし、龍は刑務所へ。龍を待つことを唯一の希望にしていたが、逃げらる。以後心を閉ざし、世間と関わりをもたなくなった。ただ一つ、アイドルのファンになることを除いて。典型的な現実逃避。ファンレターとして綴った履歴のバカ正直で長いこと。涙がでます。誰かに理解して欲しかったのですね。返事が来ずに絶望。めぐみと再会し、夢で妹のヘアカットをしたことで、社会復帰をめざす。そんな矢先、中学生に暴殺される。甥の笙が松子の人生を知り、理解を示すのがこの映画の救いの部分。子供に殺人をさせたのは欠点だ。ミュージカル仕立てでテンポがよい。不幸をエンターテイメントとした初の映画だろう。不幸な人生だが、そこに何とか意義を見出してあげたいという心理が働くように作ってある。あのとき、ああしたら、こうしたらと、つい考えてしまう。か弱い松子の”徳”がそうさせるのだ。愚かだが、菩薩のようでもあった。合掌。
[DVD(邦画)] 8点(2009-11-08 16:09:56)(良:1票)
217.  砂の器 《ネタバレ》 
◆癩病を発症したら「らい予防法」により療養所に強制収用となる。それがいやなら、妻と子を残し、自分が巡礼の旅に出ればいい。その前に妻はどうして子供を残して出て行ったのか?◆癩病といいながら、その症状がない。◆英良は小学校にも行かず。流れ流れて自転車屋の丁稚奉公。それが大学出て、クラッシックの天才作曲家、ピアニスト、指揮者。絶対無理!◆英良は育ての親なしで、大学まで出たの?◆子供の英良は何故父の元を訪ねなかったのか?療養所はすぐわかる。◆元巡査の三木は英良の子供時代しか知らないのに、成長した英良の写真を見ても何故本人とわかった?◆英良は三木から連絡があったとき、「人違い」と何故言わなかった。◆三木の手紙では、千代吉は子供に会いたい一心で生きてきた。なのに刑事が写真を見せても、知らないふりをするのは何故?殺人事件の容疑者とは知らない筈。◆殺人が無計画すぎ。急に殺意が芽生えたので、石で殺して、礫死にみせかける。殺人は計画的に。◆動機が薄い。父親に電話一本でもかけて事情を説明すればいいものを。◆英良の恋人の理恵子は、刑事が「電車からシャツを捨てた話」を聞きにきただけで、何故逃げたの?「人違い」で済む話。◆理恵子は血染めのシャツを何故電車から捨てた?◆理恵子は英良が人殺しであることを知っていたのか?◆英良のコンサートを聴いて「彼は今父親と会っている」と刑事が言うが、何故そんなことがわかる?◆英良は父が癩病患者であることを世間に知られるのを死ぬほど恐れたため、別人になった。殺人をしてまで秘密を守ろうとした。そこが伝わらない。砂の器のような殺害動機だ。
[DVD(邦画)] 7点(2009-10-23 03:48:40)
218.  木曜組曲 《ネタバレ》 
全体を通してスリルや緊迫感が無いのが残念。自殺か、他殺か?誰かに嫌疑がかけられているのに、食べたり、飲んだり、「その話はあとでしましょう」とか、間合いが悪いのだ。推理が作家重松時子が死んでから四年も経ってからというのも同じ。命日に女性だけ集まって、「三日間飲んで、食べて、遊んで」という設定もリアリティに欠ける。一般の人でもそうだが、まして忙しい作家達なら、そんな悠長なことはできないだろう。芝居も魅せてはくれない。鈴木京香と原田美枝子を除けば、褒められた演技ではない。加藤登紀子はヒドイ。心理劇なのだから、感情が揺れ動きが画面から伝わってこなければ観客はついてゆけない。道具立ての洋館と料理にも不満足。誰もがあこがれるような豪華な洋館とおいしそうな料理で、観客を魅惑すべき。共に平凡で、安っぽい印象しか残りませんでした。ネタバレのあとでも疑問が残ります。①ミートソースの毒混入は誰がしたのか?たぶんえい子だが。②ミートソースの毒に何故すぐに気づいたのか?匂いはそんなにしないはず。③絵の裏に隠した尚子宛の手紙の謎が解明されていない。「あとは計画をよろしくお願い」の計画とは?後継者になること?④絵里子は携帯電話を持ってないと嘘をついた。だがいたずら電話をしたのは知人なので、隠す理由はない。⑤静子は時子の才能がもう無いことを知らしめるために、いじわるな小説を送り続けた。