1. プロジェクトA
私に映画館で映画を観ることの面白さを教えてくれた作品。自らの小遣いで映画館に行き始めた頃は映画鑑賞ってのは、えらい贅沢だった。1本観れば1ヵ月の小遣いの半分はなくなってしまうのだから。洋楽小僧だったので、レコードレンタル(最初の頃はCDじゃなくLPだったのよ)とかカセットテープとかFM誌(これも時代もんだな)とかに小遣いを費やしてた私には、映画は行きにくかった。でもこれを観て、映画は映画館で観てこそ!と思った。映画館に行ってこれほど満足した作品は後にも先にも無いんだけどね。最初から最後まで全く飽きさせることの無い、徹底したエンターテイメント。ジャッキー・チェンの映画ってこんなに面白いんだ!と正直びっくりした。名画と言われる作品はテーマ性の高いものが多いけど、娯楽映画だって面白さの水準がこれだけ高い映画なら名画と言えると思う。私の映画鑑賞史(うーん、オーバーな言い方だが)で非常に大きい意味を持ってる映画という個人的な理由もあるが、計算された作りでエンターテーメントという点において非の付け所がないので満点献上。 [映画館(字幕)] 10点(2009-05-13 13:50:52)(良:1票) |
2. ドミノ(2002)
《ネタバレ》 ストーリーは案外面白かったりする。でもいかんせん、見せ方が悪い。一話目正統派怪談系ホラーから二話目コメディ調(かなりおバカ)で落とし、三話目ミステリー調にして最後種明かしという構成は狙っているのだろうが、そうしちゃうと三話目の女性はもう途中でバレバレなんだよね。あと「本当は幽霊じゃなかった」方の女性の造形、あれは無理がありすぎる。日中も結構出没してるのに、あんな見てくれで受付の人が見落とすとか、有り得ん。もっと普通に群集に紛れれる外見にすれば説得力あったのに。ま、一話目はちょいこわでした。夜1人で残業していて、暗がりのコピー機がひとりでにウィ~ンとうなりだして飛び上がったことがあるので(単にFax受信だった)。二話目のおバカホラーが意外とホロッとさせられる結末で、この軽薄二代目社長が頑張ってる様子が最後ちらりと映るのがなんか嬉しかった。牛の涙、私も欲しいな~。…と、誉めどころもあるが、ミステリーホラーとしてのレベルは低いので、この点。 [DVD(字幕)] 4点(2009-03-27 13:07:12) |
3. 少林サッカー
こうやって0点から10点までびっしり、しかもその各々がほぼ皆10人以上という「非常に評価の割れる映画」を観るのって結構どきどき。期待はするまい、と思いつつ。この映画は評価が割れている理由がなんか解りますね。私はというと・・・ダメ。はまれない。笑えない。なんつーか・・・すごく疲れた。おバカって好きな方なんだけどなあ。ヒロインに2点献上。 [ビデオ(字幕)] 2点(2009-01-20 13:52:34) |
4. メダリオン
ジャッキーが特撮ばりばりの超人になってしまうってさあ。ジャッキーといえば、体を張った生のアクション。時代には勝てないって人もいるけど、ワイヤーやCGをここまで多用しなくてもと思う。それに、それを駆使しながらこのテンポの悪さはなんなんだろう。勢いだけで見せられる映画はストーリーのアラも気にならないんだけど、テンポが悪いので、ご都合主義で破綻したストーリーにも嫌気が差した。相方もヒロインも子役も魅力に欠けるし、敵役もいまいち。駄作。 [DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2008-12-17 13:48:08) |
5. ポリス・ストーリー/香港国際警察
解りやすいストーリー、体を張ったアクション、この頃のジャッキー映画はやはり面白い!ジャッキーの映画に関して言えば、少林寺映画はもう一つ乗りきれない(好きなのもあるが)、ハリウッド映画はどうもあざとくて(楽しめないことはないんだけど)・・・という私にとってはこれとプロジェクトAがやはり最高峰。裁判でのテープ再生などコメディも笑える。傘一本で暴走バスに取り付くシーン、クライマックスのデパートのシーン、勢いある生アクションは見所満載。 [DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 13:43:12) |