1. 下妻物語
久しぶりに映画見て衝撃受けました。全編通じて笑いまくり、随所にある小ネタが退屈をまったく感じさせず、要所要所で二人の女の子の不思議な友情がぐっと物語を引き締めていました。土手で痛手を噛み締めているイチゴに桃子が見せる気遣いと、そこから堰を切ったように泣き出すイチゴの姿がじ~んときました。また、キャストさんそれぞれがこれ以上無いほどのはまり役です。 7点(2005-01-28 00:07:58) |
2. ブラウン・バニー
映画が始まってから7分近く台詞が一言も無く、初めてしゃべったと思ったらヴァイオレットとのよく分からない展開に冒頭からドロップアウト気味でした。 その後延々と続く退屈なシーンに耐えて耐えて、「え?あんた一体何がしたいの?」という気持ちも押し殺して、彼の顔のアップと助手席からの眺めを見続けた結果・・・、残念ながらラストでも感情移入できませんでした。 3点(2005-01-28 00:04:00) |
3. 南極物語(1983)
この映画って何なんでしょうね?よく分かりません。極限状態の中で懸命に生きる犬に感動する映画なのか?犬を泣く泣く置いてきた健さんの苦悩に心を寄せる映画なのか?命を落とした犬に悲哀の心を寄せる映画なのか?南極の氷河やオーロラなどの自然を楽しむ映画なのか?どうも要素が多すぎて観ていて困ってしまいます。また、「太陽にほえろ!」の殉職シーンのように、犬の名と年齢が出るのもちょっとキツイですよ。最後に、あれだけ犬が好きだったはずなのに、リキ以外の犬は「ソレ」と言ってのける幼い姉妹に若干の違和感を感じました。 6点(2005-01-27 23:56:33) |
4. スウィングガールズ
あぁ、若い、若いって素晴らしいね。大いに笑わせてもらいました。演技とか100%わざとらしいし、訛りもごちゃごちゃですけど、ああいうコテコテを楽しむものでしょう。今時アズキ色の体操着ってねぇ。ま、あの『ウォーターボーイズ』の監督ですから。 6点(2004-12-10 16:13:27) |
5. ルパン三世 バビロンの黄金伝説
《ネタバレ》 昭和60年製作ということで時代を感じましたね。物語が整ってなくてぐちゃぐちゃで、スケールが大きすぎ、あまりにも非現実的な感がありますが、時代だったんでしょうね。冒頭のとっつぁん VS ルパンのバイクは面白い構図でしたが、ロゼッタばあさんがバビロンについて話し始めるまでが結構長かったように思います。 ルパンが黄金の獅子に乗って空を舞うとことか、かっこいい画だなと思いました。オチの非現実さにはちょっとなぁって感じですが、不二子とルパンが珍しく仲良く終わったのでめでたしめでたし。 5点(2004-12-10 16:07:02) |
6. 陰陽師Ⅱ
残念ながら前回に比べて面白さが半減していました(いや、もっと?)。まずキャストの魅力がありません。今回のキーパーソンの深田恭子はこういう時代物にはそぐわないと思いましたし、須佐役の若い男の子も演技が未熟でした。そして、今井絵理子、前回でこの人を出しちゃいけないって分んなかったの?と、問い詰めたいですね。 野村萬斎さんや、貴一兄さんはやっぱ上手でしたが、お粗末な脚本チープなCGで台無し。映画はここまでつまらなくなりうるんだということを学んだ作品でした。 1点(2004-12-10 16:03:32) |
7. 誰も知らない(2004)
まだ12歳なのにしっかりしているなと思いきや、途中から不協和音が聞こえだし、母親の身勝手さを散々見てきたのに、それと同じようなことをしてしまうというそのギャップが印象的です。 柳楽君の演技はカンヌで賞を取るほどのものでしたが、僕はこの四兄弟の中の長女役の子がもすごいと思いました。兄を見るときの眼差しがすごかったです。 これが実際の事件を基にしていると言うから驚きです。母親の無責任さを憎むものでもなく、子ども達に同情するでもない、どういう感想を持ったらいいのか分からないけれど訴えかけてくるものがある不思議な映画でした。 8点(2004-09-28 10:21:36) |
8. ONE PIECE 呪われた聖剣
期待はずれでした。中村獅童・内博貴・久本雅美の声優としてのゲスト出演が話題になっていました。中村獅童は低音がはまり役でよかったです。内博貴って人は知らないんで、別にどうでもいいんですが、厄介なのが久本で、あのおばあちゃんがしゃべるたびに、久本のキャラが浮かんできて、たまらなくいやでした。 最近のワンピースは、ばらばらになってしまうことが多くて、それがもどかしくて残念です。彼らのコンビネーション見たいのにな。それに今回のサンジ・チョッパー・ロビンの敵があまりにも弱くて、戦いが何にも面白く無かったです。あぁ、マジで久本いらなかった。ぶち壊しだよぅ。 4点(2004-08-29 00:46:08) |
9. スチームボーイ STEAM BOY
ビジュアルのすごさに驚きです。ストーリーが難解という前評判をどこかで聞いていたのですが、そんなことはなく、「悪いやつ」は明らかに悪いやつとして出てるし、「実は悪いやつ」もなんとなくそんな匂いがimplyされています。 声優陣が大変魅力的だったのも印象的です。特に主人公のレイの声を担当した鈴木杏ちゃんは、 山崎貴監督の作品に出ているのを見て、演技力のすごい子だなぁと思っていたのですが、今回の声の出演もバリはまり役!コニタンもちょっと癖のある女の子をしっかりこなしていました。 6点(2004-08-29 00:42:11) |
10. 世界の中心で、愛をさけぶ
