1. 四月は君の嘘
アニメは全部見ました。ラストの宮園かおりの手紙でそれまでの話を壊してる気がしたので特に思い込みがあったわけではないけど印象的なシーンや感動させられるシーンがちりばめられていました。 主要登場人物の武士、絵見のシーンは面白く話にエスプリを聞かせていたけど、その二人が出てこないので映画は単なる主人公が死んでしまうお涙頂戴系の恋愛映画になってしまいました。 出演陣を好きな人にはいい映画かもしれない。 [地上波(邦画)] 3点(2020-03-16 21:33:53) |
2. 秋日和
映画は見た時の状況で感想が大きく変わるなあと思いました。 小津の映画を何本も見直して、以前はまあまあだなと思って5点をつけた「小早川家の秋」が前に見た時より面白く感じ、最初に見た時に違和感を感じた中村鴈治郎が良かった(森繁はだめでしたが)ので、こちらも再見。 最初に見た時印象に残らなかった場面が面白く感じました。 小津らしさは少し影を潜めていますが、「そうよ」「そうでしょ」「そうよそうよ」そんな同じ会話の繰り返しが出てきて、やっぱり小津だ。小津のこういうところが好きなんだと改めて思いました。 原節子はいつみても、それほど美人だとは思えません。目も鼻も大きすぎるし全体に男っぽい。なのに、毎回素敵だなあと思ってしまいます。小津映画独特の、ちょっと見方を変えればホラーにでもなりそうな微笑みながらのセリフのせいなのかなと思ってしまいます。 [DVD(字幕)] 7点(2019-11-02 16:08:01) |
3. 洲崎パラダイス 赤信号
古い映画には当時は評価されていたのだろうけど時代とともに評価が落ちるものも多い。逆に時代に色あせないものや時代とともに魅力が増してくるものもある。この映画はまさに後者。 蓮っ葉なのに上品さのある新珠三千代もダメな男の愛しさ満開の三橋達也もほれぼれしてしまう。 ぽっちゃり体形になってからしか知らない轟夕起子も「青春怪談」と同じくらいのいじらしさ。 でもやはり主役は洲崎パラダイスと街の風景。 知らないはず時代の知らない風景なのに不思議な郷愁に誘われて気が付くと当時を知っているような懐かしさを感じてしまった。 50年以上前の映像なのに勝鬨橋も万世橋の欄干の石の表示板も今も健在。 映画の中から現在を探してしまった。そんな愛しさのある映画です。 [映画館(邦画)] 8点(2019-10-20 08:35:37)(良:1票) |
4. 生きる
《ネタバレ》 昔の映画を見るときは覚悟しないといけないとつくづく思った映画でした。 ストーリーは知っていたしブランコのシーンも知っていましたが、終始一貫して退屈に思えてしまいました。 役者たちの演技がオーバーすぎるのと、死期迫って自分の働いている職場で正義に目覚めストーリーも、亡くなった時のお葬式で他の人の手柄になっている彼の善行をみんなが訴えるシーンも、また同じパターンと思えます。 今見ると手あかがついてるのも否めません。 笑いのシーンも笑えず怒りのシーンもそんなものとしか思えず、ブランコのシーンさえも単なる自己憐憫にしか思えませんでした。 [試写会(邦画)] 3点(2019-10-20 05:55:51)(良:1票) |
5. 浮雲(1955)
ダメ男につくす高峰秀子の強さに隠れたいじらしさもいいけど、森雅之のダメな男は不思議な魅力があります。ダメな浮気男を演じさせたら、さりげなさすぎて本当に上手です。 そんな男に惹かれる他の女たちもとてもわかりやすく古さを感じさせない映画でした。 風采のあがらないダメな男になんで女性たちが引き寄せられるのかという質問に脚本の水木洋子が「アレが良いんでしょう」と答えていたのがリアルでした。 [DVD(字幕)] 7点(2019-10-20 05:47:50) |
6. 愛のむきだし
単純に面白かったです。 女囚さそりのコスプレなど、いくつかの映像にも思わずニヤッとしてしまいました。 みなさんおっしゃるように満島ひかりの体当たりな演技は一見の価値あり。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-10-20 04:59:48) |
7. 誰も知らない(2004)
退屈な映画でした。映画は言葉のないシーンに魅せられるかどうかで相性が変わるけど、この映画は退屈なだけ。 実査にあった事件をもとにしているけど映画として作られたストーリーもどうでもいいような話。 youはいつものしゃべり方で演技していますが不快です。 [インターネット(邦画)] 2点(2019-10-20 04:55:12) |
8. この世界の片隅に(2016)
こうの史代さんの絵柄はどちらかというと苦手な方なのですが映画は多少マイルドになっていたので違和感なく映画の世界に入れました。 戦争を描く映画も漫画も多いけれど、市井の人々の生活を主として描いているのが良かったです。 日本にかつて戦争があった。歴史の教科書には描かれていないことが知りたいです。 いま戦争体験者は高齢になり、そのうち日本で戦争経験のある人はいなくなります。 その時に戦争があったということを思い出させてくれる作品は大切です。この作品もそうだと思います。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-05 08:38:29)(良:1票) |
9. マザー(2014)
楽しかったです。楳図かずお先生、怖がらせようとして作ったのでしょうか? 「スクリーム」とか「バタリアン」とか見て怖がる人もいれば、気持ち悪がる人もいて、笑えてしまう人もいます。 独特のチープさに笑えてしまいました。楽しめました。 楳図かずおが好きな人にはおすすめです。 [インターネット(邦画)] 6点(2017-08-02 08:24:59) |
10. 君の名は。(2016)
