1. ラブライブ!The School Idol Movie
《ネタバレ》 まず、この映画は明確にTVアニメ最終回の続きなので単独で見る作品ではありません。とは言え、アニメ本編がとても面白かったと思った私からしても本作は残念な出来でした。 【ここからネタバレ】 ストーリー上のポイントは「μ's解散のお知らせをした」「スクールアイドルのための曲を作ってみんなで歌った」「ラストライブをやった」の3点のみ。このためだけに100分超の劇場版を作る必要があったのか甚だ疑問です。ニューヨークへ行く下りは丸々必要ないですし、意味深な女性シンガーや心象風景?についても説明は無いまま。全体の半分くらいは贅肉のように感じました。 アニメ本編で良かった所を否定するようなシーンがあるのも頂けません。何度もμ'sを助けてくれたクラスメイトのミカたち3人が穂乃果を縛り付けて拘束するなんてあり得るでしょうか?海未が人前に出て歌う事を恥ずかしがっていたのを克服して「楽しい」とまで言うようになっていたのに、何でまた元に戻っているんでしょうか?こういう所で評価が下がります。 楽曲的にもアニメ本編の「Snow halation」超えるようなパワーを持った曲は無かったです。 アニメ本編の最後がおかしな展開になっていましたが、明らかに本作へ繋げるためのものです。卒業と言う儚くて美しい終わり方になりそうだったのに、この映画のためにあんな終わり方になったのかと思うと残念な気持ちです。 [インターネット(邦画)] 4点(2023-12-12 23:04:54) |
2. 岸辺露伴 ルーヴルへ行く
JoJo第4部は既読、原作は未読、TVドラマ版は視聴済み。 TVドラマ版と比べるとイマイチに感じました。タイトルに反してルーブルのシーンは少なく、ルーブルである必要もありません。 富豪村の時のようなキレが足りていないような、尺の長さが悪い方に作用しているような気がします。 しかし高橋一生の演技は相変わらず素晴らしいです。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-10-15 10:46:35) |
3. 人狼ゲーム クレイジーフォックス
《ネタバレ》 前作ビーストサイドのみ視聴済み。結論から書くとビーストサイドと比べると数段劣る。 脚本は粗だらけだしキャストの演技も演出も相当弱い。 この先はひたすら粗を書き連ねような内容なので、気になる方以外は読まなくて良いかと。 前作から良くなったのは自動首絞めシステムの導入。これで「狼は自力でターゲットを殺せって?女子1人だったら男子の村人に返り討ちにされそうだけど?」という設定上の苦しかった所を解消できた。最初から着替えが用意されているとか、他の部屋に声が聞こえないとかも改善点。 一方でダメな所が多すぎる。 人狼ゲームをリアルでやったらゲームの定石通りには行かない。例えローラーが最適戦術だと分かっていても、当人たちは承諾出来る訳が無いのだ。そういうのが映画化した時の面白い所だろうに全然活かせていない。「吊られそうになった用心棒は黙って死ね」はゲームでは(用心棒がまだ生きているかも、という抑止力を残すための)定石だが、リアルで死にそうな場面でそんな理屈が通じる訳が無い。登場人物の全員がその事に触れずに用心棒のカミングアウトを責めているシーンは2重の意味で見ていられない。 登場人物の行動が支離滅裂なのはまだまだある。極限状態の中でヒロインの森井あやかが1人の男子に一目惚れをするのはまあ良い。しかしお互いが別陣営だった時点で2人とも生き残る事が出来ないのは分かっているはずなのに、「彼を死なせて自分が生きるか、私が死んで彼を生かすか」といった思考が一切出てこない。運命の人と言いながら、彼の生死をまるで意識していないのである。 あやかは「クレイジーフォックス」だから頭がおかしいのは仕方がないとしよう。しかし他の人物の行動も滅茶苦茶なのだ。議論以外やる事が無いはずなのに夜の8時までに何も決めていない参加者たち。夜の襲撃という汚れ仕事を押し付けられたと憤る一方で、ターゲットを滅多打ち&滅多刺しする橘有希。「私はそんなもの(運命の人)要らない。自分の力で生き抜く」とあやかに啖呵を切っておきながら直後に自殺投票をするのもおかしすぎる。ラストウルフの戸塚芽亜里の態度がムカついたのを理由とするのなら(それも相当苦しいが)、芽亜里が守られていた事を暴露するシーンの方が後に来るべきだった。 と言う訳で不満の多い作品でした。 せめて最後の「そんな所で見てんじゃねーよ!」はカメラ(観客)に向けて言ってくれよ。 [インターネット(邦画)] 4点(2023-07-05 01:07:28) |
