1. フライ,ダディ,フライ
予告編を見てこれは面白そうだ。で、観た。確かに期待もそこそこあった。でも、堤真一のせいかなあ。もともとがたいもでかいし、明らかに体は引き締まっている。ビフォー、アフターのギャップが余りになさ過ぎて、クライマックスになるにつれ、高揚感がなかった。ベタかもしれないが、ロッキーのようなひたむきさが伝わってこなかったせいかも知れない。だって堤真一だよ。かっこ良すぎでしょ。ちなみに岡田准一はハマり役でした。 [DVD(邦画)] 5点(2006-11-11 22:20:21) |
2. 茄子 アンダルシアの夏
さわやか。まさにひと夏を駆け抜けた感覚で、ほんの少しさみしくもありそれでいて心地よさを残す。そういう意味でもこの長さがふさわしい。原作は未読ではあるが、自転車の魅力と作者が伝えたかった一人の人間の成長も十分に伝わってくる。茄子=生まれ故郷なのだ。 [DVD(邦画)] 8点(2006-11-11 17:49:16) |
3. 姑獲鳥の夏
実相寺昭雄監督?どこかで聞いたことがある。あっ帝都物語。超個性派、嶋田久作しか覚えてない。姑獲鳥の夏もまた喜怒哀楽、どの一つの感情もないまま終わった。 [DVD(邦画)] 4点(2006-11-11 15:31:14) |
4. 亡国のイージス
内容に関しては正直、良く分からない。イージス艦にしろ、どのくらいすごいのか分からない。国の名を出せないことも分からない。現実問題その国は、民衆を苦しめる独裁国家であり、テロ的行為を行っているのにも関わらずである。その姿勢が映画全体に蔓延していて、政治観をもたないつくり手が私達に何を語るのか。ただ主人公役、真田広之と勝地涼は好きな役者である。ひいきめかも知れないが、緊迫した演技には見るべきものがあった。勝地涼は、ドラマ「永遠の仔」や「「さとうきび畑の唄」など地味ながら、今後も期待したい。 [DVD(邦画)] 6点(2006-11-11 15:08:35) |
5. ローレライ
ずーっと原作は漫画で、かわぐちかいじだと思っていました。こんなこと言ったら、かわぐちかいじファンの方に怒られるかなあ。 [DVD(邦画)] 4点(2006-11-11 14:09:44) |
6. 戦国自衛隊1549
公開当時はそこそこ話題になったよね。でも、いまなぜ戦国自衛隊なのか。第一にこの映画の主旨がはっきりしない。当然みんな思いますよね。1979年版から26年、当時再現できなかった戦国の乱世をスケールアップしようとしているに違いないと。でもそうではなかった。だとすれば、ストーリーに重点をおいているのか。でも、それもないばかりか、後半になればなるほど、ただ騒いでいるだけの茶番に突き合わされる。監督は面白くしようとしていないのか、技量不足なのか。確かに役者の演技が悪いといえばそれまでだが、それを何度もくり返し、役者を本気にさせるのも演出家の仕事ではないか。 [DVD(邦画)] 1点(2006-09-16 17:46:01) |
7. 模倣犯
プロ意識に欠ける作品。監督はやらされてる感があるし、この内容に口を出さない原作者も悪い。 [ビデオ(邦画)] 1点(2006-04-27 18:46:19) |
8. NOTHING ナッシング
まず、この映画を観ようと思った理由。「CUBE」の監督だから70%。「NOTHING」というシンプルな題名40%。ミステリーが観たくて30%。まあついでだから10%。結果的に、まだ長篇3作目だけに名前だけで期待してはいけない。何もないということをミステリーな方向に過剰反応してしまった。はずす事は想定済み。ただ、ナッシングな状態イコール真っ白な空間は、あまりにも安易ですよね。 [DVD(吹替)] 2点(2006-04-18 00:13:03) |
9. ハウルの動く城
