1. ドライブ・マイ・カー
《ネタバレ》 普段より小説は嗜みませんが村上春樹という文学に触れた気分です。 人生の傷を新たな人と出会いの中で再生していく人間ドラマが美しく官能的で重厚さがあります。 心の渦や闇は誰にでもありますからね。表現が鋭利でリアルだ。そして味があって癖の強いマニュアル車の魅力やドライブ愛の表現は好印象です。 なによりキャスティングが力強い。 西島秀俊はもちろんのこと、岡田の迫真の演技、三浦透子にいたっては興味を持ってSMBCのCMを繰り返し見てましたw(これはこれでよい) 最後の韓国のラストはいろいろ推測できますね。 私なりの解釈は家福と同棲を始めたわけではなく、彼女のルーツだと思いますね。 赤のサーブ900に乗っているのは譲り受けたか。それだけの関係でしょう。いずれにしても新しい人生を明るく歩み始めている感があります。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2024-07-25 18:38:38) |
2. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
《ネタバレ》 コロナ禍で上映を我慢しAmaプラもスルーして満を持してBlu-ray購入したらレコーダーが壊れて見れなかった…。 前作のQから8年も要したのにさらに長く遠かった思い出あります。 溜めて溜めて4部作完走。ようやくエヴァも幕を閉じたな‥と。 正直、単品の内容だけでみればそんなおもろないです。 広げた人類補完計画という伏線を回収しhappy endまでもっていった。壮大な妄想の中で…。 でも不思議と強い余韻が残る。 エヴァへの想いというか愛というか…アニメーション時代も含めて感情がこみあげてくる。 そんな映画も珍しい。 また、宇多田ヒカルのOne Last Kissはエヴァとの世界観と哀愁とシンクロしすぎて素晴らしい。 これだけでも満足です、ホント。 本作6点+One Last Kiss1点+トータルで見たエヴァの世界観に1点で8点。 [インターネット(邦画)] 8点(2024-07-04 18:06:11)(良:1票) |
3. ワイルド・スピード/スーパーコンボ
《ネタバレ》 喧嘩するほど仲がいいってこいつらのことか。 ワイスピシリーズ,ここでホブスとデッカードを切り抜きまさかのスピンオフ。 M:Iで熱演のヴァネッサ・カービーが妹役として加わり華麗さも加えた重厚マッスルアクションに。 ショウファミリーやホブスのサモア秘話など盛り込まれてたので無視できないストーリーがある一方で ハイテクさが先行して本来のワイスピ感が削がれた印象が強い。全く別物として鑑賞したほうがよろしいかと。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-18 17:56:31) |
4. ワイルド・スピード/ICE BREAK
《ネタバレ》 ポールウォーカーが亡くなりこのシリーズを心配しましたが不要でしたね。 ブライアン、ミア抜きでも役者がそろう。 ジェイソンステイサムを仲間にしっかり加え、昨日の敵は今日の友。もう十八番でございます。 スリーボーズが揃って火花に躍動。 個人的にはこのICE BREAK,ドムが人質を取られ悪になる要素に氷上カーアクションはかなり好きです。 ド派手に勢いが留まることを知らないこのシリーズ。次も期待。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-17 23:58:27) |
5. ワイルド・スピード/SKY MISSION
《ネタバレ》 ジェイソンステイサムが最強の敵として立ちはだかる。 タイトルの通り何かと車がSKY DIVEしており、さすがに死んでるだろうと。ダイナミックではあるがだいぶぶっ飛んできました。 ヴィン・ディーゼル、ジェイソンステイサム、ドウェイン・ジョンソン(今回は控えめだが) アクション映画では珍しいスリーボーズが絵になってたことに加え、タイマンシーンが増えてきました。 そしてこのSKY MISSION、エンディングがたまらん。 ポールウォーカーと歩んできたワイスピ。 回想は涙が出そう。 FOR PAUL. [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-16 23:50:47) |
6. ワイルド・スピード/EURO MISSION
