1. ラヴェンダーの咲く庭で
久しぶりに心がしみじみと癒される作品を見た気がします。イギリスの名女優2人のとても自然な名演技。ジュディ・デンチは意地悪な夫人の役もうまいけれども、この作品ではなんと可愛い事。恋というには微妙なそのナイーブな気持ちを見事に表現していました。 しっかり屋さんの雰囲気のマギー・スミスがまたステキです。あの下手くそなピアノのシーンには笑ってしまいました。(でもそんなに耳をふさがなくてもね~) 40年前には美人だった?家政婦の役の人もなんとも良い味を出しています。 そしてあのバイオリンのメロディーには本当に心癒されます。 コンサートのシーンの素晴らしい事。そしてラジオの前できちんと耳を傾けている村人のシーン がかぶさって、時代を感じさせるステキなシーンに仕上がってました。 癒されたい方にオススメの作品です。 [DVD(字幕)] 8点(2006-11-21 20:52:53)(良:1票) |
2. ネバーランド
前評判も良かったみたいだし、なんといってもジョニー・デップなので期待したのですが。・・・ 前半がかなり眠かった。・・・一緒に見に行った友人にそのことを言ったら不思議そうな感じだったのでやっぱり私って映画を見る目ないのかなあと思いましたが、このレビューを読んで私と同じような感想の人もいらっしゃるのでまずは一安心。 全体的にどこも悪くないんですよ。子役の演技は素晴らしいし。映像も音楽も綺麗だし。 でも感動は出来ませんでした。正直なところ。 この主人公の気持ちにストレートに入れなかったのが一番の原因です。 ジョニー・デップってなんかそういう役多いような気がする。演技は素晴らしいのですが。・・・ 6点(2005-03-05 00:32:30) |
3. SF巨大生物の島
ドラマはともかくとして、なんか人間関係が普通と違うなあという感じでした。普通、こういうチームには必ず裏切り者とか、巨大生物に食われてしまう悪人が登場するのですが、なんか妙に連帯感があるこのチーム。まあ一応海賊は登場したけど。 カニ鍋、ブイヤベース、チキンの丸焼きと、漂流生活にしては素晴らしいグルメ。 で、人類の為に研究してたって言われても・・・もうちょっとで殺されそうになってますから。 深く考えると納得できないので、考えずに見ましょう。 7点(2005-03-02 23:49:37) |
4. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
レビューを読むと評価が高いのできっと作品的には傑作なのでしょうが、私的にはあまり面白く無かったです。なぜ命を犠牲にしてまで証明する必要があるのか、私には理解不能でした。 罪を犯していない者が死刑になるということほどむごい事はありませんが、こんなやり方で証明して、根本的に意味があるのかなあと思ってしまいました。・・・ 6点(2005-02-16 20:03:04) |
5. ドラキュラ(1992)
この映画には思い出があります。ロードショーされてたときに有効期限ギリギリのペア券をもらって、一緒に行く人が誰もいなかったので仕方なくなぜか父と一緒に見に行ったのでした。 なんか親と一緒に見るようなジャンルの映画じゃないし、しらけた気分で見終わった記憶があるのですが、意外にも父は鑑賞後、「結局、あの女の子が好きだったんだなあ~」としみじみとつぶやいていました。別にそれから映画についてなんの感想も話すこともなく、映画館をあとにしました。 最近見直すと、キアヌとアンソニー・ホプキンスが出てるじゃないですか!なぜかこの二人の出演は全く覚えていなかったです。 私的にはオールドマンの演技は素晴らしいのですがキャラ的にミスキャストな感じがします。 もっと彫りの深い、洗練された凄みのある俳優を使うべきかなと。 ヴァン・ヘルシング教授は原作を読んでいないのでよくわからないのですが映画によってなぜか全然雰囲気が違いますね。・・・この作品ではちょっと影が薄いような気がします。 最後にウィノナが演じたミナは最高に素敵でした。 映像にも凝っているし、ロンドンでミナと若返った伯爵が出会う場面のシークエンスは気に入っています。ドラキュラ映画としては微妙な採点をつけたくなる作品ですね。 7点(2004-11-20 13:12:33) |
