1. 黄金を抱いて翔べ
《ネタバレ》 原作を溺愛してます。キャスティングを聞いたときは、まあまあイケテルと思いました。実際見ると作品として、悪くはないとは思いますが、原作を愛しすぎてるファンとしては、やっぱりいろんなことが違うなぁ。原作の持つそこはかとない色気がまったく感じられないのは感性の違いということで仕方ないにしても、時代設定を現代に持ってきたのはいただけません。現代を舞台にしたら携帯電話を出さざるをえないじゃん。そうすると計画自体に無理が出ちゃう。原作の時代に設定しておけば北朝鮮のありようとか銀行のセキュリティのシステムとか、もっとリアルに感じることができたはずなのに。期待値が高かった分、消化不良です。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-04-02 20:31:40) |
2. 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
6歳児にねだられ公開初日にカードをもらいがてら見に行きました。展開は突っ込みどころ満載(というかこの手の映画でそうじゃない映画ってどれくらいあるんでしょう?)でも、初めからまったくもって期待しておりませんでしたので、意外に楽しめました。子供にとってはお金を払った価値がある作品のようでしたが、私単独だとビデオで十分です。 [映画館(邦画)] 5点(2009-09-02 16:45:31) |
3. 崖の上のポニョ
5歳の甥っ子と一緒に見ました。自分が子供時代は多少毒のある作品の方が好きだったくせに、親サイドになると、殴ったり殺したりといった映画には抵抗を感じるので、子供を連れて行くには悪い映画ではないと思います。ただ子供抜きで観る映画もないかな。肝心の5歳児がすごく楽しんでいたかと言うと、トトロほどではありませんでした。私が一番良いなぁと思ったのはエンドロールの短さ!これぐらいコンパクトだと見ていても苦になりません。 [映画館(字幕)] 6点(2008-08-30 15:25:42) |
4. チーム・バチスタの栄光
DVDで観る分には損をしたと思わないけれど、映画館に行っていたら暴れていたかもしれない・・・DVD基準だったら6点ぐらいあげても良いかな、程度には楽しめました。 [DVD(邦画)] 4点(2008-08-19 13:50:11) |
5. あらしのよるに
メイがしゃべるたびに、こんなのメイじゃない・・・と最後まで成宮君の声に思いっきり違和感。こんなに一方に忍耐を強いる友情なんて、成立するのかしら。と思うような汚れた大人には得心の行かない内容でした。メイがもっと庇護欲をそそる存在でないと説得力ないと思うのです。NHKの獅童くんの朗読を聞いたときは良いなぁと思ったのですが。 [DVD(字幕)] 5点(2006-08-14 14:18:42) |
6. サイレントヒル
ショーンを観るためだけに行ったようなものなのですが、あまりにご都合主義(ゲーム的)展開に唖然。主人公の行動が「自業自得」以外のなにものでもなく、まったく共感できません。ホラーのはずなのに全然怖くないし。出演者のファン、あるいはゲームのファンでない限り、お勧めはしません。 [映画館(字幕)] 3点(2006-07-20 14:05:20) |
7. 嗤う伊右衛門
小雪って、おそろしいほど大根だぁと思ってたけど、この映画では魅力的に見えました。唐沢君は力演だけどキャラがあってない感じがして最後まで違和感。舞台演出家としての蜷川幸雄氏はあまり評価してなかった私ですが映画監督としてはそれなりではないか、と思えました。「うぶめ」を見た後なら何だって良く見えるかもしれませんが(笑)科白が全然聞き取れないところが多々あったのは減点です。 [DVD(字幕)] 7点(2006-02-09 15:31:53) |
8. 姑獲鳥の夏
原作の大ファンです。映画館で見なくて良かった・・・配役がイメージと違うのは我慢できないこともないんだけど、これだけかったるいと笑うしかない感じ。原作に真面目に対峙している真摯さに3点献上しましたが、映画としては本当にダメダメでした。 [DVD(字幕)] 3点(2006-01-26 14:07:43) |
9. ロスト・イン・トランスレーション
いつかは面白くなるかもしれない、ととにかく苦痛に耐えた100分間。最後まで心に響くことなく、むしろ不快感だけが残りました。アメリカ人の傲慢さはよく描けていると思います。アメリカ人皆がそんなのだとは思いたくはないのですが。久しぶりに、早々に記憶から消去したい、と積極的に思った作品でした。 2点(2005-01-24 12:28:42) |
10. ハウルの動く城
《ネタバレ》 配役を聞いた時はガッカリしていたハウルが意外に柔らかい声質でキムタク臭くなくて良かったのと、動くお城がステキでした。ただ、宮崎アニメはメッセージやテーマがエンターテイメントとうまく融合しているところが魅力なのに、今回は縦糸と横糸があまり上手く噛み合っていない感じがした。特に気になったのは、●老婆になったソフィーがほとんど動じることなく行動しており、「老い」に対する葛藤がスルーされている。●「反戦」メッセージを織り交ぜている(のですよね)と思われるのに「守りたいものがある」と戦いに赴くハウル。何かを守る、という目的があれば戦いは正当化されるのだろうか。という2点。ただ、大の大人にかくも真面目に考えさせる力はさすが宮崎アニメ、なのだろうなぁ。 6点(2004-12-11 11:30:40) |
11. 陰陽師Ⅱ
去年映画館で観て、二度とお金を払って映画館で邦画を観るまい、と心に誓った作品です。前作はそこそこ面白かっただけに、二作目でここまでひどくなるとは予想外。B級というのもおこがましい。予算がなければ予算がないで、工夫を凝らすからこそB級の価値が出るというもの。(前作ではある程度出来ていたんですから)本当は0点をつけてもいいくらいなんだけれど、だからと言ってそこまでのパワーのある映画でもありません。記憶から消去していたのに、テレビでやるもんだから思い出しちゃった。 1点(2004-10-01 15:42:10) |
12. ラスト サムライ
大いなる勘違いに基づく壮大な時代劇ファンタジー。娯楽作品としては及第点。立ち回りや戦闘シーンの迫力も最近の日本映画ではなしえない素晴らしいものでした。そして点数の半分は渡辺謙さんの存在感に。 ただ、あまりにありえない設定なので、妙に醒めてしまいました。これは莫大な予算を投じた遠山の金さん暴れん坊将軍水戸黄門、なのね。アメリカ人が考えたんだなーと強く思ったのが列車強盗という発想。まるでアパッチVS第七騎兵隊? 映画ですから史実に忠実である必要はないとは思いますが、中途半端に史実を織り交ぜるものだから、かえって違和感が膨らんでしまいました。その違和感を差し引いても、あまりに「サムライ」たちがご立派に描かれすぎていて、私は感情移入できませんでした。 6点(2004-01-08 12:36:48)(良:1票) |