141. NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE
ぜってぇにはずすだそーなぁーと思ってたら、意外といけた。というか、ぶっちゃけ結構楽しかった。なんでだろ?多分、CGの使い方。ド真面目な話のくせして場違いなCG使うんじゃ、見ていて寒くなる。けど、これは違った。「修行の賜物でござるよ」って、どんなに頑張っても“壁歩き”とか“分身の術”とかできませんから。ある意味ではこういう技は子どもの夢。個人的には、上手くできてたなと思うし、ストーリーの方も、簡単に言えば主人公の成長物語だけど、へんに大作じみた壮大な事やってないから、逆にそれが心地よかった。たまにはこういうのも悪くないと思う。 [地上波(吹替)] 7点(2006-01-22 03:24:19) |
142. THE JUON/呪怨
《ネタバレ》 OVA版の呪怨1・2、劇場版呪怨1・2で見たことあるシーンがわんさか出てきた…。ということで新鮮さは皆無(リメイクだから仕方ないのかもしれないけれど)。嗚呼ライミさん、貴方はリメイクなど製作しなくとも立派に面白い映画を撮るではないか。だからリメイク製作は止めて早く死霊のはらわたの続編を作っておくれ…。そしてせっかくロブも仲間に引き入れたんだからブルースも出演させて…。 [DVD(字幕)] 5点(2005-10-08 23:45:38) |
143. 帝都大戦
《ネタバレ》 加藤がいつサイコクラッシャーを撃ってくれるかとずっと待っていました…というのは冗談ですけど(勿論撃ちませんけど)、「帝都大戦」という大それた題名の割には実に小ぢんまりした戦い、A級になり損ねたB級と言った感じです。しかしこのいかにもな感じが逆にいい雰囲気となってます。ストーリーは、(原作&前作未見のため)「一体何がどーなってるんだ??」状態でしたが、スクリーミング・マッド・ジョージの特殊メイクはCGには出せないおどろおどろしいものになっていましたし、加藤保憲を演じた加藤久作…いやいや嶋田久作が役にはまり過ぎではまり過ぎで恐いくらいでした。超能力合戦は今から見れば「…」という感じは否めないですが、しかしそれもまた味のあるものになってますし、こういう類の映画が好きなら(恐らくは)楽しめると思います。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-22 19:48:50) |
144. 妖怪大戦争(2005)
《ネタバレ》 真面目に見ると、水木先生や京極先生などそうそうたるメンバーが加わってますね、この映画。ただ、本来のこの人たちの持ち味となるおどろおどろしいタッチというよりは、どこかコミカルで憎めない作風になってます。恐らく、夏休みに子ども連れの客層を狙ったものと思われますけど、それ以上に、関わった人々が物凄く楽しそうに作ってそうな感じがヒシヒシと伝わってきました。所々に散りばめられたユーモアだとか、根幹をなす少年の成長ドラマとか、色んな要素が含まれてます。主人公タダシを演じた神木君は、他の俳優陣と比べてもさほど不自然ではなかったと思いますし、加藤を演じたトヨエツもなかなかのはまり役だったと思います。ただ、やっぱり“加藤保憲”というと嶋田久作のイメージがあまりにもでか過ぎるので、その点はちょっと分の悪い勝負だったかなぁとも思いますが。そして、やはりこの映画最大の破壊力は栗山千明と高橋真唯の二人!特に橋本真唯の悩ましい太ももには皆さん同様にノックアウトさせられました(笑)。ストーリー的には特にずば抜けているというわけではありませんが、みんなで楽しく見るという分には最適の映画だと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2005-08-22 19:38:56) |
145. 電車男
