1. ビリディアナ
さすがヴァチカンを怒らせただけありますね。 こんな脚本あるんだと、くちあんぐり。 衝撃で頭クラクラしています。 信じる者は救われない。 努力は結果に繋がらない。 信仰って何?希望はどこ? そんな救われない話しなのに魅力がある。 それはビリディアナ役の美しさもありますが、貧民たちの人としての魅力が大きいと思う。 そんなに悪い人じゃなくて、でもその場のノリで行動。 簡単に嘘をつくし、その日暮らしで根気が無い。 集まってワイワイやってる彼らに人間として共感するからこそ、感情移入しちゃいました。 酷い仕打ちでそこまで打ち砕かれて、ビリディアナや我々観衆の気持ち、これからどうなる? 期待した途端にあれ?って思うほどあっさりとFINが出ました。 観た者が考えろって事なのかなぁ? 好きか嫌いかと聞かれたら嫌いだけど、いつまでも気になるだろう作品。 正しいと信じる前に少し考えろ、と言われたような気がする。 問題作。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-06-24 16:28:02) |
2. ブレット・トレイン
ぶっ飛んでる割には、観やすくて分かりやすい。 銃弾と名乗ってるが、銃より毒とか多彩な方法で攻めてくるのも良かった。 真田広之さんカッコいい(キャー!)痺れました。 ブラッド・ピッドさんのコミカルさも素晴らしい。 ちょっと違う日本の風景だったが、使われた日本名前の漢字がキレイに見えた。 私たちの周りも、もっと日本語を看板に使ったほうが美しいかもと思わされた。 監督やスタッフの日本への尊敬の念をとても感じた。 素晴らしい作りてにピッドさん風にお礼が言いたい。 「ドウモアリガトウ」 それから、私が気に入ったのはウルフ役のベニート・オカシオさん。 衣装がバリっと決まり張り切ってるのに、どこかくすっと笑えるところ。 結婚式のシーンは見応えありました。 そして、音楽も最高。 気持ちが段々高まった所に、あの「ヒーロー」 私たち世代にはもう、たまりませんね。 外国でヒットしたら日本に新幹線乗りに行きたい!と観光客増えるかしら。 そうであれば嬉しい。 [映画館(字幕)] 8点(2022-09-08 14:01:22) |
3. クイーン&ウォリアー
点数は低いですが、けっこう面白かった。 前半のファンタジー部分は見どころありました。 男女戦士のパーフェクトボディ&衣装に感心。 ありきたりの展開かと思いきや・・・・ 後半は、よく分からない展開に惜しいと思った。 小柄なキャラとか良いアイデアもあったのに、残念。 [DVD(字幕)] 4点(2020-02-07 17:12:30) |
4. テリー・ギリアムのドン・キホーテ
「ロスト・イン・ラ・マンチャ」から17年あまり。 「ドン・キホーテ」は実現出来るのか?と思っていたので。 うーん、実に感無量です。 こんなに立派になったんだねとウルウルしました。 ギリアムさんのファンなので点数は高いです。 B級のらしさがたっぷり味わえ、はぁ?と疑問な部分も楽しいし。 お話しの持っていき方もスゴーイ、ふーん、こうなるんだとワクワクしました。 ジョナサン・プライスさんのドン・キホーテ役がぴったり。 本から抜け出たような姿、なめらかな動き、クレイジー具合も素晴らしかった。 大いに拍手。 公開初日なので表現難しいですが、期待以上の楽しさだったので多くの方に観て欲しい。 フツウの方にも楽しめる佳作(どういう表現?)に仕上がっています。 [映画館(字幕)] 9点(2020-01-24 17:15:20)(良:1票) |
5. リミッツ・オブ・コントロール
《ネタバレ》 さほど大きなことは起こらないんだろうな~と思いながら鑑賞。 予想通り暗殺者とは言う設定の割には、地味にエスプレッソ飲んだりホテル?に泊まったり。 セリフも少ないし静かに静かに進むところが面白いなぁ。 ヌードの人が出て来た時にはちょっとズルイなぁと思いました。 もっと地味に淡々と進んだほうが私には良かった。 主人公はカッコイイのだけれど、そして近くから映しているのにも関わらず、心情が分かりにくかった。 そこが残念でした。 [DVD(字幕)] 6点(2012-08-29 22:01:38) |
6. チェ 28歳の革命
チェ・ゲバラのことは良く理解できなかったが、淡々とした進行を息を潜めて見つめ続けた。 引き込まれた。 デル・トロさんが男らしくてカッコ良かった。 黙って筋を通すところが日本人に通じるかもとも感じた。 後編も期待します。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-12-23 21:06:13) |