4. 鴛鴦歌合戦
時代劇ミュージカルとでも言えば良いのでしょうか?ユニークな作品ですね。 作られた時代まで加味してこの評価。純粋に一本の映画として見ると流石に厳しいです。 [インターネット(邦画)] 6点(2022-07-22 20:54:41) |
5. ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
観に行く予定はなかったけども、成り行きで観てみたら意外と面白い。 ガンマのキャラも良いし、ピッコロさんとパンが活躍するのが良かった。 [映画館(邦画)] 7点(2022-07-16 01:49:59) |
6. JUNK HEAD
ここでの評価が高かったので観てみました。1人でストップモーションで作ったとは思えないほどのクオリティは凄いですね。ただ、私は「低予算だから凄い」「少人数で作ったから凄い」「この時代に作ったから凄い」と言った作品の外の要素への評価は薄いです。この作品が映画として面白かったか?と言われると、まあまあと言ったところ。キモカワ系のデザインはインパクトがあったので、ちょっとおまけしてこの点数です。 [映画館(邦画)] 7点(2021-09-12 01:49:43) |
7. ゴジラvsコング
IMAXの大スクリーンで怪獣プロレスを見られたので満足。 [映画館(字幕)] 7点(2021-07-24 12:24:07) |
8. 映画大好きポンポさん
4年前にネットで見かけて記憶に残っていた漫画が映画になったとの話を聞いて見てみましたが、最高でした。鑑賞中に理由の分からない涙が出て、見終わった後にしばらく立ち上がれなかった作品は何年ぶりでしょうか。文句なしの10点満点です。 無駄のないシーンがテンポ良く続き、見所に次ぐ見所でとても90分とは思えないほど濃密な時間でした。映画オリジナルの追加シーンもドカンと盛り上がっていて、これのおかげでオチの重みがグッと増しているので原作既読の方も楽しめる作りになっています。原作は今でもpixivで読む事が出来ますが、映像の楽しさやテンポの良さ、追加シーンや音楽の力も手伝って映画の方が断然良いと感じました。 デフォルメが強い絵柄や子供っぽいタイトルで惹かれない方も居るかも知れませんが、どうか敬遠しないでください。映画が大好きな方、クリエイターとして何かを作っている方、色々なものを切り捨てて夢を追い続けている方に特におススメです。そうじゃない方にも是非見て頂きたい作品です。 ちなみに、私はニュー・シネマ・パラダイス(2時間の方)大好きです。 [映画館(邦画)] 10点(2021-06-13 01:23:42) |
9. 血煙高田の馬場(1937)
ここでの評価がとても高いので観てみました。およそ一世紀前の映画ですので映像や音声の粗さには目を瞑るにしても、うーん? 主人公が(殺陣の時だけ)カッコいいのが見所になるのでしょうか。途中で歌舞伎の見栄のようなポーズが入るのは面白かったです。 時代劇通の方が見れば、本作の良さがもっと分かるのかも知れません。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-05-08 21:48:26) |
10. デルス・ウザーラ
《ネタバレ》 シナリオ自体はシンプルで特筆するような物ではないが、流石に作りが上手い。シベリアの厳しい自然の恐ろしさ、デルスとカピタンの友情、そして悲劇、派手な演出こそ無いがよく描かれていたと思う。特に印象的だったのは凍った湖の上で見る沈みゆく太陽。あれほどに美しく残酷で恐ろしい夕日は中々無い。もう一つは屋敷の隅に座ったデルスの背中。森の中では頼もしかったはずの背中はこんなにも小さかったのか。 しかし終わり方が悲しい。冒頭でデルスの死は分かっていた事だが、あの後森が切り拓かれて墓の場所まで分からなくなってしまうのかと思うと救いが無い。文明に傾倒し自然を軽視する我々へのメッセージとしてはこの終わり方しか無かったのかも知れないが・・ [DVD(字幕)] 7点(2021-05-08 21:23:44) |
