1. ヤッターマン(2008)
《ネタバレ》 原作を汚すどころかなぶり殺しにする作品が多い中でこの作品、日本アニメの実写化として初めての成功例じゃないだろうか。シュールとリアル、アホらしさとまじめさの間を、限りなくアホらしさ側に体を傾けながら、見事に最後まで綱を渡り切った作品。アニメの良さを殺さず映画1本にまとめ上げた試行錯誤と、アリに体中を這いずり回られながら「オゥイエスッ!!!」と悶える乳丸出し女ロボットを平然と出す肝っ玉は素晴らしい。無内容、くだらないと一蹴するにはあまりにも勿体ない。 [地上波(邦画)] 7点(2010-04-24 00:08:51) |
2. めがね
狙ってます感が出すぎな映画。前作のバランスがとてもよかっただけに残念です。 [地上波(邦画)] 4点(2010-02-03 19:15:01) |
3. ONE PIECE FILM STRONG WORLD
《ネタバレ》 映画限定で貰えるコミックに釣られて鑑賞。映画の方は当初全く無関心だったものの、原作者がかなり力を入れていると聞き期待していました。が、違和感がちらほら。以下は原作を読んでいない方には全く意味不明な文章になりますがあしからず・・。まず今回の相手はかつて海賊王ロジャーと張りあっていたほどの大海賊、金獅子シキ。冒頭早速ルフィ達の前に現れ名を名乗りますが、ルフィ一団は全く反応せず。さらに楽しく談話まで。表舞台から消えて約20年とはいえ、博識なはずのナミとロビンが全く反応しないのはおかしいのでは・・・。またコミック0巻の中では存分に大物の貫禄を漂わせているシキですが、映画に描かれた彼はほとんどチンピラでしかありません。20年の間に腐ったのか・・・。 一方のルフィ海賊団は、敵陣に侵入する際全員が黒装束に身を包み、両手に鉄砲を担いでひたすら撃ちっぱなす始末。場面の背景も相まってどこぞのヤクザ映画でも観ているようで、ワンピースの世界観にはあっていないと少なくとも自分は感じました。ストーリーの大筋についてもアーロン編がちらほら頭をよぎり気になります。ただ摩訶不思議な生物達やドタバタな展開はまさにワンピースそのもので、細かいことは気にせず割りきって見る分には十分楽しめる作品だ思います。 [映画館(邦画)] 5点(2009-12-13 01:18:21) |
4. トウキョウソナタ
《ネタバレ》 いつの間にか周りを埋め尽くす観衆、演奏後静かに歩み寄る両親。泥棒の登場と共に挟まれた非現実的な時間が、あの試験会場にも流れているように感じる。今は幻想と現実の狭間に揺れる天才の夢が、確固たる現実として結実するのかどうか。未だ一家は不透明な道を歩いてはいるが確かに微かな希望を感じた。 某細木○子氏のようにあんた死ぬわよと絶叫しながら将来を見る事は出来ないが、それでも希望を持って走りたいと思える作品だった。 [DVD(邦画)] 8点(2009-11-08 04:21:01) |
5. リング(1998)
子供の頃、多くの方がテレビ(電話もそうかもしれない)の中に小さい人々が住んでいるなんて妄想、というより妙な確信を持っていたんじゃないかなと思う。ある時はとても賑やかなのに、ある時は物静かで真っ暗で、中を覗き込もうとしてもおぼろげな自分の顔が映るばかり。この作品の秀逸さは、この誰もがなんとなーく感じた事のある奇妙なもやもやを、ストレートに恐怖へ繋げたところにあると思う。なんていってる余裕は無い。貞子マジこえええぇええええええええええ!!! [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-09-05 08:47:55)(良:1票) |
6. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
《ネタバレ》 過去の劇場版エンディングに文字通り横槍を入れて終わる本作。次回作で最後のサービスがどういったカタチに収まるのか、楽しみです。 [映画館(邦画)] 8点(2009-07-20 01:11:07) |
7. アマルフィ 女神の報酬
《ネタバレ》 イタリアの無駄遣い。サラ・ブライトマンの無駄遣い。織田雄二は・・・あるとおもいます。人物描写、ストーリー展開、映像あれこれ総じて薄い。あのローマですら薄く見せるこの作品の力には脱帽。内容のアイディアに関しては、いっその事タイトルを「フォトグラフィ~映像加工の報酬~」にでも変えた方が良いんじゃないかと思うほどアマルフィ無関係&監視カメラの偽装映像に終始すがるこの作品。出演者達のファンでもない方は避けた方が無難かと思います。 [映画館(邦画)] 3点(2009-07-19 23:03:40)(良:1票) |
8. 老人Z
