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プロフィール
コメント数 618
性別
自己紹介 【好きな映画】
★ヒューマンドラマ系
★恋愛
★コメディ
★推理・サスペンス・法廷
★アニメ
★その他、心がほっこりする・ワクワクする・揺さぶられるものなら何でも。

【苦手な映画】
×ホラー・スリラー
×暴力系・ヤクザやヤンキー系
×アクション
×アイドルが主演
×ハードボイルド
×見せ場が女優の裸だけの80年代日本映画
×映画の質よりも興行成績だけを意識したハリウッド映画

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1.  二十四の瞳(1954) 《ネタバレ》 
初めて観たのは小学生の頃で、「感動して泣く」ということが自分的に恥ずかしいと感じる年頃だったにも関わらず、号泣でした。数年後にももう一度観ましたが、初めて観た時の感動をそのまま持っていたいので、もうそれ以来観ていません。この作品を子供の頃に観たのは運が良かったと思います。もしいま初めて観たとしたら、しょーもない映画論や大人的な理屈を持ち出したり、素直に感動する心がなくなっていて、10点はつけられなかったかもしれません。
[地上波(邦画)] 10点(2013-10-28 21:15:34)(良:1票)
2.  少年メリケンサック 《ネタバレ》 
最高でした!ハードロック歌手のヨメと一緒に狂ったように笑い転げました!まーくんの歌のように、ニオイのしない屁のような時代だからこそ、こういうノリ、すごくいいですね!パンクは特に好きというわけではありませんが、「クソみたいな歌」がもてはやされている今の音楽業界を真っ向からバカにしていて痛快でした!「赤頭巾ちゃん御用心」がヒットしたものの、もともとハードロック志向だったことから解散したあのレイジーのエピソードをそのまま使ってるところは、50代以上にしかわからないギャグ? また、まーくんが浮気して別れたあと、4人が「さくららら」を歌って栗田さんをバカにするシーン、最高に笑えました!特にジミーさんの表情が大好きです(笑)。他にも、マサルの「イラッ!」としそうな歌と不安定な音程でシロートくささを表現しているところとか、ニューヨークマラソンの本当の歌詞とか、「撲殺ギグ」と叫ぶ秋祭りの子供たちとか、テルヤさんの「アンドロメダ」とか、ツボにハマった時のクドカンは最強ですね!
[CS・衛星(邦画)] 10点(2013-05-05 18:02:33)
3.  リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》 
スカパーで初鑑賞後、DVDをネットショップで即購入。もう何十回も観ました!これ、ガールズバンドの3日間を描いたように言われていますが、完全にペ・ドゥナ演じるソンちゃんを鑑賞するための映画ですね。特に、本番前の夜に誰もいない体育館でソンが一人でMCしてるシーンは最高!そして本番、さっきまではやる気満々だったソンが舞台袖やステージで見せる不安、「リンダリンダ」を歌い出すものの最初は不安なまま、でも必死で歌う様子、そして歌い終わったあとの笑顔・・・すごくリアリティありました。心境の変化をここまで見事に演じられるペ・ドゥナの演技力、すごいです!DVDの特典映像でこのバンドのライヴ(映画ではなく本当の音楽ライブ)を見ましたが、それはただのシロートバンドにしか見えませんでした。映画のライブシーンがあんなに素敵に思えたのは、やはりペ・ドゥナの高度な演技、制作者のセンスのおかげだったんだということが実感できました。全体的に、余計なドラマ性を排しているため、すべてのシーンがとてもリアルに感じられます。■笑いどころ:バンドに誘われてテキトーに返事するソン、カラオケ屋でのソンと店員とのやりとり、キャンユーセレブレートをミラーボールの中でノリノリに熱唱するソン、名セリフ「みんなパンツ見えてる」、日韓交流チラシの裏の落書き「ソンと仲間たち」や恵の怒った顔の似顔絵、恵の元カレ・響子の好きな人には興味津々だけど自分が告白された時は素っ気ないソン、スーパーで買い物中の望のセリフ「お母さん寒天作ってるから大丈夫」、牛のダーツ「カルビでーす」など・・・・
