1. レッド・ドラゴン(1976)
ブルース・リー主演「ドラゴン怒りの鉄拳」の正統な続編らしいです。 前作ヒロインのノラ・ミャオが出ていても、舞台が上海から台湾に変わり、序盤から中盤にかけては本当に続編なのかと思えるような内容と展開。 主人公であるジャッキーの設定もとってつけたようで、キャラの魅力は全然ないし、雑なラストはあまりにもひどすぎる。 ちなみにDVDの特典映像には、「もう一つのオープニング」が収録されており、まだこちらのほうがわかりやすいです。 アクションシーンは、まあそれなりに。 根強く残るリー人気をあてこんて作られた映画ということで、ジャッキーにとってはちょっと不運だったかなというような作品でした。 [DVD(字幕)] 2点(2014-05-09 15:13:55) |
2. ハイ・ロード
はっちゃき娘のヒロインが行方不明の父を捜し、のんだくれのパイロットを雇って、 アフガニスタン、ネパール、中国大陸とランデブーする、一応冒険活劇だったらしい。 ヒロインは明るくて好感が持てるのだが、どうにもストーリーがつまんないです。 見所は複葉機の空中戦ということになるのかな? でも迫力がないし、 何でヒロインたちは意味のない争い事に巻き込まれているのかも、ピンとこなかった。 冒険活劇だから、深く考えちゃいけないのか。 [試写会(字幕)] 2点(2011-10-22 01:43:10) |
3. ヤング・マスター/師弟出馬
ジャッキー作品の中では古典的ストーリーのトリになったような作品で、 コミカルなカンフーの動きも限界だと感じていたのか、迫力あるファイトシーンが目立っていた。 ジャッキー以外のキャストもいい。ユン・ピョウはもちろんのこと、 「燃えよドラゴン」のボス役だったシー・キエン。女ドラゴンのリリー・リー。 「ドラゴンへの道」で日本人役をしていたウォン・インシクなど大いに盛り上げている。 ただラストの大ボスとの対決シーンで、ダラダラと引っ張り過ぎたのは残念だった。 [映画館(字幕)] 5点(2011-10-08 23:28:23) |
4. 拳精
ジャッキー初期のファンタジーコミカルアクション。くだらなくて面白い。 コミカルとシリアスな部分とのバランスがよく、普通に楽しめるエンタメ作品に仕上げている。 監督は、ブルース・リー作品「危機一発」「怒りの鉄拳」のロー・ウェイ。 作りやストーリーはチープだが、理屈抜きで楽しめる作品。お疲れのときにどうぞ。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-10-02 07:57:27) |
5. 酔拳2
前作とは設定もストーリーもまったく違う続編。 勧善懲悪もののカンフーアクションで、さすがに昔のカンフー映画よりは多少あか抜けている。 ファイトシーンは相変わらずキレがあって見応えはあるんだけど、お話のほうは今イチかな。 ジャッキーがドラ息子役を演じるのも、さすがにもうこの歳では違和感が・・・。 酔拳は前作ほどのインパクトはないが、ジャッキーファンなら普通に楽しめる作品かと思う。 [DVD(字幕)] 4点(2011-09-30 12:59:00)(良:1票) |
6. BRUCE LEE in G.O.D. 死亡的遊戯
前半は代役を配し、リーが死亡遊戯に込めたかった思いをドキュメント風のドラマで再現。 後半はリーが撮影したアクションシーンのほぼ全部を流すといった構成(約1時間ほど)。 シナリオや演出などは評価のしようもないのだが、リーファンのために作られたといった作品。 ロバート・クローズ版の「死亡遊戯」はアクションシーンをかなりカットしており、 こんなシーンがあったのかぁ、とかなり楽しめた。 [映画館(字幕)] 4点(2011-09-30 06:13:48) |
7. 少林寺三十六房
ストーリーは、まあ古いカンフー映画の中ではましなほうなのかな? この頃のカンフー映画は、修業や特訓がポイントになってるのか、本作でもご多分に洩れず、 ふざけてんのか、真面目なのか、結構笑わせてくれる。アクションはキレがあったような。 主人公は身体の線も細いし、個人的にはまったく魅力を感じなかった。 暇つぶしには、ちょうど手頃な映画。 [DVD(字幕)] 3点(2011-09-11 01:56:06) |
8. 燃えよドラゴン
