1. 四畳半タイムマシンブルース
元はヨーロッパ企画の舞台「サマータイムマシンブルース」。 これが上野樹里・瑛太主演で映画化されて一躍有名になり、 さらに設定を森見登美彦原作「四畳半神話大系」の世界に置き換えたのが 本作です。だから、見る前にテレビアニメ「四畳半神話大系」を 見ておいた方が、どういう人物なのかが分かってより楽しめると思います。 舞台版、実写映画版、本作、いずれも大筋は同じですが 主人公の女性のチャーミングさで、本作が一歩抜けていると思います。 田村の去り際の言葉もよかった。(ずっと感じていた矛盾も解消された) ヨーロッパ企画はもっともっと評価されて良いと思うけど 変に取り上げられてズタズタに消費されるよりはいいかな。 [映画館(邦画)] 10点(2023-12-14 10:26:36) |
2. ドロステのはてで僕ら
大好きなヨーロッパ企画の映画なのに見落としてました。U-NEXTで視聴。 元は「ハウリング」という、土佐和成さん主演のショートムービー。 このアイディアを膨らませた本作は、いつもの「例のパターン」で 終わることなく、最後まで楽しめました。 出演している藤谷理子さんはチャーミングで素敵な女優さんです。 「リバー、流れないでよ」もよかった。もっと売れればいいのに。 いつものメンバーで、ワイワイガヤガヤやってるのがすごく 楽しいのですが、それにしてもみんな老けたなぁ。 [インターネット(邦画)] 8点(2023-12-14 10:13:01) |
3. 鍵泥棒のメソッド
内田けんじ監督の大ファンです。 今回も期待を裏切らない傑作でした。 (でもベストはやはり「運命じゃない人」です) 内容については詳しく書きませんが、 主役の3人ともはまり役でした。 あと、アフタースクールに比べて分かり易いとは言え やはり伏線を見落とすと楽しみは半減すると思います。 もっともっともっと、内田作品が見たいなぁ。 [映画館(邦画)] 8点(2012-09-17 19:24:21) |
4. 暗いところで待ち合わせ
《ネタバレ》 原作を読んでからDVDで鑑賞。 原作と違ってる部分があると、どうしても必然性が気になります。 この映画の原作との大きな違いは主人公の男性がハーフであること。 なぜ監督はこうしたのか。 想像ですが、現場から逃げてしまったことの理由が弱いと感じたのではないでしょうか。ただ、そのおかげでラストシーンは陳腐な感じになったような気がします。 また原作にあったコップの破片、ストーブのメモリのシーンはあった方が良かったと思います。 映画としては悪くないですが、原作ではそれぞれの視点の地の文が要所要所でうまく効いているので、やはり小説の方が楽しめたと思います。 関係ないですが、主人公の中国男性が徳井のヨギータに見えてしまいました。 [DVD(邦画)] 7点(2012-09-08 20:33:22) |
5. フィッシュストーリー
伊坂原作・中村監督3部作の中ではこれが一番好きです。唯一、原作の面白さを超えていると思います。バカバカしくて格好良くて、鑑賞後に「あー面白かった」と言える映画でした。中村監督には是非とも「オーデュボンの祈り」も映画化して欲しいです。 [DVD(邦画)] 9点(2012-03-14 13:23:11) |
6. 哀しい気分でジョーク
子供の頃テレビで見ました。親も一緒に見ていたので我慢したけど泣きそうになりました。こういうのはもう設定がすでに泣けるので卑怯と言えば卑怯ですが、たけしの素の演技がよかったです。DVD化されないんですかね? →されてましたね。近くのレンタル屋で借りて見ました。作りは荒いけど、やっぱり強烈です。 [地上波(邦画)] 8点(2012-03-14 13:11:49) |
7. 下妻物語
小説・漫画を映画化するのはあまり好きではありませんが、中島監督は原作の面白さを損なわずに映像化できる監督だと思います。ただ、小説の中で一番笑ったシーンが映画ではカットされていたことが残念でした。 [DVD(邦画)] 8点(2012-01-11 08:08:34) |
8. サマータイムマシン・ブルース
《ネタバレ》 ばかばかしくて面白い。物語にグイグイ引き込まれ、鑑賞後の爽快感も抜群です。人に「面白い映画」を尋ねられたら必ずこの映画を薦めます。こんな大学生活、楽しそうですね。街も良い雰囲気です。田村君はお母さん見て分からなかったのかな。 [DVD(邦画)] 9点(2011-12-31 01:49:24) |
9. 運命じゃない人
見終わって「おおお面白い!」と叫びました。お金を掛けなくても良い映画は作れる、というモチベーションの監督は好きです。内田監督作品の中ではこれが一番面白いと思いました。探偵がかっこよくていい人ですね。こんな友人を持つ宮田君は幸せ者です。 [DVD(邦画)] 9点(2011-12-31 01:16:15) |
10. はつ恋(2000)
《ネタバレ》 あまりヒットしなかったようですが、大好きな映画です。派手さは無いけど脚本がしっかりしているし、全編通しての抑え気味の演出も好印象でした。好きなシーンは「藤木のお見舞い」「父との出会いを話す母」そして「観覧車」です。後半で明らかになる藤木のエピソードを受けて改めて観覧車のシーンを思えば、これも切ないシーンですよね。出来るだけたくさんの人に見て欲しい気持ちを込めて10点献上ですが、レンタルではもう置いてない店が多いようです。残念。繰り返し観たい映画なのでDVD買ってしまいました。 [ビデオ(邦画)] 10点(2011-12-27 00:01:37) |