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プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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21.  ジャッカル 《ネタバレ》 
えっと『ジャッカルの日』のパロディだと思いましょう(笑)。殺し屋ブルース・ウィリスが大味で、適当で……なんで今まで捕まっていないのか、むっちゃ不思議な設定。ブルース・ウィルスの七変化が見られるというのがウリではあるのかもしれないなぁ。んーーー、金髪ウィルス……似合わねぇ〜〜〜。金髪が似合わない俳優ベスト10とか作ったら、けっこういいセンいくんじゃないかなぁ。そうそう、金髪が似合わないといったら『悪いことしまショ!』のブレンダン君もかなりやばかったなぁ。なんて、どーでもいいことが思い出されます。あっ、そうだそうだ、リチャード・ギアが「しょせん女に守られている男」と評したブルース・ウィルス、あんたは核心をついている!って思っちゃいました(あっ、ココがネタバレの部分ね)。もう一度言います。パロディだと思って観てくださいね。
5点(2004-04-18 22:41:47)
22.  クリフハンガー
私は好きです。このスタローン。半袖Tシャツでドタドタ雪山と格闘する彼は、雪崩なんかも素手でとめてしまいそうな勢い(んなわけないけれど)。雪山というじみーーーな世界でも、強引に力強くドラマを作ってしまうところなんて、凄いナァって思いますよ。だって皆さん、雪山ですよ、雪山。雪山のぼるって、自分の内面との葛藤なのにそんなのをエンタテイメントにしようと思ったら、無茶苦茶設定、こんなのありえねーーーっつていうようなものにしないと、なんら面白くはありません。それにしても、CMでさんざん流していた女性が転落するシーン……、スタローンの心にキズをつけるだけのために存在した彼女がなんとも哀れ。だってあんなに注目されているのに、ただ単に山をなめて恋人(←こいつも山岳レスキュー隊の一人っつーから呆れる)とやってきているだけのねーちゃんというのが可哀想だった。
6点(2004-04-18 17:42:25)(笑:1票)
23.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 
皆様のおっしゃるように、小雪ちゃんとトムくんのチュ〜はダメダメです。それでも一応チューまでにしているからハリウッド映画なりに配慮はしてあるのかなぁってなんとなく考えてしまった。んでもって、謙っちの最期の言葉は日本語で話させてあげたかったよぉ(涙)。聞いているのがトムくんしかいなかったからしょうがないのかもしれないけれど、辞世の言葉は母国語で。んでもって、その言葉の意味をトムくんが探すってほうが、気持ちいい終わり方だったと思うんだけれどなぁ。ゴメンね。素人が勝手なことほざいて……。まっ、そんなことをぼーーーーっと考えてはいたんだけれど、とても楽しめた映画です。勝元の息子が、体を張って父ちゃんを逃がすところなんて、涙なしでは観られません。
7点(2004-04-10 20:30:54)
24.  棒たおし!
あああ【ジャン】さん、この映画を登録要望出してしまったのですね……。この「棒たおし!」という熱い青春映画臭いタイトル、ビックリマーク「!」がポイントです。えっと、初っぱなから「人は死んでいくのに何故生きているの?」というヒロインの問いかけからはじまります。ううう、くさい、やばい……。私はこの映画を観るまでまったく知らなかったのですが、Leadという4人の少年アイドルグループがやっているらしいんですね。アイドル映画なんですが、なぜか感動作にもしておきたいという気持ちが強くて、それからエピソードなんかも、いっぱいいっぱい入れたい!なんか思っちゃったから物語の流れが強引で唐突で。「ありえない、そんな考えにはならんやろーーー!!」というツッコミが随所に入れられます(えへへ)。「セリフを聞く」→「一瞬、目が点になる」→「少し時間がとまる(考える)」→「あはははは(大笑いする)」もしくは「うっそだーーーー(大騒ぎする)」という流れで映画鑑賞ができます。それにしても、三浦友和先生と女子高校生(ヒロイン)のラブホ行き事件はどうなったんだろう??? 体育祭のプログラムに棒たおしを入れさせるための脅しに使われた以外、まったく触れられなかった。あの女の子、ヒロインだよ、ヒロイン。以後ストーリーがないんだったら、別の女の子でいいじゃん!とかまぁ、ツッコミ所がいっぱいです。最後に、この映画づくりに協力された宮崎県の皆様、お疲れ様です。宮崎県の魅力は伝わりましたよ。あの焼き鳥屋さん行ってみたいです。
