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プロフィール
コメント数 347
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

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【製作国 : 香港 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  誰かがあなたを愛してる
極私的チョウ・ユンファの最高傑作はまさしくこれ。異国の地で暮らしている寂しさを漂わせつつ、精一杯の明るさで振舞う彼の演技は素晴らしい。また若くしてこの世を去ったダニー・チャン、この後映画界を引退したチェリー・チャンにとってもこの映画は「最高の瞬間をフィルムに残せた」奇跡の一本。
[映画館(字幕)] 10点(2006-06-03 00:26:42)(良:3票)
2.  ポリス・ストーリー/香港国際警察
私が彼に求めるのは「体技」のみ。ストーリーだとか演出などはどうでも良い。(確かに新・ポリスストーリーのような「苦悩する刑事」もいいが)ただここ最近の彼の体技には悲壮感がありすぎて、「すっげえ~」よりも「もういいから、やめて~」という気が立ってしまう。そんなわけで私にとっての彼の最高傑作はまさしくこれ。やっている事は命がけの荒業なのだがユーモアとあの笑顔がそれをあまり感じさせない、こりゃ神業だ。【2017年追記:「映画秘宝」誌の谷垣健治氏インタビューで『(彼らは役者だけでなくアクション監督業も兼任している点からこの発言になったと思われるが)ドニー・イェンは自分をフレームの中で一番かっこよく見せる事の出来る役者、ジャッキー・チェンはフレームの中で一番かっこ悪く見せる事の出来る役者』と説明しており、なるほどと感じた次第。それを踏まえてこの映画を再見し感服。一点追加】
[映画館(字幕)] 9点(2006-07-09 15:59:51)
3.  悲情城市 《ネタバレ》 
初見時(ロードショー公開:私は浪人生)「何でこれがキネ旬1位なのか...さっっぱりわからん」だったこの映画、評価が変わったのは20代になって中国/台湾の人と仕事で付き合う様になってから。・同じ台湾人なのに台湾語を好んで喋る人もいれば、全く喋らない(喋れない):標準語(北京)語のみ喋る人がいる。・中華思想を礎とする台湾人:国土である台湾も中国の一部なのに頑なに「取り込まれたくない」台湾人の感覚が中国(本土)人はわからない。・他のアジア圏の日本人に対する初見時の反応と比べて台湾の親日ぶりは、ある意味異質。この作品はそういった疑問:戦後史なんて禄に勉強しなかった自分にとって「映画によって世界を知った」1本。台湾現代史をグダグダ書いても仕方ないのでここは皆様調べてもらいたいのだけど、ポイントとしては「敵であった中国人同士が統治をしなければならなかった悲劇」であり、「日本の植民地統治が台湾本省人(戦争前から台湾に暮らしていた人達)にとって外省人(中国国民党の台湾移動に伴い、中国各地から移住してきた人達)から迫害される原因の一因になってしまった」事。ホウ監督自身は「日本を糾弾するつもりは全くなく、80年代までタブーであった題材を撮れる様になったので作品にしてみた」とコメントを出してるけど、戦後40年経って、現代台湾の混乱を招いた原因の一因に日本の植民地支配が有った事を始めて白日の下にさらした作品だから、そりゃぁインパクトはあるよなと今は思ってる。 映画としては歴史上の事件そのものが描かれている事は全くなく、ただある一族:四兄弟の生活に影響を及ぼしてゆく情景を映し出しているだけ。ただ各シーンを注視してみると実は深い、深ーい内幕が描かれていて胸にくる。(個人的には2・28事件において、弾圧の選別基準となったのは「台湾語/日本語をしゃべるかどうか」だったのがショック)あと香港人のトニー・レオン、この当時は広東語オンリーで標準(北京)語が喋れなかったので口が利けないという設定にしたらしいのだけど「目は口ほどに物を言う」彼、妻となる女性と筆談でやり取りを交わしそのシークエンスのみ字幕表記になるところ、卓越した演技力で私にとって好きな男優になりますた。(だからこそラストの家族での写真後降りかかる悲劇が切ない) MCUユニバースでマンダリンやってるよ、て当時の俺に言ってあげたいよ、ほんとう。2・28事件と台湾近代史の勉強が必要と思うので少々ハードルは高いけど、機会があればって...だからなんでDVD廃盤+現時点でサブスクも無しなのさ、んとうに。長文失礼しました。
