1. 天気の子
君の名はと同じ点数ですが,若干前作より上かも知れません.9点10点付けるような傑作ではないが,酷評されるような映画でもない,その位がこの作品の順当な評価なのではないでしょうか.もう少し言えば,君の名はもその程度の内容で,作品の中身以外の何らかの要因で,動員とか興行収入とかいった数字との乖離が非常に大きくなってしまったというのが私の印象. この作品は,主人公の行動が理解できない云々という意見をよく見かけますが,個人的にはどこにも違和感は感じられませんでした. 本田翼の声も,タレント起用としては,全然合格点,問題なしだと思いました. 全体の印象としては,ティーネイジャー向けのウブな青春アニメということかと思います.同じ青春アニメの例えば「時かけ」と比較すると,あちらには遠く及ばないという感じ. コナンやドラえもんといった定番以外のアニメ映画がランキングを賑わせること自体は,個人的には大歓迎なので,新海監督以外のビッグヒット,期待しています. [映画館(邦画)] 6点(2019-09-04 12:52:56) |
2. 劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉
客観的に判断すれば,映画館でお金を払ってみる価値はないのかも知れません.また,個人的には「解る人には解る」みたいなノリはあまり好きではありません. でも,日テレの夕方再放送を観まくっていた世代にとって,とても懐かしく(それがまたちょっぴり切なく),そして楽しい作品であることはお伝えしておきたいと思います. [映画館(邦画)] 7点(2019-02-15 12:47:00) |
3. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 簡単に言うと,「あの場面の裏側はあんなことになっていたのね」を楽しむ映画.一時期の内田けんじ作品っぽい感じ.この作品の場合,「「映画(正確にはドラマ)を撮影する」映画」という括弧の重なりの部分が,特徴的と言えなくもないかも知れません.本当に撮っていた人達は,最後のスタッフロールでNG集的な感じで出てきます.←それを撮っていた人もまたいた訳で...ただ,びっくりするほどのアイデアという感じはしませんでした. 後半のネタバレパートに入ってからは,会場は爆笑の連続だったので,面白い映画であることは多分間違いないのだろうと思います.でも,「凄いものを見た」という感じではなく,酔っ払ったおじさんのグダグダの絡みなどを見てゲラゲラ笑う,という種類のものです. 全体的には,低予算のB級映画であることがひっくり返るようなことはないという印象なのですが,ちょっとだけ印象を良くしたのが,娘の存在でしょうか.彼女のスタジオでの働きっぷりからメインキャストによるピラミッドに繋がる流れは,何となくホッコリさせてもらいました. [映画館(邦画)] 7点(2018-08-21 12:53:30) |
4. 祈りの幕が下りる時
《ネタバレ》 原作は未読です.全体的な印象としては,そこそこ見応えがありました. 私は,可哀想な人を見て涙を流すことはないタイプなので,そこまでではなかったのですが,周りには泣いている人も確かにいました. 父娘の放浪シーンは,何となく砂の器を思い出しますが,あの作品に迫るほどの追い詰められ感はないかな. 松嶋菜々子はさすがといったところでしょうか. ただ,あの部屋で母親に何をしたのかだけが?でした. [映画館(邦画)] 6点(2018-02-16 12:48:37) |
5. いつか読書する日
自分も50という年齢が見えてきていまだ独身なので,何も感じないわけではないが,それほど面白い映画ではなかった.あえて言うなら,こんな生き方も全然アリ,という感じでしょうか.岸部一徳が「絶対に平凡な人生を送る」みたいなことを言っていたが,私も中学卒業時点で,同じことを考えていましたし,今も根底にあります. [DVD(邦画)] 4点(2017-12-23 11:39:39) |
6. パッチギ!
沢尻エリカがハニワみたいでした. [DVD(邦画)] 5点(2017-12-09 11:28:02) |
7. 死に花
焼身自殺の進化系って感じ? [DVD(邦画)] 4点(2017-11-03 09:41:33) |
8. 復讐するは我にあり
《ネタバレ》 最後の親子の対面で、主人公が父親に向かって、あんたを殺したかったみたいなことを言うが、本編を観ている中で、そこまで恨む理由がよくわからなかった。このタイトルの意味もよくわからない。復讐劇などどこにもなかったように思うのですが。。。 [DVD(邦画)] 3点(2017-10-21 11:43:06) |
9. 病院坂の首縊りの家
《ネタバレ》 金田一にはよくあるパターンだと思うのですが、血縁関係の系統図が複雑すぎて置いてけぼり。 それに、最初の事件で佐久間良子が案内もなく現場へ向かった瞬間に確信してしまう人、相当多いのではないでしょうか。 あと、最初の事件に関する二人の協力関係は、血縁関係が解っていても、いまいち説得力がないというか、違和感を感じます。 内容とは関係ないのですが、あおい輝彦の声でどうしても矢吹丈を思い出して、映画に入り込めなくなるのは私の悪い癖。 [DVD(邦画)] 5点(2017-10-07 11:36:58) |
10. 柳生一族の陰謀
《ネタバレ》 時代劇はあまり好きではないのですが、それでもそこそこ楽しめました。 仁義なき戦いの雰囲気に、千葉ちゃんのアクションを織り交ぜた映画という感じ。 ただ、タイトルを柳生「一族」としているにもかかわらず、証拠隠滅のために同胞を皆殺しにしてしまうのはいかがなものか? [DVD(邦画)] 6点(2017-10-01 11:28:19) |
11. バケモノの子
随分と酷評が目立つ様ですが、私はまあまあ楽しめました。 監督作品の中では、「時かけ」が群を抜いていますが、他の3作品の中では一番良かったと思います。 どこに惹かれたのかはっきりとはわかりませんが、恐らく私が、自分の父親を、嫌悪や哀れみの対象としてしか認識できない人間だから、なのかも知れません。 [DVD(邦画)] 7点(2017-09-17 12:00:20) |