11. 人狼ゲーム ビーストサイド
《ネタバレ》 前作未視聴ですが、人狼ゲームは既プレイなので特に混乱無く見られました。 本作は人狼視点で話が進むので誰が人狼かを推理する楽しみは無いのですが、現実に殺し合うとなると村側もゲームのセオリー通りには動かず、先の展開が読めなくて楽しめました。そりゃそうです、例え自チームの勝ちのためでも自分や恋人が死ぬのは嫌ですからね。ローラーなんて出来ません。 シナリオの作りが上手かったと思います。参加者に「本当に逃げられない、殺し合うしかない」事を理解させるための最初の犠牲者、村側を能動的に"吊り"に向かわせるための下衆野郎設定、人狼だとバレたのに吊られない理由、などは良く出来ていたと思います。 主役の女子をはじめ、役者さんの演技もなかなかだったと思います。吊られる人狼がもう一人の名前を絶対に言わないと断言するシーンや、"目指せロケンローラー"のイラストを見つけて慟哭するシーンなどが好きですね。 と、ここまで良い点を並べましたが難点も少なくありません。筆頭は人狼の襲撃に関する設定の綻びです。他の能力者は対象を指定するだけで良いのに、人狼は自力で「凶器を用意」して「相手の抵抗を抑えつつ殺害」したうえで「証拠を隠滅」しなくてはなりません。女人狼1人と男村人だったら返り討ちも十分に考えられますし、襲撃時に名前を叫ばれても終わります。この設定では容易にゲームが崩壊してしまうのです。「夜、村人は麻酔ガスで強制的に眠らされる」などの設定があればまだ大丈夫なのですが、襲撃シーンをショッキングに描きたかったのでしょう、結果として設定が破綻してしまいました。そもそも心理戦・推理戦・舌戦にスプラッタ要素は不要だと思うのですが。 「主催者が状況を把握するための監視カメラが無い」とか「村人側が身を守ろうとしない」とか「近所に駐車場があるのだから助けを呼べるはず」とか、突っ込み所が多いです。 あと主人公の自作歌、あれも無いと思います・・ロケンローラーの道は厳しいかと・・ 十分見所はある作品なのですが、難点も無視はできず、惜しい一本でした。 [DVD(邦画)] 7点(2021-04-19 02:35:56)(良:1票) |
12. 残穢 -住んではいけない部屋-
《ネタバレ》 原作未読。びっくりをほぼ使わずに雰囲気で怖さを出していく作りは好きです。怪談の原因を調査していくと別の怪談が出て来て・・という展開も最初は面白かったです。 が、何度も同じ事を繰り返されては流石に飽きてきました。最後の方、もう202号室の畳の音とほぼ関係なかったですし・・。また「怪談を調べてはダメ」「怪談を聞いてもダメ」「その場所に住んでもダメ」「引っ越してもダメ」と、穢れの範囲を広げすぎた事で恐怖の焦点がぼやけてしまったようにも感じます。さらに萎えたのは廃屋探索の後にオフィスに出て来た幽霊。実際に姿を描いたのは悪手でしょう。それ以前は「過去の伝聞からの想像図」で問題無かったのですが、現在に出したらそれは事実になってしまいます。イマイチな造形で描くくらいなら、見えない方がよっぽど恐怖を掻き立てられると思うのです。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-02-11 19:51:25)(良:1票) |
13. テルマエ・ロマエⅡ
前作で面白かったギャグはワザとらしく狙った感じになってあんまり笑えず、前作で蛇足だった歴史モノ要素は増えてげんなり。「前作がヒットしたから調子に乗って作った」と言う表現がピッタリです。 ただ、阿部寛さんの演技は良いです。感情を表情で表すのが上手いですね。そこに敬意を表して+1点。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-02-07 18:58:04) |
14. テルマエ・ロマエ
