1. ウルトラミラクルラブストーリー
《ネタバレ》 うーん。なんと言うか、僕の好き嫌いの問題なのかな。結構嫌いな感じでした。まず松山ケンイチの役柄が嫌い。松山ケンイチは好きだけど、あの良く言えば自由奔放な、悪く言えば周りのことを何も考えない彼の立ち振る舞いがどうも許せない。見ているだけでむかむかしてくる。 「純粋」と言えば聞こえはいいけれど、それですべてを片づけることはできないですよね。 そして何故町子先生はその彼に近づいていくのか。一緒に住むようになるのか。想像しろと言われても絶対にできない。なぜなら彼の良さが全く理解できないから。 最後のシーンにしても、脳ミソで遊ぶところまではまだ許容できるにせよ、熊が食っている姿を見て笑うって・・・。ん~、色々と奥の深さはあるんだろうけどどうにも我慢できない。松山ケンイチも麻生久美子も好きなのでそれで一点献上です。10年に1度あるかないかの嫌いな作品でした。 [映画館(邦画)] 1点(2009-12-19 17:31:39) |
2. インスタント沼
三木聡にしてはメッセージ性がややある作品かな。笑いのセンスが合う合わないは人によって全然違うと思うけど、僕にとっては今回もスマッシュヒット。最初のテンポ良いイントロから結構やられました。 で、蛇口をひねるだけでテンションが上がるとか、理想の折れ釘は人によって感じ方が違うとか、泣いている時間よりも笑っている時間の方が長いとか、むちゃくちゃ強いメッセージ性はないけど同感できる内容。 麻生久美子が叫びすぎのような気もするけど、きっと時効警察よりもっと麻生久美子をフル活用したかったんでしょう。砂に埋まったり竜に糞をかけられたりと結構ひどいけど・・・ 落ち込みやすい人は見てもいいかもねー。 [映画館(邦画)] 7点(2009-12-19 17:22:43) |
3. UDON
《ネタバレ》 まぁ細かいことを言い出したらきりがないですがとにかく讃岐うどんが食いたくなった。食いたくなっただけで、実際に食いに行かなかったのがこの映画の実力でしょうかね・・・サマータイムマシンブルースのキャストに4点献上! [DVD(字幕)] 4点(2007-03-08 21:11:23) |
4. アイデン&ティティ
映画として良いか悪いか、ではなく見てる者の心を揺さぶるかそうでないか、で考えるとするならこれは前者。僕にとっては前者。シンプルな訴えだと思う。でも、映画として良く作られていないと伝わるものも伝わってこないことがあるのも事実。今見たら何も感じないかも。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-08 20:36:16) |
5. 13階段
ストーリーとしては・・・なんですが、反町・田中麗奈・山崎努の演技に乾杯です。そしてたんぽぽ。普段は何気なく通り過ぎてしまうけれど、いつもソバに在るもの。今回のテーマはそれなんじゃないでしょうかね。 [映画館(字幕)] 7点(2006-09-10 02:48:16) |
6. 亀は意外と速く泳ぐ
《ネタバレ》 時効警察を見て三木聡に興味を持ったがために見た作品。それだけに、この作品からのネタが時効警察にどれだけ使われてるのかがわかった非常におもしろかった。あずきぱんだちゃんとかそこそこラーメンとか。でもなんかぱっとしないんですよね。なんでだろ。期待してただけにちょっと外れでした。 [DVD(字幕)] 6点(2006-09-03 15:50:04) |
7. ハサミ男
《ネタバレ》 豪華な主役陣に対し、全くぱっとしない脇役たちが目立ちますね~。もうちょっとましな人をチョイスできなかったんでしょか。それはともかく、映像化のアイデアとしては結構好きです。「医師」を具現化して見せるというもの。もちろん原作読んでる人にはすぐにわかることですが、トヨエツもはまり役だし麻生久美子の普段見られない演技もいい。ただ、話の流れがちょっと・・・。ストーリーは説明的すぎるし、原作に付け加えた部分もどうでもいいし。個人的には楽しめたけど、あまり広くおすすめはしません。麻生久美子の鉄拳・急所蹴りを見たい方はどうぞ。 [DVD(字幕)] 5点(2006-09-03 15:47:24) |
8. ゆれる