[CS・衛星(邦画)] 10点(2013-03-09 22:13:03)(良:1票)
4.  千と千尋の神隠し
これまでジブリ作品ではラピュタが一番好きでしたが、ぶっちぎりでこの作品が№1になりました。特に千尋がカオナシと一緒に電車に乗るシーンは、言葉で表せないくらいの感動を覚えました。美しい色合い、作品の世界観、キャラクターなど、すべてが魅力的でした。これは、ストーリーがどうの、意味がどうしたとか、理屈で理解するのではなく「感じて楽しむ」ための映画だと思いました。ブルーレイは画面は赤くないようなので買う予定です。
[DVD(邦画)] 10点(2012-10-15 12:19:41)
5.  ジョゼと虎と魚たち(2003) 《ネタバレ》 
これはかなり良い作品ですね。ジョゼを演じる池脇千鶴、この役は決して簡単ではなかったはず。でも見事に演じ切っていました。妻夫木聡がいいですね。一見、平凡な普通の学生役のように見えますが、「普通の若者を演じながら主役を張る」のって、意外と難しいと思います。これがもしジャニーズ系のタレント俳優だったら、必ず「オレってカッコいいだろ」的な部分を出してしまって、映画そのものが台無しになっていたでしょうね。残念なのはクライマックスのラブホテルのシーン。照明効果が安っぽくて、ちょっと残念でした。でもかなり好きな映画なので、セルDVDを買おうと思います。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2011-07-08 22:03:21)
6.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
途中までは「松子、なぜそっちへ行くんだ・・・」と、もどかしさも感じましたが、愛されたかったんですねぇ・・・。観終わったあと「こんなに素晴らしい映画を作ってくれてありがとう!」と言いたいくらい感動しました。特に、電車の中で、松子がどういう気持ちで川を見たのか、それがわかった瞬間、涙が止まりませんでした。中谷美紀、素晴らしい演技です!それに音楽も最高で、DVDはもちろん、CDも買いました!文句なしの満点です!
[CS・衛星(邦画)] 10点(2011-07-05 00:09:18)(良:2票)
7.  愛の新世界 《ネタバレ》 
おそらく、「これは自分には合わない」という人も多いと思いますが、ハマる人にとっては最高の作品です。観終わったあと、すごく元気な気分になれます。アラーキーの写真がいいですね。それまで自分は写真とは無縁でしたが、「写真ってこうやって鑑賞するんだ」と教えられました。あの写真の強烈なメッセージを伝えるためにこの映画は撮られたのかと思えるほどです。夏の深夜からこの映画を観始めて、観終わって外を見たら空が明るくなり始めた、そのまま繁華街まで走って行き、パブでビールを飲みたい、そんな思いにさせてくれます。
[DVD(邦画)] 10点(2011-07-04 23:54:28)
8.  砂の器 《ネタバレ》 
加藤嘉の演技に脱帽!こういうのを本当の「体当たりの演技」というんでしょうねぇ。あまり面白くない原作を、ここまでの作品にした橋本忍の脚本も見事です。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2011-07-02 23:55:52)
9.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 
40代以上のお父さんはきっと、ヒロシの回想シーンで、懐かし過ぎて号泣するはず。映画そのものの出来とか、そんなことは置いといて、自分のツボに見事にハマったので満点です!