そんなことのためにわざわざそんなことをする人がいるだろうか?これこそミステリー。⑥五人が食事をしているときに時子が自殺したはずなのに、ラストシーンでは編集者えい子が出かけたときに自殺している。⑦冒頭ワープロにナレーションが入り、この映画が絵里子のドキュメンタリーの体裁を取っている。これは最後まで貫かれているのか?絵里子の知らないことまで描かれるが。⑧自殺の動機だが、書けなくなったら筆をおけばいいだけなので弱い。最後の作品は尚子が書いており、後継者もいる。男性であれば芸術至上主義者のように、あのようなことをする動機も考えられるが、女性では想像しにくい。不治の病で、余命が短いなどの設定があればよかった。「木曜日は好き」で始まる詩的文章やボードレールの引用などは雰囲気を盛り上げる効果があり、良かったと思います。
[DVD(邦画)] 5点(2009-10-19 14:29:27)
219.  魔界転生(1981) 《ネタバレ》 
最初の戦場跡のセットで萎えた。美的センスもリアリティもなし。首だけの四郎が怨念の力で、首だけで飛んでゆく。次の登場は薪能の能役者が面を取ったら入れ替わっていた。そしてキリストを捨あと宣言、魔界の神の力を得る。ちょっと待って!すでに混乱が。魔界の力を得てから首を飛ばしましょう。四郎の転生の目的は徳川家への復讐。百姓を焚き付けて、江戸を火の海にすること。とすれば徳川家に怨念を持つ者をリクルートすればいい。だがそのような者はいない。ガラシャは夫への恨み。武蔵は宗矩、十兵衛と対決したい。宗矩は十兵衛と対決したい。胤舜は女を抱き、殺したい。霧丸は甲賀への復讐。見事にバラバラ。動機は復讐・怨念に統一すれば分かりやすかった。又ガラシャは何十年も前に死んでいるが、他は生前の契約で転生。統一感がないですね。魔界を倒すためには特殊な力が必要ですが、それが妖刀正村だけでは不足。メインストーリーが四郎による徳川打倒なのか、剣豪対決なのかはっきりしない。武蔵が対決の場所を指定して去るなど、テンポが悪いのに不満。魔界のボスが姿を現さないのも不満。四郎が十兵衛との戦いを辞め、去ってゆくのも不満。復讐を果たした霧丸が娘に恋をして悩むのも不満。四郎の怨念は晴れたのか?四代家綱を殺し、江戸城を焼き、江戸の町を火の海にしてしまってどう決着をつけるのか?破綻したストーリーと演出に不満の中、ラストの火中での剣豪対決だけは見ごたえがあった。
[DVD(邦画)] 5点(2009-10-18 14:15:24)
220.  バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌 《ネタバレ》 
売りはバイオレンス・シーンだけという映画。テロリストの主張は意味不明なので無視。子供対決より、むしろ首都爆破テロを題材にすればよかったのに。ペア連動死亡制はどういう意図が?最初に死んだ女の子、かわいそう。七原を殺すために送り込んだのだから、足をひっぱってどうするの。立入禁止エリア設定も意味無し。武器はテロリストのそれを上回るものを持たせなさい。テロリストの人数多すぎ。ガキや赤ん坊は出さないで。邪魔だから。島なのに物資が豊富すぎ。何故ピアノがあるの?ロウソク多すぎ。島なのにパソコンで全世界に映像配信?自衛隊弱すぎ。ヘリ、戦車、バズーカ砲ぐらい用意せよ。あの二人、どうやって生き残ったの?最初からみんなと一緒に逃げればよかったじゃん。先生はあそこにどうやってやってきたの。何のために。あの国は何故勝手にミサイル攻撃しているの?生徒に個性が欲しい。軍事オタク、インテリ、格闘技家、体操選手、忍者子孫など。武器もバリエーションを考えてほしい。いつまで経っても同じドンパチの連続じゃ飽きますよ。テロリスト達を捕まえて、彼らにバトルロワイヤルさせれば悲劇性が盛り上がったのに。不条理なところが売りのはずなのに。「テロリストを殺して来い」では合理的すぎる。
[DVD(邦画)] 2点(2009-10-17 05:12:12)
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