1. 瞳の奥の秘密
《ネタバレ》 『TEMO』(I FEAR)というメモに、永年壊れたタイプライターで打てなかった文字『A』を書き足したら・・・『TE AMO』~I LOVE YOU~に変わった。。。これでトドメを刺されました。 映画の面白さが凝縮された作品! [映画館(字幕)] 9点(2010-10-05 01:12:16)(良:1票) |
2. 宮廷画家ゴヤは見た
《ネタバレ》 ゴヤの絶筆と云われる「ボルドーのミルク売り娘」という絵が大好きです。(エンドロール最後の自画像の1枚前に映し出されています)激動のスペイン内戦時代に「黒い絵」や皮肉を秘めた宮廷画を描き続けた彼が、ようやく到達できた心安らかな境地に描いた清楚な1枚です。この映画は、イネスとロレンソ神父の悲劇を、ゴヤの目を通して冷徹に、当時のスペインの世相と併せて描ききった秀作です。ヨーロッパ美術・歴史に興味がないと、面白みは半減しますが、ポートマンの美しさだけでも観る価値あり!です。 [映画館(字幕)] 7点(2008-11-03 01:30:49) |
3. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 スペイン内乱で犠牲になった、悲しい母娘の物語です。一人の少女の妄想を柱にして、戦争時での女の戦い方と男の戦い方が、情緒豊かに描かれています。主人公以外も緻密に人物描写されており、単なるブラック・ファンタジーとしての範疇からは超越しています。残された遺児の運命は如何に・・・ [映画館(字幕)] 8点(2007-11-15 02:30:22) |
4. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 潔い一本です。 CGに頼らず、あたかも20世紀のアクション名画を凝縮したかのようなストレートな実写!アクションシーンの数々を切り取ったハンドカメラ・ワークが秀逸。オープニングから1時間以上も息もつかせぬ展開の連続~見事な演出!この映画の演技で、アクション大スターの座をマット・デイモンも勝ち取ったいっても過言ではない。21世紀のアクション映画の王道ともいうべき作品です。但し、シリーズ完結編といいながら、次回作を想わせるラストシーンは潔くないなぁ! [映画館(字幕)] 9点(2007-11-15 01:40:50) |
5. キングダム・オブ・ヘブン
ブッシュよ退け、弱き民の為の聖戦ぞ!将軍様よ、許されるならテポドンはイスラエルへ!エルサレムが地球上から消滅すれば、世界平和の日は近い。 [映画館(字幕)] 6点(2005-05-20 03:19:02) |
6. アザーズ
光と影。キッドマンの研ぎすまされた演技。衝撃のラスト。絵画のような映像美に引き込まれ、あっというまに騙されました。やはりホラーといえどもテーマは「愛」ですな。 8点(2003-09-10 00:37:51) |
7. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
やってくれましたアラン・パーカー。蘇る「ミッドナイト・エキスプレス」の感動。監獄モノとして生への執着をこの2作は見事な対比で描ききっています。女性ジャーナリストの心の葛藤がいまいちとかラストが途中で読めてくるけど、主題の強さとケビン・スペイシーに脱帽。 9点(2003-09-08 01:39:19) |