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プロフィール
コメント数 176
性別 男性
自己紹介 素直に申し上げて
ワタクシの評価は甘いです
だって
どんな映画でも楽しいしワクワクするのです
なので批評ではなく無邪気な感想ととらえてくださいませ

※ 蛇足ながら10点の作品は
  たとえDVDで持っていてもブルレイで買い揃えております
  そのくらいの責任感?はございますwww

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1.  あんのこと 《ネタバレ》 
  知人に勧められて見たのですが、こんなに苦しい映画は久しぶりでした。 何を描きたくてこの作品を作ったのか色々考えては考え直しで答えは出ていませんが、孤独であることの苦しみがあまりにも辛い。 孤独で生きる意味など見失っていた少女が、人との繋がりが生まれて、守ってくれる人がいるという喜びで輝くような笑顔を見せていたから、また孤独に追い込まれていく様が痛々しくて、中盤で一度、視聴を止めて気持ちを立て直さなければ最後まで見るは難しいくらい苦しかった。また演じている女優さんが、あまりにも自然体に主人公に溶け込んでいて、荒みや喜びや苦しみが直に伝わってくるようで、なおさら観ているのが辛かった。 多くの人に見て、感じ考えて欲しい映画ですので10点でも良いくらいですが、見る人によっては耐えられないと思うところで8点に留めさせていただきます。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-09-24 10:25:53)
2.  あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 《ネタバレ》 
   この礎の上に今があることを改めて教えてくれる作品。 ちょっと説明不足で雑なところはあるけど、終盤の嬉しそうな嬉しそうな母親の顔。 幸せでいっぱいの母親があふれてました。  当たり前だと過ごしても、幸せっていろんな思いの上になりたってる。 ちょこちょとと、本当の特攻隊員の言葉や仕草が残っているのも悲しい。 女の子のお人形を連れて出撃した人。 特攻の時に怖いといけないからって、自分の方を向けて胸に入れてたんだよね。 優しい人だったんだと思う。 良い映画だったからこそ、特攻隊員たちの気持ちをもっと伝えて欲しかったなぁ
[インターネット(字幕)] 8点(2024-08-06 01:20:17)
3.  植村直己物語 《ネタバレ》 
先月でしたか、アメリカの登山家が デナリ(旧名マッキンリー)の山中で見つけたとされる遺体は植村直己ではないか?という話題がネットに出ていました。  植村直己さんとは、本当に小さいころにお会いしたことがあります。 父の友人の知人の方(遠いw)が植村さんと親しい方で、僕が植村さんにあこがれてると知って機会をいただきました。 すごく穏やかで優しい方の印象があります。 サインを求めたら、なんでか僕の名前が右上で、中央に書、左下に控えめにご自身のお名前を。 そんな方でした。  遭難されてからも、しばらくは生きてる、帰ってくる、って言い張って 学校で良くケンカをしたりしたものです。    ウィンダムヒルの透明感のある音楽と山々の姿。 西田敏行さんの好演もあって、大好きな映画のひとつです。 植村さんのご冥福を、あらためてお祈り申し上げます。   追記  西田敏行さんが鬼籍に入られ再見。 西田さん演ずる植村さんを観ながら、初めて植村さんご本人にあった日のことを思い出しました。 声も小さくて所作も控えめで、子供の僕にも丁寧に接してくださり、あんな大冒険をするような人には見えなかった。 そんな植村さんの印象と、西田さん演ずる植村直己と重なり涙が自然と流れました。 海外の高峰こそ登ってはいませんが、冬山登山も含め日本の3000メートルを超える山は全て登り、 見たことのない美しいものを沢山見れたのも植村さんのおかげだと思っています。  植村さん、そして西田さんの安らかな眠りを願ってやみません。 ありがとうございました。
[DVD(邦画)] 8点(2019-04-02 11:54:13)(良:1票)
4.  二百三高地 《ネタバレ》 
   初めて見たのは幼い頃、映画館で。 当時は前編後編で、中休憩があったのを覚えています。 誰がカッコいいとか、誰が嫌いとかなく、ただ、さだまさしの歌が悲しかった。 そんな記憶があります。  今、この時代に見て、戦争にハッピーエンドなんかもなく、英雄も栄光もなく、 そこに残されるのは、ただただ残されるのは悲しみと傷。  今、僕が見た時と同じ年頃の子が見たら、どう感じるんでしょうか。 意味や理由は分からなくても、なんとなくでも感じてもらえたらいいな。
