Menu
 > レビュワー
 > 風神 さん
風神さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 7
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男- 《ネタバレ》 
映画を見終わった後の率直な感想は、これのどこが奇跡なの?という点と、主役の大場大尉は普通の上官であって、FOXって呼ばれるほどの特別な存在には思えなかったことの二点です。これらは映画の題名にもあるように、主題でもある重要な点だと思うので大いにがっかりです。個人的に太平洋戦争史については多少の覚えもあるのですが、この大場大尉の存在は知りませんでした。よって勝手ながら硫黄島における栗林中道(「硫黄島からの手紙」参照)に比肩するカリスマ性やリーダーシップを持った人物に違いない名将に違いなく、きっとそういう描写がされることをこの映画には期待していたのです。ところが、その大場大尉については、例えば赤ん坊を救うシーン等で多少の人情味があるように描かれていましたが、上官としては特に特筆すべき点もない極々普通の存在ではないでしょうか?敢えて探せば、米兵に対する奇襲や多数の民間人を投降させずにジャングル内に秘匿した点等が特別といえば特別なんでしょうが、大場大尉にとってサイパンのジャングルは言わば庭のようなものですから、生死を賭けた場面では、あの程度の知恵は絞りだすと思われるのですが、いかがでしょうか?それがいつの間にやら、米軍の間ではFOXと恐れられ、崇められているのですから、非常に違和感を感じました。大場大尉は後に「私はこの島で褒められることはなにもしていません」と語っていましたが、文字通りそうだったとしか私には思えなかったのが非常に残念です。彼が軍人として、いかに特別な存在だったかが描ききれていなかったのが、この映画の最大の欠点だと思います。また、戦闘シーンについてですが、最近は戦争映画の新作としては韓国映画が多い気がしますが、迫力という点で、完全に負けていますね。韓国映画も「プライベートライアン」あたりをお手本にしていると思いますが、戦闘シーンは観客に対してその恐怖感やおぞましさと非日常性を、視覚と音響で植え付ける上で重要だと思われます。その点、最近の韓国映画にはかなり納得させられます。日本映画も是非参考にしてほしいです。最後の軍歌を歌って行進しながら投降するシーンは、皇軍としての最後の矜持を示す描写として良かったと思います。但し、飢餓に窮していたはずの連中が小ざっぱりとした制服に着替え、大手を振って元気良く登場してきたのには、史実は知りませんが、少し突っ込みたいところです。
[映画館(邦画)] 5点(2011-03-04 23:37:09)
2.  アウトレイジ(2010) 《ネタバレ》 
北野映画を映画館で見たのは初めてでしたが、素直におもしろかったです。 エンターテインメントとしては、十分に成功しているのではないでしょうか。 約2時間テンポ良く展開し、まったく飽きることがありませんでした。 タイトルバックに象徴されるように、車が効果的に使われていました。 逃げるなら目立たない大衆車(プリウスとか)を使えばいいのに、 どうしても黒のイカにも!という目立つ車を使っちゃうんですね。 ヤクザな世界から抜け切れない性(さが)というか。 また、指を詰めるシーンが何度かありましたが、結局どれもなんの解決にもならなかったのが笑えます。昔はそれでなんとかなったのかもしれませんが、今は時代が違う。解決するには金か、もしくは文字通り自腹を切れ!ということでしょうか。 暴力描写に目が奪われがちですが、細部まで練られた良い脚本だと思います。 
[映画館(邦画)] 8点(2010-11-13 01:08:48)
3.  真夏のオリオン 《ネタバレ》 
しかし、日本の最近の戦争映画はどうしてこうも緊張感に欠けるのだろうか。 およそ終戦間近という時代背景や、回天搭乗員が乗艦している虚無感、そして作戦に従事する僚艦が全て沈没し、残った自艦は今や敵駆逐艦に完全補足されているという絶望感が全然伝わってこない。 また、潜水艦という過去の同系の映画であれば当然漂う館内特有の閉塞感が、 この作品からは微塵も感じられない。汗ひとつかかない乗組員の表情からは 真夏の南洋下にありながら、どこかエアコン完備の一流ホテル並みの居心地の良さすら感じるのは私だけであろうか? 役者もイケメンで、かつ戦時中であることを加味してスリムな人間に演じさせれば 事足りる程度の安易な選択だったとしか思えない。 なにやら途中からは、双方の艦長は自己の本来の任務も忘れ去り、 お互いの戦術の読み合いや駆け引きが展開の中心になり、しょうもないゲーム感覚が漂ってきたが、そんな暇があったら、潜水艦独特の浮遊感や居心地の悪さ、過酷さを丁寧に描いていくことこそが、テーマであるはずの「生きるために戦う」を訴求するのに必要だったと思う。 戦闘シーンの迫力のなさも失望。「ローレライ」の方がまだ良かった。  最後の安易な話の落とし具合といい、オリオン座との無理なからませ具合といい、 なんとも暗澹たる思いで、映画館を後にしました。 (苦言ばかりで申し訳ありません) 
[映画館(邦画)] 3点(2009-06-22 23:09:31)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS