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自己紹介 主として最近映画館で観た作品の感想をメモ代わりに書き込んでいます。

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1.  日本以外全部沈没
普段すごくマジメで冗談も言わないような課長が、新年会の席で一生懸命一発芸をかましたけど、思いっきりハズして会場内みんなドン引きしてる、そんななんともいたたまれない空気を感じてしまった作品。これを作った人もかなりマジメな人で、予算が少ない中、すごく考えて作品作りをしているのは分かったんですが、見てるこちらが恥ずかしくなるほど、笑いを狙いすぎ。まあ、それを言い出すと、もう自分の笑いのツボに当たるか否かの問題にしかなってない気もしますが。こういう作品に自分が求める最も大きなことは「いかに狂っているか」なんで。過激発言も「こういう設定にするんならこれぐらいのことは言うよなあ」という予めの予想を全く裏切らないんですね。藤岡弘の役への理解度がとんでもなく高いのが唯一の救いですか。
[映画館(邦画)] 2点(2006-12-18 02:10:33)
2.  ゲド戦記
消化不良もいいとこで話が終わったんですが、原作もこれだけのことなんですかね?さすがに一エピソードを抜粋しただけなんでしょうが、物語の展開がミクロすぎますよね。戦記か、これ?一言、「つまらなかった」ですませられる作品なんですが、その原因は味気なさとぶつ切り感ですかね。映像やらキャラクター造形やら見ていて華がなさすぎる。基本的に広い層を狙ったファンタジーなんだから、せめて服装に関してはもうちょっと捻って欲しかった。それでいて、話のスケールも小さく突飛な展開もないとなれば見た目と内容の両方で地味すぎるというダブルパンチを喰らいます。また、龍とか賢人とかっていうものの位置づけがイマイチよく分からなかったり、主人公の親殺しの原因が最後まではっきりしなかったり、一つ一つのエピソードの持つ意味が伝わりきっていないので話し全体に深く感じ入ることができないし、整合性が感じられない。観客自身に考えさせるという意図の上での表現方法なのかもしれないが、「命は大切だ」なんてただでさえありふれたテーマを扱ってんのに、こんな抽象的な伝え方されたら考える気起こらないよ。次回はもっと見る人のことを意識した作品作りをして欲しいですね。 あと、すごい蛇足な感想なんですが、テンパった時のアレン君の表情がキモくて、ふきそうになりました。いや、あれはもっと演出を工夫するなり格好よく見せようよ。
[映画館(邦画)] 3点(2006-08-09 08:47:53)
3.  立喰師列伝 《ネタバレ》 
対ファーストフード編と「チュカラー!」だけ面白かったです!…いや、だってこれギャグですよね?月見とケツネコロッケの人なんか大部分を解説だけでやりすごすという暴挙に出てましたし、ネズミーランドいい加減しつこいし。うん、別に他に特別な示唆がある作品とは思えない、(結果的にそうなったとしても)というか最初からそんなの狙ってたとしたらイヤだ。
[映画館(邦画)] 4点(2006-07-17 19:49:11)
4.  ブレイブストーリー 《ネタバレ》 
予定調和で大いに既視感のあるストーリー、劇場用に話をまとめたため説明不足で掘り下げの低い展開と、原作未読者には何の魅力も感じられず、楽しむにはムリがありました。原作ファンに映像化作品をプレゼントするというスタンスで作ったものだと割り切って見るべきなんでしょう。それだけに話題性の高さには違和感がありますね。エンドロールで流れる世界観設定の絵には製作サイドが楽しんで作っているなあ、と感じられて良かった、というかそこが一番楽しかった。あと、主人公のエアバッグみたいな能力はちゃんと説明しておいたほうがよいかなと、最初何が起こったのかよく分からないよ。
[映画館(邦画)] 3点(2006-07-15 17:52:14)
5.  DEATH NOTE デスノート(2006)
少年漫画の実写映画化作品としては十分許容範囲というか、むしろよく頑張ったほうなんじゃ?と言ってあげたいです。基本的なスタンスとしては原作既読者を楽しませようとしているんだなって演出が多く観られたので自分としては楽しかったです。心臓麻痺の描写が驚くほど画にならないということと、役者さんの演技力が微妙だったことで、全体的に安っぽさが感じられるのはまあ仕方ないでしょう。以下登場人物ごとの感想。 夜神月→最後には原作にも劣らない鬼畜外道っぷりをちゃんと見せてくれました。スゲェ。リューク→もう存在がギャグにしかならんだろうと一番危惧していたのですが、意外にインパクトが薄くて残念。夜神パパ→エンドロールのキャストの欄で最後に名前が出てきたのによく分からん面白さが。他の警察関係者はもっと前にまとまっているのにパパだけトリですよ?絶対何か狙ってる。それとも自分が見間違えただけでしょうか?ミサ→パッと見AV女優に見えたというのは僕の眼がおかしいのだと思います。
[ビデオ(邦画)] 6点(2006-07-04 00:43:34)
6.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
楽しかったけど「良い」作品ではないですよね。なんか話の作り方に軽さが感じられたといいますか。意図的に外している感のあるキャラクターを多用してたのが鼻についたってことが、そう感じられた最大の原因でしょうか。話作りに関して「バカ」にもなりきれてないし、「不真面目」にもなりきっていない、もちろん「ストイック」には程遠いという、なんだこの最近の若者チックな煮え切らないもどかしさはー、ってなんともムズカユイ気分にさせてくれる。あと、ラストの大合唱のシーンでAIも出てたのに笑。いやいや、あんただけ本編絡んでないから、歌ってただけだから。
[映画館(邦画)] 4点(2006-07-02 23:16:51)
7.  グッドナイト&グッドラック
しまった、ある程度当時のことを勉強して行けば良かった、というのが一番の感想。淡々としたムードの中にも男達の心にふつふつと煮えたぎる静かな熱い思いというものが感じられて良かったのに、小難しい話になると「ああ、そうなんだ」と納得して軽く流すことしかできなかったので非常に悔しく思いながら観てました。ただ頭ごなしに娯楽番組を否定するマローさんの演説にはちょっとストレスがたまりました。
[映画館(字幕)] 5点(2006-05-15 21:50:44)
8.  カーテンコール(2005) 《ネタバレ》 
あざとい。昔は良かったね的な話から人種問題までからめてくる節操のなさに失笑してしまう。ラストのほうで主人公がステージ下を中腰になってコソコソと走り抜けるシーンなど意図しないところでコミカルな絵が撮れてしまっているのにも苦笑。
[映画館(邦画)] 3点(2006-05-05 00:40:47)
9.  鮫肌男と桃尻女
オープニング映像からオシャレ系というかハイセンスな群像劇を撮りたかったのかなあ、とは思うんですが、だとしたら各キャラクターをもっと掘り下げて描くべきでしたね。配役さえはまればそこにいるだけでカッコいい浅野忠信と、ぶっとんだ我修院達也には存在感がありますが、主な脇役格の岸部一徳や鶴見辰吾でさえキャラクターが中途半端で、いまいちノリきれないもどかしさがあります。結論としてはもうちょっと脚本を整理して臨めば良かったのに、という感じですか。
[ビデオ(邦画)] 5点(2006-04-16 13:16:58)
10.  県庁の星 《ネタバレ》 
いい感じにハッタリのきいた毒にも薬にもならない話をゆったりまったり流す正しいエンターティナー。話の展開にドキドキすることはないので各俳優のファンの方にはオススメできると思います。ただ2時間以内に収めるべきでしたね。
[映画館(邦画)] 5点(2006-04-15 09:03:13)
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