寝たきりになってはいても確かに自分の意思はあり、ただアウトプットする事ができない、そんな状態を想像すると恐ろしくなる時があります。映画に出てくるおじいちゃんは少し口が利けるだけまだずっと良い状態ですが、それでもその主張を受け止めてくれる人が皆無である点では似たような状況です。この状況を打開し、意思を過剰なまでに実行、実現してくれる存在がこの映画では描かれています。おじいちゃんはこれを最初拒絶しますが・・・その先は一体どうなるのか、ぜひ見て頂きたい。所々ユーモアで押し通すきらいもあるものの、見て損はないと思います。 [DVD(邦画)] 7点(2009-06-14 00:17:04)(良:2票) |
9. 千と千尋の神隠し
ちなみにリンさんがタイプです。 [地上波(邦画)] 8点(2009-06-06 02:05:08) |
10. GOEMON
《ネタバレ》 CMなどを見るにつけ、どうも某○ASSHERNの焼き直しにしか見えなかったものの、実際に鑑賞してみるとなかなか面白い。王道な展開ではあるし、歴史の裏設定については誰もが一度は妄想したような代物ですが、それでも前作のような独りよがりではない方向に軌道を修正して再スタートしている事は素晴らしいと思います。ただ、最後の最後でやはり暴走しだしたのが残念。信長の鎧を纏って戦地を駆けていたのはもう五右衛門ではなく紀里谷監督でした。 [映画館(邦画)] 6点(2009-05-01 18:38:56)(笑:1票) |
11. レッドクリフ Part I
無理やり時間を埋めるために入れたようなシーンや、かなり美化されているシーン(三国志だからこそ許される範囲なのかもしれません)もちらほら。それでも各武将が大暴れするシーンはおおおおお!と燃えました。それよりも残念だったなのは、part1放送後何分にもわたりpart2のネタバレ満載な広告が行われたこと。宣伝が終わったころには映画館で見る気が冷めました。 [地上波(吹替)] 6点(2009-04-13 11:37:19) |
12. 帰ってきたドラえもん
初めて号泣した映画だったと記憶しています。この映画は2本立てでこちらが先の上映だったため、隣でケロッとしている妹にも泣き姿を晒さずに済みそうだと思っていた所、「おトイレタイムです」と明かりがついた時はもうどうしようもありませんでした。懐かしい小学生の頃の思い出です。 [映画館(邦画)] 9点(2009-03-01 01:48:18) |
13. 秘密(1999)
下手をすると興ざめになりかねない設定を、最後まで丁寧に描いています。涙を煽るような動きや音楽なども極力抑えられていて好感が持てました。 [地上波(邦画)] 7点(2009-03-01 00:26:40) |
14. 七人の侍
何度見ても素晴らしい。まさに日本の誇りです。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2009-02-07 23:50:26) |
15. 用心棒
自分は男ですが・・・・・・・・・・・惚れてまうやろおおぉおおおおお!!! って位三十郎がカッコいい!言うこと無しです。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2009-02-04 23:11:49)(笑:1票) |
16. 生きる
自分も渡邊が迎えたハッピーバースデーを見出せる人間になれるよう努力したい。 [地上波(邦画)] 10点(2009-02-03 23:39:42) |
17. サイレントヒル
《ネタバレ》 ゲームの流れを知っていたため、あまり拒否反応もなく見ることが出来ました。原作の世界観も損なうことなく表現されていて良かったと思います。ただラスト、アレッサが最も復讐を果たしたかった女性が中途半端に画面からいなくなり、え?彼女のシーンは終わってたの?といった肩透かしを食らったのが残念です。 [地上波(字幕)] 5点(2008-12-30 03:58:09) |
18. オテサーネク 妄想の子供
《ネタバレ》 シュバンクマイエル監督にしては珍しく分かりやすいストーリー。劇中の夫婦と同じ境遇の方にはあまりお勧めできません。ラスト、おばぁちゃんの勇姿が見たかった(笑 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-15 00:46:25) |
19. 座頭市(2003)
エンターテイメント作品として秀逸です。原作を未見だったのが良かったのかもしれません。 [DVD(邦画)] 9点(2008-10-07 18:06:17) |
20. BROTHER
今まで以上にヤクザを前面に押し出した映画。なにか全体を通して表面的なように感じました。一つ一つのエピソード、また登場人物を深くは掘り下げずただ淡々と話が進んでいきます。 北野監督独特の間や構図も影を潜めており、どういう意図でそうしたのか気になります。 [DVD(邦画)] 6点(2008-10-01 01:46:30) |