1. ハウルの動く城
《ネタバレ》 びっくりするくらい内容はなかったです。つまらなくはないけど、主題は絞ったほうが良かった。戦争が起こっている背景もよく分からないし、あんなに簡単にやめた理由も分からない。少なくとも戦争のエピソードはいらないでしょう。それ以外にも全体的に説明不足感は否めませんでした。ジブリの作画の美しさを堪能するだけなら合格です。 [DVD(邦画)] 5点(2008-03-08 00:13:11) |
2. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 社会問題にもなった痴漢冤罪事件について扱った社会派映画だけあって、非常にシリアス。冤罪であることを前提で物語が進むので、取調べや裁判の理不尽さに苛立ちさえ覚えました。被害者や真の加害者についてはほとんどスポットを当てない点もにくい。おかげで一方的にやられ、救いも少ない主人公に感情移入しやすかったですね。でも、見終わった後に違和感を感じてしまいました。それはすっきりしないラストであったこともありますが、あまりに制作側の意図に乗せられすぎだなと言う点。見ている側は「やってない」ことを「知っている」わけです。だからこそ感情移入できた。でも「やってない」ことを「知らない」なら、この主人公の行動は怪しいし、疑われても仕方ない点は多々あると思います。逆の視点から描き、逆の結末になったら、「本当にそれで無罪になるの?」と思うでしょう。同じように満員電車に乗る男としては、このような冤罪事件に警笛を鳴らしてくれるのは嬉しいことですが、それなら「やってない」ことを知らない人から見ても明らかに潔白なのにそれでも有罪になるのか、それともすっきりと無罪にしてくれるラストの方がよかったかなとも感じました。 [地上波(邦画)] 7点(2008-03-07 23:55:20) |
3. ラフ ROUGH
《ネタバレ》 なにはともあれ脚本の負け。原作12巻をまとめるのは確かに大変だと思う。でも、描くべきところを描かないおかげで話が見えてこない。出会った側から「人殺し」とまで言ったのに、どうして好きになったのかナゾ。友達になった理由さえ苦しい。市川由衣演じる小柳は、意味深なキャラの割りに活かしきれてない。最後だけ急に存在感出てもねぇ。もっとネタを絞ってしっかり描くべきだったと思う。 [DVD(邦画)] 4点(2008-01-01 18:56:20) |
4. 男たちの大和 YAMATO
大作ぶっていても「所詮邦画か」というものが多い中、非常に頑張ったなと言う印象を受けた。ストーリーもベタだけど泣かせる。戦争物だけど、政治的思想が薄かったように思えたし、いい映画だったと思う。 [DVD(邦画)] 7点(2008-01-01 17:37:13) |
5. 涙そうそう
《ネタバレ》 主演二人の爽やかさだけしか評価のしどころがない。中盤までは良い雰囲気で来たのに、なぜそこでにーにーを殺すんだろう?死んだら悲しい、確かにそれはそうだろう。でも流したいのはそんな涙ではない。戸籍上の兄弟であってもお互いを思う、そんな気持ちを追求すればそれで十分泣けるものになったはずなのに・・・安直に死を利用したことで評価を下げました。残念。全体的にはなかなか良かったので、非常に残念。 [DVD(邦画)] 5点(2007-12-24 17:48:20) |
6. ALWAYS 続・三丁目の夕日
前作に負けないくらい面白い続編でした。 温かさと切なさに今回も泣けました。 特に茶川の選考結果辺りのシーンから。 どんどん先の展開が見えてくるけど、それでも良いと感じられるのはベタなストーリーが好きだからでしょうか。 見終わった後に満足な余韻を感じました。 [映画館(邦画)] 9点(2007-11-03 23:29:44) |
7. ALWAYS 三丁目の夕日
昭和を題材にしたのは、リアリティの追求ではなく、舞台として再現しただけのことだろう。あまりに美しすぎるところはあるが、過去はいつも美化されていくもの。特別気にならなかった。ストーリー自体もありきたりでなんの捻りもない。でも嫌味がなく、温かい。邦画も洋画も人の生死でばかり泣かせる映画が多い昨今、温かさで泣かせてくれたのは高く評価したい。 [DVD(邦画)] 9点(2006-07-15 21:16:54) |
8. 容疑者 室井慎次
《ネタバレ》 踊るシリーズは本編が一番面白い。でもこれも、十分面白く出来上がってたと思う。彼女の日記のくだりは思わず涙。べたな話だから泣くほうがきっと青いんだけど。まあそれなりに楽しめた。ところで、新宿にイトーヨーカドーはありません。警察署の向こうにイトーヨーカドーが映るたびにやたら気になった。違う場所でロケをするなら、なるべく特定のものが見えない場所で撮った方がいいと思う。 [映画館(吹替)] 8点(2005-12-10 14:49:01) |
9. タッチ CROSS ROAD 風のゆくえ<TVM>
