1. 侍タイムスリッパー
面白かったし、泣いた。ただ、鑑賞中からなんとなく不足感を抱いた。その理由はパンフレットにある監督による長文を読んで分かった。この監督は監督としてまだ未完成なのだ。今後に期待である。過去作品にも興味があるので地上波放送を希望する。それから、山口馬木也さん。お名前は何度も拝見したことがあるし、風貌もうっっすら把握していたのですが、こんなにまじまじと観たのは初めてです。それで、すごく格好よかったです。とくに、ゆうこ殿への淡い気持ちの表現。このためにもう一度観てもいい。ていうか酒飲みながら観たい。はやく地上波放送しろ(これは広告企業への圧)。総じて、よい映画だったと思います。 P.S. 監督、未完成とか言ってごめんなさい。粗削りなところが愛おしいです。 [映画館(邦画)] 7点(2024-10-30 22:43:35)(良:1票) |
2. かもめ食堂
齢をとると映画を観て心を揺さぶられるのもしんどくなるのであるが この映画は小さなドラマがさざなみのように感じられるので心地よい 小さいドラマといえども当人にとっては大きなドラマなのではあるが 大人ならば多くを語らずとも解る 音楽がほとんどないのもよかった [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-12-13 03:15:13) |
3. 南極料理人
いろんな色男をたっぷりと堪能できる色欲を満たしつつ食欲も満たせる 堺雅人(35歳?)の顔面どアップは見ながらでも飯を食えるし酒も飲める が、私が好きなのは豊原君と生瀬君であるたいへんセクスィーでよい 個人的にはコンコルゲンの気持ちは解る [DVD(邦画)] 6点(2022-08-29 00:02:11) |
4. 君の名は。(2016)
《ネタバレ》 蓋を開けてみれば、未来から過去へ災害を予告して好きな人と町を守る、というよくあるストーリー。 単純なテーマなだけに、もっと工夫ができたのでは?と思う。 例えば、1000年まえに隕石が落ちたときに大切な人を亡くして、深い悲しみと後悔を経験した人が、 二度と同じ悲劇を繰り返さない、と固く決意して作ったのが、 ①男女入れ替わりシステム(糸守町の人間と別の離れた場所の人間の意識をつなぐ)と、②口噛み酒(未来の人間と 過去の人間が交感可能になるアイテム)なのかなと思ったんだけど。 口噛み酒なんてオドロオドロしいアイテムを伝えて、いつ来るか分からない災害に備えて 予防線を張りまくってきたのが代々の宮水家の人でしょ。 念のために長女だけじゃなく妹の分も口噛み酒を用意しておくというリスクヘッジもしつつ。 たぶんお母さんもおばあちゃんも不思議な夢を見てて、そのときは予防線で終わったわけだよね。 その辺も描いたらよかったのにと思う。1000年前からの恐ろしいまでの執念をもっと表現してほしかった。 瀧君のバイトの様子とか削ればいいのに。 あとおばあちゃんは三葉の前世じゃないだろうから、「前・前・前世」じゃなくて「子々孫々」だよね。 ここは大きな間違いだと思う。 あと、糸守を守るために選ばれた男がなぜ瀧君の系統だったのかは分からないけど、 何かしらの理由でこちらも代々使われてきたのなら、 女の執念にふりまわされて、なぜか命がけでこき使われるのはいつの世も男よね…という皮肉な副題も追加できたと思う。 しょせん災害予告して命を救うだけの話なんだから、それだけじゃつまんないから、 この町は昔隕石が落ちてたくさん人が死んだんですよ〜 そんでまた近々同じことが起こって人が死にますよ〜っていう 不吉な空気を最初から醸してればいいのに。1000年前から伝わる少々オソロしいまでの恋人への思慕を オカルトに表現しました、とかならもう少しおもしろかったと思う。 なんかエラそうに好き勝手想像で書いてしまったけど あんまりダメなこと言わないで黙ってヒットさせておけば映画産業が儲かっていいことだとは思うんだけど その数字がイコール作品の価値と評価されて、賞とかもらって箔がついちゃったとしたら、 そこまで価値のある作品かなぁ?と思う。数字と文化的価値は違うように思える。 金返せ、とまでは行かなかったけど、もう少し批判してもいいんじゃないかなぁ。 [映画館(邦画)] 5点(2017-02-02 01:27:14)(良:1票) |