《ネタバレ》 FAST & FURIOUS 6. 前回のファミリーメンバーとドウェイン・ジョンソンが協力要請し、手を組む。 生きていたレティを取り戻すために。 アメリカ、ブラジルに留まらず舞台はワールドワイドに。 前回に続き、アクションはますますド派手になり戦車や飛行機やら二輪やらエンジン積むものは全部詰め込んだ感じ。 ファミリーVSショウ一味はとにかく見応えあり。 デッカード演じるジェイソンステイサムまで加わり今後に期待しかない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-15 23:56:35) |
7. ワイルド・スピード/MAX
《ネタバレ》 X2,X3を経てここからが始まりといっても過言ではない新しい幕開け。 4作目にして1作メンバーが再集結し熱さがV字回復。 ワイスピシリーズのエンジンがかかり始めた。 復讐に燃えるハスキーボイス・ドムとFBI捜査官のブライアンがタッグを組む。 ミアにジゼルにファミリー初期が形成されつつある。 ストーリーも麻薬マフィアと対する構図はシンプルだが 白熱したカーアクションで楽しめた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-13 23:53:53) |
8. ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT
《ネタバレ》 X3とは名ばかりの独立したスピンオフ。 ルーカスブラックはショーンポールに比べると華がないし、カーアクションは熱いのに日本の映し方はダサい。 カメオ出演ももはや不要。 ワイスピシリーズすべて鑑賞した上で言えますが、このX3,よく金かけて作れたなと正直感じるところであるが 最後のドム登場で続編を期待させ、後にハンやノーバディ、デッカードなど伏線が回収される重要回だったりする。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2024-03-12 23:35:58) |
9. 首(2023)
KADOKAWA配給で北野監督が帰ってきた。映画館で見なければいけないに決まってる。 IMAXで着座。四方八方迫力満点である。 武軍団(映画version)の同窓会のような顔ぶれにこれまた悪の武将達。学校では教えてくれない織田信長、徳川家康、さらに明智光秀たちの黒い野望が交差する。 本能寺の変はありきたりな題材だが北野監督の世界観と見事に融合。コメディ要素の小ネタも挟みつつ腹黒い悪の限りでらしい作りだなと思いました。 ストーリーはある程度決まりきってるので正直賛否あるなって作品ですが堪能はできました。 [映画館(邦画)] 6点(2024-02-24 21:47:25) |
10. 鬼畜
《ネタバレ》 自分の生まれる前の作品で、男衾駅とか川越駅とかいろいろあって馴染みあった舞台でした。 東京タワーも街並みも昭和感たっぷりだけども 自己中心的な人間をフォーカスすると時代に関係なく醜いに尽きる。 経済的背景があったとはいえ命が軽すぎる。 ネグレクトとか虐待とか、捨てた母親も親父もお梅も鬼。まさに鬼畜の所業。 利一の親父拒絶のラストは本当可哀そうだった。こうして非行に走ってしまうんだろうな。 複雑な感情を抱かせるメッセージ性が強い問題作。だが、おもしろい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-07-28 23:56:39) |
11. 犬神家の一族(2006)
《ネタバレ》 1976年版犬神家はノスタルジーで昭和初期のおぞましさ、古き良きBGMを掛けた迫りくる恐怖が緊緊と伝わってきたが 現代版は小道具から演出、演技まで安っぽくて軽い。なにより怖くないのである。 また、金田一は同様に石坂浩二が務めるが、前作のほうが若くて味がある。 深田恭子の細い眉毛を見て昭和22年設定は無理があると早くも序盤でクオリティの低さを感じてしまった。 比較されるのがリメイクの宿命。 今回は完成度は低く、価値を見出すのが難しいです。初見なら1976版を見るべきです。 [地上波(邦画)] 4点(2022-07-22 16:50:31) |
12. パンダ・コパンダ
知る人ぞ知るパンダコパンダ。 逆立ちのミミコとパンダ親子。宮崎駿原点、時系列は逆だがハイジとトトロのような仕草や愛苦しさ。 良い映画だが、子供向きまたはファミリーで見ることをおススメしたい。 ジブリの創設前とはいえ以外に知名度低いんですよね~ 今も昔もパンダブームは不変。変わらないんです、そこは。リメイクも有りかと。 [ビデオ(邦画)] 6点(2022-05-15 19:24:27) |
13. ALWAYS 三丁目の夕日‘64