[CS・衛星(邦画)] 10点(2011-07-02 23:34:08)
10.  偶然と想像 《ネタバレ》 
3つのエピソード、それぞれテイストが違っていて、どれも上質の出来だと思います。特に「第三話・もう一度」、口当たりのいいエピソードを最後に持ってきたおかげで、映画全体の後味もスッキリでした!  第三話の人気が高いようですが、個人的には「第一話・魔法(よりもっと不確か)」が一番好きです。一見、シロートでも思いつきそうな平凡なストーリーなのに観ていてまったく飽きないし、ラストの、写真を撮るシーンの意味もよくわからないんだけど、これ以上はないと思える締めくくり方。タクシー内でのだらだらと続く女子トークも、なぜか耳を傾けたくなります。演出力ももちろんだけど、主役の女優の演技力、なんかすごいかも。 「第二話・扉は開けたままで」は、ちょっとイタイ話でした。結果的に教授を逆恨みしていた学生の思い通りになってモヤモヤしましたが、バスを降りる前の女のキスが「ざまあみろ!」と言ってるようで非常に痛快! 序盤のキスを拒む場面は、このラストのためだったんですね。  第二話の結末がネット社会による悲劇、次の第三話はネットが崩壊した社会という設定。もしかしたら、第一話と第二話にも何かつながりがあるのか? それとも単なる「偶然」なのか?(笑)  この会話劇を成立させている脚本と演出だけでなく、映像センスも見事! 特に第二話ラストのバスが地下道路に入っていくところ、音楽との相乗効果で、とても印象に残っています。 ここ何年か、日本映画を観ようという気分になれませんでしたが、たまたま目にしたこの映画、本当に観て良かったと思える一本でした。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2023-05-09 20:48:19)
11.  WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース
映画の命は脚本であることを再認識させられる、見事な出来栄えでした! 低予算丸出しのチープな映像でも、有名な役者がいなくても、脚本と構成、そしてセンスが一流なら、充分に楽しめる映画を作れる、映画制作を志す人にとってお手本のような良作です。  序盤、アヤしい薬を飲んで記憶を無くし、その間に何があったのかを探るという展開で、もし内田監督の作品と知らずに観たら途中でリタイヤしそうでした。でも話が動き始めたら目が離せなくなり、写真の裏の住所、大金、散らかった部屋、津田沼、牛乳、そしてサムライ等、前半に散りばめられたキーアイテムが次々と後半につながって、加速度のついた面白さで一気にラスト。山本くんの「がんばりましょうよ!」が沁みましたね。  なんてことない話を、見せ方の順番や視点を変えるだけでこんなにも面白くしてしまう、しかもこれがデビュー作という内田監督の才能に、ただただ感心するばかりです。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2020-01-18 21:16:12)
12.  百日紅 ~Miss HOKUSAI~ 《ネタバレ》 
ラストの少し前、お栄が天に召された妹に語りかけるシーンの「どうってことない暮らしだけど、結構楽しくやってるよ」というセリフ、この作品の印象を語るのにちょうどいい言葉ですね。「どうってことない話だけど、結構楽しく観られるよ」みたいな・・・(笑)  当時の江戸文化のにおいまで伝わってきそうな、丁寧な描写と小気味いい演出。町の様子や人々の生活などの日常感の中で、絵師として、娘として、姉として、女性として生きるお栄の姿が、作品全体に彩りを与えています。その象徴が、赤く咲く百日紅の花でしょうか。  庭に百日紅が咲く初夏の昼下がりに弁当を食べる親子、日が落ちてから明るく輝き出す花街の夜など、江戸時代の季節感や時間帯別の空気感などが、さりげなく且つ美しく描かれていましたね。特に、雪が降った冬の日、妹をおんぶしたお栄と北斎とがすれ違うところを、長屋と長屋の間から射す光が映し出すシーンは印象的でした。  ジブリの人気作品のように、次から次へと展開するテンポ感や冒険要素などは一切なく、ストーリーそのものは「どうってことない」地味な話なので、子どもや、ドラマ的な展開を期待する人にとっては退屈かもしれませんね。トトロやラピュタよりも「借りぐらしのアリエッティ」が好きという人にはオススメかも。  ただ、ラストの「現在の東京」の実写シーン、あれは不要だったのでは? なんだか、せっかく心地いい夢の世界に浸っていたのに、突然、アタマから水をぶっかけられて現実に戻されたような、シラケ気分にさせられました。これがなければ最高だったのですが・・・  でも鑑賞した数日後、赤い花がかなり印象に残ったせいか、百日紅の木を買ってきて、庭に植えました^^
[CS・衛星(邦画)] 9点(2019-02-15 08:51:49)