4点(2004-03-27 20:58:32)(笑:1票) (良:1票)
25.  茄子 アンダルシアの夏 《ネタバレ》 
皆さん、書かれていますが、とっても短い映画なのであっさり終わったなぁって思われると思います。確かに、劇場鑑賞したらコレ1本だけだったら損した気分になっちゃうかもしれませんねぇ。だって、ビデオレンタルだって、ちょっと躊躇しましたもの。新作の値段で借りるの(笑)。じゃあ、どうして借りたのか? それは100円レンタルのものと間違えたから。カウンターに通すとき、何度「戻します」と言おうとしたことか……。でも、気の小さなみかんは、「借りません」の一言が言えず、そのまま帰ったのでした。だから心して観ましたよぉ。結果は、すごく想像力の働くいい映画だったと思います。自転車レースの過酷さは知っているつもりなので、頑張って応援しましたよ。ただ、淡々とストーリーが進んでいくので、自転車レースを全く知らない人が観たら、しんどさや充実感、レースに伴う人々の気持ちなんかを想像できなくて、やけにあっさりした映画だなぁって思ってしまう可能性大。いろいろハプニングがあるはずなのに、それらをあっさり流してしまうので、つるつるしたものに感じてしまうかもしれませんね。もう一度言います(しつこいって 笑)。想像力を働かせてご覧くださいませ(ペコリ)。ただ、写真判定のゴールシーンは迫力がありましたね。あんな長い距離を走っていて、写真判定になるっていうのはよっぽどです。ところでレースに優勝した後、スポンサーの名前を連呼する主人公には、ちょいと食傷してしまいました。そりゃあ、スポンサーが下りるかもしれないという危機状態だったのはわかりますが、それでも、ビールを飲んでいたから優勝できた……なんて、んなアホな……とか思ってしまいます。こんなに単純なもんじゃないだろう、と思いながらも、スポーツマンのまっすぐな、自分の気持ちに正直なところが観られてよかったかなぁとも思ってしまうのも事実。なんでかわからないけれど、この映画に対してちょっと甘いですね。見方が(汗)。ところで、ヒロインの声をした小池栄子ちゃん。「競輪はやらせ隊」でも頑張っていますよねぇ。こういう自転車関連のものに出ている彼女を見ると、「頑張っているなあ」って嬉しくなってしまいます♪ みんな、競輪ともども応援してあげてね。ちなみに、「競輪はやらせ隊」には小池栄子ちゃんに+して、キャイーンの二人もいます。映画に関係のないことで締めちゃってゴメンなさい……。
7点(2004-03-11 01:17:28)
26.  ターン/TURN 《ネタバレ》 
私も↓【日向夏】さんと同じく、北村薫の“時”三部作が大好きです。その中で一番好きなのは『スキップ/skip』ですけれど、この『ターン/turn』も好きですね。独特の透明感というのでしょうか、そういうのが流れているんですが、牧瀬里穂ちゃん頑張っていたじゃないですか(笑)。↓と同じく、泉さんがちょっとイメージじゃないけれど、それはそれ、映画ではとてもいい青年でしたよ。温かさがにじみでてくるような感じ。私は好きです♪ 誰もいない世界に行ってしまっても、お金をきちんと払ったり、横断歩道の信号をちゃんと守る彼女は、とてもいじましくて、たった一人なのに(誰も見ている人なんていないのに)きちんとした生活を送っている。それが、元の世界の生活をなるべく崩さないようにしている彼女独特のスタイルってところが、倒れてしまいそうなくらい怖い一人っきりの生活を、奥歯をかみしめながら必至にあらがっている様子っていうのでしょうか、本当にいじましくって、はかなげで、応援してあげたくなるのです。できれば“旅人の木”の魔法で、二人になんらかの実態のようなものを感じさせてあげたかったけれど、それでも同じ音楽を聞いて、雪を見て……。時を共有することの素晴らしさを感じます。毎晩8時からの電話デート、あそこで電話線が切れるってわかっていても、切れた瞬間「あああ!!!何するんじゃい!!!」と思ってしまいます。ちょっと不満なのが、ラストのセリフ……。「ただいま」はちょっと……明るすぎやしませんか? 夢の世界から現実になったってことなんでしょうが、ふわふわした気持ちのまま終わらせて欲しかったです。