[映画館(字幕)] 8点(2023-05-10 21:17:27)
4.  月夜の願い/新難兄難弟 《ネタバレ》 
長いが昔の自分語りをさせていただく。仕事で中国深圳に滞在していた約4年間、楽しみは香港まで出てきて日系デパートの書籍店で本を買い、茶餐廳(香港式喫茶店)でミルクティーを飲み映画館で映画を見て帰る月に一度の休日であった。携帯がようやく普及、ネットはもちろん無く「冷房の効いた(涼しすぎる)映画館で暑気を乗り切る」文化がギリギリで残っていた時代。ジャッキーかMr.Booか霊幻道士くらいしか知らなかった自分が香港映画好きになったのはこの経験が大きい。現地で見る香港映画は(地元民対象というのもあったろうけど)10本中9本はこのサイトでいうなら4点とか3点くらいのものばっか。作品というより映画館の雰囲気を楽しんでた感もある。そんな自分の香港映画ライフにインパクトを与えてくれたのがピーター・チャン(あとドニー・イェン)。90年代の彼の描いた作品群「都市情縁」「君さえいれば/金枝玉葉」「ラブソング」はドンパチ/カンフーとはまた違った切なさはかなさ、暖かさという点で香港映画の新たな魅力を世界中に発信させてたと思う。でようやくレビュー。この作品、ベタベタすぎるほどのベタな人情もの/ロマンチック・コメディなんだけど監督の手腕=ドタバタ/人情劇の緩急使った演出力があるからこそ、この荒唐無稽なタイムスリップ・ファンタジーが成り立っているのだと思う。「ラブソング」が好きな方、これもおすすめ。- そして最後に照れくさいけど、かっこつけた述懐で終わらせて欲しい。トニー・レオンが彷徨いついた若き日の父親が居たあの世界は、まさしく自分Nbu2にとっての20年以上前の香港映画の映画館と同類=ノスタルジアであった、という事を。つらい事もたくさんあったけど笑って過ごしていた日々、映画館で映画を見た体験・あの時代は戻ってこないが、素敵な記憶は残る。ちょっと高めの点数なのはそういう事ですので、ご容赦ください。
[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2021-01-18 17:52:21)(良:1票)
5.  ワイルド・ブリット 《ネタバレ》 
私にとってのジョン・ウー最高傑作はこれ。ところが彼の作歴上この作品は「ディア・ハンター」どころか「天国の門」ばりの失敗作で、香港人の友達曰く、一時香港映画界における『期待外れ』の代名詞だったそうな。(その珍名声はすぐウォン・カーウェイ「楽園の瑕」にとって代わられた、らしいけど)確かにこの映画はジョン・ウーにありがちな「爽快さ」から程遠い陰惨な話でラスト30分のガンファイトは、カタルシスというよりは友情の破綻・青春の輝きの終結そして人生の破滅を意図している、と観客に思わせるほどの悲壮感溢れたものになっている。ただこの作品はだからこそ一部観客に強い印象を残し、香港映画史に残る一本になり得たのだと思う。更にキャスティングが良い。レイ・チーホン、サイモン・ヤムやファニー・ユンも良いがやはりトニー・レオンとジャッキー・チュンに尽きる。チョウ・ユンファではトニーの悲しみに満ちた佇まいは演じられなかっただろうし、歌手として名の知れたジャッキー・チュンにこんな役者としてのポテンシャルがあったとは。因みに日本語吹替え版=トニー/井上和彦、ジャッキー/石丸博也、レイ/曽我部和恭、サイモン/安原義人も素晴らしい。ちょっと書きすぎたが機会が有れば。
[映画館(字幕)] 8点(2017-12-09 18:48:11)
6.  紅夢 《ネタバレ》 