リーさん最後の出演作が、日本では初お目見えだった。自らの死を予期していたように、 ストイックで悲壮感たっぷり。そして彼の作品の中で一番カッコいい。 本作ではアクションシーンはリー、ストーリー部分はロバートクローズが監督していたらしく、 やはり温度差を感じてしまう。ハリウッド初の東洋人主役という背景があったため、 制作者側に不安があったんだろうけど、序盤の白人や黒人のシーンをカットして、 もっとリーの絵を見たかった。ラストの鏡張りのシーンは視覚効果は抜群だったが、 リーのアクションを狭めてしまったように思える。ディレクターズカット版を観て、 意味があったんだと納得できたが、「ドラゴンへの道」のラストのようなファイトを観たかった。 この映画はアクション部分において、ブルースリーの魅力を完璧に描き切っているとは言えない。 おそらく当のリーさんにしても不服はあっただろうし、ストーリーの粗も目立つのだが、 ハリウッドのノウハウを取り入れ、結果的に大ヒットしたのだから、これで良かったのかも。 リーの第2、第3弾のハリウッド出演作を見たかった。 [映画館(字幕)] 8点(2011-09-05 02:45:12) |
9. ドラゴンへの道/最後のブルース・リー
ブルース・リー主演の第3作目。「死亡遊戯」が未完成のまま亡くなったため、 日本での公開は「最後のブルース・リー」という冠がついた。リーさん唯一の監督作品でもあり、 自身の見せ所はよくわかっていて、随所に彼のアクションを堪能できる。 ストーリーは主演作の中でも一番単純な勧善懲悪もの。 リーは他の作品では悲愴感たっぷりのキャラが多いのだが、 この映画ではちょっぴり間の抜けた青年の役を演じ、新しい一面を見せている。 ラストのチャック・ノリスとの死闘が一番の見せ場。 ストーリー的には今イチだが、リーさんの魅力を大いに楽しめる映画ではある。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-27 12:57:31)(良:1票) |
10. モンキーフィスト/猿拳
ユン・ピョウの主演デビュー作らしい。 サモが監督・共演ということで、内容はコミカル形式の懐かしいカンフー映画。 二人とも若いせいか、動きが素早い。特にユンはまるで軽業師的なアクションを見せてくれる。 猿拳て、実際にあったかなぁ。ちょっとバカバカしいシーンもあるけど、 まあ普通に楽しませてくれた映画だった。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-24 21:07:05) |
11. ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版>
どこが完全版なのか、ちょっとわからなかった。 エグいシーンだけが、数十秒追加されていた所だけはわかったけど・・・。 解説を見ると、リドリー・スコット監督は「これが本当にやりたかったことだ」と 書いてあるんだけど本当かな? 感想自体はオリジナルと変わらず。 重厚な映像と、レプリカントの悲しみをうまく描けたいい作品だと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-21 11:28:24) |
12. スネーキーモンキー/蛇拳
モンキーシリーズ、「酔拳」に続く日本公開二作目。 制作年度は「酔拳」よりも早いということで、シナリオや構成に粗が目立つが、 あまり気になるほどのこともなく、ジャッキーのアクションを楽しむことができる。 「酔拳」と比較するとインパクトはやはり低く、配役も内容もほとんど変わらないけど、 ジャッキーファンなら素直に楽しめる作品だと思う。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-18 13:07:03) |
13. ドラゴン怒りの鉄拳
お堅い評論家たちが選ぶキネマ旬報の外国映画ベスト10で、 唯一ランクインしたリーさんの作品。彼の魅力、そして彼の出演作すべてに共通して言えるのは、 怒りを堪えに堪えて一気に爆発させ、それが観る者に強烈なカタルシスを与えるということ。 そういった意味では、この映画のストーリーが彼のキャラには一番マッチしていた。 ラストシーンもいい。日本人の描写はひどいし、作りもチープだけどね。 [DVD(字幕)] 9点(2011-08-18 06:50:59) |
14. ブレードランナー
公開当時はあまり話題に昇らなかった覚えがあるのだが、 リドリー・スコット監督らしい、黒っぽい重厚な映像がいい。 近未来SFという設定が、うまくストーリーに溶け込んでいたんじゃないかと思う。 アクションシーンも結構あるけど、派手さはなく、あくまでストーリーで見せる映画。 主人公とレプリカントの心情を、しっかり描いているところがいいよね。 配役では、レプリカントのリーダー役のルトガー・ハウアーと、 謎の美女ショーン・ヤングの二人が印象が残っている。SF映画が好きな人には特にお薦め。 [ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-17 06:29:27) |
