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21.  Emma/エマ(1996)
エマの「財産のある女は、オールドミスになっても尊敬される」発言は爆笑もの。美しいコスチュームに身を包んだ彼女の道化ぶりを、高みの見物するのも一興かと。
7点(2004-02-28 10:10:26)
22.  その男ゾルバ
脳天気で楽天家のように見えるゾルバだが、彼のような生き方こそ、すなわち、喜びも悲しみも昇華させる術を知っている者こそ、真の勇者ではないかと思えた。事業に失敗したイギリス人も、ゾルバのような人間を受け入れる器量を持ち合わせていなかったら、「泣き女」のご厄介になっていたかも。私も見習ってみるか。それっ、チャッ、チャッ、チャッ(笑)。
8点(2004-02-26 18:24:48)
23.  眺めのいい部屋
「旅路の果ては恋人達の出会い」という、シェークスピアの名句そのままのストーリーだった。その地が花のフィレンツェであれば、言うことなし。部屋を替わる快い申し出といい、老姉妹の部屋に矢車草を心遣いする優しさといい、シシルにはお気の毒だが、エマソン父子と出会えたルーシーは、本当に幸せ者。この作品に巡り合えた私も、もちろん幸せ者である。 
9点(2004-02-26 16:17:55)(良:1票)
24.  エリザベス
極薄おマユが印象的で、とてもこの世のものとは思えない凄みのあるケイトの顔と、高尚すぎる内容では、怖気づきたくもなります...。
5点(2003-08-09 20:59:24)
25.  恋におちたシェイクスピア
暗く重厚になりがちなエリザベス朝を、テンポよくコミカルに仕上げている点で好感が持てた。生活臭までもが漂ってきそうな庶民生活の活気と、女王以下庶民に至るまで、演劇をこよなく愛する気持ちが否応でも伝わって来た。
7点(2003-07-31 19:05:26)
26.  ジャッカルの日
原作を読んだ後では大味に感じるが、それは仕方ない。主人公のエドワード・フォックスがどうしてもプロのスナイパーに見えなかった。どこにでもいそうな親近感を覚えるイギリス人といった感じで、オーラが漂っていない。彼ご愛用の端正な襟元のスカーフは、スナイパーのような悪漢だと見破られないための演出?私には、不自然で暑苦しく感じただけ。
5点(2003-07-31 18:52:48)
27.  ライアンの娘
日本公開当時、この宣伝看板を幾度となく目にした幼少の私は、「ライオンの娘」とは、すごい話に違いないと勘違いしていた。この作品で、アイルランド人特有の気性の激しさを納得し、海岸の美しさと荒々しさに目を見張り、そしてジョン・ミルズの演技に圧倒された。
8点(2003-07-31 17:41:12)
28.  オリエント急行殺人事件(1974)
この作品の出来にアガサ本人が満足し、女王はじめとする王族も絶賛したと報道されていたから、イギリス人にとってはこれが理想のポワロ像には違いないのだろうけど、私にとって彼の過剰演技は鼻につく。
7点(2003-07-23 15:54:54)
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