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 > クリムゾン・キング さん
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プロフィール
コメント数 1658
性別 男性
年齢 39歳
自己紹介 【好きなジャンル】…面白ければ何でも。
【オールタイム・ベスト】…「十戒」「死霊のはらわた」「ゾンビ」「マグノリア」
「アンドロメダ…」「悪魔のいけにえ」「悪魔のような女(55)」「霊幻道士」
「劇場版からかい上手の高木さん」「洗骨」「映画はアリスから始まった」

結構感覚で書いている部分もありますが、過去観た作品の更新もしつつ、ぼちぼち書いていこうかと思います。

結構タイポります。

ヨロシクです。

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101.  ゴジラVSビオランテ 《ネタバレ》 
小さいころに観たときはなぜかこの映画に怖い印象があったのですが、観返して納得。ビオランテ初登場の食シーンとかなんて完全にホラーです。 冒頭からスパイ合戦、自衛隊ゴジラの攻防を交えてのストーリー展開、そしてこのころはまだ馴染みがなかった遺伝子工学など見どころはいろいろ(なんで人がビオランテの中に入ってんの?とかはじめ思ってましたけど笑) 特撮は相変わらず素晴らしいの一言。だけどあんまりビオランテの登場シーンが少なかったのと、少しスパイ要素の比重が多すぎたのが難点かな、とは思いますが、なかなか楽しい作品でありました。
[ビデオ(邦画)] 6点(2021-07-05 01:08:04)
102.  キングコング対ゴジラ 《ネタバレ》 
キングコングの顔が本家に比べてかなりブサイクというのがものすごく気になる所ですが、これはアメリカからの指示だそうで、ならばもう仕方ないと諦めるしかないです。 ただ、キングコングもゴジラも単体で出てる時はかっこいいのに何故か2人が戦い始めるとコミカルというか可愛く見えてしまいました。 特に、はじめて2人が戦う時にゴジラの熱線を見て「ちょっとビーム撃てるとか反則じゃない!?」みたいなコングの顔や、いちいちやり返して「やーいやーい」と両手をパタパタさせるゴジラのなんとも可愛いこと(笑) とか思ってるといきなり尻尾攻撃だったり蹴りだったり、背負い投げなどとやたらすごい技を出してきたり。どうやら↓の方も仰ってる通りスーツアクターの人がそっち系の人で、やたら見応えがあるのも頷けます。 特撮についても、ミニチュアやコマ送り、合成などふんだんに使われており、今のCGのような滑らかさはないにしろどれも見応え十分。最後の城の破壊シーンなどは流石と言った感じです。 人間のドラマパートが今の視点から見ると「笑いの視点」が違うこともあってちょっと乗れない部分もありますが、2大怪獣のドリームマッチを純粋に楽しむ映画としては十分だと思います。 ラストは決着がつかず不完全燃焼ですが、いくら怪獣王といえども怪獣の元祖を軽んじるわけにはいかないのでこれはこれでアリ。 点数ですが、一部の人間パートがいらないかなーと思ったのと、二度目の対決までの流れがもう少し自然な流れだったらなーと思った点、それからコングの顔がやっぱり似てないなーと思ってしまったので、6点ということで。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-07-02 01:37:04)
103.  ザ・ファブル 殺さない殺し屋 《ネタバレ》 