[映画館(邦画)] 10点(2017-12-29 20:40:09)(良:1票)
5.  のぼうの城 《ネタバレ》 
   軽ーいタッチの娯楽映画。 大幅な誤解を伴う内容ですが、ちゃんとした興味のきっかけになる可能性はゼロじゃないし 歴史に興味がない人が、へー戦国時代って面白いじゃんって思うきっかけになれば、まぁ、せめてもの。。。  端役まで強力な演技派が固める中、三成が残念すぎる。 この歴史解釈なら、甲斐姫を出す必要はあったのだろうか。 その後の消息を伝える蛇足なナレーションと演出は必要だったのだろうか。 水責めの目的は洪水じゃないよw などなど、きりがない。  せっかくの演技陣。予算。CG。 せっかくの忍城合戦。もっと骨太に作って欲しかった。。。
[インターネット(邦画)] 4点(2017-12-29 17:11:06)(良:1票)
6.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
   世界観や映像美も良いけど、実はラストのパラレルワールド化が印象的。  憎しみと復讐が生み出したアレッサは、望みを叶えて消えたわけではなくて、シャロンと同一化した。 ずっと渇望していた母からの愛を永遠に独り占めするため 自分のサイレントヒルにローズを閉じ込めたんだろうな、と。  復讐と愛。 欲しかったものを共に手に入れたアレッサは ローズに抱かれるシャロンの中で、ニヤリとほくそ笑んでいるのでしょう。  ホラー系なんだろうけど、恐怖というよりは圧迫感や閉鎖感で息が詰まるような感じ。 孤独という虚無感を感じさせる、自宅でのパラレルな終わり方も秀逸です。
[インターネット(字幕)] 8点(2017-12-29 13:04:09)(良:1票)
7.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 
   柔らかくて強い。 すずさんは、迷いながら悩みながら しっかりと生きている。 全てと向き合い生きてる。  戦時下でも、人はこうして強くたくましく生きていた。 悲しみを受け止め、それを握りしめて 支え合い、何かを信じてたのだと教えてくれる物語です。 めいっぱい気持ちを張って強く負けまいと生きてきた。  それでも終戦を迎え 気丈で冷静な義姉が誰にも見られない場所で娘を想い、 呑気でボーっとしてると言われるすずさんが悔し涙を流す。 一所懸命に生きた市井の人たちの物語。  それは、どんな状況でも 今を大事に生き、人を想い、大切に生きる力の物語。  原作が好きだったので リンさんのエピソードとリンさんが抱えていた人生が削られたのは少し残念ですが、 それでも多くの人に感じてもらいたい物語です。  ラストの少女を引き取るエピソードは リンさんがいたからこそ、すずさんと周作さんの想いにつながった。 未読のかたは、是非、原作を。
[ブルーレイ(邦画)] 10点(2017-09-17 21:15:04)
8.  戦場のメリークリスマス 《ネタバレ》 
   子供のころ観て、Dボウイ展の影響で再見。  あの頃は、あまり良くわからず ボウイのファンだったから見にいって それなりに印象には残っていたが、まぁ、そこそこ。  でも、あれからいろいろなことがあって大人になり、 ああ、こういう映画だったんだと。 決して同性愛だけの映画ではない。 こんなの、子供には分かるはずもないよ。  大人になった今、再見して良かったと思います。    追記(2021.11)  先日、「戦メリは名曲なのに、ホモ映画に使われたのが惜しい」という意見を言う人と同席しました。 それはその方の意見なので特に否定もしませんでしたが。   この映画は同性愛を描いた映画ではない。 価値観が異なる人たちがゴッタになる収容所という場所。  日本と欧米。 生死感。  捕囚長のイギリス将校は頑なに日本人を見下し、 ヨノイ大尉は帝国軍人としての誇りを第一にして振舞おうとする。 ただ、忌避すべきはずの同性への恋慕の感情に取り乱しながら。 そしてセイアズの抱擁とキスを受けて、ヨノイ大尉の全てが崩壊した。 軍人であるべしとした自分の価値観や誇りに隠れていた自分自身を知ってしまったから。 自分自身の誇りと愛をこめて遺髪を取り、去っていく。   ハラ軍曹は粗暴で雑なようで、誰にも何も語らず自分自身を見ている。 ローレンスに感じる友情のような感情が自分にあることも、 帝国軍事としてなすべきことをしている非道な自分も。   