13.  夜は短し歩けよ乙女
とにかくアニメのクセが強い!(笑) なので最初は「これは苦手かも・・・」と思っていたら、意外にもすんなりと入ることができ、途中から目が離せなくなりました!  始まってしばらくは、まるで他人の夢の話を聞かされているような、ひとりよがりの自己満足臭が漂ってきそうな気配でしたが、それはただの食わず嫌いの偏見であることを思い知らされます。 こじらせ男子と恋愛モードが固い蕾のままの乙女の心象風景を描いた、まるで新感覚の「不思議の国のアリス」のようでした。そこに時間の濃さと早さの関係性が加わり、さらに、ハイテンションなテンポ感にも関わらず、根底に流れる恋愛観は意外と古風なままであるため、そろそろ人生の折り返し地点に差し掛かっている世代も楽しめそうなテイストに仕上がっていました。  時計の針が早回りしてそうな大人のための青春童話、電気ブランでも飲みながらまた観たいですね。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2018-11-26 18:39:32)
14.  横道世之介 《ネタバレ》 
描かれているのは80年代のシーンがほとんどですが、目の位置はあくまでも現代で、「いまを生きる人が、80年代だった時のことを思い出す」という設定です。でも「あの頃は良かったなぁ・・・」的な懐古趣味とは違い、いろいろな人の「そういや昔さぁ・・・」の共通項が横道世之介、つまり「世之介青春物語」ではなく、みんなが世之介のことを思い出す映画です。   多少ウザったいところのある世之介、お嬢様の祥子など、キャラの輪郭を少し誇張しているところはありますが、出てくる人はみんな「普通の人」で、起こる出来事も「ありがちな日常」です。 そこに、世之介の死を「えっ、ここで?」というタイミングで挟んできます。しかもあっさりと。その後も、これまでの延長線上のような感じで世之介の様子が自然に描かれるのですが、ここを境に、ひとつひとつの出来事が、ラストに向けてじわ~っと効いてくるんですよねー。祥子が友人の子供とハンバーグをパンにはさんで食べるシーン、祥子に届いた写真とカメラを手に入れた世之介・・・涙が出てきましたが、でもすごく幸福感がありました。加藤のセリフだったか、まさに「出会ったことで得した気分」になれるような作品でしたね。  この映画、監督や脚本等の力量やセンスはもちろん、役者の演技が光っていました! 特に吉高由里子の、病院で名前を呼び捨てで呼び合うシーン、タクシーの中での表情の演技は素晴らしかったです!   自分の笑いのツボにハマったのが、同じアパートの小暮さん。小窓から顔だけ出して「隣の人、死んでるかもしれないし」「やっぱ東京ではそういうことがよく・・・」「ないわよ。めったにないわよ!」のシーン、何度も見返して笑っちゃいました。  ただひとつ、ラストで、祥子に宛てた手紙を読む母親の声、あれはどうなんでしょう??? これまでの流れにそぐわない、違和感のある演出のように感じました・・・。ラストなんだし、あんな説明的な感じよりも、映像でもっと素敵に伝える方法があったと思うのですが・・・、  でも、全体のクオリティはかなりハイレベルで、満足できる一本であることに変わりありません。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2017-04-03 20:38:44)(良:1票)
15.  パーマネント野ばら 《ネタバレ》 
うわあ~、すっごく良かったです~! 単純な話を、これほどまでに魅力ある構成に仕立てる吉田監督の演出センスはさすが! 「桐島、部活やめるってよ」の時も驚きましたが、この作品は、さらにハイレベルな出来だと思いました!  登場人物は、男も女もろくでなしばかりで、こんなどうしようもないクズ人間しかいない町、日本から隔離しろよと言いたくなるほど。いかにもサイバラが描きそうな男女の恋愛模様・人生模様をコメディタッチで描いています。嫌悪感だけが残りそうなキャラクターばかりで、普通なら途中で観るのをやめてしまうところですが、なぜか引き込まれて、そして最後の切ないオチ・・・。 それまでのベタベタな「現実」を描くことで、最後が余計に際立っていましたね。  現実と妄想、まったく相容れない要素を、みっちゃんの「デート中?邪魔してごめんねぇ」のセリフが両者を結び付け、ひとつの世界へと違和感なくまとめ上げています。 一番印象的だったのが、なおこの、鹿島に髪をかき上げられた時の微笑み、そしてラストの子供が迎えに来て声を掛けられた時の微笑み・・・ まったく同じアングルですが、あえて同じシーンのように見せることで、後者の「これからは母としてしあわせになる」というメッセージがしっかりと伝わり、見ている側も救われました♪  小池栄子、役者としてあまり良い印象はありませんでしたが、この映画では輝いていたと思います。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2016-11-09 18:22:55)
