1. アウトレイジ(2010)
映画は芸術である前に娯楽であるべき。と世界のたけしのメッセージだろうか。とにかく楽しんだ。スクリーンにくぎ付けになった。知らない間に終わっていたという印象。どうしても馬鹿野郎!が聞きたくて2回見てしまった。そして2回目もまた笑った。 [映画館(邦画)] 9点(2010-08-18 16:15:22) |
2. 仁義なき戦い 完結篇
前2作に比べるとモチベーションがちょっと不足だと思う。しかし、相変わらず「筋論」のお勉強にはなる。 ちょっと下っ端同士の争いにこだわりすぎる気が・・そんなものよりも、広能の出所にもっと焦点を当てて欲しかった。 それにしても小林旭はかっこよすぎる。この貫禄ってどうやって出せるのか不思議だ。 ヤクザ俳優は星の数ほどいるが菅原文太と小林旭、この二人に追いついた奴はいないだろう。 7点(2003-11-28 12:24:13) |
3. 仁義なき戦い 頂上作戦
完結編に向かってさらに気合が増してる。本当にこういうつくり方が最近の映画ではできなくなってるからな。本当に新鮮。 俺が生まれたころだからよくわからんけど 昔は、みんなでこぞって映画館に行ったんだろうね。 そんで、ビールでも飲みながら、開始のブザーを聞いたりして 次はどうなるのかなんてわくわくして・・いい時代だなぁ。 内容的にも申し分ない。なんといっても最後のシーンはいいね。 「ヒューっ!!雪入ってるよ!窓しめろよ寒いからっ!」と突っ込みを入れたくなるくらいに寒そうだ(笑) 8点(2003-11-27 15:44:50) |
4. 仁義なき戦い 代理戦争
これから観る方は、出てくる暴力団や登場人物の複雑な関係図式をきちんと理解しながら観ることをおすすめします。(ビデオを巻き戻してでも(笑)この作品が見せたいのは殺人シーンやアクションではなく、暴力団の行動原理となっている「仁義」「けじめ」「メンツ」です。(シリーズ全てがそうですが)逼迫した状況下でどうやって「筋」を通すか?主人公である広能と一緒に考えてみよう!というのが正しい鑑賞法です(笑)しかし、何度観ても実に面白い!これは映画の世界とは知りながらも、やはりこの時代の暴力団抗争の裏にはこれに近い世界があったのでしょう。実にリアルです。 8点(2003-11-21 16:40:52) |
5. キル・ビル Vol.1(日本版)
タラちゃんの趣味映画ってことは最初から聞いていたけど、 それにしてもこのリアリティの無さ! 平凡なストーリーに、完成度の低い戦闘シーン。 15歳以下の子供なら泣いて喜ぶだろうこの映画がR指定とは皮肉だ。もう俺のような冷めた大人には何の刺激も及ぼさない。 「タラちゃん!お願いだからもう一度「パルプフィクション」を作ってくれよ」 カフナバーガーをスプライトで胃に流し込みながら私は思った。 5点(2003-11-07 16:40:16) |
6. 座頭市(2003)
《ネタバレ》 ストーリー的に「勧善懲悪」の描き方が甘いと思った。 家族を皆殺しにされた旅芸者に同情したってのが 市が人をバサバサ斬る理由なのかな? 「斬る」大義名分が弱いと、いくら斬っても意味がないよ。 クライマックスの浅野との対決も同じ事。 浅野はたまたま雇われた用心棒で 剣術が優れているということでしかないから、 「宿命の対決」とは言い難いし・・ 古いことを言うようだけど、仇撃ちとか、 怨念みたいなウェットな部分はもちっと大切にしてほしかった (ついでにKILLBILLも同じ感じがした) 6点(2003-11-07 16:00:37)(良:1票) |