《ネタバレ》 本当はもっと単純なお話だったんでしょうね。メルヘンチックな。歳をとると誰しも説教臭くなり、色んな事が言いたくなる。でも、それを入れ過ぎるとまとまらなくなる。そんな気がする。なんでお話の途中、ソフィーはおばあちゃんになったり、元に戻ったりするのか分からなかった。友人に聞くと、あれは素直になるともどれる、そういう魔法だと教えられた。へぇ~、そうなんだ。それじゃぁ魔法をかけられた時、彼女は自分に正直ではなかったのか。魔法の事、忘れちゃうよねぇ。色んな事を詰め込み過ぎて、あの観賞後の宮崎アニメ独特の心地よい余韻がこの作品にはなかった。 [DVD(邦画)] 4点(2006-04-08 11:22:45) |
10. 世界の中心で、愛をさけぶ
《ネタバレ》 確かに叫んでいました。ローカル空港で・・。CMでやってたときは、なんかあの「誰か助けてください」でウルときたが、映画の中ではここでこの台詞はおかしいだろと思ってしまった。刺されたのならまだしも突然の病気じゃないんだから。世界の中心に行けなかったという前に東京にも行けなかったんでしょ。 [DVD(邦画)] 4点(2006-03-12 18:00:19) |
11. T.R.Y.
しかし織田裕二って、共演する人する人とぶつかりますよねぇ。最近は映画の内容よりそちらに話題が集中しています。 [ビデオ(邦画)] 6点(2006-03-12 13:17:02) |
12. 死国
原作は良いそうです。ボキボキボキってことはなくて、 筒井道隆自らの意思で逝ってしまうという切ないラブストーリーだそうです。 [ビデオ(字幕)] 1点(2005-11-26 10:23:23) |
13. 呪怨 (2003)
怖いという意味を履き違えている映画。つまり夜中に誰かが窓から覗いてたり、押し入れに誰かがいたり、シャワー中に誰かが触ったり、霊でなくてもビビるでしょ。びっりしたの世界です。良く「リング」と比べられますが、貞子にはそれなりの超?能力があるという前提があったし、それなりの説明があったと思います。いろいろな別々のエピソードを、無理矢理この女性に起因するものとこじつけた為に話が訳わかんなくなってます。お金払って観ますか?ホラー好きなので、きびしくさせていただきます。 [ビデオ(字幕)] 1点(2005-11-26 10:19:07) |
14. 呪怨<OV>(2000)
映画「呪怨」を観て、こんなに話題になってる理由を知ろうと、その原点である本作を観ることにした。話題とはこんなものか。このシリーズを今後観まいと決めた。 [ビデオ(字幕)] 0点(2005-11-26 10:13:07) |
15. 解夏
原作は未読ですが、さだまさしさんの才能を感じる良い話でした。視力を失う事への恐怖、その恐怖から解き放たれることを解夏ととらえる。すべての病に通じるこの考え方は、私を癒してくれた。ただ実際にこの病気でない私と違い、主人公の苦悩ははかり知れない。その彼を愛する女性の悲しみも同じく。良い話といったのは、映画としては、その辺のあたりがまったく伝わらなかったからである。いろいろ理由はあろうが、最大の原因は石田ゆり子の抑揚のない演技。恋人にではなく、まるで近所の子供に投げかけるように単純に放つ言葉の数々。どうせなら、さだ氏自身がメガホンをとり情熱的に演技指導すべきでは。いや彼にそんな時間はあるはずがない。しかも石田ゆり子に演技指導は無駄というべきか。 4点(2004-12-28 01:13:24) |
16. 阿修羅のごとく