7点(2004-03-08 22:40:02)
27.  タッチ CROSS ROAD 風のゆくえ<TVM>
青春のかけら探しにこの作品を観てしまいました。大学生になった達ちゃんと南ちゃん……。私が二人の年を追いこしてしまったからなのかもしれませんが……二人の大学生活がとっても薄っぺらいものに感じてしまいました。子供心に憧れたステキな二人だったら、もっと素晴らしい学生生活を送っているはずという期待があったんでしょうね。ここには青春のかけらはありませんでした。なんか、悲しい。
2点(2004-02-13 23:47:55)
28.  私をスキーに連れてって
高校の修学旅行のバスの中で観たのが初見です。バスガイドのお姉ちゃんが、どうしてこの映画を選んだのかはナゾですが(笑)。だって、真夏の8月ですよぉーー。修学旅行。そもそも修学旅行を夏休みにやるなんて最低だーーー!! でもね、コースに車山スキー場ハイキングというのが盛り込まれていたのです。まったく動かないリフトを横目に、ぜーぜー言いながらハイキングをしたなぁーー(遠い目)。ああ、また思い出ばなしになってしまった。けれど、こういう時代を象徴した映画って、なぜか自分の青春時代をオーバーラップさせながら、実は自分の体験なんかも映画の一部になっちゃっているんですよね(笑)。そういう意味で、とても貴重だと思っています。スキー場で出会ったかわいい女の子が、実は同じ会社に勤めていて……それからいろんなことがあって……っていう、トレンディドラマのような雰囲気ですが、それでもいいのです。だって原田知世がかわいいんだもん。内股気味にスキーを走らせる姿なんかもかわいかったなぁ。さらさらの長い髪に全身を白で固めたスキーウェア……憧れたなぁ。真夏のスキー場を歩きながら(汗)。 こんな私はスキー未体験です。
6点(2004-02-01 06:35:00)
29.  菊次郎の夏 《ネタバレ》 
どうもビートたけしの「ばかやろう」「このやろう」という言葉が気になって、気になって……。東京の下町言葉なんでしょうが、聞き慣れていないために耳についてしょうがなかったのが困ったところです。数えてはいませんが、すんごい回数言っていますよねぇ(汗)。半分くらいに抑えてもらったら、聞きやすかったかもしれません。皆さんもおっしゃっているように、最後の「菊次郎だ。バカヤロ」は良かったですけれどね(笑)。ちょっとはにかんだ、照れくさい雰囲気が出ていて、ラストで救われた感じがします。観る前に“競輪”のシーンがあると聞いていたので、「豊橋にいるお母さんを探しに行く」と言ったときに“ああ、豊橋競輪場に行くのね”と思ったのですが、な、なんと……“花月園競輪場”だったとは(汗)。まだ横浜じゃないか!その時点でかなりダメなおやじだということが判明。(前々からかつあげしていた兄ちゃんを逆にかつあげするなどダメなところはありましたが、一応未遂でしたからね 笑)柳の下のどじょうを狙って、子供に何度も適当な数字を言わせて勝とうなんざぁ、ただのろくでなしです。でも、彼は生粋の江戸っ子なんでしょうね。“宵越しの銭は持たない”んでしょ?江戸っ子って。どっちかっていうと、岸本加世子のほうが子供と金を託したことが間違っているような(笑)。そうそう、岸本加世子といえば、ピンク地に豹がついた服、茶色に豹の顔の服がえらいこと似合っていましたね。最初しか出てこなかったのが残念でしょうがありません。
6点(2004-02-01 05:55:50)
30.  江戸の名物男 一心太助
この間、BS2で放送しているのを観たのですが……むっちゃ面白かったです。一心太助のきっぷの良さに(ちょっと虎の威をかるきつねのようなところもありますが 笑)、女の人に言い寄られてタジタジするところなんかも楽しくて、あっという間に放送時間が過ぎてしまいました。ご主人様の口上も楽しく、毎回同じ口上を繰り返しているところなんか、ホント微笑ましいですよね。