新海監督の映画はどの映画もですが映像が本当にきれいです。 どの映画もですが男女同じセリフを重ねるのが宗教団体みたいで気持ち悪いです。 同じ言葉同じ時、思わず口にするよなというスピッツの歌を冒涜してるのかと思えるくらい薄っぺらい。 よくある、つまらない話に「生まれてくれてありがとう」という言葉を出してきて感動させようという感じが見えたときに、何言ってんだよと言いたくなるようなもの。 ストーリーも、有名な話を何本かつなげたように見えて、それもリスペクトではない。 4点はぜんぶきれいな映像に対してです。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-03-24 07:15:23)(良:1票) |
11. 宇能鴻一郎の濡れて打つ
宇能鴻一郎の小説のコミカルさをそのままに描いていて、これをポルノだからという理由で見ない人はもったいないと思います。 ひろみが落ち込んで自殺しようとしたときに元気づけるのはあれしかないというベタさが楽しい。 宇能鴻一郎の濡れて騎るでもそうだけど、「本当にそれでよくなるのかしら」と思いながら素直に受け入れてしまう主人公。悪意がないところが楽しすぎます。落ち込んでる時に見ると復活できる映画の一つです。 [映画館(邦画)] 8点(2017-03-02 20:40:06) |
12. ほしのこえ
「君の名は」の大ヒットは監督の名前を一躍有名にしたけど、過去の作品を見ていて、なんで?と思う人も多かったのではないでしょうか? 何本か見て思うのは、この監督の映画は自分とは合わないということ。この監督の映画を何本か見ましたが、好きでもない人の自慰行為を見ているような気持ち悪い感があります。 [インターネット(邦画)] 2点(2017-03-02 20:28:20) |
13. 言の葉の庭
雨の緑の映像がきれい。映像だけなら良かったかなと思った後に。アニメじゃなければ感じられないようなきれいさではなかった。 ストーリーはまるでだめ。ラノベ好きな人ならいいのかもしれないけどラノベの回りくどさが苦手ない人は受け付けないと思う。 この監督の映画は自分には合わない。 [インターネット(邦画)] 2点(2017-03-02 20:21:41) |
14. 秒速5センチメートル(2007)
登場人物に気持ちが入れないし、魅力的でもない。それは致命傷。 どんなに映像に凝っていても薄っぺらさが否めない。 監督の自己満足としか思えないような映画。途中で寝てしまって再度見たけど見なくても良かったレベルの映画。 3本見て、この監督の映画は自分には合わないと思った。 [インターネット(邦画)] 2点(2017-03-02 20:17:30) |
15. サマーウォーズ
映像も雰囲気も好きなのに、どうしても苦手な映画というのがあります。 ストーリーのご都合主義は気にしないけど、田舎の大家族の昔からのしきたりの良さと密度の濃い幸せな時間を見せられて こういうのっていいなあと思う人もいると思います。 個人的にとっても苦手です。 [地上波(邦画)] 5点(2015-10-08 16:08:34) |
16. 劇場版 シドニアの騎士
映像が緻密でとても丁寧に作られているように思えます。ストーリーは特に目新しいものはないけど気楽に楽しめました。 [試写会(邦画)] 6点(2015-04-14 23:38:40) |
17. 快盗ルビイ
吉田日出子はじめチラッと顔出しする脇役が楽しかったのと、懐かしいレトロな音楽や、ときどき垣間見せる大林的映像が良かったです。作り物っぽい安っぽさもいい感じで和田誠のイラストのようにかわいい映画でした。 ただ、がんばってだめ男を演じている真田広之は、がんばって演じているなあと思わせてしまった時点でアウトです。この人本当はだめ男なのかもと思わせてくれないとだめな気がします。ミスキャストです。 [映画館(邦画)] 5点(2010-10-24 10:57:05) |
18. バイオハザード ディジェネレーション
ゲームは4までしかプレイしていないし、特に作品自体に思い込みはないのでホラーバイオレンス映画としてのフラットな感想を言うとスリルがなかったです。それとゲームの映像を見せられ続けている感が否めなかったです。それでも飽きずに見れました。どんな人がこの映画に対して強い思い込みを感じるのだろなあとか思いながら見ていました。 [地上波(字幕)] 4点(2010-09-26 16:06:15) |
19. ハンサム★スーツ
《ネタバレ》 以前、「自分はハンサムに生まれたくて生まれてきたわけじゃない」と泣いていた知り合いがいました。ハンサムゆえにもて遊ばれてしまうことが多くて落ち込んでいたようですが、それってハンサムだからだけじゃないと思います。この映画に似たものを感じました。塚地、大島の2人は、そのタイプが好きな人にはもてる人たちです。もてない役柄にするならもっと徹底しないとつまらないです。サンテグジュベリの童話に「大切なものは目には見えない」とあるけど、見た目で人を判断するという解釈とは違うのだなあとこの映画をみて改めて思いました。「街の人の小さな幸せ」をカメラで撮るシーンは、どこか違和感を感じてしまいました。怒るほどでもないけど、80年代の名曲が安っぽく聞こえてしまう映画でした。 [地上波(邦画)] 4点(2010-02-14 16:59:27) |
20. 天然コケッコー
《ネタバレ》 後味の良い映画でした。教室に別れを告げるシーンに郷愁があふれていて感動しました。さっちゃんが橋で人がたっているいうシーンや、姉に気を使うおしゃまな弟のシーンなど、さりげないシーンも好きです。夏帆はキャラにぴったりでした。他の方も書いていますがくるりの音楽はいらない気がします。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2008-09-22 23:49:16) |