15. 五福星
ジャッキー、サモ、ユンピョウと、 お馴染み三人組が活躍するコメディー・アクション。他作品との違いはあくまでサモが主演で、 ジャッキーとユンピョウはゲスト出演ということくらいだが、 出番は結構多いのであまり違和感は感じない。 ストーリーや雰囲気は昔の香港映画に近い作りでかなりチープだが、 ホラー映画と同様、気楽に楽しめる作品ではないかと思う。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-14 09:36:06) |
16. 無敵のゴッドファーザー/ドラゴン世界を征く
ゴッドファーザーと言っても、マフィア映画ではなく、カンフー映画。 「燃えよドラゴン」の大ヒットにより、こういったB級作品が次々と公開された時期だったが、 これもその内の一本。倉田保昭が、殺し屋グループのトップメンバーという役柄で出演している。 いかにも昔のカンフー映画といった作りで、可もなく不可もなく、B級ホラーと同様、 それなりに楽しめる作品には仕上がっている。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-14 09:13:23) |
17. さらば、わが愛/覇王別姫
中国の激動の時代を背景に、京劇に生きる二人の男の愛憎劇を描いた、 大河ドラマの要素が強い作品。50年という長いスパンで展開されるストーリーは、 上映時間が3時間近くもあり、かなり気合いを入れての鑑賞と相成ったが、 お話が横道に逸れることもなく、終始主役二人に視点が当てられているため、 途中で緊張が途切れるということはなかった。 その二人の役者さんは演技も良かったのだが、なんといっても京劇のシーンが美しい。 彼らの間の心情などは、ちょっとわからない世界でもあるんだけど、確かに見応えはあった。 映像演出等、映画としての完成度が高い作品だね。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-14 08:44:53) |
18. 少林寺木人拳
ジャッキーがコミカルアクションを見せる前の初期作品。 カンフー映画の古典とも言うべき内容で、ストーリーもかなり真面目。 ジャッキーは若いというか、顔が違うということでちょっと話題になった作品だった。 監督のロー・ウェイはブルース・リーの映画も撮っていたが、お話をまとめるのがうまい。 この映画でも単なる復讐劇には徹しておらず、単純なストーリーを飽きさせずに 鑑賞させる工夫がなされている。修行の段階で登場する木人と呼ばれる武道人形も インパクトがあってアイデアとしては面白い。設定自体に目新しさはないけど、 古いカンフー映画の中では、まあ出来のいい作品だと思う。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-14 06:48:53) |
19. 少林寺
本当の本物! 確かそんなようなキャッチフレーズだったと思う。 実際の少林寺の僧が出演しているという触れ込みで、映画は大ヒットしたが、 彼らが繰り出す技の切れと動きは、確かに半端じゃなく凄かった。 お話自体はあまり面白くないのだが、主演のリー・リンチェイを始め、 他の出演者たちの魅力あるキャラがストーリーをカバーしている。 少林寺拳法ばかりでなく、本作では様々な流派の拳法が出てくるので、 アクションシーンだけでも見応えは十分あると思う。 季節の移り変わりを表現した映像も中々きれいだった。 [映画館(字幕)] 5点(2011-08-13 22:16:19) |
20. スパルタンX
香港からスペインに舞台を移した、ジャッキーにとっては新境地のアクション映画。 これまでのコミカルな動きに加え、スピード感溢れる正統派のファイトを存分に見せてくれる。 特にマーシャルアーツのチャンピオンでもあるベニー・ユキーデとの対決は見応えたっぷり。 ストーリーは全体的にコメディータッチだが、共演者のユン・ピョウや サモ・ハン・キンポーもそれぞれ個性があり、ジャッキーのシーン以外でも飽きさせない。 アクがなくて爽やかだし、娯楽映画としても万人向けの作品だと思う。 [地上波(吹替)] 6点(2011-08-13 18:12:10) |