1. ミニミニ大作戦(2003)
全体的に無難に出来すぎている感じ。ベニスの強奪シーンやボートのチェイス・シーンでおおっと思ったが、そこまで。またオリジナルに比べてミニのユニークな走りっぷりがイマイチ。舞台設定やスピード感はさすがに現代的だが。 5点(2004-01-23 17:02:32) |
2. フレンジー
主演陣が貧弱ですが、ストーリーの良さがそれをカバーしている。主人公の奥さんを襲う時の犯人の性的変質者ぶりはさすがと言える物。 6点(2003-12-16 00:54:46) |
3. 三十九夜
オハコである列車を使う作品の中で「バルカン超特急」と並んで極上の物ですよね。リメイクのケネス・モア主演「三十九階段」でも忠実に描かれておりました。 8点(2003-12-16 00:26:49) |
4. 巌窟の野獣
冒頭、荒れ狂う海の中での船舶の難破シーン、寂しい海岸地帯の村の情景などにスリラー性を感じるが、ストーリーは平凡だと思った。チャールズ・ロートンの憎々しげな悪党ぶりには目を見張るが。 5点(2003-12-16 00:20:12) |
5. 第3逃亡者
非常に印象的なシーンがある。冒頭、取調室で倒れた被疑者を介抱するヒロインは終盤ホテルで倒れた犯人をも介抱する。この自然な行為は彼女のやさしい心根を強烈に象徴している。またそれは父親が警察署長であるという苦しい立場にありながらも、被疑者の逃亡と犯人探しに協力する姿に人間を信じようとする意思として表れているようだ。 5点(2003-12-16 00:13:37) |
6. 暗殺者の家
↓の意見にごもっとも。ただピーター・ローレの悪漢ぶりとラストの銃撃戦は見応えがある。 5点(2003-12-16 00:09:53) |
7. 殺人!
主役が素人探偵をつとめるミステリ物。殺人の動機が意外。刑の執行を待つ被疑者の女性の発した一言からだんだんと謎が解き明かされるが、その事を黙っていた女性の心根のやさしさに当時の時代性を感じる。 5点(2003-12-16 00:06:46) |
8. 間諜最後の日
犬が吠え立てるシーンは確かに目にも耳にも残りますね。その他空爆の音、パイプオルガンの音、戦闘機からの爆撃の音も。ピーター・ローレの味方なのか悪役なのか判らないミステリアスぶりも印象的。 5点(2003-12-15 23:57:42) |
9. バルカン超特急(1938)
大戦の風雲急を告げる時。ロンドンからの電話を奪い取るとクリケットの結果を気にする二人の紳士。また不倫でお忍び旅行の二人連れ。時代は本人たちの意思とは関係なく戦時の緊張した状況に巻き込んでいきます。 8点(2003-12-15 17:56:45) |
10. 第三の男
プロットや技法はもう既に語りつくされている通り。やはり圧巻はウィーン中央墓地でのラストシーン、あの長い並木道を歩いてくるアリダ・ヴァリの姿に我々観客は何を期待したのか? 10点(2003-12-15 17:37:41) |
11. ナイル殺人事件(1978)
ポアロが一同を集めての謎解きのスタイルは毎度ながら面白いです。ただいつも状況証拠がほとんどなのでその辺りが気になる所ではありますが。 7点(2003-12-15 16:19:28) |
12. 旅情(1955)
若い頃より爽やかなお色気を感じるK.ヘプバーンが好き。「ステーキが食べたくとも、ない時はラビオリを食べるべきだ」というロッサノ・ブラッツィのセリフが好き。 10点(2003-12-15 00:52:34) |