7点(2004-01-22 23:11:53)(良:1票)
31.  スパイ・ゲーム(2001) 《ネタバレ》 
まず、ストーリーがわかりにくいですよね。時系列と場所がコロコロと変わるので、ついていくのがやっと。ですが、音楽に注目してください。音楽で、現在と過去を分けてくれているので、少しは時間の把握につながると思います。話が整理しにくくわかりにくいであろうと思われる作品は、こういった工夫をしてもらえると、本当にありがたいですね。ところで、この作品のいいところは、夢の二大スター共演ってところです♪ レッドフォードにブラピ。この美形二人組が共演を逃してなるものか!と、劇場に走りましたよ。折しも『バニラ・スカイ』と同時期に上映していたので、トム・クルーズと連続で観ました(笑)。あああ、かっこいい男性に囲まれているような気がして、本当に幸せでしたね〜。さて、話を戻しましょう。とにかくレッドフォードの格好良さにしびれましたね。そりゃあシワは増えました。が、男盛りのブラピと並んでもやっぱりレッドフォードは輝いている。永遠のヒーローですよ。彼は。ポルシェに颯爽と乗り、CIAビルに入る……その彼は、スパイ人生最後の日を、一人の後輩のために費やす。時間だけじゃなく、退職金までつぎこんで。もう、これをイキといわずに、なにをイキというのか! スパイとして、トム・ビショップ役のブラピはダメダメちゃんですよ。私情に流されてるし、つまらないことで失敗して捕まっているし。でも、そんな無邪気(あるいみバカ 笑)な彼はとってもかわいいし、そんなトムだからこそ、レッドフォード演じるネイサンはなんとか手を差しのべたかったのでしょう。今までの完璧なスパイ生活への、ちょっとした反抗というか、ずっと押しつぶしてきた自分の感情の解放っていうんでしょうか、もう、すばらしいですね。私は大好きな作品です。
8点(2004-01-12 20:34:23)(良:2票)
32.  がんばっていきまっしょい(1998)
ボートの練習をしていたあの砂浜、ボート競技のあったダム……私も高校時代にお世話になりました。ロケ現場が実家の近く。さらに松山の風景はモロ私の大学時代とかぶります。だって松山で生活していたんだもん。あそこの鍋焼きうどん屋にもよく行ったし、神社の階段もたまに部活のトレーニング場所になっておりました。もちろん、ストーリーも素晴らしいんですが、自分の青春時代を思いだし、より感情移入度合いが強くなり、何やら胸がしめつけられまする。高校1年のとき、一瞬ボート部に入りかけ、でも女の子がいなかったので止めた経験が苦々しくよみがえってくる危険な映画です。でも、代わりに入った部活でめいっぱいエンジョイしていたので、今となってはボート部に入らなくても良かったのかなぁ~と思いますが、一生懸命に頑張る田中麗奈ちゃんとその仲間に、後ろ指をさされているような気がして……。心にやましさを持っていると、素直に観られないですね(テレ笑)。ブルマ姿が初々しい麗奈ちゃんに◎。
8点(2003-12-05 09:53:14)
33.  東京上空いらっしゃいませ 《ネタバレ》 
牧瀬里穂が死ぬまでは、「何の話なんだろう?それにしてもこのつたないセリフ読みは……」といぶかしんでいたんですが、牧瀬が懸命に生きよう(?)として、自分の人生を取り戻そうとする姿にうっかり心を打たれてしまいました。そうしてハンバーガー屋でバイト(ひとりでてんやわんやになっている姿が異様にかわいい)する。で、元?マネージャーの中井貴一に、アイドルとは違った立場で接してもらうことで、次第に自らの死を受け入れる。この受け入れる過程が涙なんですね。チンチロリンとコウロギの音とともに現れる鶴瓶(天へ導く、天使なのかなぁ~?)をふりきって、中井と一緒にバーで踊り歌うシーン、トロンボーンを手にちっちゃな車で別れを告げるシーンでは、↓【Pizz】さんの“不覚”という言葉まんまに、胸が熱くなってしまう。「天国ってどんなところ?」と聞く牧瀬に鶴瓶が「きれいなところやで~」というシーンでは、本当に天国ってきれいで楽しいところなんだろうなと思ってしまいました。最初のベタベタな話に引いて、途中で観るのをやめた方、是非最後まで観てみてくださいね。私自身、はじめ20分くらいまでは「観るのを止めよう」と何度思ったことか。でも、【なるせたろう】さん、【STING大好き】さんの言葉を信じて、みつづけました。↓【ぐるぐる】さんもおっしゃっていますが、最後には演技がどうとかこうとか、そういうのどうでもよくなります。
