1. 鴛鴦歌合戦
多くの人(男性諸氏)は「おとうちゃんの…ばかっ(ん)」にやられちゃうんでしょうねーー。ほほえましいです…(ガゼッサンスルホドデハ…)。♪ほーれほれほれ、この茶碗♪リフレインする、ある意味キケンな歌でした。 [DVD(邦画)] 7点(2007-01-27 20:41:21) |
2. ナイト・オン・ザ・プラネット
哀しいお話ですよね…オムニバスのストーリーが移り、進むごとに哀しくなってくる。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-27 19:32:45) |
3. スモーク(1995)
この映画、一般的にとても評判いいのに、世の喫煙に対するイメージはどんどん悪くなっていくばかりですね…。なんでだろう?画面からは「匂い・臭い」や「煙たさ」が感じられないからか…。もうちょっとスマートに吸えたら、ちょっとはもりかえすかもしれませんが。さて、本題。この映画には、さりげなく何気ないように、日常の中にいろんな事件がちりばめられています。事件といっても当人にはとても大きなことのはずなのに、実はたいしたことないんじゃないかという大きな気持ちにさせてくれるのです。おじさんの何事にも動じないところに安心感があるのかもしれません。そして、タバコとカメラという、少し前のレトロな感じもいいのでしょう。スピードがゆったりで、そこには人と人とのつながりが(あやふやなものではなく)確固とした形となって現れる。そして何事も継続することの力と、人を思いやれることの素晴らしさ。今の時代、いろんなものがあふれて、いろんな選択肢があって、いろんな娯楽がある。ひとつのことを阿呆のように続けていくことの凄さと難しさ、そしてなにげないことこそが庶民の素晴らしい力だったりするわけで。何でも発受信できて、モノや情報に囲まれている今の暮らしにはない(かといってその生活に戻るのはとても勇気がいる)、おとぎ話が描かれていました。 [DVD(字幕)] 7点(2006-07-25 13:36:27) |
4. ラヂオの時間
ドタバタ作ったものが、人に感動を与えるというだけでもすばらしい。音を作り出す守衛さんを見て、すげぇ!と思いました。終わったときの爽快感といったら、私は鑑賞していただけなのに、なぜか!何かを成し遂げたような充実感がありました。なんでだろ?鈴木京香のだんな役がかわいかった。 [ビデオ(邦画)] 8点(2006-07-16 02:21:27) |
5. みんなのいえ
八木亜希子がむちゃくちゃかわいかった。みんなの間に挟まって、ちょっと困った顔をしているのが、とてもかわいい。それだけでいいような気もするけれど、あともうちょっと。ココリコ田中が大工と建築家二人にジェラシーを感じるのが、ちょっとぼけていて、ありがちな感じがします。その心情がもっとも表れているのが、アボガドを握りつぶすシーン。アボガドは彼の好物なんです。それをジェラシーからぐしゃってつぶしてしまう。なんともかわいいじゃありませんか。それとどーでもいいことなんですが、ウチんちのトイレのタイルは角が丸くなっているやつです(古さがわかる…)。 [映画館(邦画)] 7点(2006-07-16 02:15:33) |
6. 博士の愛した数式
登場人物がみんな「ありのままを受け入れる」ということができる人たちだったので、辛気臭くなく、あたたかな気持ちになれたのがよかったです。この映画で大きな意味を持つのが数字です。普段から、駐車場に車を停める際など、駐車場スペースのナンバーをプロ野球選手の背番号と関連づけて覚えるなどしていた(例えば「55」だったら「松井」ね)ので、博士がことあるごとに野球の記録や記憶と関連づけて数を記憶しているところなんか、妙に楽しかったです。博士は短期記憶は失ってしまったけれど、数字を何かに関連づけて、記憶の連鎖を楽しんでいるようです。もしかしたら短期記憶をなくしてしまったから、数字でコミュニケーションをするという博士の夢のようなものが実現しているのかもしれません。数学の話といっても、『ビューティフル・マインド』や『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』のように、定理をみつけるといったレベルの高すぎる数学ではなく、生活の中で身近(とはいっても、それで何か役に立つことはないと映画の中でも言っている 笑)な数学が取り扱われています。