まずアクション。冒頭の一連の殺しから車のアクションの流れまで一気に進んでいきここで映画の世界に引き込まれます。個人的に前作の「弾道と急所の狙いどころ」のような演出にあまり乗れなかったので個人的にはこちらのほうが好きです。 そして中盤以降のマンションから足場を使った一連のアクションは、これだけでもスクリーンで観てよかったと思うレベル。 少しカット数が多いのは気になりますが派手さ、スピード感ともに申し分なく、邦画でも海外のアクション映画のようなものが作れるんだと思わせてくれてうれしい限り。 ただストーリーは、前作の登場人物が絡んでいる、と思わせておいて中盤以降ほとんど出てこなくなってしまっていたのでそこが残念なところ。原作漫画がそうなのかもしれませんが、もう少しストーリーを単純化してもよかったのかな、と思いました。 でもこれは自分が「アクション映画」を観たかったというところからきているのも大きいので、寒いギャグや登場人物の絡みなどは好きな部類で普通に面白かったです。 欲を言えば、もう少し時間が短くてもいいのかな、とも思いますが、それでも観ていてとても楽しい作品でした。
[映画館(邦画)] 6点(2021-06-27 02:36:53)(良:1票)
104.  夜逃げ屋本舗2 《ネタバレ》 
前半はスナック感覚でサクッと自己破産する債務者たちのいい加減さと、借金を踏み倒された良心的な町金のギャップでまず「自己破産の是非」をとい、中盤以降は悪徳金融のせいで「借金を踏み倒さなければならない事情」にも言及、とはいえ半分くらい自業自得な連中はしっかりと「しっぺ返し」を食らっているのでちょっと爽快。 ただ、一部人情のある債務者は悲しい結末になるので、やはりちょっとシリアスな展開。 細川俊之扮する豊臣も、一見すると正論言っているようで、結局は詭弁でしかなく、しっかりと悪事も働いていル。しかも迫力とカリスマ性抜群、それでいて主人公?に固執するのもかつて(自分の強引な取り立てが原因で解雇された)逆恨みなので、絶妙な器の小ささが実に適役だと思います。 終盤の夜逃げも、ちょっとスマートさには欠けるけれども、さながらスパイ映画のような衣装や装置などで適度にスリリング。前半の溜めも相まって十分面白い作品でした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-06-11 19:51:55)
105.  21エモン 宇宙いけ!裸足のプリンセス 《ネタバレ》 
半分以上思い出補正も入ってるのですが、小さい頃によくビデオを借りて観ていました。 時間にして約40分、テレビアニメのスペシャル的な時間で、登場人物も主要3人以外はほぼ劇場オリジナル。 展開も所謂「ローマの休日」なのですが、短い時間の中にぎゅぎゅっと見所が詰まっていて楽しい作り。 何よりヒロインのファナ王女のお転婆さと可愛さ、世間知らずさ云々が観ていてある意味心地いいアクセントになっているので、今も時たま観返したくなる作品です。
[ビデオ(邦画)] 8点(2021-06-03 16:59:27)
106.  おばあちゃんの思い出 《ネタバレ》 
有名なエピソードなので、以前テレビアニメ版でも観た事があるのですが、劇場版ということでいくつかのエピソードが追加されている感じです。ジャイアンやスネ夫の立ち位置もただのいじめっ子、というものではないので、これも劇場版ならでは。こういうちょっとした部分でも、のび太たちの友情の深さがわかる気がします。 そして、おばあちゃんのくだりでは、展開がわかっているにもかかわらず涙が出てきてしまいました。 小さい頃よりも大人になってからの方が、より自分のこととして感じるものが大きい作品です。
[DVD(邦画)] 8点(2021-06-03 16:52:17)
107.  That’sカンニング!史上最大の作戦? 《ネタバレ》 
※2021年更新 結構設定とかはヘロヘロで、「そんな労力と技術あるならもっと勉強しろよ(笑)」と突っ込みたくなるんですけど、後半のカンニング合戦がもはやスパイ映画さながらのノリで、その荒唐無稽さは結構好みだったりします。 一応、劇中の太陽フレアの云々という伏線も回収されていたり、カンニングに対する制裁も行われていて勧善懲悪というか、主人公側の勝ちにげになっていないのも逆にいいと思います(初見が小学校くらいだったので、なんでみんな留年になってんの?とか思っていましたが笑)。 ただ、久しぶりに観返してみて、安室ちゃんや某メンバーなどテレビで見られなくなってしまった人が数人いることにちょっと時代を感じてしまいちょっと寂しいですが。
