1. ザ・マジックアワー
《ネタバレ》 声出して笑いながら観ました!面白い!観客が皆で笑いながら観られる映画って、実はそうそうないので、そういう意味では満点をあげたいくらいいい映画です。 特に佐藤浩一が「デラ富樫」を演じる辺りから格段に面白いです。「映画の撮影」だと信じきっているからこそ、全てに対して過剰すぎるほどの演技で、本物のギャングを圧倒させてしまうところや、「カット」の話は最高。 もちろん笑わせるだけでなく、ホロリと泣かせる場面もちゃんとあって、マリの決断や村田大樹がラッシュを観て涙するシーンなんかはグッときました。 ほかにも、「これぞギャング映画」と思わせる王道(?)なドンパチシーンや、マリの舞台シーンもみどころのひとつ。この映画は時間が長いわりに飽きさせません。 マイナス1点の理由はタイトルでもある「マジック・アワー」の意味がちょっと曖昧だったかなと思ったので。 それでもまた観に行ってもいいくらい面白い映画でした。オススメ! [映画館(邦画)] 9点(2008-06-08 22:08:07)(良:1票) |
2. 僕の彼女はサイボーグ
《ネタバレ》 「彼女」シリーズが好きなので、楽しめました。 このシリーズお得意の「彼女の涙の理由」だとか、「真実」が明らかになるにつれて、時間軸の矛盾というか、鶏が先か卵が先か、みたいな展開になってきますが、そういうのが細かく気にならなければ面白いです。 この映画は綾瀬はるかのプロモーション映画です、ってくらい綾瀬はるかが可愛いです!わたしは彼女を美人だとか可愛いと思ったことが今までなかったのですが、この映画の綾瀬はるかは可愛いです。無表情だった彼女が、段々学習してきて微笑むようになるとキュンときます(笑) でも、これ、日本人の俳優女優を使う意味あったのかな?とも思います、あまりにも韓流すぎるので・・・。「彼女」シリーズの3作目なんだし、今までどおりチョン・ジヒョンとチャ・テヒョンのコンビを使ってもよかったんじゃないかな~と思ったり・・・。 最後のラストシーン、あんなことやっちゃったら、サイボーグの彼女はどうなっちゃうのかな・・・、とちょっと納得がいかなかったです。彼女は彼女自身でもあり、彼女自身ではないから、少し複雑なラストだと思いました。 [映画館(邦画)] 5点(2008-06-08 21:46:50) |
3. 転々
《ネタバレ》 心が和むロードムービー。 出発点の井の頭公園から桜田門を目指すまでの数日間に、二人は歩きながらお互い色々なことを話して理解しあっていく。 最初はただの借金学生と借金取りという関係だったのに、散歩を続けるうちに二人の関係は、父子のような不思議な関係へ発展していく。 幼い頃両親に捨てられ、家族愛を知らずに大人になった文哉と、こどもに恵まれなかった福原との掛け合いは、時折見ていてジーンとくる。 特に小泉今日子演じる麻紀子と吉高由里子演じるふふみが登場してからは、一層強く感じる。 家族っていいなぁ、あったかいなぁって素直に思える。 もちろんじんわり和むだけじゃなく、ところどころに小ネタが仕掛けられているので、笑えるシーンも。 特に「岸辺一徳」役の岸辺一徳はセリフないのにいい存在感出てます(笑) 散歩シーンは住宅街とか路地裏が意外と出てくるため、都内に住んでいる人は、自宅周辺が映っている可能性もあるのでチェックしてみるといいかも。(ちなみに自分の近所も映ってた!) 「歩けばわかる、やさしくなれる」というキャッチコピーの通り、心がほんわかする映画。 そして観終わったあとは、ぜひ東京散歩に出かけよう! [映画館(邦画)] 8点(2007-11-15 23:33:33) |
4. クローズド・ノート
《ネタバレ》 沢尻エリカの態度が映画内容よりも評判になってしまった映画だけれど、映画自体に罪はないので観てみることにした。 内容は切ない恋愛映画で、沢尻エリカ演じる香恵の切ない片思いや、香恵の想い人の石飛リュウ、そして日記の筆者である真野伊吹。 3人の気持ちが切なく交差するとき、深い愛と切なさを感じた。 沢尻エリカは片思いにひたむきな女性を好演しているし、いい女優さんだと思う。 でも一番よかったのは竹内結子。 この人は「いま、会いにゆきます」といい、ファンタジーな感じの作品がとても似合う女優さんになったなぁと思った。 とても透明感があって、存在しているだけなのに陽だまりのような温かさがあって、「真野伊吹」が彼女じゃなかったら、こういう雰囲気の映画には出来なかったんじゃないかなと思う。 内容の展開は容易に読めてしまうけど、わかっていても最後まで見てしまう感じ。 映画館で観なくてもいいけど、DVDになったら家でまったり観てもいいのではないでしょうか。 [映画館(邦画)] 5点(2007-11-11 13:38:23)(良:1票) |
