1. アナイアレイション -全滅領域-
《ネタバレ》 「エクス・マキナ」の監督なだけあってどこかアーティスティックな感じがします。 冒頭の尋問っから静かに進み、時に夫との思い出を挟みつつ、シマー内の様子はグロテスクだけどそこまで嫌悪感を感じさせない作り、時折芸術的とさえ感じさせるグロテスクさがあります、、、って元々グロテスク自体が美術用語ですが。 ホラー映画としてはあまりギョッとする作りではありませんでしたが、灯台内で邂逅する最後の模倣体?の場面のシーンはちょっとゾッとしました。 どことなくラヴクラフト臭もするので、結構好きな部類の作品でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-03 00:28:35) |
2. アレキサンダー
《ネタバレ》 「トロイ」「キング・アーサー」と来て、次は「アレキサンダー」ですが、個人的にはこの3本の中では明らかにこの作品が良く出来ていると思います。スペクタクルや俳優陣のキャッチーさから言えば、トロイに一歩譲ると思いますが、構成的には久しぶりの“史劇”と呼べるものを見た気がします。セットや衣装などは、この時期のことはさらっと流した程度だったので、あまり詳しいことは判りませんが、まあ史劇に多少の誤りは付き物、ということでそれほど気にはなりませんでした。それに、やはりこの手の映画の醍醐味といえば途方も無いエキストラを導入した戦闘シーンと、きらびやかで壮大なセットでしょう。昔と違って、多少CGに頼る事もありますが、やはりこうした“壮大なる金の無駄遣い”と思わせるようなものをまた見られるというのは史劇ファンにとってはたまりません(笑)。物語のほうはといえば、一番の盛り上がりである戦闘シーンが他と比べて少ない、という点で、そういったものを目当てで見に行った人には結構辛い3時間になると思いますが、その代わり、アンジーやホプキンスはなかなか素晴らしい演技を見せてくれてますし、アレキサンダー大王の心の葛藤など、人物に重点を置いた物語展開になっているので、ストーリーで楽しむ、という人にはなかなか良い出来だと思います。また、同性愛のことが描かれてるので、そういったものが嫌いな人にも受け付けられないと思いますが、そりゃ、この時代を描く上では仕方ないですよ。だってこの時代は完全な男性中心社会、神に似せて男が作られたと信じられてた世界なんですから、男の体=美しいもの=愛しいってな感じで式が成り立つわけですよ。なので、「なんだよこれ!?こんな○モ映画見に来たわけじゃねえぞ俺は(私は)!金返せよッ!」ってなことを思っていたとすればそりゃただその人の勉強不足って奴ですよ。聞く所によると、早々にラジー賞にノミネートされてしまったらしいですが、個人的には久々の“当たり”だと思います。 8点(2005-02-23 21:34:39)(良:1票) |
3. アンダーワールド(2003)
《ネタバレ》 どこかで見たことあるような上下黒のレザースーツにこれまたどこかで見たことあるような黒のロングコートを着た女ヴァンパイア戦士が宿敵狼人間たちと戦うってストーリーですが、ホラー好きな自分としては「何を今さら?」って感じです。そもそもミイラ男やフランケンシュタインの怪物とともにゴシック・ホラーを共に支えてきた彼らが戦うストーリーが凄く陳腐。それに、もはや恐怖の対象ではない吸血鬼や狼男に残されたものといえば、人間を超越した凄まじい能力。しかし、この映画のアクションは全く持って「超人味」がない。本作のラストは、次なる作品を予想させるようないかにもな終わり方だが、次回作もこんなだったら、1作目共々アンダーワールド(あの世)に葬って差し上げたい。 4点(2004-07-31 19:16:50)(良:2票) |
4. アバウト・ア・ボーイ
はぁぁぁダメだ。どうしてもヒュー・グラントとニコラス・ホルトが好きになれなかった…特にニコラス君の強引に人の生活に入り込んでくるところがなんか図々しく思えてきて…それにあの顔が…どうも…ダメだ、どうしても感情移入できる人がいない…こんな映画初めてかも… 5点(2004-04-30 00:54:04)(笑:1票) |
5. 穴(2001)
あらすじだけ読むと面白そうなんだけど、やはり見ると聞くとは大違いでした。穴に閉じ込められる連中も死んで当然のような連中だし、しかも自業自得というオチがなんともいえない… 4点(2003-12-04 01:44:06) |