6. 吸血鬼ドラキュラ
最新作「ヴァン・ヘルシング」を見てヘルシング教授の名を再認識したのですが、こっちがやっぱり本家。理知的で冷静な教授に惚れてしまいました。 子供の頃に見たときはとにかく夜も眠れないほど怖かった記憶があるのですが、さすがに今見直すと結構笑ってしまうシーンもあり。地下室に隠れようと戻ってきたドラキュラが中に教授がいるのを見てぎゃ~と逃げたり、気絶したように見せかけて逆襲するヘルシング教授もお茶目。そしてカーテンに向かってジャ~ンプ!あんなに日光に弱いならさっさと昼間に退治しろよと思ってしまったのは私だけでしょうか。 でも外で旦那が見張ってるにもかかわらず奥さんの部屋に忍び込むドラキュラのシーンはなんともいえないエロティックな雰囲気も感じました。これは子供の頃には絶対味わえなかった感覚です。 8点(2004-09-28 20:35:16) |
7. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
確かに原作を読んでいないものとしては人物関係がよくわからなかった。シリウスがハリーの両親を殺した罪で投獄されているのはわかるのですが、あっという間にいい人になってしまうし。・・・今回は映像は楽しめたが、子供達が大きくなってしまった事もあって独特の可愛らしさが失われてしまってちょっと残念。でもやっぱり渋い表情だけど「いい人」のスネイプ先生が好きです。(今回はかなりかわいそう・・・) 6点(2004-07-17 00:13:18) |
8. トム・ジョーンズの華麗な冒険
狩のシーンが見事。 6点(2004-07-02 00:13:10) |
9. シンドバッド黄金の航海
皆様と同じくカーリー神像の踊りとチャンバラには感動しました。あと個人的に好きだったのは洞窟から現れる時のパッカパッカという軽快な蹄の後に続いて登場するケンタウロス(?)むさくるしいよお~。美女を殺さないで運んでいたので結構いいやつかと思いきや、最後にはすごい吠え声で羽の生えた猛獣(名前不明)と戦ってるし、どっちが悪役かわからなかったけど面白いからまあいいやという感じでしょうか。 シンドバッドがもうちょっと魅力的な方が良いかな。・・・ 6点(2004-05-25 21:40:45) |
10. シンドバッド虎の目大冒険
なにわ君さんに激しく同意。ミナトンの扱いがあまりにもかわいそうすぎる。!名前もカワイイし、船のオールこぎにはBGMも付いているのにもっと活躍させてやって欲しい。 「役目は終わった・・・」って。ひどすぎます。 「足りなかった!足りなかった!」と魔女が叫んだあとにカモメの足になっているところはかなり笑いました。 5点(2004-05-18 00:07:46)(笑:2票) |
11. 黒水仙(1947)
1946年の作品とは思えないぐらい映像のきれいな作品です。内容はあまり面白いストーリーとはいえないのですが。 ミスター・ディーンを演じたデヴィッド・ファーラーという俳優さんはあまり有名な作品に出演されていないのですが、この作品と数年後の同じ監督チームの文芸作品「女狐」という作品に出演していてなかなか渋くて素敵な人です。 この作品ではその渋い顔とは対照的な半ズボン姿がなんかちぐはぐで私的には面白かったです。 あのシスターのすさまじい嫉妬の気持ちからもわかるように、やっぱりミスター・ディーンはシスタークローダのことを愛していたのかなあとも思います。究極のプラトニック・ラブですね。 とにもかくにもあの映像の魔術師ジャック・カーディフ撮影の美しい映像と、デボラ・カーの清楚で気品溢れる気高い美しさに息をのむような作品です。 8点(2004-04-29 17:09:42) |
12. フレンジー
まさにヒッチコックの本領発揮ともいえる作品だと思う。「トパーズ」ではかなりこけたが、この作品でまた名誉挽回というところでしょうか。運の悪い男の悲劇と、残酷な殺人鬼、そしてブラック・ユーモア。 この作品もヒッチコックの作品の中では時を置いて繰り返し見たくなる作品のひとつです。 あの料理好きの奥さんの細長いパンをパキッと折るシーンと、ジャガイモの袋の中の死体の指をパキッと折るシーンが皮肉にからんでいるところなんか、思わず唸ってしまいました。 推理のカンは冴えている奥さんですが、料理のカンはかなり怪しいようです。警部が職場でガツガツランチを食べてるシーンがあとで生きてきます。・・・ 8点(2004-04-17 23:06:57)(良:2票) |