酔っ払いながら、俺はクリスマスファーザーだと、ローレンスを独断で釈放したハラ軍曹は 帝国軍事として恥ずべき行為であっても、規律違反であっても、 友人でありたいと思っていたローレンスを死なせたくないという自分がしたいことをした。 自死することになったとしても、自分がしたいことを。 酒のせいで思ったのか、そう思いきるために酒の力を借りたのか。 個人的には後者と思いたい。   その結果、ローレンスは生き残り、敗軍の将として明日の処刑を待つハラ軍曹の下を訪れる。 何も出来ない無力感のまま席を立つローレンスに、 強く厳しい、収容所の時のようにハラ軍曹はローレンスを呼びつけ、 キラキラした笑顔で、メリークリスマス、ミスターローレンス、と声をかける。  君が生きている。 メリークリスマス、ミスターローレンス。 俺はクリスマスファーザー。 君の未来を贈ることが出来たから、俺に何の悔もないよ。 メリークリスマス。 と、ハラ軍曹はキラキラした瞳でローレンスを見つめる。   大戦時の日欧の情勢も、愛する者の性別も、個に生きるか組織に従うかも。 価値観はそれぞれに異なる。 ただ、その異なった価値観を越えて、誰かを想ったり与えたりすることはできないのか。 立場を越え、憎しみや痛みを越えた先にひとりひとりが想いあうことができれば。。。
[DVD(邦画)] 9点(2017-03-18 20:40:50)(良:1票)
9.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 
    遠藤周作の深淵な思考を、はたして映画で表現できるのか? そんな不安を抱きながら鑑賞。 結論は、最後の一歩で踏み絵を踏めなかった、かな。 荼毘に付されるロドリゴに持たせた十字架。 原作にはなかった演出で、最後の最後、彼の信仰を安らかしめた。 そうすることで原作が問いかけ続けたことを、分かりやすく表現し、 でも台無しにしたとは思う。   極力、人工的な音や音楽で感情をあおることもなく、 風や波の音、鳥や虫の声、人の讃美歌やうめき声だけで作り上げた演出は見事。 人の弱さや迷いや苦しみや傲慢が、そのまま伝わってきました。
[映画館(字幕)] 10点(2017-01-31 20:07:49)(良:1票)
10.  ルパン三世 カリオストロの城 《ネタバレ》 
少年時代、尊敬する人は? なんて問いに、ルパン、と答えるほど 実力も能力もあるのに どんな状況でも余裕と遊び心を失わない ルパンメンバーの飄々とした姿にいっぱい憧れました。 厳しい状況である時ほど明るさを失わない。 大げさでなく、人としての指針でした。  「どっちにつく?」「オンナァ」「だろうなw」 「本格的に攻めてきやがった」「ああ、面白くたってきやがった」 「まぁ、ゆっくりしようぜ、どうせ出口はねぇんんだから」 「じたばたしたって始まらねぇや。おやすみ、とっつぁん」 「ほんじゃま、握手、と」「馴れ合いはせん」「あれま」  こういう会話ができる自分でありたいと そして、そういう人に囲まれる自分でありたいと思いました。
[ビデオ(字幕)] 10点(2016-09-10 01:44:15)(笑:1票) (良:2票)
11.  紅の豚 《ネタバレ》 
ポルコの渋さも、フィオの健気さもいいけど やっぱりマダム・ジーナの落ち着いた大人の雰囲気が最高です 周りはポルコもカーチスもマンユートも 男たちは、いくつになっても、みーんなバカな子供で、 その全てを包み込んで、ウフフって笑う素敵な大人の女性。 加藤登紀子さんの声のトーンと歌声が この映画を何重にも包んでくれていると思います
[映画館(邦画)] 10点(2016-09-06 19:04:34)(良:1票)
12.  あずみ 《ネタバレ》 
アクションもストーリも演出も中途半端で 何を見せたいのかわからない、大変にありがちな日本映画です 若かりし上戸綾の太ももが見たい方はどうぞ
[DVD(邦画)] 3点(2016-08-06 14:48:28)
13.  もののけ姫 《ネタバレ》 
    かつて人にとって自然の全てが神と命の源でした 木にも森にも山にも川にも、すべての場所に神がいました だが人が文明を進めるためには自然という神をも滅ぼさねばいけなかった 木々を切り裂き、川や海を埋め立て、動物も殺した  少なからず、その文明の恩恵を受けている生きている以上、 それを悪いことだとは言う資格はない だが、エボシがそうであるように 人間のために自然を殺していることへの自覚を忘れてはいけない  邪な自分の都合で、多くの神を消し去ってなお、 馬鹿には勝てん、と笑って済ませるジコ坊をどうしても許すことができず その言葉の愚かさが、この作品のひとつのテーマだと思いつつも 悔しく、怒りすら覚えて、洋画、邦画、アニメを問わず、屈指の大嫌いキャラです
