21. おじいさんと草原の小学校
《ネタバレ》 ギネスにも認定されたあるおじいさんが文字を読みたいという一心で小学校に行く、というお話。でもただ行くというだけではなくなぜ小学校に行けるようになったのか、なぜ小学校に行く事をしたのか、なぜそうなってしまったのか、と言うのが土地柄や民族間差別、さらにはおじいさんの過去をシンクロさせながら見事にそれを表現できてました。民族戦士の誇りと国に対する忠誠心と愛国心、この人ほんとにすげえと思ってしまうことは間違いない。本編とは別に出資者を募るために作ったマルゲさん本人出演の短編ドキュメンタリーが特典として収録されてるんやけどもこれはこれで驚きの連発。マルゲさん、ほんとすげえわ。 [DVD(字幕)] 8点(2014-10-24 09:56:07) |
22. 妖婆の家
邦題は「妖婆の家」ですが妖怪オババがいるわけじゃありません(笑)モノクロがベティ・デイヴィスの怪演を盛り上げすぎてて妙に怖すぎる一品でなぜ少女が死んでしまったのか、少年は本当に少女を殺したのか?が回想と現在がシンクロしながら進むスリラー映画。ほとんどがベティ演じるばあやが世話をする家の中で進むけどこれまた、妙に暗くて家族状況も妙に暗い。設定のうまさもあるんだろうけど病弱の叔母さんvsばあやだったりばあやvs少年の描き方もサスペンスチックに描けてるのもなぁ、みててハラハラ。最近のTV映画並みのruntimeですが人物のバックグラウンドとストーリーが見事にマッチしたすばらしい映画でした。ベティ・デイヴィス、ハマりすぎ。 [DVD(字幕)] 8点(2012-04-04 02:21:38) |
23. 銃殺(1964・英)
《ネタバレ》 戦争の不条理さを見事に描いた一品。逃げるたつもりは全くなかったのに軍事規約上逃げたとみなされ不運にも簡易的な軍事裁判にかけられああいう結末を迎えてしまったのはあまりにも悲しいし、20歳そこそこの社会経験も特にない若者が戦争という過酷な場所に送られ目の前で繰り広げられる惨劇を見たが為に・・・。どう見たって精神不安定になってるのは明らかなのにヤブ医者から言われるのは「おまえは臆病者だ」。あぁ、、、ただでさえモノクロ映像でグロさと戦場の残酷さが目を覆いたくなるほどに伝わってくるのに銃殺とみなされた後のラストはきつい。兵卒上がりのハンプと同様ネズミが同じような扱いで出てくるのもなんか皮肉ですね。 [DVD(字幕)] 8点(2012-02-14 02:24:00) |
24. 英国王のスピーチ
実在の出来事を映画化し、地味ながらも面白いって言わせることが出来るのは監督の演出と俳優陣の演技が素晴らしいっていうことなんですね。吃音に苦しむジョージ6世をを見事に演じきったコリン・ファースは称賛に値するし王になりたいと一度もなりたいとは思ったことないのに王にならなければならない、そして事あるごとにスピーチもしなければならないという現実に対する苦悩は見ていて痛いほど伝わってきました。越えられない壁も本人の心と家族や妻への愛があれば叶うんですね、ラストのスピーチは感動して涙が出そうになった。 [映画館(字幕)] 8点(2011-04-08 23:41:22) |
25. 戦争のはらわた
こらまた、サム・ペキンパーがすげぇ映画を撮ったもんだ。全編の半分近くがド派手すぎる戦闘シーンでCGはもちろん一切なしの超本格的戦場を作りだしたのはすげぇ。男草さ抜群のジェームズ・コバーンがハマり役といってもいいかもしれない軍人役を見事に演じきってました。オープニングのテーマからもうまともな映画ではない感たっぷりでペキンパーのスローモーションの最終傑作といってもいいかもしれないですね。シュトランスキーの言葉は悪いが口だけ番長ぶりにラストのコバーンの高らかな笑い声、あぁ、皮肉りまくりや(笑) [DVD(字幕)] 8点(2010-11-04 01:59:27) |
26. ウォレスとグルミットのおすすめ生活
「ウォレスとグルミット」の短編集。いつもの大げさというかスケールの大きな笑いではなく細かい笑いで果敢に攻めていくという手法に変わっても面白さはあんまり変わってないのはすごいなぁ。同じく収録されているプロモーションビデオでニック・パークの映画の撮影風景を見てると短編でも1本作るのにどんだけ大変なんやろかぁ~っていうのが凄い伝わってきました。見るのは2分でも作るのは10倍も100倍も時間がかかるんですよね、力を決して抜かない姿勢には頭が下がります。 [DVD(字幕)] 8点(2010-02-19 14:02:49) |
27. ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!
《ネタバレ》 長編でありながらここまで手の込んだことをするんか!!と言ってしまうぐらいに面白くできたアニメも「ウォレスとグルミット」シリーズ以外では見当たらないような気がする。ウォレスとグルミットを始め、個性豊かなキャラクターはかぶることなく日土地一人がよくできていて普通の実写映画よりよく出来てるかも・・・。日本だとジブリですがイギリスではアードマン、粘土で作るのはちょっと古臭い感覚かもしれませんが粘土で作るということは人間の温かみと表現したいことがそのまま表れるので見ていて凄いぐらいにのめり込んじゃいました(笑)ニック・パークは職人すぎだ。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-29 14:31:01) |
28. ウォレスとグルミット、危機一髪!
