21. たそがれ清兵衛
子供の成長を思いやるセリフがとても素晴らしかった。こういう時代劇の切り口もなかなか味があっていいモンです。 9点(2003-02-15 11:04:27) |
22. 銀の匙 Silver Spoon
原作未読。グローイングアップ物としてファンタジーは必要だが、そればかりに特化せず、リアルな現実を見据えて希望を見出そうとしている所に共感が出来て、素直に楽しめる作品でした。シリアスな現実で重くなりそうな展開もヒロインの魅力がかなり救いになっていて、あっという間のエンディング。素晴らしい! [映画館(邦画)] 8点(2014-04-15 03:34:23) |
23. ディア・ドクター
《ネタバレ》 思いっきりネタバレです。 伊野が失踪してから暫くして偽医者で在ることが分かった後の刑事の事情聴取に対して、まるで知っていた事を見透かされたくないかの様な白々しい村人たちの受け答えと、「もし伊野が戻ってきたら村人はどうするんだろうな…、案外袋叩きに遭うのは俺たちなんじゃないか?」って言う刑事の言葉が、伊野が逃げ出せなかった状況を物語っている様に思いました。 他の登場人物の気持ちがなかなか見え辛いのに対して、父の死に対して何も出来なかったという後悔の強さがそのまま観る者に伝わりやすかったと言う事もあって、鳥飼りつ子役の井川遥さんの芝居が印象的でした。 伊野の一度目の逃亡は、タイミングを逸してならなかったが、偽医者としての責任も、かづ子との約束も淡い恋心も、このりつ子の強い想いの前には“自分にはもう背負い切れない”と遂に村から逃げ出す。もしりつ子の登場が無くてもかづ子の死と共に逃げ出したであろう事は想像に難くないが、りつ子のお陰で医者と患者の関係では無く、生きている間にただの男女として二人を向き合わせたと言う事だけがこの映画の唯一の救いでした。 後半の研修医の相馬が全て研修が終わったらまたここに戻って来たいと言う下りから相馬へ語られる伊野の言葉で、漸く伊野の本音を知る事となるのですが、その最後の“上司の愚痴ぐらい、聞けるようにしとけ”って言う下りの表情が鶴瓶さんの芝居の中ではベストアクトでした。 単なるペースメーカーのセールスマンが医者に成りすます、その壁を越える瞬間の伊野については全く描かれていなし、、、何とも観る者の想像力を強烈に駆り立てくれる映画でした。 [映画館(邦画)] 8点(2009-07-27 21:02:19) |
24. ぼくたちと駐在さんの700日戦争
ひとつ間違えば、ただの悪ふざけ合戦で終わりかねないのですが、駐在さんのキャラクタの有り様が絶妙で、それがこの作品を素晴らしいモノにしてました。 同じ時代を生きていた身としては、懐かしいモノをたくさん目に出来て実に楽しかったです。 [映画館(字幕)] 8点(2008-04-20 22:34:35) |
25. 恋空
《ネタバレ》 皆さんの点が辛いんで、ちょっと腰が引けていたんですが、興行成績がいいので1000円デーならと観てきました。 この年で不思議なくらい感情移入しまくりでした。 高校生(から大学生にかけて)の恋愛モノと言うくくりかもしてませんが、3人の若い登場人物たちは、年齢に不釣り合いなほど大人びていました。 こっちが観ていて“もっと自分可愛さで突っ走ってもいいのに”と思わせるほど、何が大事なのかちゃんと知っていて、その気持ちに正直に行動する姿に心打たれるモノが在りました。 大変な出来事が起きる度、そこで立ち止まってしまわず前を向いて進んで行くので、展開が早い(ジェットコースタームービー並み)のですが、こういう最初から最後まで前向きな映画もタマにはいいです。 [映画館(邦画)] 8点(2007-12-02 02:35:08) |
26. 二代目はクリスチャン
我慢し続けて、最後に爆発! 哀しみとラストの爽快感のギャップがいい! [DVD(字幕)] 8点(2006-01-04 20:32:07) |
27. 岸和田少年愚連隊
オモロイ! [DVD(字幕)] 8点(2006-01-04 20:29:10) |
28. ボクが病気になった理由
オムニバスの1,2話はこの際、置いておいて3話目の、ひょんな事から一晩ホテルで相部屋となってしまった、見知らぬ 男女のコミカルストーリーを描いた「ハイパーテンション・ロード」、私が邦画を好きになるきっかけを作った、記念すべき作品になりました。 [地上波(字幕)] 8点(2006-01-04 20:05:45) |
29. 容疑者 室井慎次
