1. 座頭市(2003)
役者が違う、というのはこの映画の事をいうのだろう。座頭市といえば故勝新太郎のハマリ役として有名だがこれを後世の人間がどのように再現するのか。大きな重責が伴う役である。北野武が演じる座頭市は、結局のところコメディアンのコントに過ぎないということである。かつて「オレたちひょうきん族」という番組が放映されていたが、そこでは既存の番組や俳優を茶化すようなコントが横行していた。北野武もといビートたけしも「たけちゃんマン」として出演していたのだが、少年時代に同番組を観ていた筆者としては彼が映画監督兼俳優として活躍していても「所詮、お笑い芸人だから」という先入観で評価してしまう。彼に限らずこの世代は古い世代を全否定したり茶化す傾向が顕著だが、年を重ねてそのツケが回ってきたのではないか。若い世代は勝新など知らないと侮っているのだろうがメディアが発達している今、往年の勝新の演技をDVDやCATVで観る事ができるのだ。コメディアンがいくら頑張っても本物の役者には敵わない。「オリジナル」を茶化した芸風のツケなのだ。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-02-03 21:20:59)(良:2票) |
2. ラスト サムライ
「サムライの時代は終わった!」あのーニンジャの時代も既に終わっていたと思うんですけど。。。 3点(2005-01-03 21:24:44)(笑:1票) |
3. 耳をすませば(1995)
映画の出来不出来よりは共感できないタイプの作品だ。たかだが14、5歳で人生の目標や結婚相手が決まってしまうなんて面白くないじゃないか。人生で自分の本当にやりたいことがなかなか見つからないというのは確かに辛いことだが、でもだからこそ人生は送る価値があるのだと思う。俺はセージ君のように優等生でも偉くもないけど彼のようになりたいとも思わんよ。 3点(2004-03-11 22:50:55) |
4. シベリア超特急
一見、どんなに出来の悪い映画でも学ぶべきメッセージは必ず一つはある。本作において水野氏は「創ることと評論することは全く違うもので前者は後者より少なくとも100倍は難しい」ということを自ら証明してくれた。そんな水野氏の勇気に敬意を表してこの言葉を捧げよう。「いやぁ~映画って本当に素晴らしいですね。」 1点(2004-01-19 20:57:06)(笑:3票) (良:1票) |
5. ワンダー・ボーイズ
三十路手前になっても未だにアメリカの大学で英文学を学び直したいなどという妄想に耽っている筆者にとってこの映画で描かれている世界はちょっとした憧れである。映画としては少々退屈な感があるが、雰囲気は悪くない。それにしてもマイケル・ダグラスの老け方には驚いた。 5点(2003-11-22 21:25:10) |
6. 紅の豚
飛行機乗り同士の勝負だったら最後まで空中戦で決着をつけようよ。何で途中から殴り合いになったの?それまではさほど悪くはなかったのだけど、殴り合いが始まってからすっかり興醒め。 3点(2003-09-28 15:25:28) |