私もルートや家政婦さんと一緒になって、数字の持つ不思議に驚いたり、美しさに感歎したり…。新しい仕事先で、家政婦さんが(冷蔵庫に向かって)「君を素数と認定する」(製造番号が素数だった!)と伝えるところなんか、とてもほほえましく、数字によって、何か便利になることはないけれど、でも生活の中で楽しむ、ひとつのエッセンスにはなっているんだなぁと感じました。例えばさっきもでてきた「55」という数字をとってもそう。「55」の自身と1以外の約数は「5」と「11」。どちらも素数です。「5」も「11」も孤高の数字で、日米の両球界でスターになっている松井秀喜に通じるものがあるなぁ~とか、こじつけなんですけれど、思考する楽しみみたいなものを教えてもらったような気がします。映画がとても面白かったので、本も読んでみました。本が伝えたかった内容と映画とは、かなりずれていますが、両方の解釈ともに楽しむことができました。 [映画館(邦画)] 8点(2006-07-15 00:16:24)(良:1票) |
7. 単騎、千里を走る。
健さんが演じるのは、例によって口数が少なく不器用なお父ちゃん役。安心して観られます。まっ、いまさら饒舌な健さんもないだろう。多くの登場人物が必要最低限しか話さないだけに(日本人は健さんで、あとは中国語の翻訳だし)息子の嫁が、しゃべりすぎな感があり、彼女が出てくる場面はイマひとつピリッとこないのが残念なところです。意味のない行動が、意味のないまま、それでも自分にとって重要だったりする不思議な感覚がありました。 [映画館(字幕)] 7点(2006-07-15 00:07:44) |
8. 妖星ゴラス
《ネタバレ》 書かれている方もけっこういらっしゃいますが、隕石(のようなもの)が地球にやってくる!地球滅亡の危機!というときに、そのものを破壊するのではなく、避けちゃおう!という発想がスキ。♪おいらは陽気な宇宙飛行士♪(だったっけ?)みたいな、底抜けにおバカな歌がなごむ。妖星が出てくるまでの展開の早さもいい。変なタメがないから、ドラマが進む進む。意外に面白かった。PS.あれはセイウチです。 [DVD(邦画)] 6点(2006-07-12 12:40:47) |
9. シムソンズ
常呂町が好きになった。(なのにすぐに北見市に合併・・・)ホタテオニオンスープを作ってみた。妙にかわいくって、鑑賞後見事に影響を受けた。(カーリング以外のところで・・・汗)なんとなく、映画のパワーを感じた。青春っていいねーー。ひと言:大泉おいしすぎる! [映画館(邦画)] 7点(2006-06-30 16:20:11) |
10. THE 有頂天ホテル
ユーモアではなく、ノリという感じであり、品がなく、かといって下品にはちきれているわけでもない、中途半端な印象。 [映画館(邦画)] 3点(2006-01-29 00:15:16) |
11. 東京原発
《ネタバレ》 何人かの方が書かれていますが、とっかかりは面白かった(ハズ)なのに、メキメキ面白くなくなった映画の代表格といえます。知事が「東京に原発を(誘致)」と関係者各位に発表するところが最高の見せ場。どーなるんだろう?という期待感だけで、結局なんにも起こらなかった…。というか、いろんなところを茶化しすぎて逆に目も当てられないというか…。原発賛成側を一方的にアホにしただけで議論はなし。あっちの意見、こっちの意見に流される人々にはしーんとしらけるばかり。挙句、知事の「東京原発誘致」は狂言だった!というオチ。もう、どーしてくれるの状態です。でも、極秘のトラックジャック対策に米軍からの協力連絡がきたとき、「なんで知っているんだ?」ってところは、クスリとやられてしまいました。終始、トボケたノリで通してくれたら逆に考えさせられたのかもしれません。中途半端にリアルにしたり、意味不明の人々が出てきたりでげんなりしたのが正直な感想です。ちなみに、私は映画で原発の知識を知りたいとは、まったく思っていません。ドキュメンタリーでやってくれ!って感じです。 2点(2005-02-13 22:18:44) |
12. マタンゴ