[ビデオ(邦画)] 6点(2021-06-03 16:32:31)
108.  幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦 《ネタバレ》 
この映画にリアリティがあるのは文字通り演技が素人だったももクロが撮影を重ねるにつれてどんどん成長していくところだと思います。確かになんちゃって女優を披露したももドラや、もはや初主演映画として半分なかったこと(笑)にされてるシロメのころのようなポンコツぶりを知っている者としてはそれが一層感じられます。 体裁は豪華なメイキングというものですが、撮影自体にもそれぞれドラマがあり、本編には描かれていなかった原作の合同合宿でのワークショップを髣髴させる、平田オリザ氏のワークショップなど、見ごたえもあり演劇ドキュメンタリーとしてもなかなか楽しめました。 時折見せるももクロらしさもファンとしてはニヤニヤできるのですが、撮影に挑む彼女たちの本気のまなざしにハッとさせられ、「銀河鉄道シリーズ最後の撮影」で、カットがかかった後の彼女たちの涙は、高校時代には打ち込むことができなかったぬ活動というものの疑似体験、そして苦楽を共にした仲間たちとの別れなど様々な思いが込められており見ているこっちもこみあげてくるものがありました。 舞台の千秋楽の挨拶でも、れにちゃんは「西条美紀役のガルルです」と名前を間違えてしまうくらい、役に向き合い、役柄との混同は決してプロの役者としてはあってはならないのかもしれませんが、そのくらい、彼女たちの中では大きな存在であり、どんな形であれこの作品に出合えたことを自分もうれしく思います。 ぜひ、本編と合わせてみてほしい作品です。
[映画館(邦画)] 9点(2015-08-18 00:32:02)
109.  聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY 《ネタバレ》 
世界最速~小宇宙(コスモ)上映会と称した試写会にて鑑賞。 聖闘士星矢なんてその昔親が持ってたファミコンソフトでちょろっと触れた程度で何の知識もないままに鑑賞。 漫画の一エピソードでなく○○編と称した部分を約1時間半で語りつくすわけですから、もちろん駆け足、「もちろんこの設定とか知ってるよな!」と言わんばかりに専門用語が登場し、展開も少年漫画の常套的展開です。 原作から設定とかいろいろかなりアレンジが加えられているようで、主人公側と敵側の力量差が今一つ伝わってこない、など、原作ファンの人には相当な内容なんだと思います。 ですが、監督も言っているように、全く新しい聖闘士星矢という点で行けば、まあ目をつむれるのではないかと。 なにより、山ちゃんはじめ大ベテランの声優陣の仕事はやっぱりすげぇなと思いますし、若手側もそれに負けないくらい頑張っていると思いますし、戦闘シーンでも、やっぱりドラゴンボールやそういったものが好きな自分としては久しぶりに“男の子の血”が騒ぎました。 アテナ役の子は、もともと声優ではないし話題作りのための起用なのかも知れませんが、それでも本業の人たちに負けじとついて行こうという感じが取れます。経験不足のためか、セリフの抑揚や感情の出し方がもう一息だったり、声変わりなのか、少々ハスキーというか、かすれ具合が目(耳)につくところがありますが、それはそれ、これ以降も頑張って精進してほしいと思います。 全然期待していませんでしたが、バトルシーンの迫力や、主題歌がYOSHIKIであること、普段漫画を読まない僕でも原作を読んでみようかなと思わせるきっかけをくれたので、ここは7点で。 ―――ここまでは一映画ファンとしての感想――― もうね、あーりんはどう頑張ってもあーりんなんですよ(笑)ただそれは他の声優と違い僕らがあーりんの顔と声が完全に一致しているからであって、仕方ないんですけどね。 ただ、キャラデザも心なしか似せてくれているのか劇中の城戸沙織が徐々に佐々木彩夏に見えてくるからあら不思議(笑)だから徐々に違和感がなくなってくるので、ピンク推しの人は安心して鑑賞しながらあーりんわっしょいしてください。 そして、ラストのあれを今日(6月11日)にやるとは、監督も鯔なことをしてくれますね~。 
