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プロフィール
コメント数 206
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22117/
年齢 43歳

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21.  平成狸合戦ぽんぽこ 《ネタバレ》 
この前久しぶりに見返したのですが、いや予想以上に楽しめました。個人的には最近のカラフルな(しかし少々目が疲れもする)アニメに見慣れていたせいもあって、こういう正攻法のまっとうな(セル)アニメは返って新鮮でもあり、最後まで飽きずに見ることができました。  さてその内容についてですが、今回見返してみて一つ気が付いたことがあります。この作品の内容、実は他ならぬ宮崎駿監督の『もののけ姫』と大きく重なるのではないかと、見ていて思ったのです。自然と人間の対立(しかも他ならぬ「自然」の側に動物=タヌキが!)と共存の問題、憎しみの連鎖とテロの問題・・・いずれも『もののけ姫』の中核に存在する、無視できない要素です(またいずれの作品でも、争いの最中にとうとう死人まで出てきてしまいます)。  しかし同じ問題を取り扱いつつ、この2作品はその内容で際立った対照を見せています。『もののけ』では、これらの重い要素と真正面から取り組んだ結果、導き出された結論は様々な困難と格闘した結果のギリギリのものとなっているのに対し、『ぽんぽこ』ではそれらをなんとも鷹揚に受け止め、かなり深刻な対立が発生するにも関わらず、最後はもはや牧歌的な(下手をすれば能天気にも見えるような)結末を迎えています。  またその内容にしても、『もののけ』と比べてより日常的な感覚で観客に訴えかけるものがあると感じました(たとえばラスト、「人間離れした人間」として何とか生き抜こうとしている「化け狸」の姿などは、単純に日々一生懸命働いて神経をすり減らしている多くのサラリーマンと重なるようで、僕などはこの辺りに高畑監督の目線の暖かさを感じます)。  こういう重い題材を、笑いもそこかしこに散りばめつつ実は真剣に扱って見せ、観客の心にしっかりと感触を残せる作品を作り上げた高畑監督、やはり凄い人だと思います。
[地上波(邦画)] 9点(2003-11-28 13:00:41)
22.  パンダ・コパンダ
後年の宮崎アニメを知っている人間としては、確かにこの作品はちょっとゆるいです。ゆるいですが、「それでもいい」と思わせるくらい、本当に安心して見られる良心的なアニメ作品だと思います。それにしても杉山佳寿子さんは一体どこから声を出しているのでしょうか・・・見事に役にはまっていますね。
7点(2003-11-14 00:25:01)
23.  千年女優
場面やら状況やらが突然変わる(と言うより交錯する)独特の手法を見ていると、さすが『PERFECT BLUE』の監督だなと思います。前作と違って安心して見ることができる話の内容が、個人的に良かったです(テンポの良い展開とあの独特の手法が良い具合にマッチしてとても面白かったです)。ただラストのあのセリフに関しては、個人的に拍子抜けの感じがぬぐいがたかったです。今監督は個人的に期待しているので、新作が発表されれば見に行くつもりですが、それでも「次はどう出るのだろうか」という多少の不安を感じないでもありません(老婆心ながら、『PERFECT・・・』といいこの作品といい、「アイディアで勝負」という面が結構強いので、「次」のアイディアが前二作に比肩するなり凌ぐなりできるのかと、心配になってしまいます・・・まぁこんな心配は、一視聴者としての僕の想像力の貧困を物語るだけで、たぶん今監督は今度も十分楽しませてくれると思いますが)
6点(2003-11-12 23:08:00)
24.  PERFECT BLUE 《ネタバレ》 