《ネタバレ》 普通に見れば今までにもあったようなラブストーリーですが、実際にあった事、と言う点と、これが色々な意味で有名な2ちゃんねるが元ネタ、というところが新しいといえば新しいですね。ストーリーについては、展開がやけにあっさりしていてもう少し電車男とねらー群の掛け合い、エルメスとのやり取りをもう少し深く描いて欲しかったですけど、それ以外の小ネタ、というか画面効果というか、そう云う所はなかなか面白かったです。特にオタク3人組の一人が戦死するところは思わず「プラトーン」を思い出してしまいました。あとラストについては、それほど感動するものでもありませんでしたが、その前のねらー群が駅のホームで電車男を励ますシーンはなかなか心に訴えてくるものがありました。作品としては、ドラマの進化版、という感じがしないでもなかったですが、見て損はないと思います。ちなみに、友達と見に行ったのですが、そのうちの一人が映画が終わってもずっとハイのままでした(笑)。どうやら彼には今年一番のヒットだったようです(いろんな意味で)。 [映画館(字幕)] 6点(2005-08-14 20:44:16) |
146. 姑獲鳥の夏
《ネタバレ》 かの京極先生のデビュー作…とか言っておきながら実際は読んだ事ないのであまりでかい事は言えんのですが、映画単体で見るとなかなか面白いものだと思いました。最初の京極堂と関口の会話が伏線になっていたり、トリックや設定がかなり凝っていたり…とこれは原作に拠るところなんでしょうが。しかし、やはりこれは文で読んだほうが世界観に込める様な気もします。でもまあ、久しぶりに悪役でないアベちゃんが見られただけで良しとしておきます(笑)。 [映画館(字幕)] 6点(2005-07-23 03:21:47) |
147. いま、会いにゆきます
《ネタバレ》 「感動できる、マジいい話だ!」っつーことで、ワタクシの友人が一押ししてきたのがこの映画でした。ジャンルとしては少々違うものになりますが、同じ感動系として位置付けられているセカチュウよりはよかったです。ただ釈然としない部分がチラホラあったり、物語の進行が少し淡白であったりしたので、言われているほど感動するものではありませんでした。ただし他の方も仰っているように最後の澪側の視点で語られる描写と題名の意味がわかる部分はなかなか良いですね。まあ実は二人して全く同じことをやっていたってのはなんか感動と言うか笑いがこみ上げてきましたけど。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-27 23:03:09) |
148. 感染
《ネタバレ》 最近のホラー映画はみんな白装束の幽霊(又は子ども)に支配されている中、久々にそれ以外のテーマで、しかも面白いと思える作品でした。所々消化不良な部分もあったり、意味不明な部分もありましたが、老朽化した病院、崩れゆく人間関係、今までに見たこともない症状を引き起こす奇病などが一層精神的恐怖を煽ってくれますし、佐野史郎扮する赤井医師も不気味な雰囲気を醸し出していて良いです。厳密に言えばホラーではなくサスペンスということになるのでしょうが、久々に「日本もやれば出来るじゃん!」と思った作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-23 00:03:40)(良:1票) |
149. Deep Love アユの物語 劇場版
《ネタバレ》 演技やカメラワーク、その他諸々色々と荒を捜せばきりがないけれども、一番の問題はストーリー。エイズについての描写が物凄くいい加減であったり、言ってる事とやってる事が一致していないという時点でアウト。アユが死ぬ理由も結局は自業自得だし、これで感動しろというのは土台無理な話。それでも、これを見て(原作を読んで)援交をやめようと思った女の子達がいたのだから、この作品の存在は無駄ではないということでしょう。まあ、アタクシからしてみれば取るに足らない作品ですが…。 [DVD(字幕)] 4点(2005-06-22 23:55:03) |
150. デビルマン