現在の彼の作風は妙な「あざとさ」ばかりが目について正直好きではないのだが少なくとも「秋菊の物語」「活きる」くらいまでは抑えた表現もありの、まさに「緩急を使いわける映像」にとても関心させられた記憶がある。そんな彼のキャリアの頂点は今のところこの一本。古い屋敷にうつる紅い提灯の怪しげな美しさや閉鎖的な空間の中で女性達が繰り広げる狂わしい程の怨念(20代の自分にとってあの紅い色=子宮から流れ出る経血を感じてました。お恥ずかしい)、最後主人公に起こった悲劇等内容的にも見応えある話だがこれは「見せない(もしくはポイントのみ見せる)」彼の演出の巧さを堪能すべきと思う。あえて説明しない=観客の想像力にまかせる事で強い印象に残る演出もあるのだ(こんな事言いたくは無いが、余計な説明の多い変に長い映画のなんと多い事か)。主人公が迎える悲劇的な最後に至るまでの展開が性急すぎるかなとは思うが機会があればぜひ。てか監督イーモウと女優コン・リーの黄金コンビ、DVD発売の機会が無いというのは如何なもんでしょうか。
[映画館(字幕)] 8点(2011-04-25 23:13:18)
7.  秋菊の物語 《ネタバレ》 
最近では妙にオリエンタルチックな作品を連発して私の中では評価がグッドウィルなみに落ちているチャン・イーモウだけどこの頃は中国の大地で「ど根性」で生きている人間(特にコン・リーを主役とした)を描き出して見ごたえのある映画を連発していた。で私にとって彼の最高傑作はこれ。村長に股間を蹴られた夫の為に身重の体を振り振り動き回るコン・リーのキャリアはここで頂点に達したのではないか、という位の存在感である。(ここでいう存在感とは目立つ、とかではなく中国の農民に完全に同化している点で役者を越えたものという意味)映画館のスクリーンで私はニヤニヤしっぱなし、楽しい時を過ごさしていただきましたよ。村長も実は良いやつで主人公の出産の際には率先して病院まで担ぎ運ぶ指示をして手伝っているのがまた良い。しかし現地に今いる私の実感だが、こっちのおばちゃんは皆バイタリティありますな~。たいしたものだ。(ちなみにこの映画の話が理解できないという方がいるのは当然。中国の人がもつ「面子」の重みが日本人にはわかりづらいからだと私は考えます。)
[映画館(字幕)] 8点(2007-07-05 20:03:39)
8.  過ぎゆく時の中で 《ネタバレ》 
私にとっての「パブロフの犬」(泣きっぱなし)映画であると同時に、 ラストの突き放しに愕然とした想い出の一本。 「ヒーロー・ネヴァー・ダイ(’98)」「ザ・ミッション/非情の掟('00)」 「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を('09)」など、香港ノワールの名匠として名高いジョニー・トー。 若き時の作品には「チョウ・ユンファのゴールデン・ガイ('90)」「ワンダーガールズ/東方三俠(’93)」 などあるけども、個人的には香港のスクリーンで鑑賞したこの作品のインパクトがめちゃ強い。  妻と別れ、シングルファーザーとしてトラック運転手で生計を立てている元オートバイレーサー。 彼が10年ぶりに妻と再会し、息子との生活を改めて見直した上で生きる努力をし始める。 「キッド」「チャンプ」とか「狐の呉れた赤ん坊」だとか「クレイマー・クレイマー」といった作品と 同様の「父と息子の御涙頂戴物語」なんだけど哀愁感漂うチョウ・ユンファと子役ウォン・コンユン、 で妻役シルヴィア・チャンも、香港映画の名脇役ン・マンタッおじさんも皆いい味出しまくってる。 ラスト、再起をかけたレースシーンまでに行く前にNbu2、泣きっぱなし。  で、普通なら良かった良かったで終わるこの話、若き日のジョニー・トーは只者ではなかった。 自身が考案したこのラスト、彼としては「精神(スピリット)の継承なんだ」という意味も含めて あの突き放しだったらしいのだけど、もう唖然茫然。香港人の友達内ではそれもあって 評価真っ二つ。でも監督ジョニー・トーの経歴を確かめる上で、機会があれば是非。  ついでにこの映画を鑑賞し涙で呆然としたNbu2に隣のおっさんが 「日本人(ヤップンヤン)、これ食って元気だせ」と 蛋撻(香港風エッグタルト) を戴いたのは良い想い出だ。エッグタルトはポルトガル風ではなく香港派。
[映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2022-05-05 11:28:09)