5. 菊次郎の夏
学校が昼で終わって帰ってくるだけで泣ける。ガキが走ってくるだけで泣ける。 [DVD(邦画)] 10点(2006-08-17 15:55:59)(良:1票) |
6. スウィングガールズ
『遠い空の向こうに』とか『シャルウィダンス?』にあるような、登場人物がなにかに「のめり込んでいく」感じがこのスウィングガールズには皆無。とまで言わないけどじぇんじぇん足りてません。 主役の子が天才肌なら、メガネとピアノ小僧を学究派としてもっと重用するんでした。この二人がカンカンガクガクやりながら、主役の天才的なセンスで仕上げたら…てのが私の欲するところでしたが。 なにより無念なのは、全国の「吹奏楽部」でジャズが流行ったことです。これホント最悪。 スウィングガールズの影響で楽器を始める人がいっぱい出てきたとか。(特にサックスの売上げが好調だそうです)吹奏楽の関係者が嬉しそうに話してました。それは純粋に音楽をやる人が増えて嬉しいというわけなのですが、私は憤りを感じましたね。吹奏楽でジャズやるなんて邪道なンだよなんて、うるさい保守派の言うことですかねぇ。 しかし中学生から社会人まで「シングシングシング」やってるのを見ると、ホント最悪。 笑いとテンポは良かったです。とくに関口(メガネ)は良かった。もっと生かせたな。 でもこの映画の反響を私は嫌悪しますよ。すみません、吹奏楽経験者は色々うるさいです。 [地上波(邦画)] 1点(2006-07-14 14:00:37) |
7. 銀河鉄道の夜(1985)
《ネタバレ》 不気味な音楽。どことなく懐かしい色をしてる画面。少しくぐもって聞こえる声。死者の旅は不気味で、厳かですね。ねこ教授の歩き方さえ不気味です。エ、あれ、こわいですよ?ちっちゃい子が見たらトラウマになりますよ??それからストーリーには関係ないですが、章が変わるごとにドンッと真っ黒になって白字で副題が出る、あの演出がまたかなり恐怖感をあおります。私はなにか異様なものを見てるんだな、という気持ちになる。暗い。不気味。恐怖?畏怖。 蛇足かな~蛇足だな~と思いますがこれ言っていいですか?カムパネルラはなぜ南十字星で降りずに石炭袋へ行ったのか?友達を助けて自分を犠牲にしたのなら、タイタニック号に乗っていた人間然り、南十字星で降りられたはず。一見解として聞いてもらえますか? 手を伸ばせば助かったのにあきらめた。死にたくない!となぜか強く思えなかった。自分でやめたのです。神様はこれを「自殺だな」とみなし、自殺した者は南十字星で降りることができない。石炭袋へ行く運命にあると。 カムパネルラの父親は見るからに洗練されていてエリート。そしてあの冷静さ。カムパネルラは「教養深い両親のもとにに生まれ、(自分が)知的に洗練されていることに最近少々息詰まる思いをしている」なんじゃそりゃ「幼くして家庭のことに気遣いばかりしている」そのうえ「優しいから友達に対して傲慢にもなれない」「生より死のほうが安らかと思う」当時最先端の知的少年だったんでないでしょうか。一昔前ゆえか、死が純粋。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-02 17:11:34)(良:1票) |
8. はつ恋(2000)
シンボル化されたメロディーがまず切なくてよろしいですな。あとは真田広之の顔が‥顔がってか、二重が‥わぁ二重だすごい二重だ。斜めから見るとかっこいい~~~~わ~かっこいい~。でも田中麗奈甘いよ。ソーラバーチはブシェミだからね。おまえブシェミだったら逃げ出してたろうよ。真田広之でよかったね。私もブシェミとか平田満とかあまのじゃくばっかり言ってるけどかっこいい人だって好きなんですよ。ね先輩。(キモス) [ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-02 15:54:46) |