[試写会(邦画)] 7点(2014-06-12 20:57:34)(笑:1票)
110.  ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE 《ネタバレ》 
前回が思ったよりも楽しめたので(あのマモーをして神といわしめたルパンにコナン君が勝てるわけないと思いつつ)それなりに楽しみではあったのですが、話が複雑というよりは雑多になり過ぎて集中できなかった、というのが一番の感想です。 納谷さんがとっつぁん役を退いてから初めて新しい声優陣の作品を観ましたが、そちらの感想は思ったほど悪くはない、というものでした。 ただ、一番言いたいのは、敵のボスの名前が「アラン・スミシー」と紹介された時点で、これは何かの冗談なのか?と勘ぐってしまったことです。
[映画館(邦画)] 4点(2014-01-07 01:39:40)
111.  シロメ 《ネタバレ》 
今でこそ色んなところで見るももクロちゃんですがこれが出た当初はメジャーデビュー後とはいえ、ホントに知る人ぞ知る存在でした。だからこの映画も「最近出てきた良く判らないアイドルが得体の知れない神様にお願いをしにいく。これって本物なのか?」というモンド映画みたいないかがわしさがあったんです。まあ、1発で作りものとバレますが。 最近はいろんなメディアに出ているため、ライヴ映像やももクロChanを観た後でこの作品を観ると、例えば愛すべきアホリーダー、かなこがテンションダダ下がりだったりクールビューティ、あかりんがクールを通り越してフリーズ寸前だったりするので本来の彼女たちの魅力は半減どころの話ではないんですが、自分はこの作品からももクロちゃんを知った口なので違和感は全然なく、ホラー映画としてはむしろこれで正解だと思います。 怖いか、と言われればそれほどでもないんですが、廃墟に可愛い女の子たちがわいわい入って行って…というホラー映画の常套手段や実は仕掛け人側だったという捻りで楽しませてはくれますし、何より6人のももクロちゃんを観られる数少ない映像作品つーことで7点。 …にしても、これ観た数カ月後にあかりんが脱退する旨のニュースを知り、その後Zが付いたときは「Zって何!?」とポカーンとなったのも今となっては良い思い出…。
[DVD(邦画)] 7点(2012-09-07 02:56:10)
112.  ももドラ m o m o + d r a 《ネタバレ》 
作品自体の出来は他のアイドル映画同様と考えてもらって構わないと思います。 ストーリーはありきたりだし、設定や小道具などは内輪ネタ状態、役者の演技も素人に毛が生えた程度と云うところでしょうか。 しかしそこに目を瞑ればそれなりに楽しめる作品に仕上がっていると思います。 5話のそれぞれ独立したストーリーはそのほとんどが恋愛関係のエピソードですが、学生時代の多感な時期を思い出させてくれますし、目隠シストさんご指摘の3話についてはその異色さがかえって作品のテンポを引き締めてくれていると思います。 それぞれ主役を務めている女の子たちも可愛いですし、演技はまだ十分とはいえないかもしれませんが、微妙な表情の変化など、頑張ってるなぁと思わせる場面もチラホラ。 それなので、作品自体は5点、彼女たちの笑顔等々に+1点の計6点と云うことで。 補足ですがこれは一映画ファンとしての点数です。モノノフのみなさんはここに4点(と云うより計測不能)をプラスしてください。ちなみに自分もかなこぉ↑↑(赤)寄りの箱推しです。茶畑のシンデレラといえば~??
[DVD(邦画)] 6点(2012-09-07 00:22:51)(良:1票)
113.  地球防衛軍 《ネタバレ》 
