1. ワイルド・スピード/SKY MISSION
《ネタバレ》 この手の作品に求めるのは『なんも考えずに観れる単純なストーリーと、やたらと派手なアクションシーン』なんですわね、ぼく的に。 だから最後の感想は「スカっとした」とか「楽しかった」「ハラハラした」とか、そんな前向きなのが欲しいんです。 ラストシーンで感傷的にさせるのは必要だったのかい?と。 そりゃあ主演級の人を不慮の事故で亡くしたのは残念だし、いまでも訃報を聞いたときのショックは忘れられないんだけど、アレやっちゃうと トニー・ジャーもカート・ラッセルもジェイソン・ステイサムも一瞬で忘れちゃうんだよなあ。 追悼は追悼で別の作品にして欲しかったす。 ブライアンの出番は本編が最後ってことにして、続編があと3本あるってなんか兼プロデューサーのヴィン・ディーゼルに軽く引きましたわ。 自分的には本編が『ワイルド・スピード』シリーズの完結編かな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-03-26 21:56:31) |
2. 告白(2010)
脚本や展開の仕方はすごく良いと思う。引き込まれました。・・ですが、なぜこの題材をエンターテインメントとして撮ろうとしたのか。斬新な画角を見せられるたびに引いていきました。この監督じゃなく、じっくり重厚に撮れる人の方が良かったのでは。監督のミスキャストで減点。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2012-01-24 19:03:14) |
3. アポロ13
《ネタバレ》 事実を基にしているから結果はすでに決まっているわけだけど、それでもやっぱりラストに号泣するんよね。なんだろ、トラブルの数々を、過度に派手にしていないからかもしれない。そう思えるから余計に、宇宙船内で口ゲンカ始めるわけないでしょうに。皆プロなんだから。なんか、それら映画用に脚色されたエピソードがそれぞれ余計に感じた。それゆえの減点。CGと思っても、発射シーンは圧巻。ホントに随分前の映画か?ジムの奥さんは外見も内面も美しい。「夫は金曜日に戻ります!」のセリフは、「そうだそうだ!」と心の中で拍手してた気分。トム・ハンクスはもちろん、エド・ハリスも相当上手い。 [DVD(字幕)] 9点(2011-08-13 12:53:07) |
4. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
《ネタバレ》 他人との隔壁を取り去り融合することで理解しあえるのが理想、だけど「個」として向かい合えることで「人」と「人」が「希望」を持って生きていくことが出来る。 「生きてるだけでも、充分に意味のあるもの」ってことを言いたいんでしょうが、だったら何で素直に表現せんのでしょう。特に後半。 不可解で見てるだけで朦朧としてくる描写や、画角の寒い実写。映像表現としての可能性は全部試してみました感タップリの映像の連続に共感できないワタシは、ラストに近づくにつれドン引きでした。 前半にしても、そう。残酷な描写やエロティックな描写も、TVというメディア規制がないから「良いや、これも書いちゃえ。TVじゃないんだし」的な発想だった気がしてならないです。何も主要キャラをほとんど無残に殺すことはないでしょうに・・。 食わず嫌いな食べ物を食べてみたけど、やっぱり自分の好みに合わなかった、みたいな感じです。エヴァンゲリオンって。 見ればどんどん凹む。 [DVD(邦画)] 2点(2008-11-21 00:33:48) |
5. 笑の大学
舞台の方は未見です。先に映画の方から観ました。それで最初から最後まで気になった点がいくつか。1)稲垣吾郎の演技力。役所広司の演技とは明らかに格が違います。二人が画面に出ると、その差が歴然で痛々しいくらいだった。彼では役所と対峙出来ない。2)過剰演出。仰々しい音楽と、とって付けたような劇中劇の映像化。不必要なアップもちょっと多過ぎる。まるで、「さぁここで笑え」と言われてるかのようで、ちょっと覚めてしまった。 脚本はなかなか良く出来てるのに、演出の粗さが目立ったのが、非常に残念だ。 5点(2005-01-08 19:40:33) |
6. 切腹
《ネタバレ》 重厚。且つ、壮絶。仲代達矢が井伊家の庭で語るあたりから、静かに物語は厚みを増し、ぐいぐいと見るものを引き込んでいく。すげぇ脚本。あえて侍の命より大事な髷を取り、間接的ではあるがきっちりと復讐を成し遂げる。侍とは高貴なプライドと、空しいまでの見栄の世界。その表裏一体の微妙な世界。それを演じきってる演者もスゴい。ホントに日本の昔の役者陣は上手い。当の本人達でさえ、今やその演技力を忘れてしまっていて残念でならない。 8点(2005-01-03 22:02:40) |
7. スモーク(1995)
《ネタバレ》 じんわり。やんわり。そんな言葉が似合う映画だったと思います。主要キャラクターを各エピソードに分けて、誰をメインで見れば良いか、ちゃんと教えてくれている。ハーヴェイ・カイテルとそのチャプター分けが『レザボア~』を連想させたけど、全然違う。友を思う古びれたタバコ屋のオヤジっぷりが見事でした。アシュレイ・ジャッドも若かった。 ラストのおばあちゃんのシーンは要らなかったという人もいますが、ぼくは逆。おばあちゃんがオージーを抱きしめて、オージーが話す。その時一瞬、おばあちゃんはハッとした顔をしています。これは飽くまでぼくの推論だけど、おばあちゃんはすぐに別人だとわかったんじゃないでしょうか?にも関わらずオージーは一所懸命楽しいパーティをしてくれた。そのオージーの気持ちが、おばあちゃんは一番嬉しかった気がする。人生最後の素敵なクリスマス・パーティを過ごせたんだと思う。 ぼく個人としては・・・禁煙しようとしてる今、この映画でみんな実に美味そうにタバコをふかしてる。それでぼくもついついつられて吸ってしまった。 8点(2004-11-05 17:40:12) |
