1. ゴールデンスランバー(2009)
アバターを観に行ったら満席だったため、こちらを観ることになりました。 私が好きな「アヒルと鴨のコインロッカー」と同じ原作者なので期待はしてたんですが、途中で少し居眠りしちゃいました。充分面白い作品ではあるものの、ミステリーっぽい謎めいた部分とコメディな部分がごちゃ混ぜで、うまく溶け合ってないような、 なーんかスッキリしない感じなんです。いろんなキャストが登場しても、誰もそんなに印象に残らないのに、重要でもないような永島敏行の演じる役が強烈過ぎたり。花火のCGもあまりにも唐突&滑稽で、結局この作品はコメディなの??と、わけわからなくなりました(笑) 決してつまらなくはないけど、別に映画館で見ることもないかなぁ。 私が見た伊坂作品の評価は「アヒル~」>>「重力ピエロ」>>>>「ゴールデン~」です。もう新作が公開されても観ないかも・・・。う~ん、残念(>_<) [映画館(邦画)] 4点(2010-03-22 01:18:17) |
2. 沈まぬ太陽
長時間というのと、作品のテーマがテーマだけに、映画館で見るべきか悩んだ末の鑑賞。正直な感想は「やっぱり見るんじゃなかった!」。謙さんには申し訳ないけど、これはやっぱり映画化すべき作品ではないです。強いて映像化するなら連続ドラマの方が良かったかも。労働環境が悪い⇒安全面に影響が出る⇒事故が起きる、という生死に関わることだからこそ、あんなにも必死に労働組合が闘っているんでしょうけど、映画ではそれが伝わってこないので、単に賃上げを要求してダダをこねてる程度にしか見えないんですが・・・。例の墜落事故にしても、あまり悲惨さや恐怖感が伝わってこないし、中途半端に描くくらいなら、やはり映画化する必要はなかったと思います。私は原作既読ですが、文章の方がよっぽど色んなものが伝わってきました。とにかく一言で言うなら「やっぱり角川映画」。キャストばかり豪華で、肝心の中身がイマイチ・・・。航空会社の映画なのに、飛行機の飛ぶシーンのショボイこと!!思わず笑いそうになりました。この映画、一応フィクションとはいえ実名に近い名称ばかりで、試写会で謙さんが男泣きするのもわかるくらい、映画化は困難だったろうと思います。その心意気(?)に敬意を表して2点だけ献上させて頂きます。期待していただけにガッカリ度が大きい作品でした。 [映画館(邦画)] 2点(2010-01-04 02:02:20)(良:2票) |
3. フラガール
ストーリーは、ありきたりなスポ根青春ものに近い感じかな? でもそれでいいんです。ラストシーンでは、自分もハワイアンセンターの客のような気分で、思わず立ち上がって拍手を送りたくなりました(笑) フラダンスよりも、動きの激しいタヒチアンダンスのシーンが多く、見応え充分です。あの床に仰向けに寝そべってから、ムックリ起き上がる動作は、何度見てもスゴイなぁと感心してしまいます。コミカルな要素も多い作品で、特に岸部一徳さんが方言をまくしたてるシーンでは笑ってしまいました。さすがです。とにかくキャストが生き生きしていて、松雪泰子の先生役もハマってたし、蒼井優はキラキラしてるし、しずちゃんも結構いい味出して、それぞれに魅力がありました。ただ、寺島進は不要。いかにもな役だし、いなくても差し支えない感じ。フラの動きには意味があることをこの映画で初めて知り、駅のホームのシーンは、ちょっとジーンとしました。東北でハワイを再現するという、当時の人達の斬新な発想やその熱意には敬意を表したいと思います。 [映画館(邦画)] 10点(2009-05-05 19:22:25)(良:1票) |
4. 重力ピエロ
本来ならこういった邦画は映画館で観ないんですが、「アヒルと鴨のコインロッカー」がかなり良かったので、同じ原作者ということで映画館で観てきました。ミステリー作品なのかと思いきや、それよりも家族の絆がテーマって感じなんでしょうか。連続放火事件を軸に物語が進んで行きますが、その犯人や動機っていうのは、わりと早い段階で読めてしまいます。“アヒルと鴨”みたいな驚きの展開を期待していたので、その点はかなり拍子抜けでした。切なかったり、笑えるところもあったり、全体の雰囲気は良かったと思います。キャストも良くて、春役の俳優さんは私は知らなかったのですが、役にしっくりきてました。また、子供時代の子役達も演技が自然ですごく素敵でした。個人的には夏子さんという役の設定が絶妙で大好きです(笑)。渡部篤郎はいかにもというか、役にハマリ過ぎてる感じが逆に嫌でした。あまり名前の知られてない役者さんにしてほしかったなぁ。ともかく、作品自体は内容・雰囲気ともに良かったです。 [映画館(邦画)] 8点(2009-04-29 02:35:12)(良:1票) |
5. はだしのゲン(1983)
