1. スパイ・ゾルゲ
緻密な時代考証が本作の売りであろう。本作では,1931年のソ連で情報将校がZIPPOライターを使用しているが,これは初めて知った事実なので驚いた。自分の記憶によれば,確かZIPPOは翌年アメリカの田舎で発売され始めたはずだ。さすが共産主義,「空想から科学へ」という理念は,不可能を可能にするわけである。また,近年では稀なくらい質の低いCGにも恐れ入った。これも昭和初期のテクノロジーに少し配慮したからだろうか。締めのイマジンは「imagine no possessions」と言いたかっただけだろう。ただ,あの人はIRAシンパであって共産主義者ではないから,ちょっと違う気がする。ていうかこの映画嫌いです。 2点(2005-02-11 18:35:21) |
2. ラスト サムライ
perfectは「天晴れ」と訳すべきでした。「完璧」って何でしょう。内容は良いのに、戸田奈津子のセンスに辟易しきりでした。 [映画館(字幕)] 7点(2004-08-01 15:16:55) |
3. ビルマの竪琴(1985)
菅原文太が役柄にハマりすぎてて,確かに無茶苦茶カッコイイんだけど,ちょっと笑えた。肝心の内容については,竪琴と合唱が大変美しかった。話の筋もさることながら,こちらでも泣けた。脚本より強く五感に訴える。これぞ映画の醍醐味ですなあ。 9点(2004-07-30 06:20:27) |
4. 大日本帝国
下で複数の方が指摘されているように,戦史を淡々と追っただけの映画です。ただ,この手の映画にありがちな抽象論観念論も混じっていないので,退屈に思われる方もいるかもしれません。 [映画館(字幕)] 5点(2004-07-29 19:55:36) |
5. ゲロッパ!
テレビで自信満々の様子でしたから、観てみました。つまんなかったです。庶民を描くなら、山野一を見習うべきかと思われます。井筒が黒澤監督等を批判するザマを見ると、北朝鮮がアメリカに難癖を絶叫しているのと同じに見えますし、現に彼は北朝鮮シンパで意味不明ですし…。また、他人への批判のみをもって映画の宣伝に代えるのも姑息です。もう映画を作るのはやめて、テレビ芸人として「辛口トーク」でもやってりゃいいじゃん。 [映画館(字幕)] 0点(2004-02-25 02:53:28)(良:1票) |
6. マークスの山
この手の映画は、もう外国に委託してもいいでしょう。アニメで代用可能と思われます。 [映画館(字幕)] 1点(2004-02-25 02:45:18) |
7. 殺し屋1
原作の方がずっと面白いのですが、浅野忠信が相変わらず良い味を出していました。 [映画館(字幕)] 6点(2004-02-25 02:38:17) |
8. 太陽を盗んだ男
デタントの時代に、よくここまで政治的主張を排した映画を作られたものだと感心しました。もし脅迫文句が「安保やめれ」とか「世界平和」とかだったら、死ぬほど萎えたと思われます。猫が放射能のために死んでも、それゆえに「原爆ダメだ」とか思わないで(というかケロッと忘れて)、黙々と日常的な望みを叶えていく姿は、雄々しい庶民を思わせました。ラストは好き嫌いの分かれるところですが…。 [映画館(字幕)] 8点(2004-02-25 02:28:02) |
9. スパイ・ゲーム(2001)
内容は複雑なので、1回見ただけでは少し判り辛いのですが、良く出来ていると思いました。ブラッドピットはもう少し性欲を抑えるべきだとも思いますが… [映画館(字幕)] 5点(2004-02-25 01:43:11) |
10. 世にも奇妙な物語 SMAPの特別編<TVM>
下の方と同様、キム拓の第三話が一番面白く思われました。中井の受験モノは、誰にでもオチが読めるので若干興ざめです。 [映画館(字幕)] 4点(2003-11-24 22:51:46) |
11. スモーク(1995)
「間」をもたせるために吸うタバコの描写が絶妙だと思いました。例えば、ラシードは最初こそ非喫煙者で、「間」をもたせるのが苦手そうな若者でしたが、ポールの家でタバコを吸うようになったり喫煙者のオーギーに絡むようになってから、ようやく「間」のもたせかたが巧くなってくるという具合です。ラシードの追跡者2人も死んだし、彼はこの町でうまいことやっていくんだろうな、と思わせます。ラストのモノクロについては、バックの音楽&老女がオーギーに抱きついた後の表情にホロリときました。ただ、このシーンには客への妥協も感じられるので微妙かもしれません。 [映画館(字幕)] 9点(2003-11-12 21:07:26) |
12. ムルデカ17805
「プライド」の東京映像の第二声です。プライドと同様、鑑賞者の政治的立場がなんとなーく感想に反映されてしまう傾向があるので微妙です。ただ、日本人がこの手の映画を作ると、どうも「戦争。ダメ。ゼッタイ。」風になってしまうので(好例としてウィンズオブゴッド)、その趨勢に対するアンチテーゼとしては大いに存在意義があるのではないでしょうか。いろんな意見があっていいと思うのですが。 [映画館(字幕)] 4点(2003-11-07 11:34:59) |
13. トラ・トラ・トラ!
ほんのちょっとだけ日本寄りではありますが、比較的バランスよく両国の視点を取り入れているので高評価です。淵田少佐の配役も絶妙です。黒島亀人はちょっと違う気がしますが、いい味出してます。 [映画館(字幕)] 10点(2003-11-07 11:16:02)(良:1票) |
14. ジャッカル
《ネタバレ》 武器売人のアンチャンが実験台にされるところで、ブルースゐリスの本性が出ました。あのアンチャンはかわいそうです。しかもすげえリアルに殺されて…。リチャードギアが勝ってよかったですな [映画館(字幕)] 5点(2003-10-31 01:19:01) |
15. その男、凶暴につき
たけしはコレだけで映画界を去るべきだった… 7点(2003-10-22 15:58:55) |
16. スワロウテイル
ストーリーがよくわかりませんでした。おしゃれ映画でしょうか。江口洋介・渡部篤郎・山口智子・桃井かおりといったテレビ芸者の面々のおかげで、若干安っぽくみえるのが残念です。 [映画館(字幕)] 5点(2003-10-22 15:31:13) |
17. レリック
何もかも暗くて見えにくいです。あと、あのレトロな化け物は見るだけで萎えるので、やめて欲しいところです。サミュエル・L・ジャクソンで代用できるのではないでしょうか。 [映画館(字幕)] 4点(2003-10-21 02:00:28) |
18. マルタイの女
5点(2003-10-21 01:52:54) |
19. 御法度
6点(2003-10-21 01:40:47) |
20. ねじ式
つげ義春モノを映画化するのは難しいと思うが、浅野忠信って配役は絶妙だと思う(顔が)。 6点(2003-10-21 01:39:46) |