5. 神童
《ネタバレ》 原作未読ですが、意味がちょっとわからない作品。 ピアノの音が好きな人なら、終始流れるピアノの音に癒されるからオススメできるけど、そうでない人にはきついかな。 ほかの方のレビュー読んでいたら、原作では「うた」は小学生なんですね。 映画では中学生になっていたから、ほんとに小学生だったらよかったかも。 結局うたは、父親の死(難聴を苦にして自殺?事故?)が原因でピアノ嫌いになったの? うたの背景というか、ピアノを弾くことを嫌がったり、かと思えば突然弾く気になってみたり、その辺があまり描写されていない感じで理解しがたかった。 ワオの存在がうたにとってどういう影響を与えたのかもわかりづらいし、淡い初恋の相手という描き方に感じたけれど、それもどうかなぁと思ってしまったし・・・。 なんだか淡々としていて、イマイチうたとワオの関係やらピアノがそこにある意味がわからない映画だった。 ちょっと期待していただけに残念。 [映画館(邦画)] 4点(2007-11-11 13:20:31) |
6. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
《ネタバレ》 エヴァはテレビでも観たことなくて、今回映画になるということで本当に初めて観てみることにした。 何の勉強もせず行ったので、最初は「エヴァってガンダム的なものでしょ?」という程度の認識だった。 周りからは「ちゃんと予備知識いれとかないと絶対わからないよ」と言われたけれど、そんなの関係ねぇ! というか、初めて観る人に意味が伝わらないなら、わざわざ10年以上前の作品を映画化する価値がないと思うので、敢えて何の知識もいれずに観たのだけれど、これが予想に反して(?)、面白かった! 最初はシンジがナヨナヨしてるというか、アイツいつになったらバシッとするんだよって思っていたけど、何の変哲もない普通の中学生に、突然「人類を護るためにエヴァに乗りなさい」とか言われたって理解できなくて当たり前なんだよね。 こういう系の作品って、主人公が物分りが良すぎて、すぐにしっかりしちゃうけど、そんなことって多分ありえない。 「逃げちゃダメだ」ってまるで呪文のように繰り返すシーンがあったけど、そうでもしないと怖くて向き合えないのが普通なんだと思った。 「序」の終盤でもシンジはまだまだなヤツだけど、これから少しずつ成長していくのかなと思うと、次回も楽しみ。 最後のヤシマ作戦で、レイの「あなたは死なないわ わたしが護るもの」「さようなら」という言葉と実際に盾となってシンジを護りきったあと、「さよならなんて言うなよ」って泣くシンジに向かって、「わたしこういうときどんな顔すればいいかわからないの」って言うレイ、「笑えばいいと思うよ」と返すシンジ、そして微笑むレイ。 このシーンは最高すぎました。 予備知識がないから間違った認識もあるかもしれないけど、エヴァンゲリヲンが世の中の人に支持される、人気がある理由がわかるなぁと思った。 とりあえず、こうして映画化したことは、少なくとも私にとってはとても価値があると判断できた作品。 [映画館(邦画)] 7点(2007-11-11 13:10:29)(良:2票) |
7. ただ、君を愛してる
《ネタバレ》 「彼女はよく、嘘をついた。」 誠人のこんなセリフから始まる映画ですが、この最初のセリフは一番最後にちゃんと活きてくる。 「ただ、君を愛してる」というタイトル通り、宮﨑あおい演じる静流の誠人に対する愛が画面いっぱいに溢れ出ていたと思う。 「あたしはただ、好きな人が好きな人を、好きになりたかった」というセリフも、静流が言うと何となく理解できてしまう。 静流の誠人に対する想いが可愛くて切なくて一生懸命で、少女から女性へ成長していく姿も見事で、あのメガネを外した後の笑顔の可愛さといったら! 恋をすると女性は綺麗になると言いますが、本当に綺麗に可愛くなったあおいちゃんに、女のわたしでもドキッとしたくらい。 誠人役の玉木宏も、あれほどのイケメンでありながら鈍感でコンプレックス持ちの男の子を上手に演じていたと思う。 彼の纏う空気感というか、雰囲気というか、そういうのがきっとこの映画にものすごくマッチングしていたのかな。 よく嘘をついた静流が、最後に誠人についた「嘘」。 「わたしは今も元気に世界中を飛び回りながら写真を撮り続けているよ」という、素敵な嘘。 こんな嘘なら、わたしも騙されてもいいかなと思える。 哀しい結末だけど、静流の「嘘」のおかげで、少しだけハッピーにもなれる結末になってると思う。 生涯ただ一度のキス、ただ一度の恋。 そして、静流の誠人への愛がこもった「嘘」。 とても素敵な恋愛映画でした。 [映画館(邦画)] 10点(2006-11-19 13:44:55)(良:3票) |