[映画館(邦画)] 10点(2016-08-05 23:37:18)
14.  逃がれの街 《ネタバレ》 
   初めて見たのは小学生のころだったと思います 汚いくて嫌な大人たちに憤りを覚え 綺麗で優しい心の持ち主なのに いぃーち、にぃーい、さぁーん、と数えながら空に向かって銃を放ち そして撃たれ逝く主人公への理不尽に衝撃を覚えました  盗作という意味ではありませんが クリントイーストウッド監督は、この作品を知っていただろうと 今でも、信じて疑ってません  それなりの数の映画は見てますが ラストの、いぃーち、にぃーいは 本当に記憶から消えることのないシーンのひとつです  しかし小学生の分際で、この映画に共感するとは まぁ、ませた子供だったことですなぁ
[DVD(邦画)] 9点(2016-08-04 04:43:24)
15.  恋の罪 《ネタバレ》 
    何より、大方斐紗子さんの迫力に圧倒されました 傲慢、卑屈、闇、羨望、妬み、欲望、欺瞞 淡々と語る口調に 人の持つ、あらゆる憎しみがジトジトと滲み出るようで 恐ろしくて、気持ち悪い  自分が人に見せる姿が、自分の全てではない 自分の目の前にあるものが、真実でもない  その中で自分が迷走してることにも気づかず 果てに行き着く場所がどこだなんて 誰にも想像なんかできないんでしょうね
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-08-03 16:41:44)
16.  ザ・リング
     んー あー んー  まぁ、はい
[DVD(字幕)] 4点(2016-06-10 15:38:02)
17.  スピード・レーサー 《ネタバレ》 
コミックの世界観やキャラクターを実写化した映画は多くあるけど これはTVアニメ自体を実写化したような感覚です 動きのある演出や、過剰なまでの色彩 これを映像化できるのは、さすがワシャウスキー兄弟  映像はもちろんのこと ストーリーも素晴らしい 演技陣も最高で 映画って素晴らしい!って言える作品です  だけど、興業としては上手くいかなかったんですよね シリアスなレース映画を期待してた人が多かったのか 監督の感覚が先進的過ぎて、時代がついてこれなかったのか  にしても、お兄ちゃんが優しすぎて切なすぎてカッコいいっす
[映画館(字幕)] 9点(2016-05-29 10:52:41)
18.  天と地と 《ネタバレ》 
映画としては とっても薄~~いですが 第四次川中島の合戦シーンは ところどころ、お!と思う演出がありました  人馬入り乱れる戦場の混沌 義信の突出から勘介の討死 妻女山別働隊の到着 などなど  といっても それぞれのシーンがバラバラで連続性がないので それぞれの瞬間だけですが  合戦シーンの要所要所は良かったので どうせなら川中島だけに絞って 編集とかに気を使って作りこんだら 結構な作品になったかもなー、と思います
[映画館(字幕)] 5点(2016-05-21 01:45:10)
19.  王立宇宙軍 オネアミスの翼 《ネタバレ》 
シロツグや仲間たちが 成り行きのように始めたはずの宇宙開発へ情熱を傾けたように 未知のものに挑み、新しいものを生み出すことは人の本能のようなもの そして、その本能こそが 原始人の時代から、今の世界へと変化させた最大の力  ですが、より良い進歩を求める探求心や情熱が 利害や貧富や憎悪や格差を生み出してきたことも事実  進歩を求め続ける人類にとって その二律背反は、永遠に終わることはないでしょう  それは人類の業であり、哀しさ その中で私たちは何を思い生きていくのか  美しい透明感と力強さがありながら 何かが心に引っ掛かって残るような坂本龍一の音楽だけでも珠玉の映画です
[ビデオ(邦画)] 10点(2016-05-21 01:06:16)
20.  ZIPANG 《ネタバレ》 
昔から大好きな映画ですが あまり共感者はいないというwww  設定やら 時代背景やら 人物設定やら そんなことはどうでもいいのです  はーい、5ばんだよぉー とか、ゆるーく言われて渡される刀でバシバシ なんかよくわからんけどバシバシ 神話決着やら恋愛決着やらわからんけどバシバシ  家康の三河訛りといい なんだかよくわからん世界が楽しぅて 作り手も、まぁそのへんはこんな感じでっていう 良い意味での遊びが面白い  意外と繰り返し見てる邦画かもしれませんwww
[映画館(邦画)] 8点(2016-03-11 22:59:46)
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