1. ブラックブック
《ネタバレ》 単なる戦争悲劇ものになってしまう内容をサスペンス展開でみせる内容にしたのには好印象なのですが・・・。 このプロットで山場となるのは真の裏切り者が示されたことでの危機のはずなのに、すんなりと逃げおおせてしまうのは何故なのか? これではサスペンス要素が単なる味付けに過ぎないものになってしまう。 [DVD(吹替)] 5点(2008-01-14 19:40:04) |
2. ブラック・ドッグ
ちゃんと構成が施されていて好印象なのですが、攻防自体は大味なのでさほど楽しめない。 それにこの内容なら主人公には伏せて運ばせている方がいいんじゃないかな。 [地上波(字幕)] 6点(2008-01-12 15:46:23) |
3. フォーリング・ダウン
理不尽にキレる理不尽な男。 守るための装備が他を傷付ける。 悪循環の処理はどうすりゃいいのでしょう。 元凶は人の感情なんでしょうが・・・。 [地上波(吹替)] 6点(2007-12-06 01:28:04) |
4. フレンジー
観客は成り行きを見守るしかない内容なので、ある意味駄作と言ってもよいのでは。 しかしながら、すれ違いの妙などのおかげで案外観れる。 [地上波(吹替)] 3点(2007-10-10 11:16:07) |
5. フランケンシュタイン(1994)
初めてフランケンシュタインを物語として知った作品。 ホラーなのかと思っていたら童話みたいな内容ですよね。 [地上波(吹替)] 8点(2007-07-18 02:58:30) |
6. ファーゴ
コピーだった「人間はおかしくて、哀しい」なんて文句が切なく響く良作。 婦警の存在が唯一の救いですが、個人的にはあれはあれで哀しいものを感じてしまうので、人間の哀しさばかりが募る作品です。 [DVD(吹替)] 8点(2007-06-25 17:58:06) |
7. プレステージ(2006)
《ネタバレ》 エンターテイメントとは先が気になる状況をいかに演出し続けているかの程度であると定義づけている自分としては、魅惑的な設定により大変娯楽性の高い映画になっているとは思います。 叙述トリックを売りにした原作の映画化ということでクリストファー・ノーランは適任であり、見事な手腕を発揮しているとは思います。 ・・・と、そういった優れた部分は多々あるのですが、内容は頂けない。 かねてより読み物への評価は読了するのに読者の努力を過分に要するからか、はたまた個人の想像世界に委ねられる媒体だからでしょうか、評価の甘いものが目立つように思っていました。 読書体験として有意義なものであっても、二時間前後で不確定多数を想定された興行である映画では、その構造や全体像を明快にしなければなりません。映画化によって原作そのものが持つ内容の甘さも指摘されたのではないでしょうか。 ライバル二人の攻防の成り行きを漠然と見守る内容に終始しますし(観客に展開を予測させる描写がなく、故に驚きへ繋がらない)、ゲテモノ・ガジェットは物語る上での装置として使用すべきであって、オチ的な使い道をしてはならない(傑作「ファイト・クラブ」を観て学習して下さい)。 とは言いつつも、ムードや語り口は素敵なので甘めの評価。 [映画館(字幕)] 4点(2007-06-09 14:59:21)(良:1票) |
8. フォロウィング
内容にとって時間軸をいじるのに意味はないが、楽しませるという意味では効果的。 さすが「メメント」の監督。 しかし、都合良く人物を動かし過ぎ。 あの企てが成立するにはかなり微妙な心理展開が必要であって、起こりうる事象を全て予測した上で計画するなんて不可能だと思うのですが・・・まあ楽しめたから。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-26 12:45:15) |