9.  男たちの挽歌II 《ネタバレ》 
「キン...お前は行っていい」この最後のルンさんの一言を聞くためだけに何回見ただろうか。初見は香港の映画館で見たリバイバルロードショーだったので、想い出補正も含めてこの点数。いちいち細かいこたぁ、気にしない!(ちなみに日本刀に対して?の声あるみたいですがテレビの時代劇=京劇/剣劇からキャリアをスタートさせたティ・ロンなので刀はしごくもっともなアイテム。香港の観客はドッカンドッカンですわ)
[映画館(字幕)] 7点(2017-11-30 19:12:11)
10.  ドラゴン危機一発'97
ジャッキーのカンフー映画(ほぼ)引退、ジェット・リーのスタント代用が当たり前になっているこの頃、現状香港映画界で唯一のアクション俳優はドニーしかいない。思えば最初「ドラゴン・イン」「ワンチャイ天地大乱」で名を知っていたが私にとっては単に悪役としての薄い印象でしかなかった。本当の凄さを思い知ったのは中国滞在中に見た主演のTVシリーズ「精武門(ドラゴン怒りの鉄拳)」。普通カンフー映画=体技はカメラの早回しを使用する・人が殴られたり蹴られたりする時は大げさな吹き飛ばされ方/殴られ方をするといったルールがあるが、彼が武術指導を行ったこのシリーズ、体技はすべてリアルスピードでスタントマンは(多少の加減はあるかもしれないが)本当に蹴っ飛ばされふっとんでいるのを見て、その内容(中国国内のTVにおける日本軍の扱い方、ほんと気が滅入るけど)はともかくこの作品だけは本当に本物だった。でドニーの片腕・谷垣健治氏曰く、「ドニーが『人生が完全に変わってしまった』と述懐した」「イップ・マン」シリーズもいいが彼のB級アクション代表作としてはこっちをあげたい。話の筋道や流れなどどうでも良い。この作品にはブルース・リーの体技のスピードや技の切れ、ジャッキー・チェンの神業的なアクションスタントと同等の「痛みの伝わる」カンフー・シーンを観ることが出来る良作として上げておく。もちろんDVDは、廃盤。もう少し日本のソフト会社、頑張ってくださいませ~。
[映画館(字幕)] 7点(2013-06-04 21:19:43)
11.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱 《ネタバレ》 
私はカンフー映画のファイトシーンとミュージカル映画のペアダンスは同じ概念で考えている。つまり演者は自分の技量を思う存分発揮するだけでなくパートナーの事を考えアクション(ダンス)を一つの作品として美しく楽しく激しく演じるべきであり、それが上手く出来ていれば作品上の多少の「粗」というのは気にならないものである。点数としてはこんなもんだが、この映画はカンフー俳優としてのリー・リンチェイ最高傑作として挙げておきたい。共演者の熊さん&ドニーの力演にも助けられているとは思うが、特にドニー演じるラン提督とのカンフー・アクションはいつまでもスクリーンで堪能していたい、という程の迫力(その後の「HERO」の共演が個人的には残念であっただけに)である。香港映画には珍しくちゃんと話を回収しようとしている点(孫文の扱い・イー叔母さんへの護身術指導)も好感がもてる一本。しかし、この映画ももうすぐ制作から20年かぁ。
[映画館(字幕)] 7点(2011-06-18 09:10:08)
12.  ラヴソング
このサイトには無いが、同じレオン・ライを主演にした「都市情縁」も含めて香港映画界でも珍しく「切なさとか儚さ」を感じる彼の映画が好きだ。この映画のツボはなんといってもテレサ・テンの歌。中国からの独立を掲げ、民主自由化を公言していた台湾人である彼女の歌は当時の中国では発禁もので、中国の人々は海賊版テープを聴きながら自由への憧れを感じていた、というバックボーンがあるという事がわかるとこの映画、より一層楽しめるのではないかと。この映画で香港アカデミー賞助演男優賞をとったエリック・ツァン(映画プロデューサー、コメディアンとしても有名)、実は代役であったというのは意外な話。あとマギー・チャンのマックの制服姿、あれは微妙だなコリャ。
