81. のだめカンタービレ最終楽章 後編
クラシックを解説されながら聴くのもなかなかいいと気がついた。 ずっと見続けていたいドラマだけど、こういった終わり方以外は難しいのかもしれないと思う最後。ある種の青春もこうやって過去になっていくんだろう。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-01-07 23:45:30) |
82. のだめカンタービレ最終楽章 前編
最初は、ん〜、という感じだったが、途中から面白くなってきて、音楽の良さが十分 に伝わってきた。 恋愛とか、のだめとか関係なく楽しめるのもいいと思う。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-01-06 23:21:15) |
83. 男はつらいよ 寅次郎紅の花
封切り時に映画館でも観たし、テレビでも観たがやはり寅さんの最終回という印象から特別な映画となっている。 満男の泉ちゃんへの気持ちは、自分の若い頃の果たせなかった夢のようでもあって微笑ましい。本来は通りすぎてしまった未来を自分で掴んだのかもしれない。 リリーの本音も結局は寅さんとすれ違うんだろうということが分かっていてちょっと哀しい。 前作を観終わって、感慨深いものがあるがそれをどういう形で表現するかは難しい。この後もしも続いていたらどういった作品になるか、それは想像がつく。それでも終わってしまうのは寂しいな。日本映画の一つの形を意識させられた。 [映画館(邦画)] 7点(2015-12-12 23:35:17) |
84. 東京物語
原節子さんをしのんで観賞。 映画として、かなりの出来だと感じる。この世界観は普遍的なものだろう。それでも、作品の出来が良いとしても観る時の心理状態と合うかどうかが評価のポイントになってしまう。 泣けそうで泣けなかった、それが気になる。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-11-28 19:38:09) |
85. ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON
《ネタバレ》 面白いけどちょっと長い。 幽霊の証言だけで解決は難しいだろうな、と思ったけど最後はそこそこの分かりやすい結末。 深津絵里はどんどんキレイになっていって、最後のシーンは素敵な女性だった(ので加点)。 [地上波(邦画)] 7点(2015-10-25 16:34:12) |
86. おもひでぽろぽろ
女子向けの映画だと思うが、良く出来ている。 途中ちょっとダレるものの、最後まで観て良かったと思わせる作品。 ただし、結末に対しては多少疑問は残る。話の筋がキレイすぎてそれが気になるからだと思う。実は、現実重視よりファンタジーとして作られたんだろうな、とそう考えれば納得する。 [地上波(邦画)] 7点(2015-08-22 14:19:15) |
87. 日本のいちばん長い日(1967)
観るのに多少気合が入るが、日本人としてはかなり気になる映画。 時代背景やそもそもこういった(降伏)時にどういった反応が出るのか、とても分かりやすい。ドクメンタリー的な要素は強いが映画としても十分に完成度が高い。 この敗戦から数十年経って、日本はもしかすると全体的には理想的な道を歩んできたように思える。 ただし、終戦直前の陸軍のように「想いが強い」という人たちが、会社などの組織においていかに同じように振舞っているか、そしてそれがいかに重用されているか、悲しくなる。 個人として「想い」が強い人(会議で発言力がある人も多少同じ)が幅を利かせて、”成功するまでは失敗ではない”というようなマインドがかなり醸成されているのではないだろうか。 人間や組織は変わらない。ちょっとだけそれが悲しい...本当に正しいことや個人と「国」の幸せとは何だろうか、解消されるのはまだ先か。それでもやはり多くの勝ち取った自由はある(多分)。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-08-17 22:38:28) |
88. シンプル・プラン
《ネタバレ》 シンプルな計画、そのシンプルさを守るために複雑な事象を多々引き起こすという皮肉な物語。人の心理もお金によって微妙にずれていくのが巧みに描かれている。 同じような映画をいくつか観たような気もするが、ある意味「シンプル」なテーマだと思う。 兄の「金持ちになったら、金目当てでもいいから好かれたい...」というような言葉が印象に残った。実は一人だけ冷静に単純な感情を持っていたのかもしれない。 主人公も、最後の殺人(?)によってついに罪の意識が戻り普通の感覚に戻ったのかもしれない。 [地上波(字幕)] 7点(2015-08-02 14:21:39) |
89. 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花
リリーと寅さんの絶妙なプロポーズも結局はすれ違う...自分の人生の一部を観ているよな恥ずかしさもあった。 沖縄での幸せな生活はやはり夢だったんだろうか、と最後にそう思わせる。 このシリーズの定番進行もあるが、お互いの道を譲らずに、どうしても同じところを歩けない、そういう物語が芯になっていて、それで寅さんと(寅さんを好きになる)マドンナは絶対に幸せになれない、その運命がちょっと哀しい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-07-04 21:59:52) |