《ネタバレ》 ある意味幸運な映画であり、ある意味不幸な映画。 普通こういうものは劇場公開すらされず、黙殺されるのがオチだが、この映画は原作があまりにも有名なため全国で公開された。それが幸運な点であり、それと同時に、そのあまりにも出来が悪いせいもあって、本当ならここなどで(俺含む)有志の人々に貶されるだけで済んだものを、普段は好んでこういう類の作品を見ない人々にも貶される羽目になった…それが不幸な点である。 で、実際、どのくらい出来が悪かったのかといえば、個人的な意見だが、そこまで“すんげぇ駄作”というわけではなかった。勿論、原作の持つ壮大なテーマは見事に消えうせ、ストーリー展開は「え?こんなんだったっけ?」という感じであったし、役者の演技は超が付くほどの下手さ。 悪魔特捜隊の連中が「サンゲリア2」のあの連中にしか見えなかったり、原作を2時間少々で纏め上げたせいもあって、何故サタンが人類を滅ぼそうとしたのか等というテーマ性を孕んだ部分がすっぱりカットされているなど、あげていったらきりがないが、原作と映画は違うものと思っているので(といっておきながら、恐らくジョジョが実写で映画化された日には、ものすごいこと書くんだろうなぁ…)そこら辺はあえて目を瞑り、ストーリーだけを見てみた。 とりあえず、話は進んでるなと思う。 そう、世の中には、本ッ当に全然話がわからん支離滅裂な作品てぇモンが存在するんですよ。それに比べりゃ、本作はまだマシな方。という事で、この点数。だけどね、やっぱり、演技は………。 [DVD(邦画)] 4点(2005-05-06 03:23:20)(笑:1票) (良:1票) |
151. 学校
《ネタバレ》 なんでもない題名なんですけど、自分は妙にしっくりと来るものがありました。ただ知識を詰め込むところではなく、人生そのものを教えてくれるところと言うか、そう云う含みを持ったものに思えました。夜間中学にて、“学びたい”と思う人が集い、“教えたい”と思う教師がやってくる、本来の学校とは、こうあるべきなのではないか、なんて事を思いました。一人一人のエピソードも、それぞれがそれぞれの悩みを抱えていて、それだけでも作品にのめりこんでいくのに、中盤より田中邦衛演じる猪さんが死んだという報告を受けてからの、“幸せ”について考える場面。特に、色んな苦労をしてきた猪さんが修学旅行で笑顔で「2だよ~」という場面は、なんとも言えず涙が出てきました。お金とかじゃなく、生きてて良かったと思える瞬間、それが幸せ。そんな大事なことを教えてくれたような、暖かい作品でした。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-03 03:16:42) |
152. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 記念すべき第1回日本アカデミー賞作品賞受賞作品だそうで、その称号に似合うだけの質を持った作品でした。今とは違う武田鉄也のヒッピーみたいな演技や、高倉健の渋すぎる演技は人生様々なことを経験してきた“凄み”を見事に表現していますし、結末は判っていながら、やっぱりどこかですこし「ハンカチが上がっていなかったら…」という(無意味な)心配をしてしまいました。バカですね(笑)。しみじみと人の人情を味わえる、そんな作品でした。<追記>映画の評価には直接関わっていませんが、桃井かおりのあの独特の喋り方に無性に腹が立ちました(爆)。どうやら僕とこの人との相性は最悪なようです(笑)。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-03 03:02:48) |
153. スウィングガールズ
《ネタバレ》 「ウォーター・ボーイズ」の女の子ジャズバンド版…という意見の通り、まんま展開は「ウォーター・ボーイズ」ですね。しかし、ぶっちゃけたところ野郎の水着姿を見てるよりは女の子が楽器を演奏してるのを見ている方が男の自分としては良いわけで(笑)、そう云う不純な動機を抜かしても、音楽好きな自分としてはこっちも捨てがたいわけです。実際、楽器をやるってのは相当大変なわけで、「あんないきなり上手くなるのなら誰でもプロになれるやいッ!」と云う事になるんですが、実際に壁にぶち当たって延々挫折してるところを見せられたんじゃせっかくの“娯楽としての楽しい映画”が台無しですからね、「音楽の面白さがわかったから上手くなったんだ」といった感じで強引に納得しましょ。圧巻なのはやっぱりラストの演奏ですね。しかしその前の電車の中でラジオから聴こえてきた「A列車で行こう」を聴いていきなりセッションを始めるのもなかなか好きです。色々な面でツッコミ所はあるし、ジャズだってもっと奥の深いものですが、そんなこと考えずに、思いっきり楽しめる映画だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-03 02:49:37) |