8. ブレイブストーリー
《ネタバレ》 原作の方が500倍は面白いですね。当たり前ですが。 あの原作をたった2時間の尺に収めるほうが無理なので、そう考えればよくまとめたなぁ、という感じはします。 ただ、主題歌がバックで流れながら旅の様子が描かれるシーンがありますが、あの辺が結構大事なのに適当に描かれていたのが残念ですね。 あそこでいかにしてワタルとキ・キーマとミーナが仲を深めていって、どんな冒険があったのかが重要なので、そこをきちんと描かないと最後の女神の塔のシーンでの話がいまいちピンと来ない気がします。 他の方も書いてらっしゃいましたが、これは映画じゃなくて連続TVアニメにして丁寧に描いて欲しかったなぁって思います。 でもこの映画がダメダメかというとそうでもなくて、映画編のラストは原作と少し違うけれど、「おっ、そう来たか!やるな!」と微笑んだので、ラストシーンは良かったですよ。 主題歌もマッチしていてよかったですしね。 60点くらいの作品ですが、そこそこは楽しめると思います。 [映画館(邦画)] 6点(2006-08-08 20:37:44) |
9. 春の雪
《ネタバレ》 とにかく色彩が美しいです。 一枚絵のようです。 日本の自然の色は、こんなにも彩り鮮やかで美しかったのか、と思いました。 そういった美しい絵を繋げていったら映画になりました、みたいな感じで淡々と進んでいきます。 三島由紀夫作品だからか主人公が苦悩する場面が多いのですが、妻夫木くんはこういう役似合いませんね…。 彼には爽やかな青春映画のイメージがあるからか、どうも松枝清顕役がピンと来ませんでした。 竹内結子はまだしっとりとした上品な色気があってよかったんですけども。 絵が非常に美しいので、目の保養という点ではいいのですが、映画となると微妙でした・・・。 純文学は読むに限る、と思ってしまいました。 [DVD(邦画)] 5点(2006-05-08 23:02:22) |
10. 妖怪大戦争(2005)
隆くん好きの、隆くん好きによる、隆くん好きのための映画です。 ということで、暴走レビュー開始します。 いやーこの映画、何がいいって神木隆之介くんに限ります!!なんていうの?12歳にしてあの可愛さはどういうことなの?あの子天使なの?それとも神なの?ってぐらい可愛い!麒麟草子だかなんだか知らないけどさ、あのコスプレ!可愛いったらありゃしない!もうね、妖怪とか何も目に入らないから。隆くんに釘付けで、話とか全然見えてないから。どんな表情してても天使の可愛さを失わない隆くんはまさに神!!何なんですかね、この映画?ホント理性吹っ飛ぶかと思いました可愛すぎて。あとさ、この映画の一番の見所はアレですよね、隆くんの着替えシーンですよね!!!!!だってあのコスプレ衣装に着替えるときの隆くんのお尻がちょっとチラリズムで見えt ブバッ(鼻血出しながら昇天)(失礼致しました) [DVD(字幕)] 5点(2006-03-06 11:21:44)(笑:6票) |
11. スチームボーイ STEAM BOY
《ネタバレ》 うーん、、、「天空の城ラピュタ」のパクリ?って感じが否めません。 映像はすごいんですが、ストーリーが…微妙でした。 デイビッドがムスカに見えて仕方なかったです…。 [DVD(字幕)] 3点(2005-06-10 12:54:11)(良:1票) |
12. ハウルの動く城
《ネタバレ》 宮崎アニメでは珍しい「恋愛」映画でしたね。 はっきりと「愛してる」というセリフを言ったり、キスシーンが描かれるのは恐らく初めてじゃないでしょうか。 他のジブリシリーズと違って、完結してない映画というか、物語の一遍だけを切り取った感じなので、謎は謎のままだったり問題が解決してなかったりと、すっきりしない部分も多いです。 それでも結構面白かったと思えるのは、宮崎監督の腕でしょうかねぇ…。 若い頃のソフィの声に少々無理がありましたが、それはそれで仕方ないですね。 キムタクのハウルは予想よりもずっと良かったです。 そして、マルクル役の神木くんは最高でした。 [映画館(字幕)] 6点(2005-06-10 11:53:29) |