16.  花とアリス殺人事件
「花とアリス」の前日譚ということで、雰囲気はそのままに、また新しい「花とアリス」を観た、という感じです。でも登場人物は「Love Letter」に近かったですね。湯田光太郎は藤井樹っぽいし、陸奥睦美なんてモロに及川早苗でしたね(笑) いかにも中学生の間から生まれた“殺人事件”をきっかけに、花とアリスが出会うあたりから話は一気に面白くなります。そしてその“真相”は・・・ほんとにかわいいエピソードでした♪ 一応、アニメ映画という扱いですが、一般的なアニメとは少し異なり、実写映画を、人物の部分だけアニメーションにした、という感じで、声も、声優のアフレコというより、実写映画の演技に近い感じでした。ストーリーはもちろん、いかにも岩井俊二らしい、光と音楽による美しい映像が好きな方なら、きっと楽しめると思います。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2015-12-06 20:15:36)
17.  雁の寺 《ネタバレ》 
何なんだ~、この面白さは!! いや、面白いというより、ものすごい!と叫びたくなるような映画でした。慈念が、出生の過去から逃れてやってきた寺でもアホ坊主にいじめられ、それでも健気に頑張っていくのか・・・と思ったら、心を惑わす里子の存在。だんだんと寺の仕事も任されるようになり、そうなると、あんなアホ坊主のひとりくらいは・・・となるのは当然の展開ですね。不謹慎ながら、これで里子と慈念はめでたしめでたしというブラックな締め括りかと思ったら、いい意味で裏切られました。そんな安っぽい話ではありませんでしたね。ラストの、白黒からカラーへの転換、賛否両論あるでしょうし、自分もあれがいいのか悪いのか理解できませんが、とにかくすごい挑戦だと思います。印象深かったのは、慈念の「トンビはね、ためてますねん」というセリフで心の葛藤を表現するシーンはすごかったです。サスペンス調になった時のカメラワークも斬新だし、なんといっても若尾文子のエロさがハンパないです!特に「また見られてしもた」は、最高でした(笑) 
[CS・衛星(邦画)] 9点(2014-10-22 22:20:56)(良:1票)
18.  借りぐらしのアリエッティ
これはジブリの中で、客の対象年齢を一番高く設定した作品だと思いました。ストーリーは地味で、ジブリ特有の冒険的な要素も子供ウケのファンタジー感も畳み掛けるようなテンポ感もありませんが、その分、落ち着いて、でも退屈せず、描かれている空間ひとつひとつの味わいを楽しめました。舞台は日本の設定ですが、それをあまり意識させない空気感と、国籍を超えた独特なムードの音楽にセンスを感じます。「“となりのトトロ”は面白いと思うけど自分にはしっくりこない」という人は、これならツボにハマるかもしれません。変な例えですが、トトロやラピュタが「中トロの握り」なら、アリエッティは「生ダコの薄造り」という感じかも。子供向けファンタジーと思ってこれまで手を出さなかったのが悔やまれます。身近な生活とちょっとした幻想ムードとのバランスが絶妙でした。
[ブルーレイ(邦画)] 9点(2014-10-04 00:43:52)(良:2票)
19.  遊びの時間は終らない 《ネタバレ》 
こんなに面白い映画、なぜこれまで知らなかったのか・・・。今ならともかく、この時代にこれほどの笑いのセンスに満ちた映画を作っていたなんてビックリ。特にカメラマンの「空気」は大爆笑でした。ただ、ラストの締め方は疑問でしたが・・・。本木雅弘って、どの映画を観ても存在感が薄い印象で、あまり好きではありませんでしたが、これは好演でしたね。人々が、マスコミや世間に振り回されるという社会風刺、この時代なら「映画の話」で済んでたでしょうが、今のネット社会は、まさにこれがリアルで起こりうるので、ちょっとコワいです。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2014-03-21 15:46:41)(良:1票)
20.  涼宮ハルヒの消失 《ネタバレ》 
かなり良い出来ですね!TVシリーズはこの映画のための伏線だったのかぁ、と言ってもいいくらいです。なので、原作やTV版を見ていないと、この映画の面白さは伝わらないと思います。話の展開そのものはだいたい予想の範囲内でしたが、長い時間もまったく気にならないほど引き込まれました。特に、長門有希のメッセージがパソコンに映し出されるシーンは最高でしたね。
[DVD(邦画)] 9点(2014-01-20 18:20:56)
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