154. ゲレンデがとけるほど恋したい。
昨年の夏に見た「私をスキーに連れてって」が大変気に入ってしまい、いつしかそれがマイ・フェイバリットのうちの1本になっていたので、同じ類の映画である本作にも興味が出てきたのですが、はっきり行って見ると全然これがスキー~の足元にも及ばぬつまらなさ…。ゲレンデの雪景色とボードの様々な技は確かにスキーよりは格好良いんですが、どうも話全体が陰気臭いというか、登場人物が楽しそうじゃないというのが痛い。というのももっと明るくて楽しいものを求めていた自分が悪いのですが…。今回は自分には合いませんでした。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-05-03 00:46:29) |
155. シベリア超特急
《ネタバレ》 僕と同年代またはそれ以上の年齢の“映画少年”たちは、水野さんをはじめ淀さんや高島さんなどの“映画解説者”にかなりお世話になっているわけで、水野さんの名誉を守るためにあえてフォローをしたいと思いま………したけど、やっぱりこれ、フォローできません。水野さんの映画に対する情熱は伝わってくるのですが、なんつーか、こう、脚本だとか、演出だとかが下手すぎて全く映画として面白くないのです。そして、極めつけは水野さんの棒読みの台詞。ここまで物凄いのもなかなかお目にかかれないものです。今思えば、この棒読みの台詞が映画の内容をそのまま投影していたんだなぁということに気づきました。と、色々言いたい事はあるのですが、さすがに(一方的に感じている)恩義があるので、ここまでにしておきます。それにしても、こんなに凄い作品なのにレビュー数が100を超えてるとは、物凄いですね。どんなにつまらなくても、見たいという欲求を持たせてしまう…。そんなある種の“魔法”のようなものではないでしょうか?いやぁ映画って、本ッ当に良いモンですねぇ。それでは、また次回お会いしましょう~。 [ビデオ(字幕)] 2点(2005-05-03 00:18:10)(良:2票) |
156. いつかA列車に乗って
《ネタバレ》 出演している役者やストーリーなど、明らかに万人受けはしない作品でしょう。しかし、それが故に非常に“大人”な雰囲気を味わえる作品です。所謂グランド・ホテル形式の群像劇。ホテル同様、様々な人種が集まるジャス・バー“A-TRAIN”未来の成功を夢見る者もいれば、思わぬ再会を喜ぶもの、別れを惜しむものもいる。それらの物語が、時に激しく、時に緩やかに展開されていきます。出演陣もなかなかのもので、津川雅彦や小林桂樹といった面々は渋くて貫禄のある演技を披露してくれていますし、「キル・ビル」や「あずみ2」などで注目を集めた栗山千明も、ただ人をぶっ殺すだけが芸風ではないという事を見事に証明しています。そして、作品を通して、BGMは店内で流れるジャズの音色だけというのも、あたかも自分が“A-TRAIN”にいるかのように感じさせてくれ、中盤あたりに挿入されるライブ・シーンなどはかなり見ごたえがあります。監督の荒木とよひさ氏はこれが初監督作品だそうですが、オリジナルという素材があるにしろ初めてでこの題材をここまで描ききる事が出来たのはやはり監督の才能の証だと思います。オリジナル「たそがれ酒場」は未見ですし、(勝手な想像ですが)庶民にとって親しみがある酒場での様々な物語を通して戦後の人々の心情を描き出すオリジナルと現代が舞台の本作とではまた違った魅力を持った作品であると思いますし、一概にどちらが優れているとはいえないと思いますが、久しぶりに、しみじみと味わいのある作品を見ることが出来た、と感じさせてくれる作品でした。 [DVD(字幕)] 9点(2005-04-21 20:09:02) |
