1. 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
《ネタバレ》 ゲゲゲの鬼太郎のアニメは数十年前に見た程度で、 前提知識はほとんどない状態で鑑賞。 ラストで水木が抱えていたゲゲ郎の奥さん(鬼太郎の母?)がいなくなったことや、 エンドロールの内容など、いささか説明不足な気がするけれど、 そのあたりは原作や別アニメで補足されているものなのか? まあ、これは置いておいても、 メインの話はテンポが良く、分かりやすく、 シンプルに楽しめた。 少々グロテスクですが、大人から子供まで楽しめる映画ですね。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-01-12 09:21:18) |
2. スプリット
《ネタバレ》 以前観たアンブレイカブルの続編であることが分かったので、 鑑賞してみることに。 ジャンルとしてはスリラーなのだと思うが、 序中盤は誘拐した女性をなぜか少し脱がせたり、別々に閉じ込めたりするだけで、 残忍なことはしないし、緊張感に欠け過ぎた。 ケビンの設定を作り込んでいて、 それを丁寧に作品内で説明していくため、 というのも大きそうだが、あまりに冗長。 終盤になって、満を持してビーストが登場したと思ったら、 犠牲者となった3人の死に様があまりにも地味。 壁のぼりのシーンやリッカーみたいに天井を張っていたシーンは、ちょっと笑ってしまった。 まあでも、ケビン役の人はいろんな人格の演じ分けを頑張っていたと思う。 この次の続編でアンブレイカブルと本格的につながるらしいので、 それに期待してみる。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-09-28 09:01:07) |
3. 悪の教典
《ネタバレ》 ツッコミどころは多々ありながらも、 序盤のスリリングな展開は期待を持たせてくれた。 が、終盤の殺戮の部分は、半分ネタに走っているだろう?という感じで、 一気にこの映画をチープなものにしてしまった感。 制作側の趣味なのか? キャストは豪華でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-09-21 09:30:13) |
4. 藁の楯
《ネタバレ》 特に、ストーリーの流れ・演出があまりに”アレ”だった。 致命的だったのが、登場人物をバッタバッタ退場させるのは別にいいのだけれど、 それぞれに進行上の”意味”や”効果”があまり感じられず、呆気に取られている間に終わってしまった感じ。 内容・題材的に終始シリアスだったのだけれど、 これならツッコミどころ満載のバイオレンス系に全振りした方がまだマシだったように思う。 ただ演者さんは、主演からその他脇役も含めて、 できる限りのいい演技はしていたと思う。 藤原竜也に関しては、最初から最後まで嫌悪感を増長するような”ハマリ役”だったと思うが、 終盤に松嶋菜々子を”おばさんくさい”という理由で殺したのが、個人的には一番許せなかった。 [インターネット(邦画)] 2点(2024-08-09 16:20:50) |
5. ブラック・レイン
《ネタバレ》 最後のアクションシーンをわざわざ”農村”でやったことに多少の違和感。 佐藤についても、ニックとの殴り合いの前に、わざわざ小指を切らせて手負いにする必要があったのか疑問。 あと、菅井の日本語が聞き取れなくてモヤモヤしていたら、 英語を突然話し始めて、これには字幕が付いたことに、思わず笑ってしまった。 とまあ、細かいことはいろいろ気になりましたが、 日本のやくざ文化とか、うどんをすするシーンとか、そういうところは概ねよくできていたかと。 あと、松田優作の演技は際立っていた。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-06-22 22:53:00) |
6. 騙し絵の牙
《ネタバレ》 出版社の話なので、”作家にいかにいい本を書かせるか”という話が中心と思っていたら、 最終的には出版業界全体の展望も含めたビジネス中心の話になっていて、ちょっと思っていたのと違った。 が、これはこれでなかなかに面白かった。 専門的な知識のない自分でも、十分に理解できる内容・話の作りだったし、 テンポも良く、非常に”観やすい”映画だったように思う。 主演?の大泉洋は、つかみどころのない飄々とした感じで良かったが、 松岡茉優(こちらが真の主演?)も、序中盤は向こう見ずで初々しかったのに、最終的には大泉演じる速水に一泡吹かせていて、 非常に魅力的な役柄だったように思う。 あと「機関車東松」の動画には思わず笑った。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-08-31 09:50:49)(良:1票) |
7. 君たちはどう生きるか(2023)
