1. インセプション
レイト・ショーで観賞。最近寝不足のため眠くなるかもという不安があったのだが、手に汗握る展開に、最初っから脳ミソ全開。眠るどころか、その日は深夜まで興奮状態が続き、かえって寝不足に輪をかけるはめに...。冷静に考えると、細部が雑というか、わざと説明不足にしているような気もしなくもない。もう一度観たくなる魅力的な作品であることは確か。ところで、同行した家内は隣で熟睡していた。こいつ、いつから寝ていたのか?帰り道、家内は映画の感想については一言も述べずに、その間に見た自分の夢を話し続けた。「デカプリが..」(←家内はディカプリオをいつもこう呼ぶ)「後頭部を見て謙さんだと思ったら...」(←家内は『ケン』という名前の人を全て『ケンさん』と呼ぶ。高倉健も、志村けんも皆『ケンさん』)「...振り向いたらなんとその人市川海老蔵だったの!」(←どうやら出掛ける直前まで観ていた結婚披露宴のテレビ中継が記憶にあったらしい...)「伊藤英明が出てきてね、加藤あいもいたのよね。そしたら...」(←おいおい。確かにスピーチしてたな伊藤英明...)「突然、海難事故発生のアナウンスが流れて...」(←始まる前に『海猿3』の予告やってたっけな...)家についてからも家内の話はしばし続いた。そして気がつくと家内はイビキをかき、ヨダレをたらして再び熟睡。私は例えようのない寂しさを感じつつ、おもむろに取り出したある物を..........クルクルクルクルクルクルクルクル....パタッ。私はその瞬間我に返ったのだった(涙) [映画館(字幕)] 8点(2010-07-31 12:23:57) |
2. アバター(2009)
隣に越して来た『映画好き』と名乗る旦那が「ジェームズ・キャメロンてどんな監督でしたっけ?」ときくので、「ほら、あの監督ですよ。『ピラニアの続編』と『人が考えた話を無断で引用して裁判で負けたSF』と『そのSFの続編』と『エイリアンを味付けを変えて上手に料理した続編』と『フランス映画のリメイク』を監督した人ですよ」と答えたら「ああ、じゃあ、あの船が沈む映画の...?」と思い出したようなので「そうそう。何度も映画化された実話のリメイクだけど味付けを変えてCG使ったら大ヒットしちゃったアレの監督ですよ」と答えたところ「ああ。わかりまた。ところで今度は何のリメイクですか?」とさらにきくので「エイリアン2+マトリックス+宮崎アニメです」と答えたら「じゃあ面白そうですね」と素直に楽しみにしてました。それだけです。 [映画館(字幕)] 6点(2010-03-20 17:03:07)(笑:1票) |
3. フレンジー
「マーニー」以降スランプに落ちたヒッチコックが久々に復活したといわれている秀作。地味だが、かつての傑作「見知らぬ乗客」や「ロープ」に匹敵するほどのスリラーとしての見応えは十分ある。しばらくの間「ラブリー、ラブリー」という不気味なセリフが耳から離れなかった。 [ビデオ(字幕)] 9点(2007-05-30 17:16:39)(良:1票) |
4. 恐竜100万年
どう観ても陳腐な話だが、特撮は当時にしては随分頑張っていたと思う。まともにコメントするような出来ではないにしても、それなりに楽しめるからいいかな。一つどーしても気になったのが、あのバ●息子の片割れの名前。「さかな」?????? [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-01 12:22:49) |
5. ターミネーター3
冒頭、ジョン・コナーを見て「え!」と思ったが、「まてよ、訳あって整形したのかな、うん、多分、ね....」と自分に言い聞かせたが、『中学の同級生.....』というセリフで......あきらめた(爆)。一番の失敗は、敵役がせっかく女性(の風貌)なのに、それが殆ど生かされていなかったこと(う~ん、この意味は男性諸君ならわかりますよね)。あとは「2」と似たような追いかけっこ。それでもアクションシーンは飽きずに楽しめたのでこの点数です。(それにしても、たまには敵サイボーグが複数で現れてもおかしくないのになぜ一体ずつなのか?次回「TERMINATORS」に期待(嘘)) 6点(2004-06-22 12:53:55) |
6. ジャガーノート
本当に色んな映画やドラマでパクられてますね、この「赤か青か」ってとこ(まてよ、「赤か緑か」だったかな?)。70年代にバリバリ活躍したリチャード・ハリスが渋くていいね(いや、「赤か白か」だったかな?)。当時量産された『パニック映画』と誤解されたのは不運でしたが(それとも...「赤か黄色か」だったかな?)。ずーっと後に「エレファント・マン」で見世物小屋の主人を見て「あっ!ジャガーノート、ジャガーノート」と興奮していたのは実は私です(まさか「赤か金色か」...んな訳無いか)。 8点(2004-06-02 12:47:39)(笑:2票) |
7. オリエント急行殺人事件(1974)
A・フィニーの変装ぶり、華麗なキャスティング、きらびやかな衣装やセットとこれだけあれば他に贅沢言っちゃダメ!ところで、私はA・フィニーが変装しているとは知らず、「ウルフェン」の彼を見て同姓同名の別人だと思い込んでました。 7点(2004-06-02 12:39:16) |
8. 小さな恋のメロディ
誰しも自分の初恋を思い出しちゃいそうな、かわいいお話です。でも単なるお子様映画じゃなく、ちゃぁ~んと作ってるなぁという印象でした。ビージーズの曲も素敵ですが、M・レスターとT・ハイドのかわいさが随分ポイント稼いでますよ。あー子供に戻りたい! 7点(2004-05-25 12:34:15) |