9. ミステリー・トレイン
いつものブシェミにホッとした。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-10-05 16:02:27) |
10. あたしンち
小生は近ごろ映画を観て泣くことに疑問を抱くまでだったのですが(おすぎ批判)、今回みかんとおかあさんが泣いた場面では全て泣かされてしまいました。「おかあさん」と「修学旅行」を絡ませるとは。日本人の心を突いてますよな、にくいねえ。またユズと親父のバックトゥザフューチャーばりの健闘がよろしい。ほのかに映画ファンを喜ばせちゃうところはクレヨンしんちゃんを思わせますな。 [地上波(吹替)] 10点(2005-05-16 16:04:45) |
11. クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦
ぶりぶりざえもん(くぅ、まじめに書くと恥ずかしい)泣ける~。声もなんともいえない。ラストは素直に感動します。ただ、アクションをおもしろく感じられなかったのはちょっと私の体質が変わってるのかな‥。小ネタはこれからもっと冴えてくる予感がいっぱい。 7点(2004-08-25 14:04:21) |
12. アポロ13
うーん他人事。どうでも良かったでした。エドハリスつまんない役‥けど服もらって喜んでたのはかわいかった。なんじゃそりゃ。 1点(2004-08-25 13:54:40) |
13. ルパン三世 盗まれたルパン ~コピーキャットは真夏の蝶~<TVM>
ルパン哲学(美学か?)はだいたいわかったので、いいからドキドキさせてって。ふつうじゃ観られない、別世界を見せておくれよ。 「俺たちなにしてたんだ」とか言ってるなよ。こっちのセリフだっての。 3点(2004-08-11 17:25:24) |
14. パコダテ人
ハッピー&ポップな映画でした。宮崎あおいちゃんがカワイイ。海の見える場所で短いメールを繰り返すシーンが、さわやかでほんわか切なく、好きです。 そして初めて見る、本業やってる大泉さん、とてもナチュラルな演技でした(安田顕のがよっぽどイロモノ演技だった)。娘と指きりなんかしてるところが良かったです。ただお相手の先生がいただけなかった。典型的B級キャラで好かなかった。 あとひとつケチをつけたいのだが、ナントカの会などで水を得た魚のようにうるさく抗議をする女が出てくるの、これはわかる。しかしそのあとの市民がポスターを焼くシーンに違和感が爆発。日本人、やるかい?どっかの国の奴らじゃないんだよ。日本人に見えん。 これとは理由が違うけど、一連の騒動にも嫌気がさします。もちろん少しおおげさに描いているのだろうけども、ストーリーの中心なだけに作品全体に嫌悪感。 なんだかイヤになってきてしまいました。確かにハッピー&ポップだと思ってたのに。 しかし今なぜか不快なんです。いや、あおいちゃんカワイイよ。でも、嫌悪しちゃったらもうダメ。 3点(2004-06-13 16:11:32)(良:1票) |
15. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード
感動路線もよかったけど。一時間以上目的がわからない分、なにも考えず笑えた。なにも考えずというけども、いつも思うんだけどもこの笑い、子どもにわかるの?と。ただガチャガチャしてるだけじゃ大人は笑えないぜ!通販攻撃、ジンジャー、ブラックホークダウン(見てないけど)、家族の写真見せたり‥かっこいいねぇ。あの幹部たちもなんかのパロディじゃないの。ホモの男も。うーんまだわかんないネタがありそう。ただ、あの白衣の男は、情けないアニキは、ぶしぇみじゃ‥ないかな‥ ふじっぴーもいたよぉ。ほかにもほかにも‥画面いっぱいのぶりぶりざえもんなんて力技も。お腹よじれた。こんな映画しんちゃんにしかできない!拍手。 7点(2004-03-28 16:57:08) |