これは面白かったです。そこら辺のB級サスペンスよりよほど良くできていて、恐いです。個人的には、アイスピックでの殺人シーン(某「@@@笑」の冒頭シーンよりも恐い・・・)など、多少正視に堪えないシーンがなくもなかったので、やや低めのこの点数ですが、それでも(既に指摘されている通り)アレハンドロ・アメナバール顔負けの二転三転する物語を満喫しました。
7点(2003-11-12 22:55:04)
25.  雲のように風のように〔TVM〕
TV放送当時は、結構テレビ局でも宣伝に熱心だったことを憶えています。CMを見て、「これは見てみたい」と結構楽しみにしていました(見ようと思ったのは、絵柄がジブリアニメっぽくて、本当に「ジブリアニメ」なのではないかと半分思いこんでいたからということもあるのですが・・・↓他の方のレビューを見ると、実際にジブリ作品に関わったスタッフが参加しているとのことで、びっくりしました)。別に不思議な出来事が起こるわけでもないのに、どことなくファンタジックで、とても印象的でした。一本の作品として見ても、とてもよくできたアニメだと思います。
7点(2003-11-12 19:53:41)
26.  太陽の王子 ホルスの大冒険 《ネタバレ》 
高評価の方には申し訳ないのですが、あくまで僕個人の評価と言うことで・・・宮崎・高畑両人の左翼的理想主義が相当ストレートに表れているように見えました。その点が邪魔をしてどうしても「ファンタジー」として作品世界に入り込むことが出来ず、いまいち楽しめませんでした・・・ただアニメとしての完成度はとても高いと思います。<追記>上に「宮崎・高畑両人の」と書きましたが、よく考えたら脚本家は別の方だし、宮崎氏に至ってはこの作品に関してはあくまで裏方の一人なんですね・・・個人的に左翼的理想主義を色濃く感じるのは事実なのですが、上のお二人との関連を特に重く見るのは間違いかもしれません。  <2013.10.18追追記、点数を6点から9点に変更しました> 『かぐや姫の物語』が公開されるのを機に、復習のつもりで見直してみたのですが・・・本当に今さらですが、そのアニメーション表現の凄さといったものを、素人ながらに実感できたような気がします。話の内容どうこう以前の問題として、今回見返してみて、その表現一つ一つにこもる「動き」や「生命力」に、大げさかもしれませんが衝撃を受けました。  お話と言うか、物語の展開のさせ方の方はスタッフたちの若さゆえか(あるいは有名な話である逼迫した制作状況もあってか)、荒削りと見える部分も見受けられますが、この作品の場合その荒々しさや若さが一方でこのようなアニメ表現の勢いを与えているとも思います。  またこの作品において、既に「団結した集団への志向」と「自立的判断ができる個人」の融和(あるいはそれらの矛盾をはらんだ混在)、「善とも悪とも判断できない複雑な人物の造形」といった、高畑勲監督の手法の片鱗が見えていることもとても興味深いと思います。
[DVD(邦画)] 9点(2003-10-31 11:42:33)
27.  TRICK トリック 劇場版
テレビシリーズが好きで、結構楽しみにしていたのですが、個人的にはどうもドラマほどの切れのいいテンポは感じられず、何だか間延びのした展開だなと感じてしまいました・・・ベンガルや竹中直人や石橋蓮司といった、名前を並べただけでも非常に濃ゆい脇役も、どうもこの映画に関しては(その演技も含めて)少々くどいと思いました。ただ含み笑い、小笑いは相変わらずで、そこはやはりテレビと同じく楽しませてもらいました。
5点(2003-10-20 15:13:21)
28.  ミスター・ルーキー
今現在、TVは福岡ドームを映しています・・・頭に血が上りっぱなし眉間にシワが寄りっぱなし叫びっぱなしで、頭とノドが痛いです。今現在がこんな状態ですので、映画の出来云々を無視して心情を優先すれば僕としては10点しか有り得ないのですが、そうもいきませんのでできるだけ公平にレビューを書きたいと思います。一応そこそこは楽しめましたが、どうも作りの甘さばかりが気になって実際の野球の試合ほど興奮することはありませんでした。ただ、桧山や矢野ら阪神ナインや、田淵現コーチの微笑ましい演技(笑)などが見れて、なかなか良かったです。