9. いつも2人で
現在・過去・未来と時間が飛び回る手法(←こんな表現で正しいのだろうか?)は珍しくありませんが、それがこれほどまでに効果を発揮した作品を未だ観たことがありません。笑いと切なさが交錯しあい、どんどん引き込まれていきます。いい映画だ。 8点(2004-05-18 19:15:28) |
10. エイリアン2
1作目のアイデアをこれほど巧く利用した続編は初めてでした。「1」あってこその「2」ですね。口の悪い人は「やどかり」のような作品だと評して....無いか(笑)。 [ビデオ(字幕)] 10点(2004-05-06 12:43:47) |
11. バリー・リンドン
《ネタバレ》 「映画は総合芸術である」という言葉は、この作品のためにあると言っても過言ではない。壮観な風景を鮮やかな色彩で絵画の如く捉えたそのカメラ、18世紀のヨーロッパ風俗をリアルに再現したその美術、衣装、穏やかなナレーションと共に淡々と進行する物語を流麗に演出する厳粛なその音楽、どれもこれも皆一級の芸術品である。中でも、本作品の為に開発されたという高性能レンズにより、自然光のみで映し出された映像は言葉では表現できない程美しい。しかし、この“完璧な美”の中で描かれる主人公の生き方に共感できる者は少ないだろう。七年戦争という騒乱の時代を背景に、己の欲望に流されながら“運”を掴もうとして落ちていく男の哀れな様は決して同情できるものではないからだ。だが、故郷を捨てた男レドモンド・バリーが本当に追い求めていたものは、地位でも、名誉でも、まして金でも無く、ただの“安住の地”だったのではないだろうか。いや、そうであって欲しい。そうでなければあまりにも哀しすぎる。「美しき者も醜き者も今は同じ全てあの世」それでも、この世にいる限り、心は美しくありたい。 [ビデオ(字幕)] 10点(2004-04-23 12:29:24) |
12. 炎のランナー
地味だけどいい映画です。あの頃、出演者の顔が皆同じに見えて苦労しました(笑)。モスクワ五輪ボイコット後の作品なので少し複雑な心境で観てたのを憶えてます。ヴァンゲリスのサントラは最高。今でも走ってる時に頭の中であの名曲がなってる(ちなみに戦ってる時は「ワルキューレの騎行」がなって...) 8点(2004-04-12 12:35:49) |
13. ニューヨーク1997
実はあまり好きじゃあない。多分カート・ラッセルがイマイチなんだろうなぁー。「ゴーストハンターズ」でも思ったけどカーペンターてアクション撮るのあまり旨くないよねぇ 6点(2004-04-03 16:19:12) |
14. フラッシュ・ゴードン
色調がくどくって、好きじゃあない。クィーンの曲は最高。「フレッシュ・ゴードン」の方が面白いかも(笑)。G・ルーカスだったらもっと面白くなってた?おっとマックス・フォン・シドーの悪役ぶりは見る価値有。 5点(2004-04-02 12:42:01) |
15. 勝利への脱出
《ネタバレ》 サッカーのユニフォームってすぐ脱げるのでいいですよね。これが野球だったら大変そう。ボタンついてるのもあるしぃ(笑) 7点(2004-04-01 12:39:09) |
16. エレファント・マン
初公開時には大変感動したのですが、その前後のD・リンチ作品を観るに連れどんどん印象が悪くなってきたのです。リンチはジョン・メリックを「man人間」ではなく「creature生き物」として捉えているような気がしてならないのです。 8点(2004-03-30 18:31:41) |
17. シャイニング(1980)
リアルタイムでキューブリック作品が観れる!ドキドキしながら緊張しっぱなしで画面を見つめていたのを覚えています。私にしては珍しく先に原作を読んでいたので多少イメージが違って損した思いはありますが、まぁこんなもんかな。J・ニコルソンは普通にしてても怖い顔なので変貌してもギャップが小さくイマイチ。S・デュヴァルにいたっては「あんたの顔の方がよっぽど怖い」なんて生意気なことを思ってたっけ。常に未来を予見した作品を作り続けたキューブリックは不運。「バリー・リンドン」の興行的失敗のおかげで、「エクソシスト」「オーメン」とブームになっていたオカルト映画を不本意ながら作る羽目になったものの、本作公開時には世は既にSF映画ブーム。次の「フルメタル・ジャケット」でも同じことが言える。後手にまわったキューブリックは.... 7点(2004-03-30 12:56:28) |
18. 007/ムーンレイカー
ま、まさかボンドまでSF映画ブームに便乗するとは思わなかった。全体的には名作パロディ集という感じもする。 6点(2004-03-11 12:34:30) |
19. 三銃士(1973)
リチャード・レスターの集大成(って言うほど観てないが..)。スラップスティックな内容とは対照的に剣劇(プッ、ふるぅーい言葉)シーンがリアル。一太刀振舞うたびに息を切らす姿になぜか感動したものさ。刺されりゃ真っ赤な血もでるしね。今こそ再評価を受けるべき! 9点(2004-03-08 18:56:25) |
20. ライアンの娘
D・リーンってこんなにテクニシャンだったかと驚かされました。迫力があるロケーション撮影の効果も十分出てるし、大自然を捉えたカメラも秀逸だし、3時間はあっという間(あ、いえ、正直に告白すると3日かけて観ました)。オスカーを獲ったJ・ミルズの演技も凄いが、クリストファー・ジョーンズがいいね。僕がロージーだったら....やっぱり...クラクラきちゃう。*一部不適切な発言があったことをお詫びいたします。 9点(2004-03-08 18:16:01) |