13. 電車男
《ネタバレ》 面白かったです! 原作(というかまとめサイトですけど)を先に読んでいたのですが、結構上手に2ちゃん用語とか表現してるなーと思いました。 山田孝之演じる電車男があまりにも一生懸命で、純粋で、かっこわるいくらい必死なのにカッコいい。素直に応援したくなる。 中谷美紀演じるエルメスは、ものすごく「理想の女性」なんだけれども、ご本人もこういう女性なんだろうなと思わせるくらいのハマりっぷり。 最後、「大丈夫、泣かないで」って言いながらキスするシーンに萌えますた(笑) 最初は笑えて、最後は泣ける。 いい映画です。 [映画館(字幕)] 6点(2005-06-10 11:31:59)(良:1票) |
14. デビルマン
「ハッピーバースデー、デビルマン!」 このセリフを聞いたとき爆笑しました。素敵過ぎる。 [DVD(字幕)] 1点(2005-06-10 11:22:37) |
15. 水の旅人 侍KIDS
基本的にストーリー自体はありがちなんで面白くないです。 CGとかに見慣れているせいもあってか、合成?特撮?の技術が微妙で…。 でも当時にしてみたら斬新だったのかな? とりあえず、主人公の吉田亮くんがかわいかったです。 3点(2005-03-28 19:54:10) |
16. シベリア超特急2
水野晴郎というか、MIKE MIZUNOというか、とにかく棒読みすぎます。周りの役者が真面目に演技してるのがアホらしいくらいの素晴らしすぎる棒読みと大根演技。ええと、映画評論だけしてた方がよかったんやないかと激しく思いました。1作目はこれより酷いという評判ですが、恐ろしすぎて見る勇気が出ません…。 1点(2005-03-28 19:30:32) |
17. スウィングガールズ
《ネタバレ》 元吹奏楽部としては、自分の姿と重ね合わせた部分もあったりして、結構楽しめました。ビッグバンドは確かに高校生では珍しいのですが、最後のライブシーンではサマになっててビックリ!出演者の方は演技の勉強もさることながら、楽器の練習も相当頑張ったんだろうなぁって感心しちゃいました。これを見ると、高校時代って、若さっていいなぁって思えますね。ジャズといえば「シング・シング・シング」ですが、まさか彼女たちができるとは思ってなくて、ドラムがあのリズムを叩き出した時に一瞬「マジ?」とビックリしたのですが、ドラムのソロから始まり、トロンボーン・トランペット・テナーサックスがソロをこなした時には、心から拍手を贈りたいと思いました。観終わった後、自分もスウィングしたくなりました(笑) 6点(2005-03-14 10:54:38)(良:1票) |
18. 下妻物語
《ネタバレ》 面白かったです! 邦画でここまで面白いものが出来るとは思わなかった。 限りなくマンガちっくだけれど、それがまた良いですね。 フカキョン演じる桃子と、土屋アンナ演じるイチゴがはまり役。 桃子が最後キレる場面はすっごい良かった! 2人とも、あんなに演技が上手だとは思わなかった。 主役2人を固める脇役も個性豊かな人たちばかりでよかったなぁ。 女の子の女の子による女の子のための映画。 女同士の友情が痛快かつさわやかに描かれていて、笑いあり、涙ありの感動青春ストーリー。それが、下妻物語です。 8点(2005-02-24 18:23:51) |
19. 着信アリ
ええと…怖くもなければ、面白くもなかったです。 途中から携帯である必要性があまり感じられなかったし、殺し方もなんていうか、力技ですか?って感じでした。 それにしても、呪いの根源は全部女ですね。 リングの貞子にしても、呪怨のカヤコにしても、この着信アリにしても、全部同じ。 もう二番煎じ三番煎じは飽きました。 3点(2005-02-23 16:14:21) |
20. 世界の中心で、愛をさけぶ
《ネタバレ》 期待しすぎたのかな?ぜーんぜん面白くなかったです。 原作も読んでないし、ドラマ版も見ておりませんが、評判としては「号泣できる」って聞いていたのですが・・・。 「えっあれが純愛?純愛って何?愛する人が病気で死んでしまったらそれが純愛なの?」と思っちゃいましたねー。 朔太郎が体育館で亜紀のピアノを聴くシーンは普通にホラー映画みたいで怖かったです。 これが『奇跡の純愛映画』だなんてあたしは認めたくないですね。 3点(2005-01-11 15:28:31)(良:1票) |