ストーリーや雰囲気は、一昔前の典型的なラブストーリーでしたが、そのため安心してみることができ、受け入れやすかったです。ただ、ちょっと冗長な感じがありました。 一番驚いたのは、森山君と大沢たかお、二人の顔がマジでそっくりでした!あんな似てる人間がいるんだね。 7点(2004-08-29 00:36:13) |
11. 無問題2
映画としては、ひどすぎと思いますが、まぁコメディとして観ると、グリーン・ディスティニーの有名なシーンをここまでパクれるんだというのが面白かったのが1点、酒井若菜がやっぱりかわいかったのが3点、ピンポンのサム・リ-が出ているのが1点で、何とか5点というところでしょうか。 酒井若菜が出ていなかったら、絶対途中で寝てました。「無問題」は意外にも面白かっただけに残念です。 5点(2004-08-29 00:32:05) |
12. 座頭市(2003)
遅ればせながら観ました。すごい!噂には聞いていたけどこんなにすごいんだ!北野監督、そして主演のビートたけしの類まれなる才能を感じました。 仕込みを逆手に持っての殺陣は、大変かっこいいですし、音楽もリズミカル。ストーリーの意外性も素晴らしいし、たけし流のユーモアも随所にあり、一流だなぁと思いました。 9点(2004-08-29 00:31:05) |
13. 時をかける少女(1983)
スバラシイ。原田知世ちゃんかわいすぎ。 多分当時CGの技術とかあんまり発達していなかったんだろうけど、それをコマ割り風の映像や人物の塗りつぶしなどでうまくカバーしてあるところがすごい。むしろ、CGでいろいろできるようになった今、この作品からまた違った魅力を感じれると思う。 キャストの男の子達があまりかっこよくないところが、むしろ親近感を持って観れてよかった。 9点(2004-08-29 00:29:34)(良:1票) |
14. CASSHERN
《ネタバレ》 ここまでビジュアルの美しい映画は見たことないです。若干、エヴァ・ナウシカ・マトリックス・ファイナルファンタジーと似た画がありますが、とても昇華された形で出てきており、パクリという印象は受けませんでした。キャシャーンがロボットをばったばったと倒していくところとドリルキックは最高でした。 7点(2004-05-04 16:28:25) |
15. イノセンス
《ネタバレ》 前作を見ていないとつらいんじゃないでしょうか?そのことがプロモーション段階であまり言われていないんですよね。前作を見た私としては、攻殻の世界観が壊されることなく再び展開されて満足しました。ただし、偉人の言葉の引用のせりふが多くて、冗長な感じが否めないです。また、主人公がバトーになっていましたが、草薙に比べ魅力が劣るように思います。ですが、やはり映像と音楽はすばらしいものでした。途中のトグサの電脳ハッキングのシーンは最初意味不明でした。 6点(2004-05-04 16:23:19) |
16. バトル・ロワイアルⅡ 【鎮魂歌】レクイエム
今回の主役(?)の金髪の男の子の顔が生理的に受け付けない感じでした。藤原君はやっぱ上手で、悲しみの顔、怒りの顔など、さまざまな表情を見せてくれましたが、主役の子はキレ顔だけで、ちょっと・・・。 ストーリーも、七原がどうやって世界を変えていこうとしているのか、まったくビジョンが無いです。テロを描きアメリカを槍玉にあげた反米感情丸出しは、残念ながら深みが無く、話題づくりなのではないかと思ってしまいました。 4点(2004-05-04 16:18:51)(良:1票) |
17. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
映像の美しさ、不思議な魅力を持つ音楽、発想の面白さ、哲学的な問いかけ、などなど素晴らしいところがたくさんありました。アニメを知らないで観たのですが、前半で大体つかめたので、この映画から入っても、大丈夫だと思いました。 8点(2004-05-04 16:17:40) |
18. 壬生義士伝
《ネタバレ》 中井貴一演じる吉村の、普段ときりっとしたときのギャップがあり素敵でした。家族の前では優しき父であり、戦場では勇敢な武士として生きる姿に感動しました。佐藤浩市と中井貴一が別れるとことなったシーンは、この映画でもっとも男を感じる部分だと思います。自分は食わずに、人に食べ物を分けてやる優しさ、官軍の鉄砲隊に一人突っ込んでいく勇敢さ、吉村貫一郎という人の魅力が凝縮されているシーンです。 8点(2004-03-08 23:35:13) |
19. 黄泉がえり
僕は好きですね。本当は10点あげてもいいのですが、柴咲コウのシーンの必要性がまったくわからなかったので、その時間で興ざめしてしまったので、2点引いています。まず俳優陣の豪華さにビックリ。邦衛さんとかあんなちょっとでいいの?ってほどでした。田辺誠一とか石田ゆり子さんとか、主役張ってもいい人が脇役で出ています。むしろ主役は草なぎ君と竹内よりは、そっくりそのまま田辺と石田ゆり子にしてくれたほうが良かったかな…なんて。いくつかの話が、並行して出てきます。どれも本当にいい話なので、かなり泣けるとは思うのですが、もちょっと数絞って深く描いてくれたほうがいいかなと思います。個人的には、「邦衛さんの話」と「ゆりっぺ&翔さんの話」、あと、ストーリー上はずせない「カツオ君」でよかったかなと思います。特に邦衛さんとこは、最高。 8点(2004-01-19 19:32:46) |
20. もののけ姫
最新のデジタル技術で描いた草木の生長の様子とかはきれいだったし、人間のエゴや自然との共生という扱ってるテーマも分かる。 面白いと思うのだが、ほかの作品の素晴らしさの中で色あせて見えてしまうのは残念。 6点(2004-01-12 11:27:00) |