[映画館(字幕)] 7点(2006-05-21 11:13:34)(良:1票)
13.  大丈夫日記
ハリウッドに渡って以降チョウ・ユンファがさえないのは多分アメリカ人が「男たちの挽歌」シリーズしか見ていないからだ。「風の輝く朝に」「誰かがあなたを愛してる」といった繊細で優しい彼の演技の資質を使わない、というのはもったいない。「寅さんが好き、渥美清と競演したいんだ」と言った彼の発言はリップサービスではなく彼の演技の器で充分対応できただろう。この映画によって彼は喜劇役者としても稀有な才能があるという事を我々に教えてくれる。美女二人も可愛くて好きだがユンファの友人でいつもハラハラしているレイ・チーホンが特に良い(彼自身も「挽歌」で悪役のイメージがつきすぎたのでこの役は大のお気に入りだとか)「大丈夫」というのは中国語では「立派な、男の中の男」というニュアンス。どこがじゃい!とは思うがみんなでベリ~ライシ~ね~。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-17 17:12:05)(笑:1票)
14.  男たちの挽歌
私にとってジョン・ウー作品のツボは「プライドの復権」、つまりプライドを無くした男達が死に物狂いになってそれを取り戻す過程に心震わせ、結果「男(漢でもいい)」として復活したその姿に熱い声援を送るという点にあります。よってそれを演じる役者は駄目な時のシオシオっぷりと、男として熱く燃え上がるときの振幅がこれでもかと違う人でなければなりません。よってニコラス・ケイジは論外で、それは一作目のホー、マークまたは二作目のルンさんくらいにしてくれないと困ります。デジタル・リマスター化されたトールケース版には収録されていない吹き替え版のテンションが熱くて良し!
[DVD(吹替)] 7点(2006-04-17 16:56:18)
15.  燃えよドラゴン
購入遍歴=セルビデオ(当時1万7000円した×2=VHSとベータもあったっけ?)、セルビデオ(3980円になった)、またセルビデオ(ワイドスクリーンになった)、LD(テレビサイズ)、LD(またワイドになった)、DVD(両面でひっくり返すのが大変)、DVD(死亡的遊戯のそれね)これが俺の「ドラゴンへの道」。でブルーレイディスクとかHD-DVDなんかででた日にゃどうすりゃいいのよって、ふう。
[DVD(字幕)] 7点(2006-04-14 23:10:05)(笑:2票)
16.  Mr.BOO!ミスター・ブー
我々の感覚ではマイケル・ホイ=広川太一郎氏以外ありえない。と言うよりもそれ以外見た事がない。彼不在、それはまさにクリープの入れないコーヒー・マヨネーズの入っていないツナマヨおむすびと同等である。香港スターではジャッキー・チェン=石丸博也氏というのもある。ジャッキー映画では(初期映画はともかく)「吹き替え」による面白さは映画の楽しさの一部でしかなかったが 、「Mr.Boo」は8割方が広川氏の絶妙なアドリブから来る吹き替えの面白さが支えていると言っても過言ではない。ちなみに私、香港でオリジナルを見る機会があったが点数でいえば2点くらいの感覚でしかなかった。という事でこの点数は広川太一郎氏始めとする、吹き替えスタッフへの点数。と同時に最近の映画における「吹き替え」の重要性をマーケティングだけではない、イメージや作品への尊重という意味でもう少し考えていただきたいものだと切に感じてしまう。
[地上波(吹替)] 6点(2008-01-02 15:46:07)
17.  スウォーズマン/女神伝説の章 《ネタバレ》 
宝塚から流れる「男装の麗人」という描写に慣れている日本人からすればブリジット・リンの東方不敗はドンピシャなキャスティングでしょう。(個人的には「北京オペラブルース」なのですが)初めて行った香港旅行の最大の思い出はTV「笑傲江湖」を見る機会があり、男優が東方不敗を演じていた事です。後日読んだ原作もそんな感じだったのですが、山城新伍が女装したみたいでビックインパクトでした。そんな思い出。
[映画館(字幕)] 6点(2006-05-06 00:36:47)
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