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1.  瞳の奥の秘密 《ネタバレ》 
自分にとってかけがえのないものを理不尽に奪われる。これ以上の不幸も悲しみもない。そんな運命にさらされたら、そのときひとはどうすればいいのか。ベンハミンとの関係もふくめてパブロがこの映画でいちばんすきかもしれない。最後のシーンのイレーネの笑顔(最高の笑顔は恋人にしかみせない)まで、見事に整合性が保たれている映画。似た映画がない。感服いたしました。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2016-07-09 09:53:07)
2.  ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 
ウディ・アレンの映画で一番すきなのは「マンハッタン」なのだけれども、今回はパリ。若い時に撮ったのとはまるで切り口も鋭さも違うので、なんかアレンも年をとってうまく力の抜けた作品をつくるようになったなあと感慨深いです。でもこの映画、ウディ・アレンじゃなかったらどうか?と考えると、いささかえこひいきしてしまっているのかなと自分でも思う。俳優さんたちがみんなすごく楽しそうに演じていて(特にエイドリアン・ブロディ)、それだけでも観ていて楽しくなってしまう。観ている間、自分も一緒にタイムスリップして、すごく幸せ。ブニュエルにギルがアドバイスするところがおもしろかったけど、あれってどの映画なんだろう?
[CS・衛星(吹替)] 8点(2013-06-27 22:58:18)
3.  シルビアのいる街で 《ネタバレ》 
これは映画なのだろうか?風や街の音、人々のざわめきまですべて主人公の青年に乗り移ったかのように体験してしまう。美しい女性を追いかけて街を歩き回る。誰かの人生を肌で感じるような映画。どうしてもエリック・ロメールを連想してしまう。しかしロメールよりももっと密接な感じ。点数をつけるのがすごく難しい。シルビアと思い込んだ女性がとても魅力的。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-03 13:41:27)
4.  マシニスト 《ネタバレ》 
クリスチャン・ベールがいったいどうやってあんなにまで痩せることができたのか?それがこの映画の最大の謎ですね~一度観てしまうと二度は観れないタイプの映画(シックスセンス、エンゼルハート、などなど)ではあるけれども、暗いというだけでは説明のできない映像が素晴らしくて、わたしはまた観ちゃうかもと思いました。ストーリーは今ひとつではあるけれど、クリスチャン・ベールの演技には本当に鬼気迫るものがあり一気に観てしまった。ただあの冷蔵庫をなんで開けないの?いったいいつになったら開けるの?とそればかりが気になってイライラしました。それも演出なんでしょうね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-11 09:38:00)
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