今から50年以上も前の作品なので今の視点でどうこう言うのは結構酷な話です。 それを承知であえて言えば、ミステリアンの占拠範囲が実に小ぢんまりしていたり、造詣が出来損ないの何とかレンジャーみたいだったり、秘密兵器の数々が結構腰砕けな形だったり、実際にはあんまり役に立っていないジャン、と、どんどん出てきてしまいます。 しかし、そうした点はあるにしろ、結構作り手は真面目に作っており、見所は結構多い作品でした。 ミニチュアセットによる村の崩落や大洪水シーンなどは、確かに作りもの感はありますがなかなかの臨場感がありますし、自衛隊の砲撃シーンや敵円盤兵器と戦闘機との闘いも結構迫力あります。 また、ミステリアンがしゃべる際、日本語と同時に意味不明な低音を被せて翻訳しているように演出しているのも結構芸が細かい。 そして、他の方も仰っていますが、敵要塞内のセットは確かに、禁断の惑星に迫る造形美を誇っているのではないかと思います。 時代が進んでしまったためにバカ映画のような体裁に思えてしまいますが、結構気合入れて作ってある、見所の多い作品だと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2011-07-11 04:20:19)(良:1票)
114.  SP 革命篇 《ネタバレ》 
個人的には前作よりスケールはアップしましたが、ややアクションとしてはお上品すぎるといったところでしょうか。 セガール映画ではないですけど、人質、敵、味方双方殆ど死傷者も出ず(一部例外はありますが)、トラップが作動して大爆発!と云った大波乱もなし…まあ舞台や登場人物的に考えて安易に死傷者や損壊場所を出せなのかもしれないのですが、やはりアクションとしては少し刺激が足りないように思います。 しかし、それを考えなければアクション自体は見ごたえがあり、適度なスリル、そして互いの信念をかけた男の闘い等色々な要素が入っているのでなかなか楽しめると思います。まあ、完全な続きものなので前作を観ていないと半分以上置いていかれますが…。 点数は、前編の「野望編」と総合して7点と云うことで。 
[映画館(邦画)] 7点(2011-06-15 02:14:09)
115.  SP 野望篇 《ネタバレ》 
実際にジークンドーやエスクリマを習得したというだけあり岡田君をはじめとしたキャストのアクションシーンは見応えがあり、またいなし技からの急所攻撃など、リアリティ溢れる格闘場面だと思います。 特に、終盤の、敵からの襲撃にあいながらマルタイを護衛していく場面は本作最大の見所ではないでしょうか。 ただ、残念ながらこの作品も、近年の作品群の例に洩れず“一見さんおことわり”な作りをしているところ。 ストーリーはまだ何とかついていけるにしても、主人公の特殊能力云々に関しては原作に当たるドラマ版を観ていなければ完全に置いていかれます。 そして、もう一つは劇場版にしては“派手さ”がない点。確かに前記した終盤のシークエンスは見応え充分ですが、それを“敢えて”劇場の大スクリーンでやる必要があるかと云えば、他の方も仰っている通りテレビの2時間枠で充分に見えてしまいます。 まあ、本作は2部構成なのでこれ1本のみでどうこう言うのもあれなんでしょうが、単体として考えれば、あと一歩、と云ったところでしょうか。
[DVD(邦画)] 6点(2011-06-15 01:58:53)
116.  ルパン三世(1978) 《ネタバレ》 
ルパン三世の最高傑作はと聞かれれば、多くの人はカリ城と答えるだろう。 で、自分は、迷うことなく本作。もちろんカリ城も傑作なことは言わずもがなだが。 とにかく、他の作品にはない、レトロさとエロティシズム、ロマンやハードボイルドなどがギュギュっと詰まっている。 圧倒的な存在であるマモーに、自らの存在を賭けて挑むルパン、最後までルパンの愛を求めた不二子、生きて帰れぬ保証のない戦いに、それでも行こうとするルパンに対して銃を抜く次元、最後にルパンを救う“鍵”を託した五ヱ門、そして、階級を剥奪されても尚己の信じる正義のためにルパンを追うとっつぁん。 そして、最後に永遠の好敵手(ライバル)であることを認めるかの如く、ルパンととっつぁんが息の合った二人三脚で走っていくラスト。これ以上の舞台、設定、エンディングがあろうか。 物語は言うに及ばず、とっつぁんの扱いを蔑ろにしている近年のテレビスペシャルは顔を洗って出直してきなさい!