《ネタバレ》 この『マタンゴ』というタイトル。コレに惹かれて観る前から「マタンゴ!マタンゴッ!」と盛り上がっていた。ドラクエの敵キャラ“おばけきのこ”を見ては「マタンゴ!」と言い、自らを鼓舞してきた。なもんだから、実際に観て失望しないか?という不安が……。そんな不安はさておき、観ました、観ましたよ。ちょいセレブな感じの若者7人のヨットクルーズ。そのときの音楽がとても楽しくで期待感が増幅。それもつかのま、嵐に合えば、あっと言う間に仲間割れの予兆が!期待どおりに話が進む。ラジオはすぐに電池切れ。マタンゴがいつ出てくるかと楽しみに待っていた30分。マタンゴと名付けられた巨大キノコの標本?が出てきたときに期待感は最高潮へ。難破船の中がむせそうになるくらいカビ(胞子)にまみれているのも、観ているだけで気持ち悪い。その後もオキマリのパターンでストーリーが突き進む。仲間割れどころではなく、狂ったうえでの喧嘩、殺人、裏切り、出し抜き……人間のエゴが露になって、なかなか醜い展開となる。はっきりいって後味は悪い。それにしてもどーして、マタンゴが人間を襲うのか?がわからなかった。それが明らかになったのはDVDの特典映像「予告編」を観たとき。じ、実は、マタンゴ……吸血モンスターだったのだ!!いやぁ、気付かなかった。それはともかく、私もプロフェッサー同様、あの島に行ったとき、愛する人と一緒にキノコとして生きるのが正しい道だったよーな気がしてならない。《印象に残ったセリフ》「あいつら半分キノコだ!」←真剣に言っているのが、妙におかしい。 5点(2005-01-13 23:39:11)(笑:4票) |
13. 麻雀放浪記
イカレた話ですが、面白いです。男の物語としては、『華麗なるヒコーキ野郎』と通じます。甘えん坊の男の、バカなこと(彼らにとっては麻雀に克つってことは、家の権利書なんかより大事なこと)にとりつかれて周りのことが見えなくなっていくお話。大竹しのぶの「私があんたを好きなんじゃない、あんたが私を好きなんだ」と叫んだ場面がとても好きです。 7点(2004-12-25 15:54:19) |
14. 大魔神
《ネタバレ》 大魔神が悪人も庶民もいっしょくたんにして怒り狂う話かと思っていたら、違っていました。姫様の「私の命を代わりに……」云々話がかなり鼻につきました。こういう捨身信仰ってあんまり好きじゃないんですよねぇ。なのに大魔神ともあろうお方が、こんな姫様の話を聞いちゃうなんて。それなのに姫様は元気だし。どーも納得いかない話でした。 4点(2004-12-11 20:00:40) |
15. 耳をすませば(1995)
何度観ても胸がじーんと熱くなる。バイオリン工房で 聖司君の伴奏にのって雫が唄う♪カントリー・ロード♪。そこにおじいちゃんたちがやってきてセッションをはじめる……最高に好きな場面です。私自身、進路でぐちゃぐちゃに悩むっていう経験はないけれど(だって、なりゆきまかせでここまで来たって感じだもの)、それでもどこか「そうだよねぇ」って共感できるの。きっと、中学校、高校と図書館に出入りして“図書カード”なるものに名前を書き込む喜びを感じていたからだろうなぁ。それから、姉ちゃんに追い出されるようにしてお父さんへの弁当を届けるところも、すごく共感できる部分だったりします。そうだ、雫が聖司くんのことを「やなやつ、やなやつ」ってブツブツ言いながら歩くシーン、そんなところも「わかる、わかる、恥ずかしかったんだよねぇ」って思ったりして、どうってことない話なのにやっぱり懐かしいと思うのは、私が年をとったからでしょうか(汗)。 9点(2004-06-13 02:18:02)(良:1票) |
16. ルパン三世 カリオストロの城
《ネタバレ》 「宝物」って言葉から何を思い浮かべますか? やっぱり私が思い浮かべるのは金銀財宝です。いやいや、俗な人間で申し訳ないけれど、実際この映画を観ていてずっと、宝物って金ののべ棒とか、宝石たちとかそんなイメージを持っていました。だから余計に、湖の底に眠っていたのは古代ローマの遺跡だったってところにグッとやられちゃうんですよね。水がしたたる古代遺跡。なんて素晴らしいんでしょう。こんな世紀の瞬間に遭遇してみたいものです。いやぁ、ロマンだなぁ。ただ、この映画の残念なところは、次元たちの活躍が少なかった点。とっつあんは頑張っていた(「埼玉5」ナンバーのパトを従えて)んだけれどねぇ。みんなが余すことなくそれぞれの役割を果たしてこそルパンだと思うのですが、ちょいと期待しすぎかにゃぁ。 7点(2004-06-13 01:58:57) |
17. 平成無責任一家 東京デラックス
