1. 不法侵入
映画を見始めて間もない頃に見たけど、先が読めてしまいました。最後もこれで終わり?という印象です(あっと驚く逆転劇があると思った)。思えば「全米大ヒット」とか「全米震撼」とかいう言葉に踊らされて期待をしすぎていました。子供だったから純粋にそういう言葉を信じていたんですね。この映画で学んだことは、そういう大衆を煽るような宣伝文句は当てにならない、ということです。でも作品としては普通に面白いサスペンスだったと思います。 6点(2004-10-09 21:28:56) |
2. クリフハンガー
冒頭で谷底へ落ちていった女性を見てこんな死に方絶対イヤと思った。登山恐怖症になりました。普通に面白いとは思うけど、スタローンってどの作品見てもいまいち苦手。好きな人にはごめんなさい。 6点(2004-09-29 18:20:26) |
3. バトル・ロワイアル
モラルを問われる映画だけど、私は嫌いではありません。なぜならある種のカタルシスを感じたからです。中学生同士が殺し合う、確かに前代未聞ですね。しかしその悲劇の舞台となった無人島は緑にあふれ、空や海は青く澄んでいました。そんな場所で、学校という小さな社会の中で生きてきた彼らはその象徴である制服を真っ赤な血に染めて戦いました。そこには一人一人の個性やドラマがありました。そして時には切なく時には壮絶に、みずみずしい若い命がたくさん散っていきました。そしてEDのモノクロの集合写真、それはまだ何も知らなかった頃のもう戻ることのできない思い出。青春の残像です。残酷だけど、どこか切なく美しく清々しい。けれどそれは映画の中だけのカタルシスです。もちろんこんな悲劇が現実に起こったら吐き気がするだけです。若い命が散るのは悲しいことです(感動的なBGMも流れないしね!)。だから見るなら現実と虚構をはっきり区別できることが前提です。リアリティは確かにないけど、コミック風青春映画ととらえて私は良しとしました。 8点(2004-08-28 16:47:11) |
4. バトル・ロワイアルⅡ 【鎮魂歌】レクイエム
内包するテーマはあれど、別に「バトルロワイアル」の続編でなくてもよかったのではと思う。「今回は死に方にまったく個性がありません!」とリキ先生が言っていたけど、まったくその通り。でも続編でないと七原の存在意義がないし難しいところです。不満点が多いゆえ、前作ではあまり気にならなかった青春の青臭さも妙に気になってしまいました。前作以上のものも前作と同類のものも期待してはいなかったけど、そもそも続編を望んではいませんでしたね。あとリキ先生、リキ入りすぎです! 5点(2004-08-28 16:34:08) |
5. もっともあぶない刑事
過去の劇場版3作のラスト。最後のあぶ刑事らしく、やや哀愁感漂うムードがこの上なくカッコよかった。タカ&ユージよ、さらば!って感じで胸が熱くなった…けど最後のオチはやっぱりあぶ刑事らしい。刑事ドラマがあまり好きではない私が唯一ハマった作品だけに個人的思い入れは強い。 8点(2004-07-02 09:39:31) |
6. またまたあぶない刑事
あぶ刑事ファンだけど、過去の劇場版3作の中ではイマイチな方だった。個人的にこれといって見所がなかった。つまらなくはないけど、普通です。もう少しシリアスなムードがほしかった。 4点(2004-07-02 01:58:50) |
7. あぶない刑事
刑事ドラマは世代によって見た作品が異なると思うけど、私の場合はやはりあぶ刑事。刑事ドラマはあまり好きではない私を唯一虜にした思い出深い作品。だからちょっと贔屓入っています。タカ&ユージと個性豊かな港署の面々、そしてあぶ刑事らしいノリがあればそれでOKです。今回はタカ&ユージのお手てつないでダンスが楽しかった! 8点(2004-07-02 01:38:02) |
8. 呪怨2<OV>(2000)
前作の続きで最初の方かぶってます。良くも悪くも前作と同じ。だからあまり怖いと感じなくなってしまった。学校に出現した伽椰子軍団はコントみたいでちょっと失笑。ここまで来るとあの家とはほとんど関係のない人間にまで感染していますね。響子がずっとカクンカクンしているのが少し怖かったぐらいかな。 5点(2004-07-02 01:19:09) |
9. 呪怨<OV>(2000)
私の夢の中に伽椰子が出てきた。夜道をすごい速さで這いずって追いかけて来た。街中の雑踏の中へ逃げたけどそれでも追ってきて、まわりの人たちもギャーって…怖かった。伽椰子って貞子もどきと思っていたけど、現実の人間の夢の中にも出てくるとは伽椰子の呪怨、恐るべし。呪怨シリーズの中では本作が一番怖く感じるかもしれない。ホラーは何かが出てきた時より、何かがいるようでいない雰囲気の時が一番怖い。普通の日常っぽくて、どこか白昼夢らしき雰囲気作りが良かったと思う。あとホラーではさりげない小道具も恐怖の演出として重要。私は小林君ノートが一番怖かった! 7点(2004-07-02 01:08:22)(良:1票) |
10. 呪怨 (2003)
呪怨シリーズの中では一番最初に見た作品。先入観まったくなし。にもかかわらずあまり怖くはなかった。貞子もどきがあちこちに出てくるけど、どうしても生身の人間が白塗りしているようにしか見えない。心霊現象にCG使うのもホラーの雰囲気を損ねていると思う。 3点(2004-07-02 00:43:38) |
11. ゴジラ(1954)