記念すべき人生初映画作品? 子供の時、公民館のような場所で見ました。学校の映画上映会以外で、お金払って観た映画としては、これが初めてかもしれません。親に強制的に見させられたのではなく、友達と一緒にお小遣いで見ました(何でだ??)。 作品の性質上、評価しにくい上に記憶も曖昧なので、とりあえず5点にしておきます。当時すでに原作を全巻読んでいたので、映画の印象は薄いです。ただ、アニメとはいえ結構グロいシーンもあり、子供向けの戦争映画としては一番生々しい作品だと思います。それでも私にとって印象が薄いのは、この原作の漫画があまりにも強烈過ぎるからです。原爆のシーンももちろん怖いし悲惨なのですが、その後の話の一つ一つがとにかく重いんです・・・。語弊があるかもしれませんが、この漫画がトラウマになってる人も多いんじゃないでしょうか。ご飯食べる時に、米粒がうじ虫に見えるくらいの影響力があります。戦争の恐ろしさを子供に伝える上で、これ以上の作品はないと思うので、ぜひ一度、原作を読んでみて下さい。 [映画館(邦画)] 5点(2009-04-19 03:02:49)(良:1票) |
6. 里見八犬伝(1983)
誰が何と言おうと、大好きな作品です! 子供の頃TV放映で見て以来、最近になって久々に見たんですが、セットのチープさに愕然としました(笑) 昔の子供向け特撮番組みたいな感じというか、岩が岩に見えない!しかし中途半端なCGなんか使われるより、よっぽどマシです。これはこれで楽しめるし。どんな大作でも、一度見たら忘れてしまうことが多いのに、この作品は結構細かいシーンまで記憶に残ってます。そういう意味では名作かも。特に音楽がイイ!子供ながら洋楽の主題歌を気に入って、その後ずっと覚えてたのはスゴイことです。この作品、海外でも公開したのか、DVDでは英語での海外向けの予告映像も収録されてます。真田さんは「ヘンリー・サナダ」って名前になっててビックリしました(笑) 当時すでにハリウッド・デビューしてたんでしょうか!?この海外版予告も面白いので、ぜひDVDで見て下さい!最後に、志穂美悦子がカッコイイ!!ああいうアクション女優は、もう現れないのかなぁ。 [DVD(邦画)] 8点(2009-04-19 01:34:06) |
7. アヒルと鴨のコインロッカー
「やられたーー!!」 もう、この一言に尽きる。 いい意味で、こんなに期待を裏切られた作品はありません。 あらすじもタイトルも意味不明で、邦画はあまり見ない私は全く関心なし。 本屋を襲って広辞苑を奪う??なんじゃソレ。 良い印象は全くナシの今作品。でもなぜか評判はいいようだし、 ちょうど深夜にテレビでやっていたので、見てみることに。 前半は、なんかパッとしないなぁ~と、嫌な予感がしたが、 さほどテンポも悪くないし、何より、後半の急展開にはビックリ! バカ素直な私は、主人公と同じ様な心境だったかも(笑) この映画の良さは、脚本もそうだが、配役かな。 椎名と琴美役は知らない役者さんだったのが、私には良かった。 特に主役の濱田くんの、おどおどした感じが最高!(笑) 後で原作を読みましたが、イメージどおりです。 麗子さん役は、色白・能面のように無表情という設定からすると、 小雪しか思い浮かばないんだけど。 笑えるんだけど、重苦しさもあり、切なさもあり。 とにかく、あの大ドンデン返し・タネ明かしには参りました。 そこからさかのぼる様に、もう一度見返すと面白いです。 絶対に、原作を読む前に観て下さい!!! 私としては、その方が楽しめると思います。 [地上波(邦画)] 10点(2009-04-05 01:48:15) |
8. ラスト サムライ
突っ込みどころ満載ですが、それもまた楽しい作品。 時代劇ファンとしては、会長のハリウッドデビュー作品なので必見(笑) しっかし、小雪の気持ちの切り替えの早さは不自然。 「パールハーバー」のイブリン並です。そういう演出がハリウッド的ですね~。 こういう映画を観てていつも思うのは、馬の演技指導(?)はどうやってるんだろう。 専門に担当する人がいるのは知ってるけど、よく怪我しないな~。 渡辺謙は確かにいいかもしれないけど、過大評価気味な気きがする・・・。 [地上波(邦画)] 7点(2008-04-21 15:22:52) |
9. ルパン三世 カリオストロの城
「一番好きな映画は?」と聞かれたら、たぶんコレかなぁ。 子供の頃から何度観ても飽きないのが不思議で、ルパンとしても一番好きです。 キャラクター、ストーリー、テンポ、音楽、どれをとっても最高です。無駄がない。 最初に観た当時は子供でしたが、あの大人っぽい主題歌もなぜか気にってました。 文句なしで満点を付けられる映画って、なかなかないです。 まだ観てない方は、近々TV放映があるので、ぜひどうぞ! 私もまた見ます(笑) [地上波(邦画)] 10点(2008-04-21 14:24:35) |
10. 北の零年
劇場公開時に観に行こうか迷い、ここのレビューを読んでやめました。テレビで見て、やっぱり劇場に行かなくて良かったと思いました。皆さん、ありがとう。別につまらなくはないんだけど、話題の大作としては大ハズレです。本当に北国での開拓の辛さが全く表現されてません。山形の『おしん』の方がよっぽどしんどそう。イナゴや香川のエロシーンだけは妙にリアルなのに、それ以外は疑問だらけです。他の方も書いてましたが「殿が来たー!」はないでしょう・・・。唯一の救いはトヨエツがカッコ良かったこと。外見的に好きじゃなかったけど、この作品ではえらく素敵に見えました。というわけで、トヨエツに2点! [地上波(邦画)] 2点(2006-12-26 22:19:49) |