8. スパイ・ゾルゲ
史実を映画で知ろうとしたワタクシがバカでした。大戦前後の日本を辿るのに必死で、映画らしい部分がまるでない。役者の演技も酷すぎる。でも、あの『梟の城』を撮った人と思えば、「まぁしょうがないか・・・」と思えた。これほど時間の経過を長く感じたのは、ほんとに久しぶりでした。みなさんと同じくラストのイマジンに失笑。 1点(2004-10-15 21:02:40) |
9. ゼブラーマン
前半は、なかなか面白いんですよ。ヒーローに憧れながらも、羞恥心もちゃんとある大人を描いてて。でもどんどん失速してくんだよなぁ~・・・。クライマックスの特撮も、見てる方が恥ずかしいくらい。鈴木京香にあんなカッコまでさせちゃう意気込みあるなら、クライマックスはきちんとやって欲しかった。ファンの人には悪いけど、クドカンに映画の脚本をやらせるのは厳しいのではないかと。 5点(2004-07-16 02:34:57) |
10. 梟の城
アンプのボリュームを上げてみても、セリフは聞取り辛い。ロングが多めで、演者の細かい表情が一切わからん。 1点(2004-06-29 03:02:52) |
11. クリフハンガー
これは劇場で見ました。かのカロルコを倒産させた元凶であろう二人(スタローンとレニー・ハーリン)だけど、これはまずまず良かったです。オープニングシーンは、当時まだ5.1chなんて知らなかった僕には感動もんでした。だって画面にも出てないのに、背後からヘリコプターの音が聞こえてきたから。 6点(2004-06-24 01:47:44) |
12. グッバイ・ヒーロー
YAZAWA好きには、この名曲の数々はタマらんですね。この頃は矢沢永吉ってかなり聴いてたんで、僕は嬉しかった。オープニングの映像と音楽は何度見てもCOOLです。F1のドキョメンタリーもので、創成期~80年代初頭までの貴重な映像があるので、ファンは必見でしょう。当時は今ほどTV中継もなく、ただ車関係の雑誌で見るだけだった。しかしここでは、記録や記憶に残る往年の名ドライバー(ジム・クラーク、ヨッヘン・リント、ロニー・ピーターソン、ジル・ヴィルニューブ等々)やマシン(ティレルの6輪、ウィングカー)が動くのを見れるのは嬉しいものでした。ただ死亡シーンはフェイクでも何でもなく、実際に死亡した瞬間だからとても胸が痛みます・・・。F1ドライバーの光と影をきちんと捉えた、構成も良く出来たドキュメンタリー映画です。 7点(2004-06-20 01:42:54) |
13. ルパン三世 燃えよ斬鉄剣<TVM>
煙ですっかり燻ってしまった斬鉄剣。「燃えよ」って、カチンときたよ!(ふかわ調) 3点(2004-06-20 01:17:43) |
14. 鉄道員(ぽっぽや)(1999)
自分の故郷の方言をバカにしてるんじゃないのか?ってくらいムカついた。少なくともどんなに田舎に行っても、あんな話し方をする道産子なんていない。健さんは渋くて好きだったのに、がっかり。 1点(2004-06-19 00:49:12) |
15. 七人の侍
僕にとって、菊千代ほどスクリーンを画面を狭く感じさせたキャラクターは、他にいない。縦横無尽に暴れまくり、とても人間臭いヤツ。「世界のミフネ」は、演じていたのではない。菊千代は確かにスクリーンの中に「生きていた」。そして何よりも「戦う男」だった。 10点(2004-06-15 22:33:23) |
16. 稲村ジェーン
サントラも映画もやると、得意のサントラがこうやって上回ってしまうという好例。 とんねるずが「みなさんのおかげです」でやってたパロディの方がよっぽど面白かった。 0点(2004-06-13 04:44:59) |
17. ハートブルー
なしてこんな邦題にしちゃったんだろう。原題のまま「ポイントブレイク」でも良かったのに。本編はストーリーに少々詰めが甘いところが見受けられますが、ダイナミックな映像がたくさんです。ポスターのキアヌー・リーブスが、どうもパトリック・スウェイジに迫力負けしてますが、本編ではツッパらかって存在をアピールしています。チョイ役ですがジョン・サイズモアで出てくれてるし。RATTの主題歌もCOOL。 7点(2004-06-13 00:32:05) |
18. 12人の優しい日本人
豊川悦司が話し始めるまでは、ぎゃーぎゃーデカイ声でやかましく喋ってるだけ。ウザい。大体、酒呑みながら審議して良いのか??豊川悦司の話し始めた後も、セリフの棒読みをガマンして見てた。 【2004.06.22.追記】あまりに酷評だったかと少し反省・・・。しかし、元ネタのヘンリー・フォンダのバージョンとジャック・レモンのバージョンのどちらも大好きで何度も見ている僕はこの映画を見た時、どうしてもそれらの映画のパロディとしか見れなかった。「12人の怒れる男」に強い思い入れのある自分にとっては、シンドかった。柔軟に見れなかったんでしょうな、自分はきっと。 1点(2004-06-12 18:19:01) |
19. トゥームレイダー2
ヤン・デ・ボンが、またしくじりやがった。同じBGM使い過ぎだって。 3点(2004-06-12 17:40:08) |
20. ラスト サムライ
《ネタバレ》 小雪以外の日本人俳優陣、良かったです。トム・クルーズは添え物に過ぎない、日本人であることを誇りに思える映画でした。渡辺謙のまっすぐな視線が、凛々しくカッコ良い。小雪とのロマンスが、なぁ・・・。だからラストシーンはがっかり。 8点(2004-06-12 12:47:43) |