2. インファナル・アフェア 無間序曲
《ネタバレ》 1は、トニーとアンディの演技合戦が魅力でもあったのですが、その二人が今回出ていないので正直あまり期待はしていませんでした。しかし、今作は単なる二匹目のドジョウ狙いの続編ではなくかなり充実した内容で、よくもまあこんなに話を膨らませしかも辻褄合わせたなーと感心しました。正義と悪の境界線がホントに微妙で、ラウがクワンを殺した事は間接的にウォン警部への協力になってて、ヤンは任務の為とはいえたびたびおナワになってる。その皮肉さ故に、せつなくなります。ただ残念なのは、エディソンの描写が少なかったこと。ちょっとバランス悪いかなと思います。1での「ラウ」の屈折ぶりが魅力的だっただけに・・ね。あとBGMが流れ過ぎなのと、エディソンとショーンが同じ系列の顔ってのも気になる。ちなみに一緒に行ったダンナは、ショーンの事をずーっと「ラウ役」だと思って最後まで観てたらしく、「1でマフィアやのに警察に潜入してた男は、昔は逆の事してたんやなあ」って・・・。一体どんな話として観てたのか、考えるだにフシギです。 8点(2004-09-21 23:33:03) |