5点(2003-10-18 20:20:42)
29.  WXIII 機動警察パトレイバー
廃棄物13号のエピソードは確かに原作のものですが、特車二課はほとんどノータッチですね。「これは『パトレイバーの映画』と言えるのか」という点を重く見るのなら、確かに評価が低めになるのも仕方が無いかもしれません。個人的には、あくまで一本の映画としてこのアニメを楽しむことができたので、この点数です。僕自身は(やはりお馴染みの面々の出番が少ないのは淋しいですが・・・)なかなか気に入っています。
6点(2003-10-18 16:45:33)
30.  機動警察パトレイバー2 the Movie
月並みなコメントですが、やはりこの作品はパトレイバーの映画・特車二課の映画と言うよりは後藤と南雲の映画ですね。映画とコミックス(とOVA)とで内容が多少とも変化するという傾向は、『攻殻機動隊』にも共通しているように思います。内容に関しては、濃密でシリアスな人間ドラマがとても面白かったです。
8点(2003-10-18 16:37:17)
31.  機動警察パトレイバー
これは面白かったです。劇場版パトレイバーの中ではコミカルな部分が多く、ストレートに楽しめる作品だと思います。
8点(2003-10-18 16:31:11)
32.  老人Z
老人問題や厚生省の役人を描いてはいますが、僕はそれが風刺の意味合いもあったというところにまで頭が回りませんでした・・・そうか風刺か・・・一本のアニメ作品としてはなかなか楽しめましたのでこの点数です。
6点(2003-10-18 14:22:26)
33.  ルパン三世(1978)
このサイトを見ていると、ルパン映画なら『カリ城』か『複製人間』というのが一般的みたいですね。僕もこの二作は好きです。何よりルパンが普通に嫌らしい(笑)。山田康雄はじめとしてキャストも全盛期といって良い頃の作品でもあり、とても面白い作品だと思います。
7点(2003-10-18 14:08:58)
34.  ゴジラ(1954)
「ゴジラシリーズの中にあってこの第一作だけは別格」というのは、周りの評判で聞いたことがあったので楽しみにしていたのですが、たしかにこれは凄い映画ですね。原爆や戦争といったものへの重いメッセージが感じられる気がします。単なる悪者と言い切れないゴジラの存在が圧倒的です。その他、何か陰を感じさせる芹沢博士の人物造形が印象的でした。
8点(2003-10-18 14:02:09)
35.  火垂るの墓(1988) 《ネタバレ》 
僕にも妹がいるのですが、そのせいかはじめて見たときは、単純に悲しい気持ちにさせられました。それから何度か見返していくうちに、僕もやはり皆さんご指摘の清太の言動が目に付き始めました。僕としては、清太のあの愚かな行いに気が付いて、余計に彼ら二人の哀れさと、清太の(悪い方面での「子供っぽさ」と表裏一体になった)純粋さを感じました(無人の家に忍び込んで盗みを働き、「ざまあ見ろ」とばかりに笑う様子は、全く「子供」にしか見えません)。彼のあの愚かしい言動さえも肯定するつもりは毛頭ありませんが、僕としてはやはり彼があのような言動を取るに至った当時の状況(戦争)に思いが行ってしまいます。戦争という状況が、彼の子供っぽさ・純粋さに悪い方向に作用してしまい、最終的に妹を「殺す」事になったのではないか・・・そう僕には見えました。  <追記>この前久しぶりに見返しました。今度は意識的に、清太が親戚の家に居候した時を想定して「自分ならどうするだろう」と仮定してみました。答えは・・・正直言ってわかりません。僕自身は小心者ですので、どうにか不愉快な気持ちを押し殺して(清太よりは)上手く振舞ったかもしれませんが、しかし自分で自覚している自分の「愚かな部分」を思い合わせると、何とも言えなくなります。 