2. ハプニング
『レディ・インザ・ウォーター』以来の、待望のM.N.シャラマンの新作。 この作品も、シャラマン作品らしく人によって評価がわかれるとは思うが、私は好きだ。 目に見えない敵と闘う恐怖、時にその"敵"よりも怖くて残酷な、"人間"の描写。 何もないところでも、音楽と絶妙の演出で怖がらせてしまう。 ここに好き嫌いが出るだろうが、私はシャラマンの映画のこの要素が大好きなので、今作でも何もないところでビクビクしっぱなしだった。 そして人によって解釈が違うだろうが、救いのないエンディング。 今作は特に人間の地球への暴挙について問題提起していたと思う。 シャラマン映画は見終わった後、暗い気持ちになる。 人間の深いところを突いているからだろうか。 救われないエンディングだからだろうか。 しかし、私がシャラマン映画を見る理由の1つにこの観賞後の胸の痛みを求めているのも、また事実である。 [映画館(字幕)] 7点(2011-01-27 16:03:07) |