157. 阿弥陀堂だより
《ネタバレ》 久々に、タイトルでピンと来た作品です。全体の印象としては「眠る男」のような感じを受けましたが、「眠る男」よりも親しみやすい出来であったと思います。緑に覆われた山々、昔ながらの日本家屋、一面に広がる田園風景、鬼ごっこや縄跳びをして遊び、日が落ちれば「夕焼け小焼け」を唄って家路につく子供達…。春夏秋冬、様々な色に染まる自然の中、おうめ婆さんの「阿弥陀堂だより」を通して語られる人の四季。迫り来る死期に全てを委ねるものもいれば、死の淵から戻ってくるものもいる。作品を通して、物語は淡々と進み、決して派手さは無いけれども、それぞれの役者が貫禄のある演技をしていて、しみじみと作品を味わう事が出来ます。特に、北林谷栄さんの演技は、普通に見ている分には素でいってるのではないかというくらいのものがあります。忘れられた日本を思い出させてくれるような、そんな作品でありました。 [DVD(字幕)] 8点(2005-04-21 19:38:32) |
158. あずみ2 Death or Love
《ネタバレ》 ああ、確かに見たよ。見に行ったよ。前作を結構酷評しておきながらわざわざ劇場に金払って見に行ったよ。上戸?いや、彼女目当てじゃない。こずえ役の栗山千明嬢、彼女のために見に行ったんだよ。だからいくらピントがずれていようが上戸彩や石垣佑磨が一生懸命演技していようが俺は常に千明嬢を追っていたよ(笑)だから前半部分でお転婆娘、というか元気な姿が見られただけで満足だったよ(笑)「お?今回はキレキャラじゃない?」とか思ってたらやっぱりキレキャラ、こんな役ばっか(苦笑)だからこずえがあずみに斬り殺された時点で俺の中ではエンドロールが始まってたよ(笑)。と、言っといて、やっぱり前作よりは幾分かマシになっているとは思う。神山繁や平幹二郎の演技を始めとして、遠藤憲一の好演、というか怪演、と言うか快演か?も見られたことだし。殺陣とかカット割とかは相変わらずイマイチな印象だけど、ラスト、あずみが通った後の川?の水が血の色に染まっていくところとか、修羅の道を歩んできた者を上手く表現していると思うし、尺も短いし、前作よりは楽しめたよ。 5点(2005-03-26 00:02:03) |
159. ドラえもん のび太のワンニャン時空伝
「猿の惑星」+「アルマゲトン」+「スター・ウォーズ」÷「ドラえもん のび太のアニマル惑星(プラネット)」といった印象でしたが、皆さんの仰るとおりかなり面白かったです。たしかに、シリーズが進むにつれてネタ切れという問題がでてきたり、予定調和というものもでてきますが、のび太とイチの友情物語は丹念に描かれていますし、ラストもやっぱり感動します。冒頭の伏線も結構入り組んでいて最後まで楽しませてくれますし、変なところで涙が出てくる僕は冒頭の“おばあちゃんとけんだまの思い出”の時点で既にやばかったです。それに自分勝手な人間に対するメッセージもきちんと伝わってくるじゃないですか。恐らく、狙ってる部分も多少なりともあるとは思いますが、スピルバーグをはじめとした大物監督がお涙頂戴映画を撮るとするとちょっと許せないんですが、ドラえもんなら許せてしまいます。だって、ドラえもんは20年以上も僕たちに夢と希望を与えてくれたじゃないですか。昔と違って作風も変わり、出来としても昔ほどではないと思いますが、最近の作品のなかではかなり良く出来た作品だと思います。 8点(2005-03-25 22:56:12) |
160. 着信アリ
《ネタバレ》 携帯電話がキーワード、という時点で韓国産ホラーの「ボイス」が、その前の死の連鎖、という時点で日本産ホラーの「リング」が浮かんできます。作品的には最近たっくさ~ん出来てるジャパニーズ・ホラーと似たりよったりな感じ、という印象です。最後の病院の描写はなかなか恐怖感を煽ってくれて良いんですが、時たま幽霊が出てきて柴崎コウを驚かせるたび、「オマエ、何遊んでんのさ?殺るなら殺るでさっさと殺れよ」と、思わず助言したくなってしまった、そんな“終わってる”俺でした…。 5点(2005-03-20 23:53:17) |