7点(2003-11-23 23:47:21)(良:1票)
34.  雪の断章 情熱 《ネタバレ》 
私も↓【ぐるぐる】さんと同感想です。やたら川に入りたがる斉藤由貴と冬の函館の海で自殺を図ろうとする世良公則(しかも、殺人の理由がしょぼい)に、ちょっと……。冒頭の長回しの部分で期待感が高まっていただけに、後の展開に不満がありました。チラっとバイオリン弾きなんかが出ていたりして、メルヘンって感じが良かったんですけれどね~。サチコさんが斉藤由貴に「よく焼香にこれるわね」なんて言って焼香草を投げたところでは、あまりにもベタで笑いが。それにしても雨の中、斉藤由貴が育ての親(←誰でしたっけ?)を振り払う場面の後ろのほうで、変な儀式をしている団体がチラリと見えたんですが、アレ何だったのでしょう。ただ「偽善者!」って言葉はちょいとブームがきそうな予感がします。ガキっぽい斉藤由貴がたまらないという人もいらっしゃるとは思いますが、『東京上空いらっしゃいませ』の牧瀬+中井のほうが、かなりいいですね。
4点(2003-11-19 19:57:46)
35.  笑う蛙
大塚寧々を色っぽく魅せようとするあざとさが先に立ち、逆にそそられなくなってしまっている。オープニングショットがいきなり、大塚寧々のうなじアップ。しかも真夏で喪服姿ときている。アップにした髪の後れ毛と汗、それを白いハンカチで拭うのだが、なんでこんなにベタなんだ~っ! 大塚寧々に魅力がないとは言わないが、あまりにも「たまらんだろ~」っていう意図が前面に出すぎている。もう少し控えめにしたほうがいいと思うのは私だけ? ちなみに性にあけっぴろげな子ども、セクハラ発言の刑事、お母さんの「あっちのほうはどうなんだい?」ネタ、それに加えて長塚京三の覗き見……あざとすぎる。
3点(2003-11-10 05:09:16)
36.  地獄門 《ネタバレ》 
どの人物にもイライラしっぱなし。まず人の妻に懸想する男。清盛さんにも言われただろうよ、「気持ちを聞いてダメだったら男らしくあきらめろ」と。おばばを人質にとってどうするんじゃいっ! 次に人妻の袈裟。旦那さんも言ってるだろ、「何故頼ってくれなかったんじゃぁ~!!!」と。そうだそうだ、黙って数珠もって夫の身代わりに死ぬのがいいことなんかい?そこまで横恋慕男を信用できるのか?「裏切ったら皆殺しだ」って言っていたじゃない。自分が死んだ後のことを考えたら、そう簡単に死ぬわけにはいかなかったんじゃないか? そして袈裟の旦那、透。妻が大事なら、どうして一人で外出させるんじゃい?あなたが飄々と構えているから、男も余計に上げた拳を降ろす場所が見つけられなかったのかもしれないじゃない。透みたいな人はとても好きなんですが、結果が結果だけにちょいとイライラが。それから最後に袈裟のお付きの女。袈裟から「私だと思って大切にしておくれ」と小物を渡される。ちょっとはおかしいと思わんのかいな。女房ならそれくらい気付け!という感じでしょうか。それでもストーリー自体は大変興味深く観ることができました。また、音楽&衣装が素晴らしく見応えがありました。
7点(2003-11-07 06:11:01)(笑:1票)
37.  遥かなる山の呼び声 《ネタバレ》 
悪い人が誰も出てこない。はじめ牧場の後家さんに言い寄っていた変なおっさんも、男(高倉健)と殴り合い(決闘っていうのかな?子分つれてるし、子分がやられたら逃げていったし)で負けて、男を“アニキ”と慕う。はじめ気味悪がっていた後家とその息子は、仕事で頼りになるという以上に男を心の拠り所とする。草競馬のシーンは、彼らが最高に幸せだったイベントとして心に残っています。この草競馬で優勝した馬が、もうお婆さんになってしまっている馬っていうのもニクイ演出じゃないですか。ところが警察の追跡はもうすぐそこまで来ていた。見ている私まで、手をグーに握ってハラハラしてましたよ。そして、男は自ら牧場を去る。その男の後ろ姿のかっこいいこと、哀しいことといったら……。ラストのところは、淋しくて哀しいんだけれど、希望がある、なんともいえない味わいでした。