ひつじのショーンが初登場。なんでこう脇役のキャラを描くのがうまいんでしょうねぇ、可愛いのばっかでほれぼれしちゃいそうです。今回はパロディ満載で「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」だったり「ターミネーター」だったり「第三の男」だったり。ニヤリとするシーンが結構あったんで見ごたえがありました。前作「ペンギンに気をつけろ!」と同じくらいに高レベルなクレイアニメーションは目を見張ります。 [映画館(字幕)] 8点(2009-07-24 21:06:43) |
29. ウォレスとグルミット/ペンギンに気をつけろ!
いやぁ、ペンギンの奴の澄ました顔が憎くて憎くて(笑)短編ながらもコメディとサスペンスがうまく混じり合って驚愕のクライマックスの電車追跡シーンは圧巻すぎです。アニメを超えたアニメのような感じがしてニックパークって人はどこまでマメな人なんだと思う存分感じさせてくれました。相変わらずウォレスのどんくささが目立って、発明家なのにアホなところが個人的に面白かったです。 [映画館(字幕)] 8点(2009-07-24 20:58:44) |
30. ショーン・オブ・ザ・デッド
ロメロの「ゾンビ」は未見で予告編ぐらいでしか見たことないけど予告編で見たことある~っていうシーンが何箇所かあって面白かったし極上のホラー・コメディになってると思う。出てくる奴みんなキャラが最高だしなんといってもエドとショーンがやばいっしょ。無駄に汚い特殊メイクも使ってないしくだらないんだけど見入っちゃう面白さは近年稀に見る面白さ、笑えて泣けて怖い映画はとっても貴重です。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-24 12:08:48) |
31. フル・モンティ
イギリスらしい映画ですねぇ。「カレンダー・ガールズ」みたいなことがあるからもし実話でも不思議じゃないところがイギリスってすごいわ。コメディなんだけど子供には絶対に見せられない大人のコメディをまじめに作ってるところも感心するけどロバート・カーライルにマジ脱ぎさせた監督はもっとすごいわ(笑)個人個人のサイドストーリーをうまく絡ませてラストに突入する展開は好きです。ストリップショーのその後がすっごい気になる~。 [DVD(字幕)] 8点(2008-04-12 09:54:17) |
32. 風が吹くとき
核爆弾の事について何も知らない人の所に核爆弾を落とされたら・・、、という話。「死の灰なんて見えないわよ」、「雨水を貯めとけば大丈夫だな」。何も知らなければ、こんな事を言ってしまうのは当然。核爆弾というものは全てを破壊し、環境も壊してしまう。原作の絵本の画はジルとヒルダの変化が克明に描かれているので映像で見るよりさらに怖い。哀しいラストですが、核爆弾を落とした為に、罪のない人が死んでいくのが一番怖い。原爆が主題、ということで避けられがちかと思うんですが、こういう映画があるという事をみんなに知ってもらいたい。 [ビデオ(吹替)] 8点(2006-12-11 22:42:40) |
33. カサンドラ・クロス
昔のパニック映画って言うのはほんと凄い。ラストも衝撃。電車の乗客1000人を細菌を完全隔離の為に殺してしまうCIAも衝撃。なんともいえないストーリーにものすごぃ余韻の残すエンド・クレジットにいやはや、これがジョルジ・パン・コスマトス(TV的にジョージ・P・コスマトス)の監督第三作ってのはかなりのやり手。。今と違ってミニチュアだからショボいというけれど、それは昔のパニック映画にケンカを売ってるような事だからそれをいっしゃぁオシマイよ。 [DVD(字幕)] 8点(2006-11-04 11:57:19) |
34. 悪党カシム
《ネタバレ》 題名を言い換えれば「カシム軍vsイギリス軍」みたいな。ってかイギリス軍殺されすぎですよー、いくら相手が悪党とかい言うてもテクニック等は勝ってなきゃー軍の意味ないでしょ。クライマックスの戦闘シーンはかなりの迫力に飲み込まれちゃったぁ。今でも十分通用するシーンだと思います。ただタバコのシーンはワロタ(笑)そらむせるわ。 8点(2004-10-13 17:29:37) |
35. 永遠の夢/ネス湖伝説
《ネタバレ》 ん~いいねぇ~。ぜひとも家族で見たい作品です。かなり内容もしっかりしているしうぉーーーってな感じだししっかりネッシー(?)も出てきます(笑)ほんわかなラストも結構好きっす。 8点(2004-09-08 14:11:01) |
36. リチャード三世(1995)
シェイクスピア映画独特のカメラ目線で独り言のように喋るシーンが印象的です。ストーリー的に残酷なシーンが多々あるけどイアン・マッケランがいい味出してました。ラスト10分は一瞬戦争映画と勘違いしてしまったべ(笑) 8点(2004-07-11 19:24:31) |
37. 小さな冒険者
なんかほんわ~かした逃亡者っぽいような~感じが。子供が主演なのでいい感じにできてます。日本語吹き替えでみたんだけど、山田康雄の声がめっちゃでてきました。。。変装しまくりですねー、はい。ラストもハッピ~エンドなので、子供が好きな人にはお勧めな作品です。っていうか、出てくる大人大人、逃げられすぎですw 8点(2004-05-30 15:23:03) |
38. オーメン(1976)
怖い。ダミアンの顔も怖い。グレゴリー・ペックの追い詰められたときの演技はよかったね。殺され方もなかなかのものだった。ただ首が切られれ殺されるところはちとビビった。ラストのダミアン少年が振り向いて笑うとこなんか怖すぎ。 8点(2004-01-30 13:45:59)(良:1票) |
39. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
なかなか楽しめました。ピーター・セラーズめちゃめちゃがんばってましたねw 8点(2003-12-03 20:11:14) |
40. プラトーン
トムベレンジャーの顔が怖かった。ウィレムデフォーは普通だった。オリバーストーンが実体験を映画化したということなので、よりリアルに描かれてたと思う。 8点(2003-10-04 15:25:17) |