《ネタバレ》 香川さんの演技すげー。鳥肌。田舎もんが都会もんをうらやむ姿、土下座する姿、オダギリジョーに悪態をつく姿・・・それぞれの姿にどぶっと感情移入しちゃいました。そんでもってとても映画らしい映画。至る所に映画ゆえのこだわりが見られる。若いのにすごいなー、西川監督。人の心は揺れに揺れる。だけどいくら揺れてもブランコのように元に戻る。人間ってそんなもんでしょ。だからやり直せるのよ。 [映画館(字幕)] 9点(2006-08-18 22:49:48) |
9. eiko【エイコ】
《ネタバレ》 麻生久美子「競売物件見てるんです」 大杉蓮「買うの?」 麻生「占有屋に興味があって・・・知ってました?こういう物件によくいるんです」 大杉「へ~、eikoちゃん物知りだよねぇ」 ってくだりが最高に好きです。大杉蓮と麻生久美子のシーンって今回どれも当たりだったなぁ。全く派手さはないけど作品のテーマも好みだったし。佳作ですね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-14 18:21:29) |
10. Stereo Future SF episode 2002
見始めた頃は、なんかストーリーも演技もバラバラでどーでもいい感じだったんですけど、見てるうちに桃生さんもあの外人さんもたまきさんもすごく魅力的に映ってて、永瀬くんと自分を重なり合わせてしまったりしているうちに良い映画に感じてきました。この監督の作品はそういうのが多い。特にビシッっと決めてるわけじゃないんだけど、その雰囲気、役者の演技に引き込まれて、なんとなくテーマが伝わってくる。これもまた映画の良さの一つかな、と。100点はきっとないんだけどね、この手法じゃ。麻生久美子目当てで借りたものの、桃生さんのくちびると踊りに釘付けでした。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-14 15:55:35) |
11. ひまわり(2000)
なんかこう、雰囲気を感じる映画でしたね。行定監督の作品ってどうも肌に合わないと思っていたけど、そういう雰囲気から何かを感じるスタンスの作品だと思ってみればなかなかに味わい深い。人間が良く描けてるんじゃないかと思います。朋美がいるのが現実なのか幻なのか、どっちなんだと思わせるあやふやさもまたをかし。思い出ってそういうもんですもんね。 [DVD(字幕)] 8点(2006-03-30 23:48:09) |
12. 贅沢な骨
生きて行くと色々と悩みやら壁やら劣等感やら焦りやら嫉妬やらと重い想いがあるもの。そんなものがあると漠然と不安になったり頭が重くなったりと、まるで喉のどこかに刺さった骨のような得体の知れない痛みが出てくる。そんなものが一切合切なくなればいいのに、と思うことはたくさんあるけれど、そんな痛みがあるからこそ人生なんだと言っているような作品だと僕は感じました。「そんな痛みで悩んでるの?贅沢な悩みだね。悩むことがあるだけいいじゃない」と言われているような。行定さんの作品はもうちょっと的をしぼってくれたらいいのに、と思うことが多々あるんですよね。それは僕の力不足で的がしぼりきれてないだけかもしれませんが。 [DVD(字幕)] 7点(2006-03-27 01:00:37) |
13. THE 有頂天ホテル
《ネタバレ》 すごい!!の一言。あんだけ多く各人のストーリーが存在してそれが見事に絡み合ってる。ある登場人物の特徴が他の人物のストーリーに活かされ影響を与え更に他のストーリーに発展して行く、ような感じで次から次へと進んで行く(例えばアヒルを探しているホテル探偵がたまたま出会ったなおみの変装を指摘し話は次の展開へ進んで行くようにorいつも試行錯誤してホテルへ忍び込むヨーコが脱走ルートを考えて武藤田の記者会見計画が進んで行くように)。単にいくつものストーリーが横たわっているだけじゃなく本当に絡み合ってる。それがすごい。よくこんなの作れるなぁと感心する。テーマとしても一本筋の通ったものがびしっと存在してるしこれは三谷幸喜が集大成というのもわかる気がする。とにかくすごいのであと2回くらいは見たい。それにしても麻生久美子はかわいいなぁ・・・実はそれ目当てでした★ [映画館(字幕)] 9点(2006-01-22 04:16:57) |
14. ワンダフルライフ