今までゴジラシリーズはまったく未見で、どうせ見るなら原点である第1作目をと思いました。最初は昔の芝居に違和感があったけどすぐに慣れました。それに戦後間もない日本の姿を垣間見ることもできました。ゴジラの襲撃シーンがいくつかありますが、その特撮、音楽、音響効果が秀逸です。ゴジラの姿が見えない時でもその圧倒的パワーを感じます。さて、最後は人間の手により海の藻屑と化したゴジラですが、私はいいようのない無念を感じました。自分たちの行為で生まれた生物を自分たちの手で滅ぼしてまで生き延びようとする人間に嫌気がさしました。人間よりも、人間の都合のいいようにされたゴジラの方が哀れで仕方なかった。ハイ、結局のところ私は根本的には人間嫌いなのです。だからゴジラの方に感情移入したのだと思います。 8点(2004-06-23 15:29:06) |
12. ドラえもん のび太と夢幻三剣士
この作品から私はドラ映画をつまらないと思うようになってしまいました。年齢を重ねて私が変わったのか、時代の流れの中で作品が変わったのか、たぶん両方だと思いますが…この作品に限ったことではないけど、夢ネタ夢オチというのはあまり好きではないのです。 1点(2004-06-19 14:27:27) |
13. ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記
子供向けというより幼児向けっぽい。敵が強くない。貫禄がない。危機感がない。映画としてのスペクタクルに欠ける。残念。 1点(2004-06-19 14:02:22) |
14. この子の七つのお祝いに
サスペンスというよりはホラーの雰囲気があります。今よりひと時代前の古っぽさがより怖い感じを出していて、血の演出とか音楽もかなりホラーだと思います。何より岸田今日子の存在が大きい。この人なくしてこの作品はあり得ません。岩下志麻も「極妻」の姐さんとは違った薄幸の女性を好演。人の怨念や憎悪ほど心底怖いものはなく、運命の皮肉ほど悲しく救いがたいものはないと思います。でも和服美人の岩下志麻だけど、さすがにセーラー服はアウトでした。 8点(2004-05-07 03:30:32) |
15. オスカー・ワイルド
ジュード・ロウはなかなか美青年ですね。笑顔が素敵でした。でもあからさまな情事はやはり苦手です。文芸物は難しくてよくわからないけど、同性愛物なら私は「太陽と月に背いて」が一番です。 4点(2004-04-28 17:53:47) |
16. 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
DEATH編/TV版を再編集した劇場版は珍しくはない。ビデオなど記録メディアが普及した現代はTVシリーズも繰り返し見れるので、目新しさのない再編集は正直つまらない。でもそこはさすがエヴァ。TV版でも見せた独自の映像表現は再編集でも冴える。もちろんあくまで再編集だから傑作にはならないが、あの羽目を外したようなエヴァの映像表現はツボにはまっていたしクラシックも好きなので、個人的にはなかなか見応えがあった。でも好みなので、途中で寝てしまうのも腹を立てるのもアリだと思う。 REBIRTH編/アスカ復活。これに尽きる。その見事な復活とダイナミックな戦闘シーンは圧巻。でも確かに夏の劇場公開を見たらこっちはいらないでしょ、と思うよね。同じだもの。 7点(2004-04-15 02:25:38) |
17. 古畑任三郎vsSMAP<TVM>
「古畑任三郎」は普段ドラマを見ない私も毎週見ていました。その一番の魅力は普段犯人役なんてやらないであろう大物や有名人が犯人役をやる、古畑に追いつめられていく、という作品のスタイルでした。だからSMAPが実名で登場し古畑と対決するとなれば、その設定だけでも大いに楽しめました(SMAPファンの友人は嫌だと言っていましたが)。犯人が複数ということで今までにない対決が見られたと思います。でも推理やトリックに多少粗があるのはかまわないのですが、確かに古畑が出てくるまでが長~いですよね。 7点(2004-04-15 02:02:03) |
18. 世にも奇妙な物語 SMAPの特別編<TVM>
草彅君の話が一番良かったです。癒しのストーリーだと思うけど、最後は皮肉で落とすのがいかにも“世にも奇妙な物語”らしい。木村君の話は異色で、自分にはついていけませんでした。自分的には失敗したんじゃ?と思ったけど、結構絶賛されているので驚きました。中居君の話は、実際に自分でもこういう話を発想したことがあったので面白かったです。後は忘れてしまいました…好きなシリーズの特別企画で全体的には面白かったです。またやってほしいですね。 7点(2004-04-05 20:42:14) |
19. 火垂るの墓(1988)
夏(終戦記念)になれば毎年放映されることで有名です。時が過ぎ時代が変わっても戦争で犠牲になった者たちへの慰霊を忘れないため、新しい世代にも知ってもらうため、その追悼映画として今や定着していると思います。何度も見たいとは思いません。何度も見るには辛すぎます。特に子供好きというわけではないけど、小さい命が失われていく様を見るのはやりきれないものです。しかし一度は見て心のどこかに刻んでおくべき作品だと思います。 7点(2004-04-05 20:12:36) |
20. 陰陽師
見た理由は野村萬斎主演だから。以前朝ドラに出演していたのを見て、とても個性的な俳優さんだと思いました(その後狂言師だと知りました)。平安のカリスマ安倍晴明はハマリ役でした。そして悪役・真田広之も好対照の存在感。総合的に見ると彼の方が好きでした。トボけた役が魅力的だった伊藤英明、今井絵里子の蜜虫も可愛かったです。バトルもあるけど、全体的に静かでのんびりした雰囲気。悪くはないと思います。でもストーリーが浅いと思います。そしていかんせんCGがアニメっぽくて違和感がありました。でも続編も見たいとは思ったので、まずまず及第点です。 7点(2004-03-30 02:53:40) |