古代ローマと現代日本、風呂好きという共通点から思いついた題材なのでしょうか?原作未読ですが楽しめました。 阿部寛さんのほりの深い顔がローマ人っぽく馴染んでいたり、タイムスリップの表現が毎回ばかばかしかったり、前半はコメディとして楽しめますね。後半は急に歴史ものの展開になって若干消沈しましたが、まあ綺麗に終わったので概ね満足です。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-02-07 16:30:16) |
15. ラヂオの時間
良く出来たドタバタ ラジオドラマ コメディ。少々強引な展開はあるものの、最後まで楽しく見ることが出来た。SEが無い問題を解決するシーンあたりは中々の見もの。後味も良い。「カメラを止めるな!」が好きならこの作品も気に入ると思う。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-01-27 01:25:37) |
16. THE 有頂天ホテル
《ネタバレ》 多人数の登場人物のストーリーが互いに影響しながら進んでいく作りのコメディ映画なのですが、あまり大笑いするようなシーンは無かったです。最後に全てのストーリーがクロスして驚きの結末に!と言うような事も無く、盛り上がりが足りません。 年末に見ると、劇中の雰囲気と合って良いかもしれませんね。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-01-26 14:38:46) |
17. ゴジラ(1954)
流石に今見ると特撮技術の古さを感じざるを得ないが、終戦9年後に作られた事を考えれば当時は凄かったのだろうと想像は出来る。そこは置いておいても、反核のメッセージを怪獣もの映画に上手く落とし込めている。最後の山根博士の台詞などは特に印象的だ。 他には音を評価したい。初代ゴジラの咆哮には、恐れを感じるとともに生物の声である事も感じられる。良く作ったものだ。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-01-23 14:25:42) |
18. バイオハザード:ヴェンデッタ
レオンとクリスのアクションシーンがカッコイイが、ちょっと荒唐無稽だったり民間人を巻き込んでも平気な顔をしていたりと納得が行かない部分が多い。あとはレベッカが可愛いのと、館の中で恐怖シーンくらいは見所と言えるか。 シナリオとかキャラクターとかそれ以外の部分では魅力が無い。ラスボスへの止めはもっと派手にやってくれよと [インターネット(字幕)] 5点(2020-10-05 00:01:06) |
19. バイオハザード ダムネーション
《ネタバレ》 シナリオ的に優れたものではないが、大統領が強くて切れ者だとかバディがワケありの必要悪だったりだとか、映画オリジナルキャラが立っているのは良い。原作ゲームの「4」で登場する寄生体と「2」で登場するモンスターが組み合わされているのも面白い。レオンも言っていたが、まさかリッカーと共闘する時が来るとは思わなかった。 原作ゲームの要素が取り込まれているのも嬉しい。レオンはリッカーの目が見えない事を知っているし、口癖の「泣けるぜ」のタイミングもバッチリ。爆発物を活用した戦い方にも既プレイなら納得する所。それだけにリッカーの大群に襲われた時の絶望感や、必殺のはずのロケットランチャーが防がれた時のインパクトが際立っていた。 スーパータイラントの最期も「そりゃA-10に撃たれたら死ぬわ」と納得のいくものだったのでスッキリ。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-10-04 23:18:58) |
20. バイオハザード ディジェネレーション
CGが綺麗ですね。クレアが可愛いくてアンジェラが美人な所は良いです。しかしストーリーは2の焼き直しみたいな出来であまり盛り上がりませんでした。バイオハザードシリーズ初見の方向けには説明もあって良いのでしょうが、そのぶん話のテンポは良く無いです。アクションシーンも今一つ。 [インターネット(字幕)] 5点(2020-10-04 22:18:54) |