《ネタバレ》 これほど、骨太な人間ドラマとは思っていなくてやられました。惜しむらくは、絶体絶命に追いつめられて、“どうやって逆転するのだろう?”と、息を詰めて見ていたラストの山場で、伏線も無く唐突に打開してしまった展開にはちょっと…、でしたね。あそこさえもっと上手くやっていたら満点でした。 [映画館(字幕)] 8点(2006-01-04 19:38:46) |
30. NANA
原作は全く知りませんが、途中全くダレる所も無く、青春映画としてはパーフェクトでした。 [映画館(字幕)] 8点(2006-01-04 19:36:07) |
31. メッセンジャー(1999)
これを観た当時は、映画館が入れ替え制でなかった頃で、あまりに後味が軽快だったので勢いで2回続けて観てしまった。特に凝ったことも無く、主人公の成長と勧善懲悪の物語という分かり易い話でテンポも良く素直に楽しめる娯楽映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2006-01-04 19:00:54) |
32. くちびるに歌を
《ネタバレ》 "生き死に"の物語を4つも畳み込んで来て、完全に泣かせにかかってて、青春映画なのにそこまでしないと主人公が前を向けないってどういう事って、思ってしまった。でもまあ、殆どの人がまんま泣かされるんでしょうけど。 -ここからネタバレ- ・主役は、自分のピアノのせいで恋人が亡くなったと思ってピアノが弾けなくなった産休代理の元ピアニストの先生。 ・その同級生で心臓が弱いのに子供を産む決心をしたコーラス部の顧問の先生。 ・母親が自分を産んだのが影響して亡くなり、父親も女を作って出て行ってしまったコーラス部部長の女子生徒。 ・自閉症の子供が産まれた為に、両親が自分たちが死んだ後に面倒をみさせるために生まれて来たと思ってる男子生徒。 全ては物語の後半で明らかになるのだが、田舎の村の中学校の話にしては、リアリティが無さ過ぎて、泣ける映画がいい映画とは限らないという見本の様な作品。 [映画館(邦画)] 7点(2015-03-05 23:29:19) |
33. 卒業旅行 ニホンから来ました
突き抜けた馬鹿馬鹿しさが傑作でした。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-04 21:07:56) |
34. ハウルの動く城
ただただ、期待外れでした。 [映画館(字幕)] 4点(2006-01-04 19:41:18) |
35. 歩いても 歩いても
余りに普通過ぎる日常を描いたリアルなだけの映画でした。 単にリアルなだけなら現実で十分。ワザワザお金を払って、こんな居心地の悪い映画を観る必要なんて無かったです。 [映画館(邦画)] 3点(2008-07-31 22:04:35) |
36. リリイ・シュシュのすべて
《ネタバレ》 こういう救いの無い映画は見た時間を返せと言いたくなる。 [DVD(字幕)] 3点(2006-02-12 04:57:09) |
37. 羊と鋼の森
《ネタバレ》 主人公に感情移入出来ない映画なんて観る価値無いと思ってるのだけれど、久々に観る価値の無い映画だった。 主人公と森や家族の関係が、夢の中の話の様でリアリティが感じられず、主人公に全く感情移入出来なかったので、 全てが「ふ―ん」で終ってしまった。 披露宴のピアノのセッティングにしても、森との関係があったから気付けたみたいになってるけど 「いやいや、常識でしょ。何を今更」って感じで、唯唯退屈な映画でしかなかった。 [映画館(字幕なし「原語」)] 2点(2018-06-11 19:53:27) |
38. 好きだ、
《ネタバレ》 退屈極まりない映画。恋愛映画ならプロローグ30分程度の話をそれだけで 終わらせるって言うのは、金と時間の無駄以外の何モノでもない。 [映画館(字幕)] 2点(2006-04-02 15:08:51) |
39. 天外者
《ネタバレ》 理想だけ高くて人望の無いまま死んで行った薩摩人が居たって話かと思ったら、取って付けた様なあのラストシーンには呆れてモノが言えないほどシラケた。 大阪商工会議所の初代会頭なのに、そこで何をしたのかを全く描かず終わるって何でこの映画を作ったの?長尺の予告編か? 役者の演技だけ撮って、そこで生きた人物が全く描けてない典型的の様な作品。 これが三浦春馬の遺作だなんて可哀想過ぎる...キャリアから外すべきだよw こんなコロナ禍に絶対に映画館に観に行ってはいけない映画でした。 [映画館(邦画)] 1点(2020-12-26 08:28:29) |