[地上波(邦画)] 10点(2011-03-20 02:59:18)
117.  TEKKEN 鉄拳(2010) 《ネタバレ》 
とりあえず、平八のあの鬼瓦のような顔と、髪の毛のとんがり具合が再現されてない時点でこの作品の志の低さがうかがえる。全く「アナタ(監督)のヤッテルコトワカリマセーン!」
[DVD(字幕)] 5点(2011-03-11 02:50:13)
118.  COWBOY BEBOP カウボーイビバップ 天国の扉
音楽を少しでも知っている人ならサブタイトルを見てすぐにピンとくる筈。何せ、ボブ・ディランの名曲(ギターの神様、エリック・クラプトンもカヴァーしている)Knockin’on heaven’s doorだから。そもそもこのビバップという作品は、TVオンエアー時から、ホンキートンク・ウィメン、悪魔を憐れむ歌、闇夜のへヴィ・ロック、ボヘミアン・ラプソディなどといった、洋楽好きなら誰でも知っているようなタイトルを付けてきた。一見すると、ストーリーとは何の関係もないような気もするが、各エピソードを見終えると、それらのタイトルが、その作品全体の趣旨や雰囲気とうまくリンクしていることに気づく。それは映画になっても変わることはない。そして、この一連の作品の素晴らしいところは、練りこまれたストーリーもそうだが、何と言ってもその音楽のセンスのよさ、そして質の高さである。たかがアニメと思っている人もいると思うが、一度この作品を見て見れば、その映像やストーリー性、そして、音楽の質の高さの虜になると思う。設定などの関係上、TV版を見ていないと理解しづらい場面もあるかもしれないが、話自体は1話完結なので、予備知識がなくても十分楽しめる。俺の中では、TV版を含め、この一連の作品を超えるアニメは存在しない。
[DVD(邦画)] 8点(2011-03-10 05:11:58)
119.  ソナチネ(1993)
黒澤氏亡き後、いまや日本が誇れる監督ってのはもう武しか残ってないように思える。沖縄の自然、生と死、日常と非日常、正常と狂気が見事なコントラストを織り成している。台詞が少なめながら、それ以上に演技が語っている。血生臭い表現がそれほどないにも拘らず、狂気が画面からひしひしと伝わってくる。それらが示しているテーマは「生」そして「死」。そして、我々は、村川という男の「人生」というソナチネ(小ソナタ)を聴くのである…。
[ビデオ(邦画)] 7点(2011-03-10 05:05:12)
120.  キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 
うはぁー!来たー!タランティーノ久々の新作ぅ!!とは言ったものの、実際の目的はただ栗山千明嬢久々の映画ということで期待していただけだったりしたのだが、が、が!段々と作品の全貌が明らかになるにつれて、これって…おもしれぇんじゃないの?という期待が増幅され、公開初日、早速映画館に足を運んだら、予想通り、面白い!ストーリーは根幹に1本ぶち抜いてあるだけで、設定などは殆どむちゃくちゃ、何を隠そう、これはタランティーノが、カンフー、ウェスタン、時代劇、ヤクザ、アニメ、スプラッタと、映画のあらゆる要素…というよりはタラちゃんの個人的に大好きな要素を全部ぶち込んで作ったオタク映画。流血シーンは思わず笑ってしまった。なぜかというと、惨殺マニアの狂喜の笑いではなく、日本刀などでぶった切って血がブシーブシーとありえないくらい飛び散るからだ。まるで新世紀版ブレインデッドである。いやいや、それだけじゃない、この映画の面白いことは。まず、映像を縁取る音楽。往年の作品からの抜粋も多い本作だが、音の使い方が非常にうまいし、完全に作品の色に染まっている。そして、なんと言っても主人公たちがカッコいい!そして戦闘がカッコいい!主演のユマ・サーマンはブルース・リーもどきの上下黄色のトラックスーツを身にまとい戦いに挑む。青いバックに数人のシルエットが浮かび、その暗闇の中行われる戦闘はどこか幻想的だ。対するルーシー・リューも日本刀。雪が深々と降り続け、静かでどこか神秘的な雰囲気を漂わせている日本庭園、音といえば空を流れる風の音だけ、そこに対局する2人のサムライ…と、突然静寂を破りぶつかり合う刃と刃。アクションシークエンスは近年のどの映画にも負けず鮮やかであり、剣術もカッコいい。挙句千明嬢はチャン・コーハンみたいな鉄球(ゴーゴーボールといいます)ぶん回してるし、どっからか鼻歌聞こえてきそうだぜ~フ~ンフフ~ンフ~ンフ~ン♪欧米では、色々叩かれているみたいだが、この映画は近年に感じることの出来ない映画への情熱が感じられる。R指定になってるだけあり、内容は確かに少し過激だが、なんてことは無い。残酷というよりむしろコミカルなので冷静に考えればいいし、それ以上にこの映画には沢山の魅力が詰まっている。点数は、久々に心から躍動を覚えたという点で9点。
[映画館(字幕)] 9点(2011-03-10 04:59:37)(良:2票)
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