7. グリーン・ゾーン
《ネタバレ》 ボーンシリーズ面白かったので、内容を良く知らないでレンタルしました。 観る頃には運悪く風邪を引いてしまい、見始めたらグラグラ動く画面で気持ち悪くなりました。 作品にとっても私にとっても、タイミング悪かったと感じました。 石油など日本も中東と繋がりはありますが、この戦争を見ても所詮他人事のイメージが拭えません。 そんな訳で感情移入が出来ないまま終わりました。 アメリカ人には興味深いのではないでしょうか? [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-11-21 14:39:24) |
8. ボルベール/帰郷
《ネタバレ》 悲惨な境遇で暗い内容のはずなのですが、見ているうちに何故かほんわかとした気分になりました。 おまけに、いつの間にか明るくて、こちらが元気をもらえるような気分になりました。 女性たちのめげない気持ちと明るい色彩の衣装と、それからはつらつとしたボディからも、元気をもらった気がします。 ペネロペさんはため息が出るほど綺麗でした。 私が観た作品の中では一番良かった。 それでも人生は素晴らしい! 私もがんばろっと♪ [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-16 15:46:35)(良:1票) |
9. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 中世ヨーロッパの御伽話みたいな作品だと思いました。 残酷で暗くて、しかし同時にとても魅力的。 大人のための秀作のファンタジー。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-09 17:01:10) |
10. フリー・ゾーン 明日が見える場所
《ネタバレ》 ニュースとして写される戦場ではなく、一般市民の生活の場としての風景がとても良かった。 素敵なロードムービーだと思います。 そして、戦争をなりわいとせざるを得ない、その国の人たちの生き方が切ないです。 皆それぞれの立場で一生懸命生きているんだなと思えました。 それとこの映画は、ポートマンさん演じるアメリカ人が主役か?と思っていると、おやっと思わされて、ドキドキさせられました。 どんどん主題が変わっていくように、私には思えました。 映像も構成も凝っていて面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-11-09 21:59:55) |
11. 10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス
あれも観たいこれも観たいと言う私にはピッタリの作品。 巨匠の短編が綺麗に並べられているのですから。 疲れて集中力出ない時に観たのでとても良かった。 こういう映画作りも観客としては歓迎します。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-05-21 20:43:05) |
12. ウィスキー
いや~実に面白かった。 静かでセリフも最小限、動かないカメラの前での出来事。 その微妙な描写に、こちらは固唾を呑んで見守ります。 マルタもハコボも地味で堅~い?ヒトだというのに、その気持ちが手に取るように分かるのですもの。 アラ不思議!映画の醍醐味とはこのことだと、頷いておりました。 題名の”ウィスキー”とはこの作品の真髄を表しており、うまい事言うなぁと感心しております。 もう一度観てクスクス笑いたい。 それから、ウルグアイに親しみを持てたことも収穫。 [映画館(字幕)] 10点(2006-03-17 20:08:03)(良:1票) |
13. トーク・トゥ・ハー
《ネタバレ》 私はベニグノとマルコの友情を中心に観ました。 私は女性なので、アリシア側についても良さそうなものですが、不思議とベニグノの応援をしていました。 特殊な性格の主人公をリアリティを持って、そして魅力的に描く。 監督やキャストの才能の豊かさ、レベルの高さに感心しています。 マルコはオープニングの表情からして、強烈な印象と芸術性を感じました。 不器用なベニグノと、彼を真に理解したマルコの不思議な関係に、いまだ知らざることを見せてもらったと思えました。 言葉には言い表せない表現を見せてくれる、映画は実に楽しいですね♪ [DVD(字幕)] 9点(2005-06-07 22:16:38) |