『月はどっちに出ている』の流れで(監督、出演者が同じ)手にとってしまった映画でした。そう、求めるものが違っていたのでしょう。ある意味私の見方が悪かったのかもしれません。こりゃあんた、無責任すぎるでしょう(タイトルにあるからダマされたとは言えないのが辛いところっす 涙)。ドタバタがここまでいってしまえば意味不明。うわっつらだけで、笑いをとろうとしても私は受け付けることができません。騙し騙されのコンゲーム(というのももったいない言葉)に、心がないのです(私が感じとることができなかっただけかもしれませんが)。ただやっているだけ。悔しがっているだけ。まったく魅力のなかったルビー・モレノにどう反応しろというのか。そもそも出番もあまりなかったし……。 3点(2004-06-07 03:22:01) |
18. 月はどっちに出ている
ワタシがまだ映画が趣味の人間でなかった頃、不思議と何度もレンタルして観ました。哀しい人間がいて妙にリアルなんだけれど、元気が出てくる映画でした。東京タワーに月って、どうしてこんなに絵になるのでしょうか。決してオシャレとはいえないスポットですが、私は東京タワーがとても好きです。もうちょっと地価が安かったら、東京タワーが眺める部屋に住むのもいいなぁって思っています。都会に住む雑多な人々の中で、懸命に生きる……この映画は在日朝鮮人の人々にスポットがあてられていますが、何も彼らだけでない、当時、東京に出てきたばかりの私への応援歌であるような気持ちで観ていたのです。お金もほとんどなくって、仕事もなかなか見つからなかったあの頃、負けるもんか!って頑張っていた時代もあったなぁ。そんな思い出とともにある、超個人的に思い入れの強い映画です。今じゃあ、けっこうのほほんと生きているんですがね。そう、慣れてくればなんとかなるものですね(エヘヘ)。 8点(2004-06-07 03:09:26)(良:3票) |
19. Shall we ダンス?(1995)
これを観た後、私もご多分に漏れず、何かをむしょーーにしたくなった。しかし、ダンスはできない……音楽は初期費用がかかる、パソコンは苦手だ、お茶は正座が……と、結局消去法で考えている自分に呆れた。この映画で社交ダンス人口が飛躍的に増えたそうですね。自分のキモチに正直になって、社交ダンスを始めることができる、その力を私はうらやましく思います。続かなくったって、飽きたっていいんですよ、始めてみる、動いてみることが大事なんだって、それで人生が少しだけいい方向に進むかもしれませんよっていう、ちょっとしたメッセージがある映画のような気がします。大貫妙子の鼻にかかった♪しゃ〜〜〜る、うぃ〜〜、だんすっ♪を聞くと、体は動かないまでも首から上が揺れています。ちょっとだけ楽しくなれるエッセンスがあるんでしょうね。きっと登場人物たち一人ひとりが可愛いからでしょう。社交ダンスをやっている人たち(もちろん世の中にはいろんな人がいて、それぞれの世界で一生懸命にやっていたり、悩んだりしていますが、ここでのくくりは社交ダンス教室ってことで 笑)の、懸命さ、優しさ、仲間意識、そして心の傷を、同じように感じることで、「よ〜し、明日から頑張ってみよっ」と思えるんでしょうね。そうそう、好きなシーンは会社のトイレで社交ダンスのステップをごまかそうとするところ。このときの役所と竹中が最高に可愛かったです。それから、一番魅力的なのが、おやじトリオを一番最初にレッスンしたタマコ先生。タマコ先生がいるだけで、落ちつける。そんな柔らかな空気を持った人になりたいけれど、自分ではなかなかなれないので、そんな友達が欲しいなぁと思いました。ちょっと子どもじみたくだらない喧嘩はやめてほしかったですけれど、タマコ先生がいたから私は大好きです。 7点(2004-05-01 13:36:55) |
20. のんきな姉さん
近親相姦ものは……苦手です。主人公の女性が、雪の中、水色のコートを着て佇むシーンはきれいで、かわいかったですけれどね。ちょっと袖の長めのダッフルコートというのに、なぜかなつかしさというものを感じました。時間軸がごっちゃになっているので、あれれ?この人ってどこで何をしていたんだっけ?とか考え出すとキリがないかも。理解するのに苦労しました。職場のシーンのじれったさが、ちょっと苦しかったので、もうちょっとなんか事件が起こってくれるとか、動きがあるとかして欲しかったですね。 5点(2004-04-24 23:05:25)(良:1票) |