監督の意図ははっきりとはわからないけど、なんだか明日もがんばろって、前向きになれる映画ですね。原ひさこが寺島進にさくらの花びらを渡すシーン、ぐっときました。人生をどう生きようか迷っている人にとっては、考える良いきっかけになるのでは。色々なタイプの、様々な考えの人が見えるのは、12人の優しい日本人を思い出しました。それにしても、是枝さんの映画はドキュメンタリーみたいですね。自然なやりとり、僕は嫌いじゃないです。 赤い靴のおばちゃんの笑顔がホントすてきや~ [DVD(字幕)] 8点(2005-12-18 03:13:21) |
15. 誰も知らない(2004)
時の流れがとても印象的な作品!マニキュアのこぼし跡、部屋の汚れ具合、髪の伸び方、明の変化・・・・他にも色々とあるけど、この時の流れがある種のやるせなさを一回りも二回りも大きくさせてくれた。子育てにかかわらず、本当に無責任な大人が多い近頃。どうしたらよいか、問題はまだまだ続いて行っているんだという終わり方のようにも感じ、考えさせられますね。押し付けがましくもなく、物足りなくもない。人に何かを伝えるってのはこうやるんだな、としみじみ。うまい。本当にうまい。 [DVD(字幕)] 9点(2005-12-04 18:35:22) |
16. スウィングガールズ
結構細かいところに芸がありますよね。白石美帆が「ハワイ」とつぶやきながら運ばれてったり野球のスウィングとジャズのスウィングがかかってたりと。でも、それよりもホントに音楽やりたくなりました。昔、楽器かじってて、今はもうやっていないって人にとってはたまらない想いになるんじゃないかな~。なんで辞めたんだろう、意思があれば続けられたのにっていう後悔の念やらノスタルジーの念やら。今からでも遅くはない、のか。 [地上波(字幕)] 7点(2005-11-06 18:18:51) |
17. サマータイムマシン・ブルース
やられました。こんなに腹の底から笑った邦画は初めてじゃないかなぁ。いわゆるドタバタ劇というやつで、元が舞台なだけあってテンポが良い。最初のうちは何が何だかわけのわからない内容だったけど、次第に絡み合っていた糸がほどけるようにすっきりとなっていって、それと同時に笑いが倍増していきました。本広監督の力はあるかもしれないけど、これは脚本勝ちかな。台詞の一つ一つがおもしろいもん。あ~、ヨーロッパ企画の舞台見てみたいなぁ。 [映画館(字幕)] 10点(2005-10-10 01:41:51) |
18. 容疑者 室井慎次
《ネタバレ》 湾岸書3人組は登場するだけであれだけの笑いをとれるってのはまさに歴史の賜物ですね。真矢みきの八嶋さんに対する”ボク”発言はホントにかっこいい。ただ、作品としてはホントにお粗末かな。安っぽいしくどい部分もある。それ以上に、僕にとっては田中麗奈が印象的。前から見てきたけど、泣き、叫び、笑う、自然に振る舞うなど演技に幅がでてきた。柳葉にも負けていなかったのはホントに素晴らしい。ぐっじょぶです。 [映画館(字幕)] 7点(2005-09-11 23:07:49) |
19. CUTIE HONEY キューティーハニー
まぁ予想通りでした。ストーリー、演技なんかは全く期待はしておらず、とにかくサトエリのスタイルと映像、笑いを求めて見ましたよ。いい感じでだめな作品です。ひょっとしたらひょっとするかも、なんて期待はしない方がいいですね。笑いもあんまりないし。でも、見終わったあと、損した気分でないのはなんでかな。サトエリのゴミ袋下着姿があったからかな。 [DVD(字幕)] 4点(2005-09-06 23:15:51) |
20. ロックンロールミシン
ロックンロールだけに、いわゆる世間への反骨心を描いたのか。それはいいけど挿入で色んなロック流してもよかったんじゃないかな。それにしても色々な対比が見え隠れ。自由奔放で後先全く考えない?一:どこへも行けず何もできない賢司、ふわふわと気ままに飛んでくビニール袋:指にこべりついて離れない起き上がりこぼしの塗装、中途半端な関係の彼女:宙ぶらりんの彼女の服。これらはいいし、こまかいところにこだわってるのはわかるけど、話の本筋がどうもはっきりしていないので5点。クドカンのどうでもいい語り(地下鉄券売機のおつりの話)は面白かったな。 [DVD(字幕)] 5点(2005-08-07 21:07:03)(良:1票) |