完全なアナザーストーリーとして見れば、それほど悪いものでもなかったけど。まあ一度見れば十分かと。 [地上波(字幕)] 4点(2005-07-23 15:49:02) |
10. 黄泉がえり
「世界の中心で、愛をさけぶ」も泣けたけど、これまた泣けました。こっちの方が泣けたかも。真実が明かされた辺りから、だんだん切なくなってくる。ただ、黄泉がえりの真相まではわからなかったのは、マイナスポイントかな。この映画を通して思ったのは、一瞬だけでも好きな人と想いが通じ合える事は、それでもそれは幸せかもしれないね。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-23 15:13:14) |
11. 世界の中心で、愛をさけぶ
泣かせる映画です。泣くこと分かっていて泣きます。予定調和です。まあそれでいいんじゃないでしょうか。原作も読みました。小説の質としては微妙です。だけどアキが死ぬと言うだけで十分泣けます。それだけです。小説も映画も大して変わりません。それでも映画の方が良かったと思えるのは、幸せだった時間が凄く綺麗に描かれているからでしょうか。それだけでも十分見てよかったと思えました。ただやはり、律子を過去のサク(というよりもアキか)に絡ませたのは強引過ぎたように思いました。 9点(2004-09-03 21:12:18) |
12. リング(1995)<TVM>
映画→原作→連続ドラマ→ドラマSPと見たので、リングとしては一番最後ですね。もっと言うとハリウッド版よりも後(苦笑)そのせいか凄く微妙でした。なんだろう。まずインパクト薄かったかな。あとおどろおどろしさはあるけど、あんまり怖くなかった。一番正直な感想は、見るまでもなかった・・・と。 4点(2004-05-09 15:37:29) |
13. 帰ってきたドラえもん
原作では結構初期に書かれた作品だよね。ドラえもんがなぜ帰らなきゃいけないのか、なぜ夜にジャイアント遭遇するのか曖昧で強引でもあるんだけど、ストーリーはやっぱりいい。 7点(2004-05-02 15:22:16) |
14. ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!!
これをどう評価すればいいんだろ。分かんない。 3点(2004-04-10 11:46:29) |
15. ぼくの生まれた日
べたべた狙いすぎという感じもするけど、話はなかなか良かったと思う。友情を感じさせるラストも結構いい。小さな伏線があってね。 7点(2004-04-10 11:45:05) |
16. 明るいほうへ 明るいほうへ -童謡詩人 金子みすゞ- <TVM>
実話の重みがあった。本屋の家に養子縁組されたという幸運もあったのかもしれないけれど、この時代に自分の生きる道をしっかり見つけていたのは凄い。物語の波乱万丈の強弱のつけ方も上手かったし、完成度が高かった。松たか子の熱演も冴えていたと思う。 8点(2004-01-20 00:50:20) |
17. ごくせんスペシャル さよなら3年D組…ヤンクミ涙の卒業式<TVM>
TVシリーズが面白く見られただけにこれもなかなか面白かったです。卒業としてちゃんと締めてくれたのは良かった。バトロワ2撮影のためほとんど出れなかった(と思われる)南(石垣佑磨)をネタに、最後まとめたのは上手いと思った。 7点(2004-01-20 00:09:52) |
18. 流転の王妃・最後の皇弟<TVM>
なかなか面白かった。時間は確かに冗長気味。もうちょっとまとまってても良かったと思う。お金を掛けただけの事はあると思える作品ではあったけど、車爆破シーンのCGのショボさといったらなかった。 5点(2004-01-20 00:04:54) |
19. 古畑任三郎スペシャル しばしのお別れ<TVM>
本当にこれの見所は山口智子だと思う。感情も毅然としているところから、動揺を見えないように振舞っているところまでしっかり出来てたし、立ち振る舞いも堂々としていてカッコ良かった。ただ解決の仕方が、ビデオを早送りにしていたことと自販機が中止していた事というのはどうか。前者はまあ犯人の落ち度だからありかもしれないが、後者は偶然の産物。古畑シリーズで偶然の産物を否定しても仕方ないような気もするけど、なんだかなぁ。ストーリーは何度見ても面白い。 8点(2004-01-19 23:44:18) |
20. 古畑任三郎スペシャル すべて閣下の仕業 <TVM>
《ネタバレ》 なかなか面白かったです。このシリーズにしては特別って事もないですけど。でも最終的にガルベスが日本人だったっていうのがなければ決定的に崩す事ができなかったわけで、もうちょっとはっきりとして詰めが欲しかった。まあそういう場当たり的な辻褄合わせもよくあることだけど。 6点(2004-01-19 23:34:48) |