《ネタバレ》 予備知識なしで鑑賞。 まず、個人的ないい映画の前提条件は、面白いこと。 が、今作は第一にストーリーがまったく魅力的でなかったのがとても残念。 (自分の両隣の人は、1/3手前くらいで眠っていました。) 特に主人公の心情の変化が分かりにくく(例えば、アオサギへの異常な関心、継母への心境の変化など)、 見ていて「?」が何回も浮かんだ。 メッセージ性に振るなら、観た後に心に強く残る何かがあればいいと思うのだが、 家族愛?平和祈念?人生観?生命観? 思いついたのはこれくらいだけど、どれも中途半端。 意味がありそうで、なさそうで、やっぱりありそうなキャラクター(オブジェ?)が多すぎて、 消化不良感が否めない。 (「単にあなたの知識がないから」と言われれば、それまでなのだけれど・・・) そして致命的だったのが、主人公の父親の声。 他の人の声は、割と作品に溶け込んでいたように思うが(アオサギはすごかった)、 父親の声だけは、出て来た瞬間に「ザ・キムタク」という声。 画と声がまるで合っていない。 決してキムタクが嫌いなわけではないのだけれど、良くも悪くもこれがスターのオーラなのか。 中・終盤に出番が減るまで、作品に入り込めなかったのは致命的。 ただ、作画、音響面での細やかな仕事はさすがの一言。 冒頭の空襲のシーンから、疎開後の登場人物の仕草、一挙手一投足の細かなところまで、抜かりなかった。 一点だけ気になったのが、トーストにチーズとジャムを塗って食べるシーン。 いかにもジブリって感じだけど、特に物語の流れの中で必要性を感じないものだったので、 逆に「ほら、こういうの好きでしょ?」と「制作側に見せつけられている」気がして、違和感。 総じて、今回”も”期待したようなものではなかった。 なぜジブリは観客を選ぶ映画を作るようになってしまったのか? 深く考えず、童心に帰ってワクワク・ドキドキできる作品はもう見られないのだろうか? 「千と千尋の神隠し」が評価されてしまったからかなあ。 [映画館(邦画)] 3点(2023-08-21 18:40:48)(良:3票) |
8. 運命じゃない人
《ネタバレ》 時系列を往復する群像劇の形で、次第に物語の核に近づいていく造りは かなり好きな部類。 登場人物の行動にあまり違和感やストレスを感じることなく進行していったのは良かった。 フェイントのエンドロールが入った後、 ”お金を返しに来たヒロイン”と”冒頭に出てきた同僚”が遭遇するラストは、 とても後味が良かった。 ただ、やや全体的にもうひとパンチ欲しかった感はある。 もうひと、ふた盛り上がり、あるいは、もう少し大きめのどんでん返しがあれば、 個人的評価は跳ね上がったのだけれど・・・惜しかった。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-08-19 20:21:24) |
9. 彼女が水着にきがえたら
《ネタバレ》 内容というより、一昔前の雰囲気を味わう映画。 「そんなバカな」って展開が最後まで続くし、ツッコんだら負けな気がする。 「50億の財宝を手に入れたら、50億の船を買って100億の財宝を探しに行く。」 このセリフにこの映画の全てが集約されているように思えた。 それにしてもあんなに気楽に会社を休めるなんて、いい時代ですね。 [DVD(邦画)] 3点(2023-04-22 09:58:47) |
10. 12人の優しい日本人
よくできた映画。 冒頭の何気ない飲み物の注文シーンから、各キャラの特徴を表して、 緻密に練られた感がある。 ところどころに散りばめられた「小ボケ」にリアクション・ツッコミをするキャラがおらず、 スルーされるのがシュールだったが、元が舞台みたいなので、それならば納得がいく。 議論が進むにつれて、有罪派・無罪派の形勢や、 各キャラへの心象も変わっていったので、 その点も楽しめた。 [DVD(邦画)] 8点(2023-01-22 09:46:37) |
11. Mr.Children「GIFT for you」
《ネタバレ》 はっきり言ってしまうと、期待していたものとは違った。 特に前半~中盤にかけて。 ミスチルのファン(素人)の方々が延々と自分語りをして ミスチルへの感謝の思いを語る。 このパートがまあ長い。 おまけに、語りに合わせて、その内容に関係する動画や写真が出てくるのだが、 スマホで撮影しているのだろうが、サイズが小さい。 スクリーンサイズに合わせて拡大などすればいいのに。 素人の方々は真剣に話をされていて、決してこれらを否定するのではないのだけれど、 正直、これメインで鑑賞料金を払うという「映画」にふさわしいとは思えない。 アルバムや映像作品の特典映像(おまけ)レベルだと思う。 ライブ映像については今度発売される作品でたっぷり収録されるので、 演奏シーンがあまり使えないのは仕方ないのかもしれないが、 もっと、ライブの裏側とか、バンドメンバーについてしっかり掘り下げてくれる内容を期待していた。 タイトルから「ミスチルからファンに向けてのGIFT」だと思っていたので、まさかその逆(「ファンからミスチルに向けてのGIFT」)とは・・・。 下調べせずに行った私が悪いのかもしれませんが、期待が大きかっただけに残念です。 ミスチルの演奏のクオリティの高さで2点。 [映画館(邦画)] 2点(2023-01-10 07:01:58) |
12. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 なかなかテンポがよく(特に序盤)、観やすい作品だった。 第一形態を見たときは、挙動が少々気持ち悪く、 てっきり「これは別の怪獣で、後からゴジラは出てくるのだ」と思っていたが、 進化するにつれ、お馴染みの姿になっていった。 現代にゴジラが出現したらどうなるか?という疑問に 一つのリアルな回答をしてくれたと思う。 (終盤の無人電車の突撃シーンは特に良かった。) また、政治・行政を安易に非難しない内容だったのも良かった。 ただ、石原さとみは悪くないと思うのだが、役柄上仕方ないのかもしれないが、 なんか作品から浮いていたようには思う。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-09-23 15:03:42) |
13. 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望
《ネタバレ》 TVシリーズの最初から順番に鑑賞。 前作よりはマシだったが、イマイチ感が否めない。 前半はそこそこだったけれど、後半の展開が強引だったりで、 尻すぼみだった。 青島刑事と恩田刑事の関係、室井さんの出世など、 「THE FINAL」と銘打った限りは一定の区切りをつけて欲しかった。 これでは、世間の反応次第で「THE FINAL 2」を作ろうとしていたのではないか、と思えてしまう。 [インターネット(邦画)] 4点(2022-08-14 20:55:21)(良:1票) |
14. 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
《ネタバレ》 TVシリーズの最初から順番に鑑賞中。 「どこから面白くなるのか?」と思っていたら、 面白くないまま終わってしまった。 旧作に比べると、予算は増えたが内容は薄くなり、 だいぶパワーダウンした印象。 制作陣は、この映画を世に出す前に一度でも観返したのか? 終盤、青島刑事が「君、どこかで会った?」と言葉をかけた連続殺人事件の犯人の青年が、 実はTVシリーズ1話で補導された少年だと分かった時が、 この映画の一番の衝撃でした。 その分の加点。 [インターネット(邦画)] 2点(2022-08-13 21:37:31)(良:1票) |
15. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
TVシリーズの最初から順番に鑑賞中。 う~ん、「実写邦画No.1ヒット」ということで、期待しすぎた感。 率直に前作の方が面白かった。 キャストが豪華になりすぎたからなのか、話がボヤボヤしているように感じた。 結末もなんか拍子抜けな感じで、なんだかなあ、と。 [インターネット(邦画)] 4点(2022-08-11 16:39:49) |
16. 踊る大捜査線 THE MOVIE
TVシリーズの最初から順番に鑑賞中。 面白さは及第点。 しかし、月並みになるが、あまりにTVシリーズの出来が良すぎて、 それとの比較となると、少し物足りなさは感じる。 領収書の事件など、随所随所は面白いのだけれど、 それだけに、メインストーリ―のパンチ力がもう少し欲しかった。 [インターネット(邦画)] 6点(2022-08-11 14:17:33) |
17. IAM A HERO アイアムアヒーロー
制作当時は続編ありきだったのか、大半の謎が解明されないまま終わっている。 まあ、この手の映画にはよくあることなので、それは置いておくとして・・・ 全体として、グロテスクなシーンの中にも、コメディ的な要素が散りばめられており、 あまりシリアスになりすぎない雰囲気は良かった。 終盤の大立ち回りは、お金がかかってそうで、制作サイドのこだわりは強く感じられたが、 一方で若干くどく、冗長な印象はあった。 [インターネット(邦画)] 5点(2022-03-20 10:23:50) |
18. スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ
登場人物(特にヒロイン)のキャラクターにブレが多いように感じて、最後まで掴み切れなかった。 各シーンはぶつ切りのように感じられ、感情移入ができない。 制作期間が足りないなど、いろんな大人の事情があったのかもしれないが、 制作側は映画を作り終わった後に一度見直さなかったのか? [DVD(邦画)] 1点(2022-03-12 09:32:32) |
19. 恋は雨上がりのように
もうちょっと重ためのドロッとした映画を想像していたが、 観てみると、まあなんとスッキリとした映画。 全体を通して明るい色合い(特に空の色)が美しい。 120分弱で見事にうまくまとまっていたなあ、と。 主役のお二人はハマリ役でしたね。 [DVD(字幕)] 6点(2022-01-03 18:07:32) |
20. シグナル 月曜日のルカ
《ネタバレ》 終始味わい深い雰囲気で、 レトロ作品の映画館という舞台設定が良かったと思う。 シナリオは、緊張感ほどほどでまあまあ。 ヒロインのキャラが急激に変わる様には少々戸惑ったが、 男性陣の演技は総じていい味を出していて、 全体通しては観やすい映画だったと思う。 [DVD(邦画)] 5点(2021-12-23 08:08:26) |