90. 二百三高地
《ネタバレ》 この時代の戦争を扱って映画として素晴らしい出来になっていると思う。 ただし、戦闘シーンに迫力があるが逆に人と人との関係性は多少弱くなっている。このバランスはなかなか難しい。 そして、最後に乃木大将に戦争の悲しみの本質を思わせるところは多少の違和感が残ってしまう。この涙は一般の人々の中にあるべきではないだろうか。 エンドロールの「防人の歌」と明るい世の中の対比が何とも物悲しい。 ところで、ここで出てくる軍上層部の発想や物の言い方は、現在の会社組織のそれと似ている。それが何とも哀しい。 人間や集団はなかなか変わらない。だからこそ、戦争をすることで、取り返しのつかない失い方をしてしまうわけにはいかない。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-06-22 23:19:41) |
91. ピンポン
面白いだろうと思って観て、やはり面白かった。 どんなスポーツでも同じような展開は出来るだろうけど、卓球でやって、ギャグをふんだんに取り入れている感じがいい。時々はこういう青春のスポーツって観たくなる。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-06-13 23:49:04) |
92. 黒部の太陽
完全版を鑑賞。確かにこれは映画館で観る映画だが、テレビで見てもそれなりに迫力がある。 ちょっと長いと思うけど、気合の入った作品で、出来は良いと思う。ただし、観終わった後に何か残るかというと、自分にとってはそれ程でもないな、というの本音か。 引きこまれたのは間違いないけど。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-04 18:03:00) |
93. 切腹
面白い。時代劇でこれだけ完成度が高い作品なのに全く知らなかった。 語りが多いがとても引き込まれる。無常感は強いものの納得感もある。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-29 18:53:25) |
94. 男はつらいよ 寅次郎相合い傘
《ネタバレ》 リリー再登場で、「男はつらいよ」の毎度のパターンをちょっと超えて結構良い出来の作品になっている。 この時代における女の自立とジレンマも上手くリリーと寅さんに言わせている。 この相手と結婚しないとなるともう一生独身かな...という切なさが漂う。そういう物語になってしまった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-25 23:30:23)(良:1票) |
95. 家族(1970)
《ネタバレ》 日本映画ってこういうのだろうな、と感じる。 長崎から北海道の東(中標津)まで、途中の大阪や東京での出来事を織り交ぜ、最後まで一気にみせる。 去っていく魂と、また新しく生まれる魂とが入れ替わって、家族というものは変わっていくものだということも意識させる。 ちょっと哀しいところもあるけど、良い作品だと思う。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-18 20:58:56) |
96. HANA-BI
北野武の作品は本当に独特な雰囲気があって、そのことはとても評価できる。 この映画も少ない会話と、バイオレンスと、シュールな内容、そして希望の無い未来のための現在の空虚感がよく表されている。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-12 12:21:44) |
97. 新幹線大爆破(1975)
いや〜、思ったよりも良く出来た作品。 ちょっと長い気もするけど、多くの要素を詰め込んでいるのでこうなるか。もちろん、現代であればもうちょっと違う凝り方もあったと思うけど、この時代であればなかなかのもの。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-11 20:11:02) |
98. 福耳
最初は、あまり好きなタイプの映画じゃないな〜、と思っていたけど、結構夢中になれて最後はちょっとした爽快感が残る、という出来。 いいと思うけど、「福耳」の詩のメッセージとか、底に流そうとしている主張を強く感じる作りにはなっていない。そこが惜しいか。 [地上波(邦画)] 7点(2015-03-29 23:29:30) |
99. かぐや姫の物語
《ネタバレ》 竹取物語そのままだったとは思わずに観ていた。勝手に結末はちょっと違うんじゃないか、と。 なので、ちょっと拍子抜けしたが、この長さが気にならないぐらい自然にずっと物語に入っていけるのは出来がいいからかもしれない。 感動して泣ける、という程では無いけど。 [地上波(邦画)] 7点(2015-03-14 16:30:22) |
100. 桐島、部活やめるってよ
作り方がそれぞれの主人公目線で面白い。内容も学生の「青春」をちょっと思い起こさせる。 そして、それが全てと言えば全て。短編のつなぎあわせで、ある意味無駄のない作りなのかもしれない。だから映画としての評価も難しい気がする。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-02-17 20:57:51) |