そこそこ楽しめる映画だ。もちろん期待しなければの話ではあるが。この作品で森田氏が最優秀監督賞を受賞したのはいうまでもない、日本映画の層の薄さに他ならない。もちろん日本アカデミー賞にどれほどの意味があるのかという議論はさておきである。八千草薫、仲代達矢コンビといえば『ハチ公物語』を思い出す。古き良き日本を想う、あれは良かった、泣けました。『阿修羅のごとく』にはそういったノスタルジックなものは感じられない。四姉妹を中心に展開する痴話喧嘩。ドロドロしたものを期待すると裏切られます。自分がしてきた事は必ず自分に帰ってくる、この父親はろくな死に方はしないでしょう。終盤気になったのは、どう終わるかだ。墓参りで小林薫が女は阿修羅だと呟くシーンか、縁側で仲代達矢がウトウトするシーンか、なんともテンポが悪く、映画館では立ち上がりそうになった人も多いはず。 6点(2004-12-27 23:51:28) |
17. ゼブラーマン
笑いあり、涙ありかと思ったが、笑い激少、涙なし。予告編のハイロウズの軽快な「日曜日よりの使者」とキャストの顔ぶれ、しかし想像していたようなヒーローものではなかった。僕らの子供の頃は、ヒーローもの全盛期でした。仮面ライダーはもちろんのこと、ゴレンジャー、バロムワン、ガンバロン、快傑ズバット、キカイダー、レインボーマン、イナズマンなどなど数えたらきりがありません。ゼブラーマンはやはりイナズマンでしょうか。ナースマンはビジンダー(すごい名前だ。今だとつかえない)でしょうか。冴えない小学教師がヒーローになるのは良いのだが、あまりに敵が宇宙規模過ぎる。そんなにヒーロー、ヒーローしなくても最後のきめ台詞だけバシッときめてくれればokなのに。 6点(2004-12-11 23:49:08) |
18. クイール
ハチ公物語では泣きました。これも泣くかなと思いましたが、そうでも無かったです。たぶん誰の視点で描かれているのかが明確で無かったせいで、ピントがずれてしまったのではないでしょうか。水戸レンのところで生まれたクイールは、仁井夫婦の元で育てられ、和多田悟の訓練を受けて渡辺満の盲導犬として働きはじめる。最終的には仁井夫婦に引き取られるのだから、当然彼等の視点であるべきだ。しかし、渡辺満の娘があまり登場シーンがないにも関わらずナレーションしている。特定の人々との交流をメインにして、水戸レンのところはタイトルバックでサクッと流し、過ごした期間の一番長い仁井夫婦とのエピソードをもっと増やせば良かったのではないか。一生だからといってこれではあまりに芸がない。 5点(2004-12-11 23:12:36) |
19. バトル・ロワイアルⅡ 【鎮魂歌】レクイエム
アメリカだの勝ち組、負け組だのイラク、アフガニスタンだのテロだの。近頃ニュースで流れる時事ネタを盛り込んで、さも映画らしくメッセージを伝えようとしているが、反戦を主張するにも僕たちは戦争を許さないでは恥ずかしすぎるのではないか。さらには華のない役者をキャスティングし、偉大な父親の真似ごとしかできない(真似にもなっていないか、画面を揺らしてるだけだし。)息子がメガホンをとったことで、このような結果に終わった事を残念に思います。鎮魂歌というサブタイトルはあえて付けるべきではなかった。 0点(2004-12-11 18:27:03) |
20. 青の炎
原作、貴志祐介というだけで観たので、まったく期待していなかった。しかし主役の彼が良かった。ふと考えてみた。彼で無ければ誰か。藤原竜也、ちょっと過剰演技ぎみか。少年犯罪。ニュースではありふれた事件だ。なぜ彼は殺人を犯したのだろうか。母親には物事を解決する為の手段が幾らでもあったのに解決しなかった。しかし彼にはそのグレーな考え方が理解できなかった。そして抜け出す方法も無かった。どこにも行き場所が無いのである。いや、母親と妹からは十分な愛情を受けていた。彼の間違った正義感がそうさせたのだろうか。しかし、ラストのあややのあの表情によくOKを出しましたね蜷川さん。 7点(2004-12-05 02:49:20) |