連続で3部作見ましたが、決して内容は劣っているわけではないのだが見慣れてくるのでグッとくるシーンも減少。 淳之介が天才過ぎる。医師菊地の無料診療はやや強引だろうか。ノンフィクションだが設定が段々と現実離れに。 リアルさを求めているわけではないので、昭和下町ノスタルジー、下町人情については十分というほどお腹いっぱい。 「感動もの」の見せつけは賛否あるかもしれないが、嫌みが無い作品だと思う。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-29 18:47:29) |
14. ALWAYS 続・三丁目の夕日
見所のひとつにVFX技術の完成度。 前作に引き続き、昭和34年をリアルに再現。東京タワーはもちろんこと、国鉄やら港区界隈やらは忠実。 あとは下町人情で前作を踏まえて続きを展開。王道ど真ん中ですが、たまにはこういうのもいい。 今作も夕日が映えました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-28 00:24:28) |
15. ALWAYS 三丁目の夕日
東京タワー建設を情景に高度成長が始まろうとする東京。 生きた時代ではないが、昭和の良さとデジタルにとらわれない人間同士の近所付き合いが温かい。 べたなドラマではあるが、昭和が薄れてきた今でこそ文化や人情に価値がある映画。こち亀と双璧していいと思います。 特に日本のお母さんを演じた薬師丸ひろ子と堀北真希の津軽弁はツボでした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-27 23:58:23) |
16. 天空の城ラピュタ
名作にはイメージソングあり! 『君をのせて』は小学生時代何度歌ったことか。 哀愁あって思い出深く、素晴らしい曲です。 また、空から降ってきた少女シータとパズーとの冒険活劇も楽しませてくれるが、ストーリーのディテール設定やラピュタの歴史的奥深さもまた魅力的要素である。 金ローで何十回ループしても飽きないわけだ。 アニメーション大国が誇る名作なんで若い人には特に観て欲しいですね。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2022-03-14 10:57:05)(良:1票) |
17. スモーク(1995)
ブルックリンの人々の日常が煙以上に色濃く奥行きがある。 得意なジャンルではないし、見方によっては退屈で説得力に欠けた。ただ、ラストシーン含めて人間の嘘と本当にぬくもりを感じる映画は多くは無い。その点は秀逸。 特にハーヴェイ・カイテルの演技は後を引く。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-13 16:13:43) |
18. ナイト・オン・ザ・プラネット
雰囲気は好きです。 夜のタクシーって人気が少なくて異人種との出会いがあって特別な時間と空間だと思うんです。 そんな場所で交差する人間ドラマの縮図。味があってロードムービーの醍醐味が味わえる作品。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-08 23:18:04) |
19. 十三人の刺客(2010)
《ネタバレ》 役所や伊原、山田に好きな役者が揃っていたので期待しすぎちゃいました。 全体の構図として明石藩主松平斉韶暗殺を目論む新左衛門たち。 暴君・稲垣の強烈な悪役と達磨女はなかなかのインパクトで武士の魂を燃やすには十分な動機でしょう。 ここまではよかったんだが… 終盤は残念が二つ。 一つは岸部の下ネタカットインは謎。伊勢谷の野生児キャラも必要だったか疑問。 二つは決闘に期待したかったが200人と13人の対決では緊迫感が無くもみくちゃ過ぎて侍の命の重みが無い。 娯楽としては十分楽しめたものの過去の名作時代劇には肩を並べることができない力不足を感じた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-15 23:57:51) |
20. 翔んで埼玉
《ネタバレ》 生まれも育ちも違うけど、埼玉に住んでます。 郷土愛が無い、観光名所が無い、海が無い、味が誇れない山田うどん、連呼でダサイタマ… そうそれが埼玉。 最高のディスリ満載ですが憎めない。こんな埼玉にフォーカスしてくれて逆にありがとう。愛嬌が沸く。 エンドロールはいつも飛ばすけど、はなわの歌が面白くて久々に最後まで余すことなく堪能しました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-01-14 23:16:30)(良:1票) |