僕自身は、非常に大きな数の人間を広範囲長期的に拘束する戦争という状況下では、皆がみな的確な行動を取ることは、とても難しいのではないかと思います。言ってみれば、こういう状況下では、人間の抱えている「愚かさ」みたいなものが、どうしようもなく表に出てしまう場面が存在するのでは・・・そう思ってしまうのです。 そしてこの映画の場合、その「愚かさ」は清太に現れました。後半で清太が見せる盗みはもとより、「自分と妹の二人だけで生活していける」という(致命的な)思い(込み)にしても、その思いの出発点がどれだけ純粋なものであっても、結果として妹を死なせる事になってしまった限りにおいて、「愚か」としか言いようのないものです。そしてこの愚行の出発点にあるこの純粋さの故に、僕は何ともやりきれない気持ちになります。 そしてこの清太の「愚かさ」と、その結果による節子の死と、これらの結果全体の「どうしようもなさ」を思うとき、僕は本当に哀れな気持ちになるのです。
[映画館(字幕)] 9点(2003-10-18 10:47:31)(良:2票)
36.  猫の恩返し
アニメとしての出来はとても良いと思います。今時の女子高生を主人公にしつつ、とても良心的に物語が作られていて、好感が持てました。池脇千鶴を初めとしたキャスティングもなかなか合っていると思います。個人的には、アニメ製作会社の何でもない日常を、映像的な実験を満載(のように僕は見えたのですが・・・)して贅沢に描いた「ギブリーズ」が好みです。
6点(2003-10-18 02:26:21)
37.  リリイ・シュシュのすべて 《ネタバレ》 
この映画の内容は、エンドロールに出てくるチャット風の文章にその全てが集約されているような気がします。無いようだけど確かに痛む傷、癒えそうで癒えない傷、変りそうで変らない、けれども確実に苦しい日々・・・生きたいのに、その生きる力をどこに向けていいのかわからないこのような毎日を、それでも生きなければならないのだとしたら、星野みたいにリリイシュシュを聞きながら思い切り叫ぶしかないのかもしれません。
9点(2003-10-18 02:20:11)
38.  Love Letter(1995)
岩井俊二の映画は本当に「雰囲気」がうまく醸し出されているなあと、彼の映画を見るたびに思うのですが、この映画もやはりそうでした。何でもない普通の町並みが撮られているだけなのに、どこかファンタジックな作品の雰囲気はとても好きです。
7点(2003-10-18 02:14:23)
39.  紅の豚 《ネタバレ》 
あの『飛ばねぇ豚はただの豚だ』という決め台詞、捉えようによっては、カッコよく聞こえたり、あまり良い様には聞こえなかったりと様々だと思いますが、僕としてはこの台詞はとてもカッコイイと思いました。こういう台詞を吐いて一人「豚」であろうとする気概がどうも僕には欠けているみたいで、その実現できそうもない「自分」をポルコに投影している面もあるのかもしれません。突っ込みどころもあるかもしれませんが、個人的には好きな映画です。個々の点では、敵味方双方の飛行機が空の高みへと昇って行くシーンや、加藤登紀子のエンディング曲がとても印象的でした。
8点(2003-10-18 02:05:19)
40.  マクロスプラス MOVIE EDITION 《ネタバレ》 
例によってOVAの方は見ていないので、何だかコメントし辛いのですが、一本のアニメ作品としてみると、なかなか楽しめたかな、といった感じです。個人的にはあのヴァーチャルアイドルを自己増殖するように仕向ける悪役が、本当に何の工夫の無い、単なる狂言回し的な「悪役」でしかない点が、『愛おぼえていますか』と比べて物足りない気がしました。ただ、元がOVAなだけになかなか贅沢だった映像表現と、菅野よう子の音楽は良かったです。
5点(2003-10-17 23:08:12)
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