12. ドラゴンボールZ 復活の「F」
原作は全巻持っているし、TVシリーズも魔人ブゥまでは観てました。。。あれから何十年。 トーナメントなどを上手く利用し次から次へ強敵を倒していく、当時のジャンプ手法にどっぷりつかっていた世代ですが、今見ると、よく言えば懐かしい、悪く言えば古臭い、というのが正直な印象でした。 それと、その後のTVシリーズなどを知らないので断定的なことは言えないのですが、悟空ってこんなキャラでしたっけ?いろんな意味で大人になったということなのでしょうか。ベジータはそのままだったので、ちょっと安心しました。 [DVD(邦画)] 4点(2017-08-27 16:01:55) |
13. 鬼畜
《ネタバレ》 子役の演技が云々というご意見があるようですが、この頃の子役ってみんなこんな感じでしたよ。妙にこなれて「上手く演じている」感を漂わせてくる今の子役よりむしろ子供らしい。 最後、主人公が息子に跪いて許しを請うシーン、子役が「棒読み」で緒形拳が全てを背負っているからこそのあの感じだったのではないでしょうか。私は涙しました。 それと、「鬼畜」というタイトルからもっとグロテスクで猟奇的な内容を想像してしまった私は、相当歪んでいるのかも知れません。。。 あと、岩下志麻さん本当に綺麗でした。こんな役柄にもかかわらず。 [DVD(邦画)] 7点(2017-08-12 11:36:32) |
14. 映画 ビリギャル
子供のせいで呼び出された母親が「この子はとてもいい子なんです」と連呼している前半、何となく違和感を覚えていたのですが、後半なぜか結構泣けました。吉田羊のパワーがかなり効いていたと思います。 それと、私自身にとって受験はもう何十年も昔の話ですが、中途半端な結果で終わらせてしまったという思いが、頭の隅っこにずっとあったのかも知れません。 あの頃に戻って受験をやり直したいか?と聞かれたら、そこまでとは思いませんが、何かのきっかけで強制的に高校生に戻されるようなことがあったら、可能な限りの時間を勉強に費やせるのではないかと考えたりします。 [DVD(邦画)] 8点(2017-08-05 23:26:42) |
15. この世界の片隅に(2016)
《ネタバレ》 「君の名は。」よりは面白かったと思います。 一つ山を挟んだ場所での原爆の描写が斬新で印象に残っています。 ただ、主役の声はお世辞にも褒められたモノではないと思います。普段の喋り方がたまたまあんな感じだったというだけのことで、声優としての技量は素人。プロの声優ならもっと上手くやったと思います。 でも、これだけ称賛されているのですから、キャスティングした方はいい仕事をされたのかも知れません。 それと、現在の日本人にとっての戦争映画というのは、「罪のない一般市民がこんな酷いことになっている」もしくは、「特攻隊などを中心とした勝ち目のない戦闘」という視点が主体となっていますが、こんなことをされる前に自分たちが他所で一体何をしていたのか、について我々はあまりにも無知なのではないかと思うことがあります。でもそれは、学校教育で全く教わっていないのですから、当たり前の話な訳で。 日本人が、被害者と加害者を常にセットで頭に置いて、「戦争はいけない」と語れる時代が、いつか来てほしいと思います。 [映画館(邦画)] 7点(2017-07-31 12:11:56) |
16. ラブライブ!The School Idol Movie
アニメは観ました。まあ普通、どちらかと言えばアイドルマスターの方が面白かった、という程度の印象でした。 この作品も、わざわざ映画でやるほどの内容とは思えませんでした。 結局一部のマニアだけのブームだったんでしょう。 [DVD(邦画)] 4点(2017-07-30 11:33:47) |
17. 映画 暗殺教室
悪い意味での漫画な話なので、まじめに観る意味はないと思いますが、最後どうやって脱出したのかだけは、こじつけでもハッタリでもいいから説明しないと。 [DVD(邦画)] 5点(2017-07-22 19:39:53) |
18. LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門
この雰囲気も嫌いではありません。これがルパンだと思われる方も少なくないのだろうと思います。 でも個人的には、2ndシリーズの雰囲気が好きなもので。。。 冒頭の敵キャラ登場シーンで、「狼は天使を見た」を期待してしまった私としては、こんなところでしょうか。 それとあのサメ、三平くんも真っ青でした。 [DVD(邦画)] 7点(2017-07-08 18:29:33) |
19. ジョゼと虎と魚たち(2003)
おんぶが重くないと思っていられる期間は数か月程度のもん、と言いたかったのかな? [DVD(邦画)] 4点(2017-06-24 11:00:42) |
20. ヒロイン失格
個人の好みの問題だと思うのですが、桐谷美玲って女性としての魅力が著しく欠けていると思います。顔は女モノマネ師の方が可愛いし、体系がある意味「幼児体系」なんですね。携帯のCMをみてても思ったのですが、「女」という感じが全然しない。いくつも出てくるギャグコントも、「冷笑」って感じ。 この時点で、私にはこの映画を観る資格はなかったのかも知れませんね。 それと、ストロボ・エッジとかいう作品もそうですが、相手役の友人とかライバルの方が魅力的な感じがしてしまう。少女漫画はヒロインがイイ男達にチヤホヤされて何ぼだと思うので、まあこれも重要な要素なんでしょうけどね。JC,JKがキャピキャピ観る分にはよろしいんじゃないでしょうか。 個人的には、ほぼ同時期に公開されていた「ガールズ・ステップ」という作品のほうが、同じJK映画でも数段面白かったです。 [DVD(邦画)] 4点(2017-06-17 11:27:10) |