7点(2003-11-05 05:41:11)
38.  カタクリ家の幸福
ジュリーに清志郎、松坂慶子のミュージカルってコトで劇場に見に行けなかったことを悔いていた作品だったんですが……。ビデオリリースされて喜び勇んで新作ビデオを借りたというのに……。なんなんだぁ~(怒)!! こんなヘタな歌に見るに耐えないダンスなんかでミュージカルを名乗るとは!! うううっ、ダマされちまったぜ(涙)。もうちょっとなんとかなったはずだよね。だってこのキャストなんだもん。発作的にどんどん人を殺していくって話自体が好きになれないっていう理由もあり、生理的に受け付けませんでした。申し訳ない。いろいろ条件的に厳しかったのかもしれなかったけれど、もっと練って欲しかったです。ただ、丹波哲郎のとぼけたお爺ちゃんだけはうまい具合にオトボケ感が出ていて良かったです。きっと間の取り方がいいんでしょうね。
1点(2003-11-02 07:37:09)
39.  秋刀魚の味(1962) 《ネタバレ》 
元海軍将校のお父さんのお話を伺いたい。この人の醸し出す空気に触れてみたい、そんな気持ちになりました。どうも私は品のある老人に弱いようです。お年寄りで話す機会があるのが、ウチのばあちゃん(←私にはむっちゃ甘いけれど基本的にワガママ)&じいちゃん(←学はあるんだけれど話が通じず)だけなもので。司馬遼太郎氏の「街道を行く」(三浦半島編)で、海軍将校たちの上品さを読んでいたからか、元海軍将校と聞くとそれだけで憧れの対象になってしまいまする。娘の結婚式の後、フラフラッと立ち寄ったあのバーで「あの曲いきましょうか」とママに言われたとき、本当は軍艦マーチ自体はどうでもよかったのかも。ただ、元気がなさそうに見える彼を気遣った、その思いやりをありがたく受け取ったように見えたのは私の深読みでしょうか。それはそうと、当時の(良家の)結婚ちゅうものは難しいですね。まず家族のほうに打診しなくちゃいけないというのもまどろっこしい。じれったくて、ちょっとイヤだな。そういえば、私も22と若かった頃、ちょうど彼もいなかったし見合いというのに興味があったので、親に「見合いしたい」といったら「上手くいかなかったときに責任転嫁されるのはイヤだ」ととりあってくれなかったっけ。さすが親だ、私の性格をよく知っている。
7点(2003-10-29 06:25:46)(良:1票)
40.  異人たちとの夏 《ネタバレ》 
風間杜夫と名取裕子の絡みがヤバイ。そもそも風間杜夫って好みじゃないし。この映画だけかもしれないけれど、ちょいとカマっぽいイメージ。テレビ局のプロデューサーが「元奥さんに近づきたい」と言って去っていった後、ドラマのシナリオ形式で心情を表すところでは職業病だなって、少し不憫に感じました。それでも名取との約束をやぶって性懲りもなく浅草に向かっている彼は、かわいいなぁ~と思えるところも。しかも約束を破ったことを正直に名取に話しているし。両親と会うことで幼児化しているからか妙に素直。そりゃそうだよね、江戸っ子の気持ちよさを持ったお父さんと、キレイで優しいお母さん(きっと、誰もが心の奥底で思い描き、美化している両親像なんだろうけれど)に会えたんだから。ところで、浅草のアパートに入るなり「服を脱ぎなさい」と言われたシーンで、昔のことを思い出してしまった。やっぱり夏で、場所は東京。小学校のときに夏休みを利用して東京のおばちゃんちに遊びに行ったとき、外で遊んで戻ってくると「暑いから服を脱ぎなさい」ってムリヤリ服をはぎ取られました。もう忘れかけていたことなのに、妙な思い出が甦ってしまったものです。この映画を見て、多くの人が埋もれてしまっていた思い出を甦らせたことでしょう。でもね、ゾンビのような風間と宙に浮く名取、おまけに血がドバ~ッはないでしょう。充分に笑わせてもらいましたが……。
5点(2003-10-29 05:54:37)
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