13. レ・ミゼラブル(1998)
《ネタバレ》 最初の司教の慈悲の心にまずかなり感動しました。普通の人には絶対に出来ない事だからです。1人の人間を根本から変えた行為ですね。 裁判で自分を名乗ったり、とにかく「慈悲」の心で人生をやり直したはずなのに、私も最後の彼の晴れ晴れとした微笑には違和感を感じてしまいました。映画だからハッピー・エンドでまとめたかったのかもしれませんが。・・・ それにしてもジェフリー・ラッシュの憎々しい演技は絶品です。 ユマ・サーマンの死に際の表情もすごいと思いました。 7点(2004-04-15 00:35:09) |
14. モンテ・クリスト伯(2002)
この長い物語を2時間あまりで映画化することはやはり無理があると思う。主人公に鬼気迫る復讐心のかたまりのような感じがあまり感じられず、あくまでもオーソドックスな復讐劇で終わってしまった感じがする。それにしてもガイ・ピアースは猿顔だと思った。 6点(2004-04-08 20:31:56) |
15. ロリータ(1962)
スー・リオンはともかくとして、私的にはジェームズ・メーソンはちょっとミスキャストに感じた。娘のような若い女の子にメロメロになってしまう男のいやらしさがあまり感じられないのだ。反してピーター・セラーズの怪演ぶりとシェリー・ウインタースの中年女の神経質な演技はなかなか。全体的に決して失敗作ではないけれど、特に心に残る事もない映画のような気がする。 6点(2004-03-24 21:42:49) |
16. 王子と踊子
DVDも出ていてマリリン・モンロー主演なのに誰もコメント書いてない。・・・私もちょっとロマンティック・コメディー風を期待したのですがあまり面白い映画とは言えなかったです。モンローは持ち味を発揮して素敵なのですが、ドレスがずっと同じ白いドレスなので自然と目がふくよかなおなかのあたりにいってしまいました。 全体的にあまり波がない映画で正直見てると飽きてきます。ローレンス・オリヴィエは役柄的にはピッタリなのですがやはりロマンティックな雰囲気に欠けてるような気がしました。 6点(2004-03-21 23:08:49)(良:1票) |
17. 秘密の花園(1993)
子供の頃に読んだ名作が見事に映像になって蘇った。そうそう、最初メアリーは心のひねくれたわがまま少女だったし、親切な若いメイドとその弟によってだんだん心が優しくなっていくんだったと思い出した。 屋敷の雰囲気、そして花園、周りの自然の感じも見事に映像化されていて素晴らしい作品だと思った。 話の筋は少し、「アルプスの少女ハイジ」に似てるところがありますよね。将来の三角関係がちょっと心配。・・・(いらぬお世話?) 8点(2004-03-15 21:12:23) |
18. ラブ・アクチュアリー
この映画、随分評価高いんですね~。私はうーん、普通でした。 英国首相役のヒュー・グラントとアメリカ大統領のビリー・ボブのキャラが嘘くさくて好きになれませんでした。あのエピソードは私的にはいただけません。 その他のエピソードは暖かくて良かったです。最後につながったりするのもおしゃれでした。 6点(2004-02-08 17:59:42) |
19. アルゴ探険隊の大冒険
あー。私は完全にハリーハウゼン病のようです。何度見ても時を置いてまた見たくなってくるあのぎこちない動き。怪獣と神々、勇者。うーん、名作です。! 9点(2003-11-26 23:51:45) |
20. 007/ロシアより愛をこめて
ダニエラ・ビアンキ扮するボンドガールはシリーズ中でも最高に綺麗ですね。綺麗なだけではなく、なんかとっても品があるし。ラストの方に着ている黄色の袖なしのブラウスとモスグリーンのタイトスカートの組み合わせは最高です。調べてみたらこの時彼女は21歳で、その後あまり有名な作品にも出ていないようですが。21歳にしては老けてるかな~。 8点(2003-11-05 20:46:12) |